08/12/07 14:43:48
>>878
ようするに責任の取り方が中途半端に見えるんだと思う。
本当に「戦争は美化できるもんじゃない」「重要なのは個々の人間の幸せであって、国家は滅んでも良い」というなら、
まわりの期待を裏切ってでもさっくり引退するべきだった。
いっそのことアムリッツァで同盟軍が全滅していれば、その後の戦いはなく、2巻あたりで戦争が終わっていた。
同盟が滅んだ後ヤンがそのまま隠居していれば、流れる血はもっと少なくてすんだ。
逆に、民主共和を本気で愛し、護りたいなら、自分が独裁者になって手を汚す覚悟をしてでも、戦争指導に積極的に関わるべきだった。
いちばん優秀な人間が最大の責任を負うべき。
2巻でヤンが同盟のトップになり、戦略全体を動かせていたら、その後の戦いはまったく違っていたんだから。
この中途半端さが原因で、「彼はただ平和の到来を遅らせただけの戦争屋だ!」などと言われてしまう。
もちろん、現場にいないから言える無責任な発言だけどな。
ヤンがフラフラ迷う理由はよく判るよ。
ただ、「巨大な力にふさわしい責任をとっているか?」と考えると、
場当たり的な責任の取り方(目の前の敵を倒す)しかしてない。