08/12/09 23:43:37
「駝鳥」は昔の新潮文庫なら『笑うな』にある。最近の文庫選集ではどれか知らん。
この作品は発表当時評論家の間でも意見が割れて文芸誌・同人誌を問わず大激論が5、6年続いた。
つまりそれほど高度な文学性の作品な訳で、学校の教材などには元より不向きもいいとこ。
「駝鳥」のまともな論評がもし生徒に出来たらそれは早熟の稀有な文学的天才児ってこと。
そういう人はえてして夭折し伝説になる。あるいは幸薄い芸者と逃避行のすえ心中でやはり伝説に。
国語教員で教え子にそんなのが現れたら才能を潰さぬようくれぐれも注意するように。