10/01/29 18:17:22
別に煽るわけではないし、
共産主義者の暗喩としてのアレクニドなら
現実の世界でソ連との共存協和の理念もあったゆえ否定はしない。
「やせっぽち」と同盟を結んでいるのなら、なおさら共存は可能だろう。
でもブルース・スターリングや神林長平なら
相互理解不能な異生物同士の戦いとして永久戦争を描くに違いない。
ハインラインは、蜘蛛や蟻の暗喩を持ってきた以上、
知性ではなく脊髄反射や本能をもつ絶対生物との戦いを描くべきだったかもしれない。
でも「恒星間飛行をする種族が間抜けな訳ない(=知性あり)」であり、
知性があれば、和解も可能だろう。
・・・この矛盾が、道具ではなくプラズマ体液で宇宙戦艦と戦う蜘蛛として
バーホーベンの映画として結実したんだと思う。
あんなの論理的に考えれば、ふつう思いつかないよ