08/09/10 12:13:10
個人的見解以外に書き込む内容があるのか？
「愛に時間を」を執筆したハインラインの年齢から
推測して彼自身の性機能の減退や、人間にとっての「老い」
というものを実体験を基にして描いた作品だと思われるので
読者自身の年齢が読むにあたって大きく作用するものであることは間違いない
また、キリスト教的貞操道徳を徹底的に否定している点は
古き良きアメリカの代弁者のような主人公を描いてきた彼の作品を
愛する人々にも違和感を与えるかもしれない
（主人公も葛藤を覚えさせる形で、読者の葛藤を解決しようとしているが
それは完全に成功しているとは言い難い）
ともあれ、ハインラインという人物を単純な「アメリカ右翼」と評価することに
一石を投じる作品であるため、ファンであるならば必読の作品といえるだろう