今日読んだSF/FT/HRの感想 10冊目at SF
今日読んだSF/FT/HRの感想 10冊目 - 暇つぶし2ch450:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/06 18:11:35
デーモン・ナイトか、渋いなあ。

451:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/07 11:40:52
ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』(扶桑社文庫)

正に小説という形式でしか表現できない作品。
大変良かった。
主人公の知見が広がっていくと共に段々と読者が世界の有様を理解していくときの昂奮は、これぞSFと言いたくなるすばらしさ。
これは、ビジュアルの伴う映画・漫画・ゲームなどでは表現できない(しきれない)だろう。
また、物語のあちこちに仕掛けが施されており、とてもじゃないが一読しただけで全て理解することは適わない。
最後まで読み終えたらまた最初に戻って仕掛けを解きたくなる、そんな麻薬的な小説だと思った。

9点
(本当は10点にしたいんだけど、最後の最後に出てくるある場所の描写が、ちょっと俗っぽいというか、やや普通のSFっぽくしすぎに
感じたんで、-1点)



452:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/08 21:24:30
むしろゲーム化すると面白そう、とか思った俺。
Fallout3とかそんな感じなの?

453:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/08 23:59:38
あれは近未来系、エンジン・サマーは遠未来……とまではいかないが1000年後。

454:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 08:53:28
もういいよ 猿人様は

455:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 11:46:47
猿人様、読み進めてるけどいいょ。
これぞSFかどうかは何とも言えないけど

456:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 17:32:04
今までエンジン・サマーとハロー・サマー・グッドバイが重なっていた

457:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 00:42:08
エンジン・サマーとフィアサム・エンジンをごっちゃにしていた

458:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 00:43:11
最近のホットキーワード: エンジン、サマー

459:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 01:48:39
>>457
その二つは内容も似ている
ていうか明らかにフィアサムはエンジンのパクリ

460:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 09:27:05
エジソンはえらいひと

461:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 11:25:11
猿人様、最後感動した。泣けた
これぞSFって意味も分かったyo

462:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 17:46:28
>>446
量子真空はこのあいだ読んだが、1000ページ以上の旅の末に
問題があまり解決されてないのと、前振りで散々言及されていた
地獄級兵器がたいしたことなかったのでいろいろ拍子抜けしてしまった。
銀河北極の2倍くらいの長さだったらよかったな。

同じ頃に、マイケルクライトンの「NEXT」も読んだがなんか水増しされてるような印象。
もともとそういう作風なんだろうけど、ストーリーの本筋とあまり関係ないところに
あちこちひっぱり回されるのにちょっと辟易してしまう。
その意味ではやはり同時期に読んでいたベルヌの地底旅行が一番面白かった。

463:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/13 05:49:39
>>462
確かに、言い得て妙ですな。

ちなみに、
>ストーリーの本筋とあまり関係ないところに
>あちこちひっぱり回されるのにちょっと辟易してしまう。
ってなると、>>443のニール・スティーヴンスンなんてのは丸っきりダメになるのかな?

ニール・スティーヴンスンなんて脱線がメインみたいな作家だからさ。
(おまけに長いし)。

464:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/13 20:10:31
『くらやみの速さはどれくらい』

読んだ人 レス よろ

465:464
08/12/13 20:25:12
ゴメン 4年前のこのスレに外出してました

URLリンク(www2.atwiki.jp)

466:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/13 20:48:37
凄いな、三人が三人とも満点付けてる。
今月のハヤカワは買う本多いから、取り敢えず置いとこうと思ったが買うか。

467:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 22:44:55
くらやみ読んだ
もうこういうふう語りや物話ってだけでハードルはものすごく下がる
この一人称たまらん
で、作者の家族やらなにやら考えるといろいろ雑念はいるけど
読んでるあいだは面白いよ。文庫になったのですこしでも気になる人はぜひ読んで
「どれくらい」って邦題も素敵

468:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 22:57:50
とりあえず日本語でおk

469:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 23:19:44
「この人を見よ」 マイケル・ムアコック

タイムマシンで過去に飛んでキリストを見に行く話だが速攻で落ちが読めた
愚鈍な昔の人間にとっては電波気味の自閉症ヒッキーはさぞかし
神の使いに見えるんだろうな

5点

470:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/15 02:14:46
マイクル・ムアコックです。

471:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/15 20:49:04
カール・シュレイダー『太陽の中の太陽』



インテグラル・ツリーと宮崎駿風世界観のハイブリッドノベライズみたいな作品。

ラピュタの絵を参考に想像しながら読めば笑えるくらいちょうどいい。
キャラも宮崎キャラを借りてきたようなキャラばかりでニヤリ

冷徹でありながらツンデレな奥様がとてもGOOD
アメリカ版ライトノベルっつートコな作品。


悪くは無い。電車の中のお供にどうぞ。

7/10

472:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/15 22:18:19
宮崎駿風といえば、移動都市もよくそう聞くな。
ラピュタ好きの自分には溜まらん訳ですよ(´Д`;)ハァハァ

473:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/16 11:09:13
>悪くは無い。電車の中のお供にどうぞ。

俺もこんな印象だったな。ストーリーやキャラがありきたりなので
何となく感情移入できなかった。あと異世界的魅力と設定のSF度は
インテグラルツリーに遠く及ばない。
続きがあるそうだからそっちでいろいろ謎が明かされるんだろうと
いちおう期待してる。

474:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/16 23:42:38
最近の(でもないか?)アメリカSFって、なんか小説が下手とかじゃなくて「最初から上手く書く気が全くない、テンプレで十分」みたいのが
結構ある気がする。
下手でもいいから、頑張って書いてほしいんだが……。

475:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/17 12:51:59
いまさらだが「時間封鎖」
村上春樹かと思ったら、ちゃんとSFだった。気持ち良いなあ。
仕掛けが云々というより、読後感が若い頃に読んだSF、スターダンスとかに近い。

8/10 かな。

476:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/17 21:00:04
横レスかつスレ違い失礼、ナチ萌えの御仁はまだこのスレに居るか?
居たら、池田理代子の『ニーベルンクの指輪』を読む事をお勧めする。
死ぬほどぶったまげるから。

477:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/18 14:27:45
シェイボン Yiddish Policemen's Union
ヒューゴー・ネビュラ・ローカス三冠達成、コーエン兄弟による映画化決定と
今年、つか近年最大の話題作。早川ちゃんには高くて手が出せず、新潮社から翻訳予定。

イスラエルが48年の第一次中東戦争であっけなく崩壊、という架空歴史を背景に、
舞台はアラスカのユダヤ人都市。酒びたりの探偵が主人公のハードボイルド。
チャンドラー的な深く切れのある人間描写と、ロスマクのようなこんがらがった展開で、
ユダヤ人住民たちの絶望が明らかになっていく

現実世界ではイスラエル公用語のヘブライ語に駆逐される形でほぼ絶滅した、
中世ユダヤ人の言語「イディッシュ語」が英語に次ぐ言語として使われているという設定で、
イディッシュベースのオリジナルのスラングを作り出すという凝り様はすごい。
最近言語にこだわるSFが増えている中で、その最先端というか。
つかどうやって訳すのこれ。
日本じゃまったくうけそうにないんだが。

興味深い物語なんだが、SFとして期待してたら完全にミステリだった。7点

478:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/18 23:16:08
乙。面白そうだ
才人だよねシェイボン。かろやか。

479:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/19 15:30:31
『天空の秘宝』ウィリアム・C・ディーツ ハヤカワ文庫

バウンティ・ハンターの主人公が
全然強く感じられないのだが、、、

5点

480:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/22 11:27:49
くらやみの速さはどれくらい
思った以上に短い「以後」から結末に違和感を覚えた。
小説的にはそれまでが抜群に面白かったのにと感じるのは不謹慎なのかも
作者の子供が実際に自閉症だということで、色々と読めるとういうか
雑念が入って色々考えてしまう。作品の出来はどうなんだろう?
限りなく普通小説に近い印象に残る重い小説でした

481:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/22 12:32:47
昔ハードカバーで読んだ。賛否はあると思うが
狙った違和感じゃないかな。

若き女船長カイの作者とは思えない小説だよね。オヌヌメ

482:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/22 20:53:02
「くらやみ」は引き込まれたなあ。途中で止める事ができなかった。娯楽小説としても一級品だと思う。

483:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/22 21:07:23
神林 長平  『膚の下』



人造人間が自分とはなんぞやを自らに問い、悟りを得る過程を描いた作品。

ナノテクと人造人間、機械知性を生み出している割には人の営み、使う機械は、昭和の香り。

テクノロジーと人の営みの乖離がちょときつい


この作者の最近の作品は、人間とはなんぞやという考察の手段として、小説としての形態をとっているだけのよーな気がする。


人造人間はむさい男兵士なので途中から脳内で美少女兵士に変換。
とたんに脳内映像が華やかになり面白さup!。



話自体は深夜アニメレベル。


この作者好きなのでプラス1ポイント
神林好きなならどうぞ

7/10


484:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/22 21:26:34
死ね

485:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/23 01:31:41
器用だなぁ

486:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/24 18:12:33
ロボットとかが我、意識とは何かとか考える作品はまどろっこしいから嫌い
人間っぽくみえりゃプログラムでもなんでもいいよ

487:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/24 19:18:06
いや別にお前に読めとは誰も言ってねえし
いちいちお前の好みをひけらかさなくてもいいよ。ウザイから。

488:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/24 21:49:50
火浦 功の新作

489:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/25 00:30:29
んっっ?

490:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/25 18:33:44
『スロー・リバー』ニコラ・グリフィス

帰省中に電車/飛行機の中で読み始めたけど、淡々と読めるのですぐ読み終わった。
ネビュラ賞受賞、「SFに新たな風をもたらした」とあったので期待したのだが、
期待はちょっと裏切られた。
SFネタは端に置かれた、殆ど一般小説だが、普通に面白かった。

6/10、下水処理場での仕事の描写が楽しい。

491:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/25 22:43:18
新宿少年探偵団シリーズ 太田忠司

最初のころは現代の新宿を舞台にした少年少女対謎のマッドサイエンティストというジュブナイルだが
終盤から明かされる主人公たちの存在、黒幕の目的と結末に唖然

主人公たち、仇役全て黒幕の計画の駒にすぎなかった
そして黒幕もまた世界(宇宙)という巨大なシステムの歯車にすぎないという
冷徹なエンディングに慄然とする

492:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/25 22:54:51
>>491
んで、面白かったのかい
つまらなんだんかい!
ん?おらおら!

493:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/27 01:09:17
バビロニアウェーブ

リングワールドみたいな話を想像していたがもう少し地味だった。
だが引きは強く一気に読ませる。
宇宙のランデブーみたいなふいんきが好きな人にはオススメ。
8/10

494:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/27 02:45:18
>>492
辛気臭い話が好きな人にはぜひお勧め!

495:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 16:23:11
ナンシー・クレス「プロバビリティ・サン」  ハヤカワ文庫




前作の「プロバビリティ・ムーン」はスタトレの1エピソードみたいな感じだったが

続編である「プロバビリティ・サン」はなかなかええ感じ。



数学オタで適度にエリートな調整型性格の小佐が主人公

下手にその趣味が高じて、作戦を提案した為に、その責任者に任じられ、調査に

赴く事になり一癖も二癖もある天才達に振り回されながらも、

涙目になりながらまとめあげ、任務を遂行するという話。


黒人の美人読心キャラがエロエロです。



エイリアンと学者との意思疎通もなかなか良い感じでした。

数学的なネタは私には一切分からないのが残念ではある。



7・8/10

496:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 19:54:13
いちいち改行するなや

497:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 22:30:43
ちまちまと。んでまだ途中だが。
ちなみにたぶん再読だ全く覚えちゃいないがwガガ

クレージー・ユーモア―海外SF傑作選―/講談社文庫
あらためて、フレドリック・ブラウンこそが日本SFの直接の祖先説
「クレイジイ・プラセット」。
読んだうちではシェクリーの「不景気」だけ少しテイストが違う感じ。
まさに、奇妙な味としか。―と予断だが、この本と同時に発掘したのが
『ユーモアSF傑作選』(コバルト文庫www)こちらは国内の。
コバルトwwww

498:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 23:14:42
あー、予断→余談なwwごめスレ汚し
次はツツイ編の『人間みな病気』でも読もうwwww

499:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/01 21:38:39
日本語でおk

500:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/01 23:59:11
広瀬正「鏡の国のアリス」              2点
表題作の他に3短篇を収録。
この作家の代表作と言うてよい「マイナス・ゼロ」を読んだ時にも思うたのだが、
SF設定の面白さ(本作では左右真逆な鏡の世界)と小説としての魅力(本作では主人公の
青春恋愛談)の噛み合わせが巧くないのだ。
小松御大あたりはこの辺の緩急の使い方に抜群の技巧がある。
とにかく、鏡の原理を物理的に解説したくだりが長過ぎ、「売り」にしようとして逆にエンタメとして
大きな欠陥となってしまっている。
銭湯で2つの位相空間が交わり、異空間トラベルしてまうという面白アイデアで押せば、
SF小説としては十分、俺が担当していれば「三分の二のボリュームにして書き直して来い!」
と生原稿を叩き返していたやもしれぬ。
併録された3短篇に関しても軽く論評しておこう。
・「フォボスとディモス」
読後、シニカルなタイトルを実感させる作。
ただし、オチは見える(殺されたのが本物)、星新一先生ならSSでもっと巧く書き切るネタという
感がある。
・「遊覧バスは何を見た」
非SF。
漫画「三丁目の夕日」とか好きな向きにはたまらないノスタルジック、かつ、哀切なラストの作。
この作家は本当はこういう普通小説を書きたかったのではないか。
・「おねえさんはあそこに」
ちょっと泣かせるジュブナイル向きの作。だがその程度とも言い得る。
タイトルは「ハルオは宇宙人」とかした方が簡潔でわかり易いかと思う。

501:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/02 09:09:44
キチガイはスルーよろ

502:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/02 19:14:56
おk

503:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/02 22:32:49
スタニスワフ・レム「宇宙飛行士ピルクス物語」             6点
今年は後半にレムをよく読んだ(再読を含む)年だったという感がある。
本作は、ちょっと見から太平ヨン・シリーズや「宇宙創世記ロボットの旅」等のシニカルで
軽いタッチのレムワールドを想起すると外され、
むしろ三部作の如き、コテコテなハードSFの世界が各作品に凝縮された連作集となっている。
30年近くの年月を経て文庫化された本作の全話講評逝ってみよう!!
・「テスト」
主人公ピルクスのライバルとなってゆくかと思われた訓練生同期の秀才ビョルストが月に衝突して
あぼーんされてまう結末は正直言うて意外であった。
さすがにレムは生半可な訓練生ものは書かないのだなという感がある。
・「パトロール」
宇宙パトロールに出たピルクスの同僚アストロノーツが相次いで行方不明となる。
いよいよピルクスにも出動命令が下るのだった・・・
自由電荷による宇宙船スクリーンの故障というサイエンティフィックな謎解きまで、
エイリアンの襲撃、宇宙海賊等アホなSFオタが大好きなねたを次々と否定してゆくスタのスタンス
はすがすがしさえ感じさせる。
ここで俺は声を大にして言いたい「喪前(=アホなSFオタ)はアレステア・レナルズでも読んでろや」と(w
・「<アルバトロス>号」
豪華宇宙客船タイターンに乗船中のピルクスはアルバトロス号の遭難シーンに遭遇する。
ピルクスは全く活躍せず、一乗客として遭難の顛末を見届ける(最後の通信士の沈黙は
アルバトロス号乗員全滅を示唆していると思われ)という異色作。
冒頭に美人キャラが登場するも、本格的にピルクスと絡むでもなく即退場するのが、
いかにもストイックなスタらしい展開や。

504:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/02 22:34:12
・「テルミヌス」
科学怪談とでも称したい結末を迎える一編。
このエピにおける事実上の主役とも言えるロボットのテルミヌス破壊をピルクスが決裁するラスト
だが、ロボット好きなアジモフがこのねたを書いたとしたら
もっとハートウォーミングな救いがある展開になったのではないか。
そういう意味ではクールなスタのテーストが良く出ているという感はある。
・「条件反射」
英・加共同建設の月基地で2人の隊員が謎の死を遂げ、ピルクスと物理学者ラングナーが調査
に赴くというミステリ仕立ての面白さで読ませるエピ。
この辺から作風にユーモアもまぶされ、エンタメとしてより工夫もされて来ている感がある。
内部電圧の変動という「パトロール」と同様な科学的解決、しかし、細かい点の謎解きまではしない
のがスタらしくもある。人間の行動に100%の説明は不可能ってことか。
・「狩り」
月を舞台に、隕石の落下により狂った(?)オートマトン(名称セタウル)退治を描いたアクション
も豊富でスリリングな作。
ピルクスはセタウルを始末するが、仲間の誤射からピルクスを救ったのはセタウルだったという
シニカル、かつ、ウェスタン風のテーストな結末が印象深い。
・「事故」
探査活動中のロボット失踪事件の顛末を描く一篇。
解説にも言及されていることだが、アジモフとスタのロボット観の違いが良くわかる面白い作
である。果たして彼=アニエルが目指したのは何だったのか、
科学の進展にも欠かせぬ未知の領域へと挑むフロンティアスピリットがロボの精神(?)にも・・・
この答えはピルクス・シリーズ最終作となる「運命の女神」の結末にあるやに思う。
・「ピルクスの話」
人類以外のものと思われる幽霊宇宙船発見をスルーしてまうピクルス・・・
スルーに至るリアルな理由付けが妙に説得力に富み、これも読み応えがある小品に仕上がって
いる。

505:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/02 22:34:49
・「審問」
宇宙船事故に巻き込まれ審問されるピクルス・・・
ミステリ仕立てにするのであれば初っ端からカルダーをロボとばらしてしまう展開や、
ピクルスとクルー(人間とロボの混成チーム)の緊張関係がスリリングに
盛り上がったところで、ピクルスの回顧(手記)へと切り換える展開はエンタメとしてはどうか?
小難しい理屈が山積される後期レムの傾向が覗われる作でもあるが、
まだまだ娯楽ハードSFとして楽しめる面の方が多いのは良。
・「運命の女神」
火星での宇宙船着陸時の大事故の顛末を描いた作。
下船中のピルクスは偶然にこの事故調査に関連することになる。
人間(開発担当した元アストロノーツ)の神経症が伝染(?)ちゅーか、
コピー(?)されたCPの故障が原因と判明、問題の元アストロノーツは自殺という悲劇的な展開
となる。よく読めばトンデモな謎解きなのだが、巧みに理屈をこねて読ませるスタの手腕には敬服
せざるを得ないものあり。

506:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/02 22:35:13


     はいはいネタばらしね

以下スルーで


507:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/03 00:58:21
出来てないのはオマエだけだ馬鹿ガキ。

508:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/03 05:14:12
>>506
>>2

509:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/03 11:53:25
監督テレンス・グロス・主演ナスターシャ・キンスキー、ランディ・クエイド他「怪奇異星物体」 3点
コテコテでチープ感溢れるホラータッチのSFドラマで、意外にグロい描写は現代的ながら、
70年代というよりは60年代の「人喰いアミーバの恐怖」等の昔懐かしいB級映画風、
原作小説やノヴェラは存在せず(オリジナルのモノクロ映画はあり)、「見る」しかない作である。
メリケンの地方都市への留学経験等がある向きには、ローカル色が非常に良く発揮されている
のがわかるであろうが、これ以外に格別見るべき点が無い作とも言い得る。
(歳喰うてもナタキン萌えなら別だが)
まず、タイトルからしておかしい。邦題の「怪奇異星物体」は本編には登場せず(怪奇生物は
登場するが、異星から飛来したものとは確定されず、むしろ否定的な結末である)
原題の「THE DAY THE WORLD ENDED」も大袈裟に過ぎる感がある。
(描かれた物語はあくまで田舎町の騒動の範囲にとどまるため)
ストーリー的にも不可解な点は多く、超能力を持った母子が町の人々により追われ、
母は殺され、子供(少年)は虐殺のリーダーだった町医者に引き取られる。
そして少年の超能力により実体化した2次元の怪物が町の人々へのリベンジを開始・・・
これが謎解きだと思うが、町医者がこんな危ない子供(?)を養子にしてしまう展開が
説得力が無く不自然極まりない。

510:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/03 11:53:57
舞台設定から見て、存在に無理あるやもしれぬが、少年の能力に興味を抱いた科学者
(もち、マッドサイエンティスト)を養父とした方が自然でしょ。
少年が母の死に気付く前に怪物による連続殺人の発生する点の説明に関しても、
潜在意識ねたあたりで色を付けて欲しかったところだ。さすれば、
ナタキンの心理療法士という役どころも活きて来たかと思う。
ヒロインでありながら殆ど活躍しないナタキン扮する心理療法士が、少年をNYへ連れ帰るという
エンディングも、何の解決や展望も感じさせない不可思議なものとなっている。
劇中で少年の養父である町医者の台詞にある「偽の記憶」ねた等も絡め、
リドル・ストーリー的なオチにしても面白かったかもしれぬ。
以上、批判を積み重ねて来たものの、
単純、かつ、お気楽なSFオタ(高卒かDラン、Fランの大学生)には最適、かつ、適当な作かとは
思う(w

511:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/09 10:26:11
鈴木光司の「エッヂ」を読んでみた。
読みやすいので一気に読めるし、宇宙論や量子論と絡めてあって
最近興味を持っていたから面白く読めた。
ただラスト付近のオチは急にホラーじみて違和感を感じたし、
いつもの「背中を後押し」感覚はマンネリかな。
リング~ループを読んだときほどの衝撃はなかったな。

512:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/09 18:50:40
>>511
少し興味出たから調べたら単行本か
ホラー文庫まで待つか

513:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/10 08:39:44
J・G・バラード「クラッシュ」                    1点
「コカインバラード」は面白かったんだがこれはNGでしょ。
J・G自身が「過去のデザスター小説の流れにつらなる、現在のデザスター小説の地位を占める
はず」(序文)と書き、本作を「SF」認定し語るオタは多いが、俺が読む限りでは本作は
「SF作家がとち狂って書いた文学」という感がある。
(従って、本作をセクースをメーンテーマとメタファー(事故)に置いた観念的な純文学として
語るスタンスは有り得よう。ただし、捕らえられたグレイごっこをして喜んでいるような
アホなSFオタの手におえるかどうかだな(w )

スタニスワフ・レム「エデン」                   1点
惑星エデンに不時着した地球人クルーたちの異文明とのコンタクト、冒険を描いた
スタのファースト・コンタクトもの三部作の第1弾だが、ソラリスや無敵に比較すると相当に
落ちると言わざるを得ない。
エンタメ精神完全欠如な後年の「大失敗 フィアスコ」等とは異なり、
こなれた日本語(「棟梁」とかくだけ過ぎた表現も散見されるがこれは御愛敬か)のおかげも
あってか、読み易いのが唯一の取り柄か。
奇怪な造形のエデン星人(あくまで地球人基準で見た場合だが)の死骸描写等々、
理知的・合理的作風のわりには怪奇性を描くことにも長けたスタの特質は本作でも十二分に
発揮されており、本作では怪奇以上にグロな描写が目立つ感がある。
コミュニケーションを図るが、エデン人とのファーストコンタクトは失敗、
クルーは全員無事帰還という展開は、スタの現代文明批評の精神をどう読むかは別問題として
見せ場がないまま終わりかおとの批判も出ようか。
いずれにしろ、「スケスケスーツの美少女アストロノーツまだあ?」(クルーは全て男性)とか
「角がある宇宙怪獣出て来いや」とかのたもうているアホなSFオタには縁無き作であるのも
間違いはないかと思う(w

514:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/11 14:39:08
>>510
高卒で悪かったな。

2ちゃんなどのネットは学歴はおろか年齢さえも越えてコミュニケーションできる場なのに、
こういう奴がいるから、未だに2ちゃんは幼稚な連中の集まりだって言われるんたよ。

515:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/11 15:16:18
釣られてやるなよ

516:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/11 15:19:02
自作自演だろ、誰も引っかからないから

ということで以下はスルーで 

517:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/12 09:37:46
ウィリアム・ゴールドマン「プリンセス・ブライド」              4点
映画化もされた作ではあるが、これを読んでファンタジーオタが喜ぶとは思えない。
そもそも本作の意図も「そこ」にはなく、
この作者の他作(「マラソンマン」「マジック」「殺しの接吻」)の傾向、
あるいはシナリオ「明日に向かって撃て」のキャラ造型等を見ても、
とてもじゃないが、この作者がファンタジー好きとは思えないものがある。
アンチファンタジー派が笑みしながら読むファンタジーねたの物語、
これが正に本作の本質を突いているのではという感がある。

518:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 13:35:35
無視しろと言われてもこうまでしつこいといい加減ウザイな。
ここはお前がオナニーする場所じゃないっつーの。

519:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 15:25:17
うざいのはおまえの方だ。
みんなシカトしてんだから一人だけ騒ぐな。消えろ。

520:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 16:19:13
何調子に乗って仕切ってんのカスww
死ねば?このゴミカスがw

521:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 16:29:29
以上ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nEの自演でした。

522:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 16:43:46
今日は成人の日です

523:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 19:41:10
幼年期の終わり

524:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 19:48:11
ニュース見てると終わりとは思えんなw

525:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/12 22:46:32
>>519
専用ブラウザでNGにすればいいのにな
俺は既にしてる

526:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/13 02:30:15
ここはスルー力検定スレですか?

ナンシー・クレス『プロバビリティ・スペース』

カウフマンはマーベットと共に世界へ行こうとし、時を同じくしてアマンダ・カペロは
誘拐された父の追っ手から逃れるため、マーベットに会いに行こうとする。
前半はアマンダの地球-月-火星の逃避行が、後半はカウフマン一行の逃避行が見所。
単体としてはまあ面白かったんだけど、三部作完結の盛り上がりにはちょっと欠けるような。
ひとまずの区切りは付いたが、色々な謎は明かされ終い。
続編が欲しいが、書かないだろうなあ。

6/10、完結編としてはちょっと不満なので7-1=6で。

527:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/14 17:37:16
A storm of wings by M.John Harrison

サンリオ文庫『パステル都市』の続編。前作はオチを除けば普通のヒロイック・ファンタジーだったが、
(むしろ「普通」を生み出した作品、といった方が正しいけど)
こっちはかなり作風の違うガチニューウェイブ作品。
とにかく登場人物が軒並み気がくるっとるのがステキ。
おまけに世界自体も前作の結末の影響もあってかなり狂ってる上、
侵略してくる宇宙人まで気がくるっとる。
どうにもこうにも、なのだが、それでも狂人が狂人の手を引くつつヨタヨタと辿り着く結末が、
圧倒的なグノーシス的宇宙観と相俟ってとてつもなく美しい。

”Then the world stopped haunting him forever."




528:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/16 14:45:13
俺もプロバビリティ・スペース読了した。

第1作のプロバビリティ・ムーンは正直どうかと思ったが、このシリーズは
先に進むにつれて面白くなってくる感じ。後書きにも書いてあったけど
プロバビリティ・スペースでも大けがしたり死人まで出しながら頑張ったのに
残念無駄骨でしたみたいなパターンがある。普通なら、血のにじむ努力
が宇宙を救いました、みたいになるところが、そうはいかないのが妙なところ。
この著者の、こういうノリに慣れてくるとそれはそれで結構いけるというか、
まあ人生こんなもんなのかなとかね。
主役のカウフマンも子供嫌いで頭から無視したりと決して好人物じゃ
ないしエゴイスティックなところもある普通の人。
俺的には予想を裏切る変なところが高評価で10点中8点ってことで。

529:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 20:29:41
《イルミナティ》/ ロバート・シェイ、ロバート・A. ウィルスン

1 ピラミッドからのぞく目〈上・下〉
URLリンク(yuukarin.com) 7点

第1巻を分冊にする必要あったのかとは思ったけど
ピンチョン好きだし謀略スパイものノン?フィクションもすきなのでわくわくしながら
読みはじめたらテーマとプロットは手の込んだ冗談だしストーリもフザケすぎで、
マンガみたいに読み飛ばそうとしたのがギャグを理解するのに集中を途切らさずに
根気良く読んでかなきゃならなかったていう。
たとえばハインラインだったら作中突然マジ語りの演説が始まったりするのが
ウザがられたり(思想信条的に反対の立場の人には特に)するのが本三部作では
演説のシチュエイション(ここでか?ってとこで大真面目に)も内容(やたら難解っぽい)も
ギャグになってたり。

530:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 20:30:35

2 黄金の林檎
URLリンク(yuukarin.com) 7点

プロットも入り組んでる上シャッフルされてるのでちょっと気を抜くと誰が何してた話か
わからなくなってくるものの個々のストーリは滑稽で楽しい。しかし根負けして
途中で投げそうになったところにクトゥルーを出されたおかげで興味が繋がって
なんとか通読出来た。
他にSFネタではアトランティス滅亡(←が物語の発端)とか
超巨大単細胞知的生命体(←が完結篇のカギ)とかあるけどなんか自棄気味な感じ。
けっきょくイルミナティはあなたの中にあるのです(とは書いてない)ってことでしょ?

531:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 20:31:20

3 リヴァイアサン襲来
URLリンク(araimanamichan.com) 8点

あと潜水艦レイフ・エリクソン/ハグバード艦長(イタリア-ノルウェイハーフってメアリ・スティンバーゲン
かい)からノーティラス/キャプテン・ネモより「恋する潜水艦」を思い出した。
この人R.A.ラファティが作っただろみたいな。
それと悪ノリ的なタワゴトの羅列は’70年代ロックの延々続くインプロヴィゼイションみたいなもん?
そしてまた作中の演説内容に関しては冗談っぽいけど著者達の思想も反映されたり
してるんだろうか?
たとえばBLACK SABBATHのバンドイメージに関し、オーディエンスを脅かしてやろう
としただけのギミックだって言うOzzyの主張に対して、あれはリーダー的存在のIommi
じゃなくてベイシストの影響によるもので、そのGeezerが、
「あなたは黒魔術が趣味らしいですね?」と訊かれたインタヴューに
「それはパーソナルな質問なので答えられない」と返したので
余計疑われるようになったって話もあるし(それも英国人のユーモアっぽいけど)。

532:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 20:32:16
>>529-531
キモい死ね

533:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 23:20:15
抜いた

534:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/18 07:54:41
245 名前: 記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo [sage] 投稿日: 2009/01/16(金) 06:50:34 ID:X45Aq3bT
>>241 無理いってごめんなさい。
代わりに、おれの写メ送りますね。
暇だったら、似顔絵にしてください。
URLリンク(imepita.jp)


535:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/18 10:38:08
ロバート F. ヤング "Eridahn" 1983年未訳
白亜紀に飛んだしがないトラック野郎(タイムマシーンだけど)ジムは、
アロサウルスに追いかけられていた、どうみてもアメリカ人な少年少女を助ける。
地球に誘拐されてきた火星の王女と王子と名乗る彼らの話を聞いているうちに、
プテラノドンに乗った誘拐犯たちの来襲が始まって...

「タンポポ娘」や「ジョナサンと宇宙クジラ」で知られる作家の、数少ない長編の一つ。
よくあるタイムトラベルアドベンチャーかと思いきや、
かっこいい救出劇はすぐに終わり、
怪我した主人公が11歳のツンデレ姫に看病されるシーンが延々と続く。
会社の綺麗なお姉さんにずっと片思いしているなんてことを、
がきんちょに向かって話すアメリカンヒーローは何か変だ。

ロリと恐竜が好きならたまらん一冊かと。
白亜紀の森でキャンプファイヤーやってみたいぜ。
でもやっぱりこの作家はおかしい。伊藤さん新訳はまだですか
8点


536:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/18 10:44:18
>>527
ハリスンの英語は読みやすい?
既訳分みるかぎり平易な感じだけど、作風広そうな。
ヤングのは読みやすく短い、つか古き良き匂いがして、83年の作品とは思えない。

537:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/18 11:53:23
「ドイル傑作集2 北極星号の船長」   6点
この巻は怪奇小説集。では容赦無く講評逝ってみよう!!
・「銀の斧」
ファンタジックなタイトルだが、殺人事件が連続する凄惨な因縁話である。
最後にトンデモながら科学的な解決も示唆しているのは、
いかにも医学者サー・アーサーらしい面白さがある。
・「ヴェールの向こう」
よくある時を越えた因縁話だが、
やはりこの手のものはサーアーサー向きではないという感がある。
・「深き淵より」
サー・アーサーが得意とする海洋怪談の一編だが、これも「銀の斧」と同様に合理的な解決も
呈示されている点がおもろい。
主人公が聞いた
「霜の降る晩に、暖炉に投じられた柴木が発するような音、何かが折れるような、罅割れるような、
そんな音・・・」(194頁より)
てっきりラップ現象と思いきや・・・
・「いかにしてそれは起こったか」
最後のオチが効いている怪談S・S。悲劇なのだが、どこか洒落ており、
本邦で喩えれば星新一風テースト、サー・アーサーはこんなのも書いているのかという感がある。
・「火あそび」
晩年のサー・アーサーが熱中した降霊術ネタ。
派手な騒動に発展する展開で一気読みさせるが、なんと最早という感が強い。

538:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/18 11:54:12
・「ジョン・バリントン・カウルズ」
喩えではなく文字どおりのファム・ファタールねた。
サー・アーサーらしいトンデモ科学的解決も示して欲しいところだが、怪奇が怪奇のまま終わり、
勧善懲悪好きの読者にもウケない展開か。
・「寄生体」
B級SFホラーを想起させるようなタイトルやが、エスパーを巡る怪奇小説と見る方が実態に近い。
実際、60年代のモノクロ映画にでもありそうなホラーで、
「ジョン・バリトン・カウルズ」の敵役は妙齢の美女だったが、
本作では不細工で不具な中年女ゆえ恐怖感は高く、サスペンスフルである。
午後3時半のオチが実に効いている。

解説ではドイルと怪奇小説全般に関して綴られており、収録作品に関するコメントが少ない
(全く触れられていない作が多し)のが不満か。
前記した「ドイル傑作集4 陸の海賊」に収録されている「ブローカスの暴れん坊」のネタばれが
見受けられる点も感心しないものがある。
しかし、解説中に登場する「昇降機」という作を収録した5巻の発刊は一体いつになることか・・・

539:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/18 15:57:10
>>536ハリスンの英語
文章自体は簡潔だけど、ニューウェーブっぽい観念的な記述も多くて、
らくらく読み進められる、というタイプではないかな。
A storm of wingsに関しては、だけど。

540:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/24 20:24:47
護られし者

とりあえず海外で一冊で出てるんだから最初からまとめるなり、
上下分冊で一月の間に出すなりしてほしいなあ。
てか作者サイトっぽいとこ行ったけどイラストかっけえなあ。
こっちのイラストも割と好きだけど。特に3のやつが。

で、話の内容だけどとりあえず最終的にすっきりしたわ。
俺の愛する婆ちゃんがあんなことになったり死んじゃったやつらも多いけど、
皆の心に火がついて良かったねってなもんだ。
ヘタレくずだったゲアード君が格好良く見えてしまう不思議!

で、最後に神使様を先頭に軍隊がでてきて次回に続く。
これは魔物に対する軍隊なのかどうなのか。
まあ次回はこいつら中心に話書いてる途中らしいけど、期待してる。

541:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/24 22:15:54
>>540
もう 読んだのか
こちらは今日買って今から読む
地方なので 本屋で見たとき
おおっ と思ったわ
ハヤカワ文庫だしな

これがハヤカワ文庫のやり方
それにあちらのペーパーバックは
分厚いし 翻訳文はページ数が増える

542:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/24 22:58:09
>>541
確かに分厚くなるって話は聞いたことあるな。

なんというか読みやすいから早く読める本なんだよな。
ラノベ的な文でも話でもないのになぜか分からんが早く読める。
最近の早川ちゃんは厚いのばかり出してるから麻痺してるだけか?

とりあえず某作品で暴れたような○○厨が発狂しそうな展開がくるとだけ言っとこうか。

543:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/24 23:21:20
>>541
早川ちゃんとやれと言いたいッ!

544:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/24 23:33:16
サミュエル・R・ディレーニイ「バベル-17」       5点
俺は他板住人だが、SFにも一家言ある人物であることは喪前たちもよく承知のことかと思う。
そんな俺でも未読の古典というものは残っており、本作はそんな中の1冊である。
主人公は宇宙言語学のスペシャリストにして著名な詩人である東洋系の美人リドラ
(映像化は無いというか不可能な作かと思うが、今ならルーシー・リュ-か)
アホでスケベなSFオタなら「キター!!」というところであろうが、
意外に美形女性キャラという特色を活かした展開は少ない感あり。
インベーダーの破壊活動の際、必ずキャッチされる謎の通信バベル-17、
その正体は単なる暗号通信にあらず、特定の言語だと判明する。
言語が有する概念が脳内作用し、破壊活動へ誘発するという次第、
わかり難いが実に面白いアイデアではある。
宇宙でのバトルシップ等のスペースオぺラとしてのスパイスも効いているし、
グレッグと比較する声もあれど、むしろテッドちゃんやデイヴィッド・ブリン等を想起させる
霊体人区なんてギミックも登場して、当時としてはSF的サービスは満点、、
解説にもあるとおりラストがあっさりし過ぎ(作風らしい)な感もあれど、
この内容を邦訳換算で文庫300頁強に纏めたコンパクトな面白さは十分に評価に値するかと
思う。ネビュラ賞をアルジャーノンと争った作とのことだが、
SFの作品賞である以上、俺もこっちが受賞で正解だったと思う。
各人、心して読め!!

545:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/27 00:04:58
護られしもの

三冊読み終えたが三人の主人公がみんな悲惨な目にあいまくりだなぁ
アーレンの最終形態は実写にしたら格好良さげ

第2部は二人の神使の戦いのがメインかね

546:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 11:05:00
『アインシュタイン・セオリー』 マーク・アルパート ハヤカワ文庫NV

SFだけどNVで売られてる小説。ノンストップサスペンスだし
NVの方が売れるという判断だね。
NVカテゴリでにアインシュタインと書かれてるだけでうさんくさい…
やたら偶像視するとか、いろいろ…
と思ったので敬遠してたけど著者は現役サイエンスライターだと
言うので読んでみた。

アインシュタインは実は統一場理論を完成させていたが、その理論が持つ
恐るべき可能性に腰が引けて発表しなかったものの人類の未来のために
弟子達に託した云々みたいなストーリー。
基本的な4つの力のうち2つが知られていなかった段階で
アインシュタインが統一場理論を完成させられたはずないと良く
言われるけれど、そのあたりを現役の物理学者ヒロインにきっちり
突っ込ませるあたりがサイエンスライターの良心だね。
アインシュタインをやたら偶像視することもなく、アインシュタインの
奇妙に情に薄かったところが最終的にストーリーの重要な要になる。

肝心のストーリーの方は早い展開でずんずん読ませる。ところどころ
「え~このシチュエーションで生きのびますか」みたいなご都合主義的な
ところもちらちらあるけど結構楽しめましたよ?

10点中7点ってことで。

547:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 11:33:10
>>546
それ買おうか悩んでるんだけどSFッぽいのですか?
アクションか推理ショー的かなと思って買わずじまいですが…

548:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 12:18:03
>>547
>アインシュタインは実は統一場理論を完成させていた

ってあたりがSFなんだけど内容はアクション(サスペンス)だなー。
テロ対法で主人公がいきなり殺人者で薬中っつー汚名を着せられて
FBIから追われたり対テロ戦争の被害者が米国に強烈な復讐心を抱いてたりと
対テロ政策をこれでもかと皮肉ったようなところもあったな。
かなり頭に来てるんだね。

549:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 12:37:06
SFじゃないな、買わなくて正解だったかな

550:547
09/01/29 13:18:06
SFじゃないね、買わんで正解だったよ! まりがとう!

551:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/01/31 18:54:59
「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」 3点
洞爺湖サミットを宇宙怪獣ギララが襲う・・・
この方面にも詳しいSFオタなら、筒井堂原作の「日本以外全部沈没」の河崎実監督、
平成ウルトラシリーズでも最もSF色が濃い「ウルトラマンティガ」の右田昌万との共同脚本と聞けば
期待するものがあろうが、正直言うて、怪獣映画にもコメディにも徹しきれていない中途半端な
仕上がりが惜しまれる。
主演のナッキーとカズキの仮面ライダーコンビ(東スポ記者とキャメラマン)のビジュアル良で
かろうじて3点ゲットと言うたところか。

552:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/31 18:55:43
おまいら正解正解ってwwww

553:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/31 19:54:35
SFじゃなければ買わなくて正解っていうのもどうかと思うけどな

554:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/31 20:44:38
【自称元世界の支配者】記憶を失った男語録スレ

スレリンク(tubo板)l50


555:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 12:51:06
>>553
マジキチ

556:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 19:25:03
ミス住・・・やめろ! もう8年以上も住人から、否定されてるいるのに
まだやめられないのか! お前の書き込みは、鬱陶しいんだ、
会話になってねぇんだよ! お前の自己満足のせんずりなんだよ!

オナニーショーなんだよ! 2ちゃんねるでマスをかくのをやめろ!

マスターベーションなら、布団の中で、小倉優子でも岡本夏樹?でも
加藤なんとかとかいうジャリ番専門も小娘のことでも想像しながら、
ちんちんいじってろ、ブラウザーでNGワードにしてもごちゃごちゃ
出てきやがって、みんながみんな、実力で抗議に行かないと思ったら
おおまちがいだぞ!

557:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 20:40:43
コテなんだからあぼんしろ
そしてレスしないことだ

558:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 21:11:00
>>557
そいつはミステリ板でもM獣の現れるスレに同種のレスしている荒らしだよ。
もっと正確にいえば後から「アンチが荒らしであることが証明されたね」とレスするための布石。
無視しといたほうがいいよ。

559:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 21:14:26
「宇宙細胞」 黒葉雅人 1点

すげーつまらんかった。まず文章が致命的に下手すぎる。読み始めからなんか違和感感じてたけど
10ページぐらいめで確信に変わった。ろくに推敲もしないで思いのまま書きなぐったのか?
話の内容自体もよくあるC級映画から色々パクッてますって感じ。左腕が変形して戦うって寄生獣かよ。
敵との戦いが全く緊張感感じられないし、展開がムチャクチャ。特に主人公が退場してからの後の章は
ほとんど斜め読みだった。意味わからん。

560:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 22:29:52
>展開がムチャクチャ。
ここまでは同意。作者はアホ。
>特に主人公が退場してからの後の章はほとんど斜め読みだった。意味わからん。
これは同意できない。お前はアホ。

561:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/01 22:44:36
ハーイ>>560さんが解説してくれるそーですよー

562:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/02 00:58:49
アホな作品だとは思ったが、べつに解説がいるような本じゃないだろ。

563:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/02 18:07:13
559が頭悪そうってのは分かる。

564:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 01:31:44
必死だな

565:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 07:47:55
暗黒細胞 友成純一

この人「獣儀式」以外で面白い小説書いたことあるのか?

566:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 08:26:48
グレッグ・ベア『女王天使』

バイナリー・ミレニアム(100000000000)を控えた2023年、
ナノ技術やセラピー(人格矯正)技術が発達し、αケンタウリへむかった無人探査機からの報告が届こうとしていた。
高名な詩人による大量殺人にまつわる、変容した公安官、詩人の友人、潜脳学者、
そして自意識を持ち始めたAIの四人を描く。

セラピー拒否者に対する職業差別や、ヘルクラウンを用いて私刑を行う淘汰主義者、
ナノによる芸術、そしてセラピー技術の元となる意識理論、とその発展となる潜脳(映画『セル』のあれっぽいの)
など見所はたくさんあるのだが、結局何を言いたかったのか、ちとわからん。神林っぽい読後感。

まあ前半はキツかったけど、下巻からは一気に読ませたけどね。
6/10、表紙買いしたのだが、最近読んだ中では異色だったからおkかな。

567:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 12:57:18
>>566
> 神林っぽい読後感。

真面目な話、「神林っぽい」って何と読むの? 意味は?

568:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 13:10:27
神林(かんばやし)でしょ

569:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 13:15:24
え、ここSF板でしょ?
神林知らんヤツいるの?

570:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 13:24:43
誰?

571:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 14:03:12
知らんやつはSF板に書き込むなよ。
初心者スレにでも行け。

572:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 14:06:42
さすがに神林知らんのはひどいわ

573:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 14:18:56
10年ROMってろと言わざるを得ないね

574:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 14:20:20
神林長平を知らない奴にSF板を読む資格はない。

SFそのものと言って良いほどの最高の作家なんだから。

575:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 14:27:13
ふむん

576:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 17:47:57
神林長平、名前知ってるけど読んだことない。
絶賛されるほどいいんか。
翻訳もんしか読んでないからなあ。

577:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 19:47:13
最近の神林はちょっと冗長だなぁ

578:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 21:22:53
もぐりがいると聞いて飛んできました

579:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 21:50:54
アシモフや小松を知らんというのとあまり変わらん。

580:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 23:48:57
>>574
聞いたことなかったぜ!
いまwikiで作品のタイトルを見たけど、読む気がせんな

581:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/03 23:56:22
>>580
失せろ

582:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 00:07:43
すげー!
神林読んだことないやつがこの板にいたとはな…
逆にそいつのSF読書歴が知りたいわ

583:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 00:17:46
おれもしらんが

584:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 00:49:43
>>582
神林一冊しか読んだことないな。まったく合わなかった。
SFは翻訳物中心。
日本人では星小松筒井半村眉村他。

585:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 01:14:52
>>584
でその一冊って何?

586:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 01:57:03
あー分かった。
神林読んだことない・合わないヤツは
最近のSFについて来れないポンコツロートルか。納得。

587:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 01:59:30
神林知ってても読んだことない人ぐらいいて当然だと思うが

588:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 02:53:19
神林読んでないのは~、とか言っちゃう方がよほどロートルっぽいがなw

589:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 02:55:24
日本語でどうぞ。

590:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 03:12:24
まあ人それぞれだよな
俺は小松左京読んだことないし

591:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 03:14:34
途中から神林の狂信者がまぎれこんできてるな

592:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 03:20:22
今年になってから
高齋正や谷甲州を読みました。
まさかとは思いましたが
馬鹿にする人がいるかも知れないので感想はしなかったのですが
この様子だと どうやら正解だったようですね。

593:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 04:20:52
SFは基本的には輸入文化だから、輸入物しか読まない人がいるのはある意味当然。
まあ、輸入物しか受け付けないとかの話はSFに限らずどんなジャンルだってあるわけで。
音楽だと邦フォーク好きと洋フォーク好きの溝はかなり深かったりするよね。

594:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 04:28:48
いい加減 指摘しようよ スレチだと

他所でやれい。誰か感想書けい。

595:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 07:41:11
護られし者

エラントリスもそうだけど
最近のアメリカファンタジーってマーシャルアーツを取り入れるのが好きなの?
原題が物凄いネタばれ(原書の表紙もだがw)だったことに吹いた
とりあえず主人公と魔物との肉弾戦とか実写化したら面白いんじゃないかと思った

596:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 08:43:05
>>592
なんで?
書けばいいやん。

597:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 08:51:18
神林は昔から狂信者が憑いていることで有名。

一般のSF者には、「神林に触れない、神林について考えない、神林に言及しない」
という防護措置をお願いしたい。

598:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 08:52:53
神林をスルーしてきたってことは、25年ぐらい日本SFを読んでないに等しい

599:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 08:52:54
狂信者云々はともかく、
「知らない」はねえよ。

600:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 09:08:26
アシモフもハインラインも知らない奴はいまは珍しくない。


601:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 09:40:49
俺も神林は合わないな~
>>571-574の反応が凄く「神林っぽい」よ(w

>>595
護られし者は自分も読んだよ、ちょっと辛い展開だったね。
エラントリスは続き出るのかな?

602:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 10:44:42
>>598
俺は、25年くらいSF読んでるけど、神林は1冊もよんでないぞw
帯や書評から読みたいと思えなかったからスルーだな。
それでなくても積読が山とあるのに、SFだけ読んでるならともかく、とても初心者スレの本を全部とかそんな気にはなれんw

そんだけだと、アレなんで感想なんぞ。
神林スルーしておいてなんだが、近頃は比較的新しい日本のSF読んでる。野尻とか面白かった。
最近読んだのは、今更な感じだが、

「第六大陸1」と「2」 小川一水

最近、現実の科学技術が進んで難解になりすぎて、科学的なSFってのが書きづらい世の中になった気がしてるけど。
土木建設的なSFなら、技術的な瑣末にこだわらず、大きな話が味わえる。
まさにプロジェクトXのノリで非常に面白かった。
ただ、あの親子の人間ドラマもどきは不要な気がする。動機付けとしては、違和感が残った。
読みやすさと、恥ずかしげもなくいかにもと言うような「美少女」を出してくるあたりは好感が持てた。

7/10点

603:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 11:05:23
>>602
ここ二十年ラノベ読んできたんですね解ります

604:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 11:09:52
「神林に触れない、神林について考えない、神林に言及しない」

605:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 14:24:21
神林狂信者がこれからしばらく粘着しそうだな
くわばら、くわばら

606:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 14:44:05
そうやって煽るお前も悪いってことを自覚しろよ荒らし

607:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 15:54:28
神林を読んだことはなくてもよいけど
知らないのはもぐりといわれても仕方がないだろう。

608:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 15:56:31
神林を知らないってどうよ?という話が
いつのまにか 
読んだことないってどうよ?にすり替わってる件

SF板ってやっぱり馬鹿が多いの?

609:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 16:22:34
別にすり替わってはいない
知ってるけど読んでないという>>576みたいな人が出てきて
>>582>>586が反応して~っていうどっちにしてもスレ違いな流れだけど

610:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 16:59:40
オレが女王天使の感想を書いたばかりにこんなことに……スマヌ

611:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 17:50:04
>>610
ごめん、スマヌがスマタに見えた・・・

612:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 17:57:25
そしてスマタ信者が荒らしにやってくるんですね

613:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 18:27:35
571 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2009/02/03(火) 14:03:12
スマタ知らんやつはSF板に書き込むなよ。
風俗スレにでも行け。

572 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2009/02/03(火) 14:06:42
さすがにスマタ知らんのはひどいわ

573 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2009/02/03(火) 14:18:56
10年シコってろと言わざるを得ないね

574 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[] 投稿日:2009/02/03(火) 14:20:20
スマタを知らない奴にSF板を読む資格はない。

SFそのものと言って良いほどの最高のプレイなんだから。

576 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2009/02/03(火) 17:47:57
スマタ、やり方知ってるけどやったことない。
絶賛されるほどいいんか。

577 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2009/02/03(火) 19:47:13
最近のスマタはちょっと延長だなぁ

614:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 20:16:55
>>613
さっさと刺身の上にタンポポを乗せる仕事に戻るんだ!

615:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/04 23:12:13
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  もう刺身の上にたんぽぽを延々と置き続ける仕事はいやだお…
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /

616:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/05 06:04:29
おれは荒れる話は嫌いだ。ティム・パワーズの話をしよう

"Drawing of the Dark" 1968年未訳 9点
スレイマン大帝下のオスマン帝国がヨーロッパ侵攻をはじめた中世が舞台
やさぐれ無職、元傭兵の主人公は、ヴェニスで怪しい老人に出会い、
ウィーンの酒場の用心棒として雇われる
妙な化け物たちに遭遇しつつもなんとかウィーンにたどり着いた主人公は、
西洋と東洋の運命をかけた闘いに巻き込まれる

パワーズのデビュー作。ファンタジーのオールタイムベストにも選ばれる大傑作
ラブクラフトを思わせる妖しい雰囲気の序盤から、剣と魔法の物語になだれ込む
特に剣の描写は圧倒的で、このレベルの作家は隆慶一郎くらいしか思いつかない
包囲下のウィーンで繰り広げられる、アーサー王vs安徳天皇の決闘がしびれるぜ

最近訳されないが、現役では最高のファンタジー作家だと思う
近作の冷戦クトゥルーものとかも訳してくれんかなあ

617:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/05 11:00:08
>>616
どんなもんかと思ってamazonチェックしたら、2000年に買っていた……
しかし発掘できず……

618:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/05 11:05:25
ティム・パワーズはアヌビスの門がリクエストで復刊されたりして
それなりに知ってる人は知ってるんだろうけど、ここんとこ翻訳
出ないね。日本のファンタジー読みには受けないだろうという
判断かな。

619:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/05 15:05:49
改変歴史ものが多いからな
西洋史に詳しくない日本人には楽しめないと思われてるのかも。

620:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 01:06:15
おおっ、タイムリーだな
ティム・パワーズ読んでみようかなと思ってたところだぜ

621:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/02/08 10:04:32
広瀬正「タイムマシンのつくり方」                 4点
最近のレスを読んでいる限りでは、SF魂を忘れ去ったかのような呆けた連中が増えて来ている
ようだが、カンフル剤足り得る作品集の堂々たる復刊である。
多数の短編とSSを収録、全話講評は過不足無く的確な筒井堂の解説に譲りたい。
本の構成に関しては、やや申し述べたいことあり、
(1)タイムトラベルものを十八番とする作者の作品集とはいえ、
オタ好みで読み難い「ザ・タイムマシン」「Once Upon A Time Machine」を冒頭に持って来たのは
どんなものであろうか。
もっとストレートでわかり易い作を最初の方に収録し、この2作は「付録『時の門』を開く」の前あたり
に収めれば読書の並びとしてはベストだったかと思う。
(2)(1)に関係するが、翻訳権や頁数の関係もあろうが、「付録・・」を収録するのであれば
論考対象であるハインラインの「時の門」も付録の付録として収録すればベリーべストであった。
巻末の筒井堂解説中の捕捉だけでは、まだまだわかり難いものあり。
(3)発表年代順に拘っているわけではないようだし、(SF処女作は本書12番目に収録されている
未来における下駄(これがオチ)に関する考証の面白さを描いたSS「もの」である)
短編とSSは分けて構成するべきであった。この方が読み易い。
各人、心して読め!

622:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 12:47:19
ウエルズの宇宙戦争をものすごい久々に読んだよ
なんか忘れてたこと多いな

火星人のマシンが結構大砲で倒されてることとか、熱線が見えない設定だったこととか・・・
映画みたいに全然歯が立たない上にマシンからはレーザーが目に見えて飛んでくるって
記憶してたけど違ってたw むしろ最初に大砲でやられてからマシンが一層地球人殺戮の
度合いが強くなってるのはあれですが。

感想…古くさい話だけどおもしろいよなあ。ま、いろいろ書くような話でもないし面白い、でいいよね。
もちろん「未来の人間の裏返しとしての火星人」とか「未来の戦争を予測したもの」とかいろいろに
読める部分があるわけだけど、それはそれでw

しかし火星人は地球に来てどうするつもりだったのか
マシン使って占領しても重力変えなきゃまともに動けないんだよね・・・


623:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 12:55:32
> しかし火星人は地球に来てどうするつもりだったのか

「透明人間」の主人公と同じで、何も考えてないんじゃないか?
ウェルズの登場人物で後先のことまで考えている奴なんてほとんどいないような。

624:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 13:16:15
火星の赤い草の話もよくわからんのよね

625:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 13:43:12
>>622
> しかし火星人は地球に来てどうするつもりだったのか

楽しく暮らす

> マシン使って占領しても重力変えなきゃまともに動けないんだよね・・・

動ける

626:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/08 14:44:16
ごめんおもしろくないよ・・・

627:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/12 21:29:11
>>622
人間の血液取ってるような描写がなかったっけ。
人間家畜化して酪農でも始めるつもりだったのかなあ。


628:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/12 21:38:56
『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』
『スペースマシン』
を読むと、そのあたりに関するSF作家たちの考察がわかる。

629:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/12 21:42:52
口が退化してるんで動物の体液を摂取するしか栄養をとる方法がない、みたいなこと書いてなかったっけ?

630:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/12 21:46:31
水差してすまんが、
スレリンク(sf板)
月は無慈悲な夜の女王大賞、〆切り近いので投票よろしく。

631:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/13 15:01:23
ハヤカワ文庫の「護られし者」シリーズ読破

外で事を致してはいけないよ、と二人に言いたくなった


632:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/13 17:21:13
ビッチな母に反発して賢明に育った娘が輪姦されたとこで凹んだ(w
3人ともかわいそ過ぎる・・・

633:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/13 20:18:33
「アンドロメダ病原体」

CSでスコット兄弟のアンドロメダストレインやるのでその予習と復習のため
読んだが、やっぱりクライトンでは一番好きな作品だ。未知の生命を解明するために
特別な施設に入って謎を研究する、それだけのシンプルなストーリーだけど
後期の作品に見られるような余計な枝葉があまりなく、減菌と分析の描写に
終始しているのが心地よい。

634:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/14 07:26:18
『凶鳥〈フッケバイン〉ヒトラー最終指令』
角川文庫//佐藤大輔


読み終えるまで2ヶ月近くかかってしまった
途中で飽きてしばらく放置してしまった
そういう作品だった

3/10点

635:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/15 15:46:15
護られし者三巻
突然のレイポーの意味がわからん?
物語り的に必要だったかアレ?

636:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 09:48:57
『招魔効果』(神林長平短篇集『我語りて世界あり』)

この短編は書かれている世界の設定が判れば
面白く読める。最初は苦労した。

637:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 13:56:59
基本的に気に入った本じゃなければ感想なんて書かないよね?

638:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 13:58:03
別にそうでもないよ

639:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 15:34:28
つまらなくて腹立ったときも書きたくなるなあ。
要するに、自分の感情を他人に発信したくなったときだから、
常にプラスってわけでもない。

640:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 15:36:25
嫌いな奴を殴るのにエネルギーを使う奴と、
好きな奴に抱きつくのにエネルギーを使う奴、
人それぞれ。

641:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 16:56:53
誰か上田早夕里の「火星ダークバラード」読んだ人いる?小松左京賞とってるぽいけど。どんな感じかな。
そういえば今度Jコレからも新刊が出るみたいだが。

642:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 17:10:09
>>637
まさか


643:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 17:49:48
>641
なんか単行本版と文庫版だと全然内容が違ってて、文庫版はなかなかいいらしい。

644:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 18:08:34
>>643
さんきゅう。せっかく文庫化してあるから買ってみようかな…。

645:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 19:53:36
文庫版はなかなか良いって、何だそれw そういうこと有るんだな

646:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 20:22:52
確か文庫の方は大幅改訂してあるから、単行本とはかなり違うみたいなんだよ。

647:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/17 21:44:08
両方読んだ俺が通りますよ

ハードカバーと文庫は中盤まであらかた同じスジなんだけど、後半からの展開が全く違う
ほぼ完全に別ルートのエンディングが見られる
ちょっとイイ話を読みたければハードカバー
個人的には文庫おすすめ
登場人物全員にきちんと始末がついててグッときた
文庫の方が若干ビター

あと文庫「獣舟・魚舟」に収録の中編は文庫版の過去譚
あわせて読むと色々とおいしい

648:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/18 00:39:20
おれはハードカバー版しか読んでないけど、凡庸すぎてつまらなかった。
改稿したくもなるだろうな、あれは。

文庫版も買うしかないのか。うー

649:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/18 18:33:29
初版のやつは、新人の作というよりは
「この道云十年のベテランが惰性で書いた」っぽい上手さだった。

650:ルキッフ ◆LENNE.G352
09/02/21 01:07:53 BE:696034229-2BP(893)
『くらやみの速さはどれくらい』 エリザベス・ムーン

21世紀の「アルジャーノンに花束を」と賞賛される本作を、20世紀の「アルジャーノンに花束を」と同日に購入。
先にこちらを読み終えたので感想を書いてみる。

まず、読み終えた時の読後感を一言で表すなら「冗長な佳作」、これに尽きる。
21章を後半それ以前を前半とした二章仕立ての短編作品にしても良かったのではないかと思えるくらいにドラマの起伏が少ない。

20章まで、ルウ視点で延々と彼を取り巻く世界が語られるが、これがただ慣用句やスラングにツッコミを入れたり、
相手の心情が掴めない事を自分で再確認したりの繰り返しで途中から飽きてくる。
大体、相手の心情・表情を慮れずに失敗する事やまくし立てられて焦って喋れなくなる事、
隠語を解せずそのままの意味で覚え込んでしまう事などは自閉症患者だけの特徴では無く健常者でも十分経験する事なので、
いくらそんな事例を羅列した所でルウを自閉症として特徴付けるに至らないように思う。
そう、結局主人公が自閉症に見えないんだな。
解説でやんわり「自閉症じゃなくてアスペルガーの範疇ですね」と訂正されているが、
それすら当を得てなくて、個人的には「時折キョドる、口べたな頭のいいオッサン」にしか見えない。
そして、そんな普通のオッサンが劇中で病人として扱われたり苦しんだりする流れに
作者の願望やらミスリードやらを感じてしまい、どうしても後味の悪さが残ってしまう。

21章以降は面白かった、
知性を再構築していく描写や、トムのお見舞い、ルウの選んだ道、元ルウの疑問「くらやみの速さ」に対する新ルウの返答。
これらの要素に程よくカタルシスを含みつつ、変に尾を引かずスッパリ終わる爽快感が良い。

ほんと、短編だったら良かったのに。


651:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 01:14:43
コテハンのアホは死ぬか名無しになってくださいね

652:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 01:21:09
コテハン叩きやめろや

653:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 03:39:04
感想は人それぞれだからむやみに叩くのはやめようや。

654:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 04:48:30
そうだな、ゴスッ!

655:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/02/21 14:49:34
眉村卓「司政官 全短編」   4~5点       
早速だが大好評につき全話講評逝ってみよう!!
・「長い暁」
司政官制度創設時期のエピ。
タイトルは良しだが、秘境冒険もの風な作ながら
主人公の司政官は勿論、ロボを含めて全員帰還、
原始的なヒューマノイド型の星人(地球人より小柄)とのエンカウンターということもあってか、
SFとしての興趣も薄く、長いだけでいまいち盛り上がりを欠くまま終わる作という感が強い。
・「照り返しの丘」
司政官創設初期のエピ。
ロボット=Sテルセアとの遭遇を描いたスリリングな一編。
司政官が任期による仕事の限界を痛感するラストが印象的。
(12年しないと森(Sテルセアたちの不可侵領域)に入ることさえ出来ず、本格的な交渉・調査は
不可能と判明、結局、後に残るロボット官僚に任せるしかないという結論)
・「炎と花びら」
女性経験が浅い(無い?)司政官の植物星人(真性サルル二ア)との疑似恋愛的交流を描いた作。
この恋(?)は文字どおり花となって散る・・・
限界効用というマイクロ経済学のタームが正確に使用されている点に経済学部出身らしい作者
らしさを感じさせるものがある。
まあ、一応読ませるが、どうってことない作とも言い得る。
・「扉のひらくとき」
文中にも「グレイスはそんな意味でいったのではないかも知れない」とあるとおり、
シゲイに「行くなよ」と言うて欲しかっただけなのかも。
本作の司政官はかなりナイーブで人間臭い感あり。

656:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/02/21 14:50:17
・「遥かなる真昼」
通称ブタガエルなネオギア登場。この強烈な存在感で漫画みたいな話を興味深く読ませるもの
としている。
・「遺跡の風」
滅亡したタユネインの先住民の幽霊と言われるものの正体が謎のまま終わるのはミステリファンと
してはおおいに不満だが、創設から半世紀を経て定着した司政官制度下における司政官、
巡察官、待命司政官(候補生、しかし本作に登場する問題児トマスの正体は速成の巡察官任官
予定者)これに幽霊に怯える植民者たちが絡んだ、官僚機構批判を感じさせる人間ドラマは
なかなかに読み応えがあるものであった。
・「限界のヤヌス」
植民星ガンガゼンでの叛乱を描いた作。
既に70年程度を経て司政官制度が綻びを見せて来た時代が舞台だけに、
司政官側、植民者側、原住者側三者の思惑が絡んだ葛藤が非常にスリリングに描かれる。

657:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 14:50:31
コテハンのアホは死ぬか名無しになってくださいね

658:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 17:24:40
はやかーのSF全集「日本のSF古典篇」読んだけど、微妙なセレクションだったな
なんか「怪奇探偵小説集」って感じ

ヨコジョンが文庫でやった「集成」のようなSFらしいSF作品が少ない上に最後にゃ「山月記」とか
「猿ヶ島」まで。
まあ「古典」としてどういうものを入れるべきか、解説でもいろいろ書いてるし、けっこう難しいのは
わかるけどさあ。なっていうかもっとSF全集に入れるにふさわしいものなかったんかなとも思ったよ
春浪あたりが皆無なのもあれだし。

そんな中でこれは、って思ったのが直木三十五「ロボットとベッドの重量」か。タイトルが落ちっぽいけどw

659:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/21 23:59:45
>>657
なぜコテハンを叩く?

660:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/02/22 13:07:51
手塚治虫「火の鳥 未来編」                         8点
心から推せるSFは少ないが、アーサーの幼年期、スタニスワフのソラリス、小松御大の果しなき
と並んで、初学者にも文句無く推せるのは本作を始めとする火の鳥シリーズである。
(ただし、全作がSFとは言い得ない)
遂に未完に終わったこのシリーズだが、おそらく火の鳥が何度目かの人類の誕生を見届け、
期待と共に地球を後にするという本作のラストこそ、シリーズ全体のフィナーレを飾るものとして
予定されていたものであろうかと思う。
このラストを始め、進化ならぬ神化(?)したマサトがコスモゾーン化した昔の愛人ムーピーの
タマミと共に火の鳥に吸収され、自身もコスモゾーン化するクライマックス等は、
アホ丸出しなSFオタならウインドーを開け放って、
「火の鳥萌え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
(「火の鳥」ゆえ「燃え」と「萌え」の掛詞と思われ)
と絶叫するやもしれぬ感興ものである。

661:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/22 13:18:28
コテハンのアホは死ぬか名無しになってくださいね

662:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/22 14:38:27
 ヘ\∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧//
<                                            >
< 火の鳥萌えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! >
<                                             >
 //∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ヘ
  |┃
  |┃            __
  |┃    ガラッ     イ´;;;;;;;;;;;;`ゝ、
  |┃ 三      / /  :;;;;::::::{{ \
  |┃       /_/、ヽ    ヽΥへ_
  |┃      [____|_|__ミス住__|_|___]
  |┃ 三    ( .∴)^<ロロロロロロフ^  .)
  |┃   ハァハァ (  J u ヘnmmノlu ) フゥフゥ
  |┃        ヽ___`u^U`‐-J' ノヽ.
  |┃ 三   /              \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄"  y           r、  ヽ
゙⊂二、,ノ─-‐'´|  ゚       ゚   .| l"  |


663:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/22 17:55:57
662についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:386番)

664:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/03 01:20:37
深海のイールをよんだ
コンタクトとあまりかわない内容
一番きになったのは作者の写真だった

665:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 10:27:05
『エッジ』鈴木光司

ブックオフで買って読んだんだが……酷すぎる。
MMRレベル、角川ホラー文庫で出てたのならまだ許せるが。
こりゃ話題にもならない訳だ。作者も落ちたもんだな。

666:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 12:18:21
そういわれると読みたくなるぜ
買ってこよっと

667:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 13:48:26
鈴木さんはもう枯れてるでしょ。
リングの印税で腑抜けになったんじゃね?

668:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 14:35:39
ループすら読んでねっすわ。

669:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 21:55:35
一冊もよんでねえわ

670:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/04 23:25:28
つまらないという感想も書きたいけど
最近はつまらないと投げちゃうんだよね

671:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/05 00:13:08
人生に残された時間は限られてるからな。
フルに読書に使ったとしてもとてもじゃないが駄作に割いてる時間なんかない。

672:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/05 14:10:07
『老人と宇宙』ジョン・スコルジー

良かった。ちょい先日に読んだ「戦いの子」は少年の冒険譚だったが、こちらは青年の昇進話か。
友情やら愛情やら罪の感情やらも良い感じにちりばめてあって、うまいなと素直に感心する。

しかし
> 「タキオン!」「お大事に」
のジョークはツボった。7/10、次巻も読んでみるか。

673:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/06 16:31:37
2巻にガメラが出るぞ
君の想像とは違う形で

674:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/06 16:32:42
『航路』コニー・ウィリス

読みやすい文体だが、ストーリーとは直接関係のない描写が多く時間がかかるな、悪くはないのだけど。

自分が被検体となってからと、それが終わるまではちょっとドキドキしながら読んだが、
NDEの結果がアレだというのはちょっと弱い。
治療薬を作れるかも知れないという程度ではね。

人の話をちゃんと聴ける人間が登場しないというのも微妙、なんか意味あったのか?

5/10、『スロー・リバー』の方が面白かった。しかしなぜこれが「SF読!」一位に?

675:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/06 17:28:37
>>674
>人の話をちゃんと聴ける人間が登場しないというのも微妙

コニー・ウィリスの小説はみんなそうだからそういうもんだ。

676:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/06 21:10:56
その辺はアメリカのソープオペラのノリだと思いながら読んだなあ。

677:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/07 00:54:07
で、あのゴキブリ男が出てくるのが、フォースオペラ

678:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/07 11:39:25
『航路』は徹夜で上下読み通したくらい読んでる最中は
はまったんだが、読後思い返してみるといろいろと粗が
目立つんだよ。人の話を聞かない上にいまいち
リアリティのないキャラクタとかね。それでも必死になって
読んでしまった不思議な小説。

679:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/07 11:55:55
『遠すぎた星 老人と宇宙2』ジョン・スコルジー

スコルジーは良質の書き手だなあ、安定して楽しめる。

老人とはまた違った訓練編や、前作よりは宇宙戦争での政治的な面が描写されて嬉しい。
裏に潜む陰謀もデカいしね。

>>673
かなり意表を突いたガメラだったw 介錯やら前作のゴジラやら、結構小ネタ多いよなw
こういうホモサピエンス・コスモーノーティスちっくなの好きなんだよな。
ゴースト部隊の統合は、連接脳派やアシユール人を思い出す。

7/10、これも次作の翻訳が待ち遠しい。

>>676
ナルホド

680:ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE
09/03/07 16:37:01
チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン「不思議の国のアリス」(角川文庫版)        5点
この板の住人がこの名作(?)を読む場合は、元祖SF野郎とも言い得る福島正実訳、
星新一作品(角川文庫)でおなじみ和田誠がイラストを担当したこのバージョンが最適である。
いずれも人語を解す白兎、チェシャ猫、三月兎、グリフォン、亀もどき、
そしてハートの女王をはじめとしたトランプ人間等々、見方によっては百鬼夜行が跋扈する
不思議の国での少女アリスの冒険を描いたトンデモファンタジーと読んでおけばOKだが、
繰り返される英語による言葉遊び、ジョーク等は、日本人には楽しむのは無理であろう。
解説にも記されたとおり、作者ドジスンは本作のモデルであり、
本作執筆の契機となったアリス・リデル(13歳)にマジで求婚し、
アリスの両親からは疎んじられたというドジスンならぬ真性DQNでもある。
アホなねらーはこんな点にシンパシーを抱くやもしれぬ。
ただし、彼奴は、ラグビー校からオックスフォード大へ進学、カレッジの数学と論理学の
プロフェッサーを勤めたスーパーエリートだった点は、心しておけ。
ブックオフの100円コーナーで買った早川文庫を読み耽りながら、チキンラーメンをパクついて
いるようなオタとは住む世界が違ったのである(w


681:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/08 00:36:34
反逆者の月3・上下
ダハク大好き、続編出て欲しい

682:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/08 12:39:01
『ドリームマシン』クリストファー・プリースト 創元SF文庫
 6点

原題は、「A DREAM OF WESSEX(ウェセックスの夢)」
棺のような神経催眠投射器に複数の人間が入って、共通の
未来世界の夢を見る。夢の未来社会からさまざまなデータを
持ち帰って、現実世界の未来社会設計に役立てるという研究
に従事する男女の物語。

描かれる世界が、イギリスの未来社会で、細かい描写が続くが、
現代イギリスにうとい自分には、ピンと来なかった。

後半、主人公の女性が嫌う、エゴむきだしの昔の恋人が投射に参加
するあたりから、おもしろくなる。
知らぬ間に、投射世界が別のものにすりかわっている部分の描写は
さすがプリースト。
夢と現実の境目がはっきりしており、ディックなどの作品ほど、わか
りにくくはない。より激しい現実崩壊感を求める人には物足りないか
もしれないが。
夢のウェセックスは、海辺の波乗りなど、牧歌的なリゾート地として描か
れているが、あまり魅力的な土地とは感じられない。田舎育ちの自分には、
リゾート地の自然体験は、癒しが得られず、ゲームと同じような娯楽に
よる短期的なストレス解消としか思えない。

ウェセックスの情景描写がながながと続く前半を、退屈せずに読めれば
いいが、かなりしんどい。恋愛小説的な描写も、長すぎて退屈さを高め
る要素になっている。
読むのに1ヶ月以上もかかった。



 

683:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/10 19:19:02
『アッチェレランド』 (海外SFノヴェルズ)
チャールズ・ストロス

読了すた。仕事の行き帰りにしか本は読まないから
時間がかかっちまったぜ。
ざっくり言うとイーガンをポップにした感じ、ってとこ。
それにチャールズ・ストロスなりの政治経済の考察が
入ったりする。
第2部で主人公マンフレッド・マックスが(昔で言う)データ
ゴーグルを盗まれてアホになるくだりは面白かったというか、
いかにもプログラマ経験者らし発想だね。CUIから
コンピュータを使ってきた人間には、コンピュータが人知を
拡大する脳につながったツールという実感を1度は持ったこと
があると思うんだが、そんな雰囲気が良く出てる。

通しのプロットは分厚い割に単純。宇宙論的広がりを予感させ
つつ元妻との和解ネタでハッピーエンド? となるラストには
ガッカリする人もいそうだけどイギリスらしいといえばイギリスらしい
落ちじゃないのかな。
ギブスンの鮮烈×クラークの思弁というキャッチコピーは…まあいいか。
ラストのどこの誰だか分からん知ったか厨の解説は最悪。

個人敵には楽しめたので10点中8点、ラストの解説は-5点でトータル3点だな。

684:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/10 19:50:43
-5とか言ってやるなw せめて-3程度。

685:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 08:38:39
解説はほとんど見ないなあ。
ハアハアか知ったかアジが多いから

686:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 09:13:31
つうか、群を抜いてひどいぞ。よっぽどページ切り取ろうかと思った。

687:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 10:26:42
誰かと思って調べたら小飼弾かよw
IT業界では名の知れたエンジニアなんだぜ。

688:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 10:42:46
俺もいちおう現役園児neerだが知らんな、そんな奴。

689:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 10:45:42
ググってみた。

『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』 扶桑社
『弾言-成功する人生とバランスシートの使い方』アスペクト

どっちかってと色物系ライターじゃねーの

690:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 11:14:09
ホリエモン人脈か。うーん。

691:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 12:20:45
大金持ちで好き勝手やってる人なんで、一発当てて大金持ちに
なりたい人達のアイドルになってる人だお。

692:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 14:24:44
誰だったか、SFが読みたい2009の個人個人のお勧めランキングのコーナーで
最近の解説はクソほどもつまらんと喝破してた人がいて笑った覚えがあるなw

693:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 15:22:42
まあなんだ。
PerlとJavaScriptをこちょこちょしただけでエンジニア面されてモナ。

694:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/11 21:55:45
モントークプロジェクト
10点

あらすじだけでお腹いっぱい

695:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/14 19:58:21
『悪魔物語・運命の卵』 ブルガーコフ 岩波文庫

1920年代、ソビエト連邦でのお話。

悪魔物語-マッチ工場をクビになった男が、自分をクビにした新任上司を追ってモスクワを右往左往する。
主人公の行動は、夢の中の逃走よろしく思う様にいかない。
喜劇的と言っても良いのかもしれない展開だが、それ以上に風刺的な小説なので、悲劇的な結末が待っている。

運命の卵-生物学者が偶然に生命力・繁殖力を強める赤い光線を発見する。
赤色光線を折からの食糧危機に利用しようと焦る実業家めいた(本来、共産主義の国にいるはず無いんだがw)
野心家の男と官僚主義的手違いによって、ロシアの大地を巨大化したアナコンダやワニが埋め尽くすことになる。
道具立ては、SFだが「悪魔物語」同様風刺小説の色合いが強い。しかし、不条理感は少なめ。

風刺的な意味を全て実感できるはずも無いだろう事が少し残念な気もするが、
独特の雰囲気を楽しめる人にはお勧め。

7点/10

この本は、ブクオフ(300円)で買ってきたのだが意外と面白かったので、『巨匠とマルガリータ』(2800円)を新品で衝動買いしてしまった。

696:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/14 20:11:57
> 悪魔物語・運命の卵

名前に引かれて自分もブコフで買ったけど、読んでなかったなあ
しかも実家に置いてきたから読めんし

697:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/15 18:22:15
「小松左京ショートショート集」
こんなに大量にショートショートを書いていたとは知らなかった。
「11人いる」なんてタイトルのもある。

「時間エージェント」小松左京
時間パトロールものだけど、なにかあるとすぐに同僚のマリを裸にして
イチャイチャしてるって印象。江戸時代にいったときは、服装も時代に
忠実であるべきだ、といって着物をめくってパンティを脱がそうとしたり。
解説の星新一は小松左京さんはこんなにすごいんですよすごいん
ですよとヨイショしすぎ。最後に「・・・さらに日本沈没の続編にとり
くんでいるのである」と書いていたが、このとき続編が完成するのに
21世紀までかかると予想してただろうか。

698:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/15 20:59:42
>>697
「時間エージェント」はモンキー・パンチが漫画化したやつも
結構面白かったよ

699:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 01:10:46
昔はお色気を標準装備しないと喜ばれないような空気があったのかねぇ?

700:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 01:43:23
>>699
掲載誌の問題じゃないかな。
短編は、いわゆる「官能小説」が主力な中間小説誌に
掲載されることが多かったから

701:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 08:46:07
>>697
生前は星さんに褒められるっていうのは短編の人にとってはステータスだったからな。

702:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 22:02:08
虚無回廊の続編は何世紀に出ますか?

703:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/19 20:31:29
ラゴスを再読した。半日で一気に。ほぼ20年ぶりか。面白かった。いじょ

704:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/19 22:42:03
筒井康隆全集4 
よく考えたら、時をかける少女を1度も読んだことがないので借りてきた。
もっと長い小説だと思っていたので、2段組とはいえ50ページは予想外の短さだった。
初出は中学生向けの学習雑誌連載だからそんなものですか。
全集4のほかの作品もほとんどが学習雑誌の連載で、悪夢の真相、時をかける少女、
闇につげる声などは中2、中3コースに連載してた作品。これらはまだトラブルに
巻きこまれた主人公達が悩んだりしながら成長する初々しい姿を描いているのだが・・・

高1、高2コースに連載の白いペン・赤いボタン、超能力・ア・ゴーゴー、デラックス狂詩曲
暗いピンクの未来 になると、主人公の「オレ」もふてぶてしくなり、特殊な装置や超能力を手
にいれて、金を稼いで大金持になり、美少女をゲットするとか、そんな話ばかりになってて
ちょっと笑った。

705:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/20 21:11:59
『暗黒太陽の目覚め』林譲治

「ウチュウハンザイソシキどらごんぱーてぃー(笑)」とか怖い年増方とかAADDの原型だな。
謎解き要素もあるけど、その解決の仕方がちょっとあっさりしてたり、
驚愕のカジェットが結局ろくな働きしなかったこととか、ちょっと気になる。
巻末の設定イラストレーション集とか嬉しいけどね。

5/10、実に林譲治らしいけど、アピールポイントに欠けているため-1

706:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/21 04:21:14
スキズマトリックス 読了
イーガン読んでから読んだせいか
結構読みやすかった

707:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/21 15:08:16
だんだんカラッポになってきたッ!

708:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/22 22:04:59
そろそろ蝿の女王読もうかな

709:名無しのオプ
09/03/24 00:14:53
感興ものである

710:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 04:12:42
『ベガーズ・イン・スペイン』

「ダンシング・オン・エア」が一番良かったかな
別にエンジェルにKOされた訳でなく

不眠者は長編で読みたかった

711:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 06:41:05
表題作にしちゃったってことは無眠人長編版出す気ないのかね。
3冊とも面白いのにな。中篇版って面白くなりそうなとこで終わってるもんな

712:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 08:33:07
>>710
「戦争と芸術」とか一発ネタとしちゃおもしろいんだが、訳をなんとかしてくれ、だな。

713:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 14:33:43
自分はプロバビリティシリーズも面白いと思ったけど
確かにこの人の短編は面白いね。

714:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 17:17:00
他にもいい短編がいっぱいあるぞ
「進化」「彼方には輝く星星」「オレンジの値段」なんかは入ると思ったがなあ。
他の文庫にも入ってるのを再録するのは
やめてほしかった(ダンシングオン・・・、眠る犬)
初訳作品ももっと多くても良かったのにと思ったが
これは予算をケチったのかなw
この本が売れて次のも出るといいね

715:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 01:08:33
ラノベですまんが。

『ブギーポップ・ミッシング/ペパーミントの魔術師』上遠野浩平

厨房の時に一回読んで、その時は単純に「イイハナシダナー」と思ってたんだが、今読み返すとこれは、創作という行為に
関する小説であり、作者の創作行為・フィクション作品に対する意思表明だったんだなー。
当時の自分の読めてなさに愕然としたわw
漫画家漫画とか小説家小説ってのは大抵面白いけど、これもそれだったんだなー、と。
永遠の中2病・永遠の若書きというのがこの作者の味だと思うが、それが最もいい形で表れているのはやっぱこの作品
だと思う。

8/10

716:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 09:00:52
創作は脳内を文章にして人様に晒すんだ。どうしても厨ニ病成分は要るんだと思う。

717:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 23:10:15
そういや『戦闘妖精・雪風』も中二っぽいな。
続編はすっかり変わっちまって残念だ。

718:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/30 21:20:11
早く出撃しろよ!と思い続けながら読んだ>続編

719:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/03 21:25:30
鉄のエルフ

三部作の一作目の2分冊の前篇。
今のところ特筆すべきところが何もない凡作
ただ高編を読んでみないと最終的な評価は下せないと思い点数はつけない

720:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/03 21:29:04
『残酷号事件』上遠野浩平

今回は事件と言うよりヒーロー物だなあ、
と思っていたら一応落ちはついた。
ただ、ヒーロー物としては『稲妻6』の方が泥臭くて好き。
あと、今作からイラストレーターが悪魔絵師じゃなくなってる。
線画は兎も角CG絵は格好良い。

6/10点

721:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/03 23:37:59
鉄のエルフは面白かったけど
まんま皇国の守護者だった。

722:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/03 23:46:01
ベガーズインスペイン読んだ
普通に表題作が一番面白かった。
長編版とちょっと違ってたね。ジェニファーがチョイ役すぎて不満。
やっぱり長編出せ。ジェニファ不足だ

723:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/03 23:52:28
>>721 テメレア戦記読んでる?なければお勧め。

724:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 00:00:40
いや…テメレア戦記面白そうだけど、ハードカバーだから読んでないや。
せっかく勧められたから読んでみようかな。

725:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 00:11:09
ああいう擬似的な戦記ものは
漫画の方が傑作多いと思う。
テメレア戦記、私には喋る馬とどう違うんだとツッコミたくなっただけだった。

726:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 00:16:38
>>721
皇国の守護者に世界を滅ぼそうとする魔女王なんかでてこねえよ

727:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 01:57:02
主人公がトラ(のような野獣)を連れてる。
基本銃が主武器。
部隊は寄せ集めの新設。

誰も一から十まで似てるなんて言ってないよ。
一から九までは似てるけど。

728:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 02:43:12
アホか

729:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 02:45:59
インディアンみたいなエルフもどきの原住民女のお説教がうぜー

730:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 03:00:19
>>728アホはてめえだろ。
非を認めて土下座して謝罪しろやカス。

731:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 03:08:41
仮面ライダー 1971-1973
和智正喜
エンターブレイン刊

仮面ライダーの公式二次創作としては長期連載でgdgdになってしまったライスピを超えている
TV本編のショッカー幹部の作品内での設定がなかなか秀逸
ショッカーの真の目的・最強の敵アポロの秘密・戦いを重ね人を超えた何かへと変貌を始める主人公など
完結編の流星 1973 は神々との戦い・序章といった趣あり

孤高のヒーロー仮面ライダー本郷猛の戦いに刮目せよ

7点(ヒーロー物が好きな人なら9点はいく)

732:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 03:39:35
そっか、漫画でも有りなんだねここ。
真面目に書いたら真面目に対応してくれるかな?

733:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 04:04:43
んな訳ないだろ、漫画って何の話しだよ

734:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 06:21:55
まじめな子をいじめちゃだめだよお

735:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 08:50:45
罵倒語の引き出ししかないのが紛れ込んだか

736:735
09/04/04 09:06:16
誤爆しました

737:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 10:41:05
邪悪の種子 バリントン・J・ベイリー
SFマガジン・ベイリー追悼特集号に掲載の短編

亀と虫を合体させたような不老長寿のエイリアンとその力を求めるマッドな人間との
恐ろしく壮大なタイムスケールの鬼ごっこが笑える
オチは割と直球

人が滅ぶほどの遠未来の地球の支配者になる種族があれってのもおもしろい

738:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 14:52:40
ベイリー聖衣と禅銃と回帰しか読んだことねえや
復刊してくれないかな他のも

739:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/04 18:37:13
真人類の設定が電波っぽくて良かった>流星

740:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/07 02:26:12
山本弘「アイの物語」
圧倒された
ヤバイこいつただのロリコンじゃねぇ

741:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/07 09:00:20
つまり・・・凄いロリコンなのか・・・

742:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/07 18:53:41
ゴイスーなコンロリ

743:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/07 20:31:36
ハードコアロリコンなんだな。

744:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/09 10:18:36
sage

745:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/09 11:30:25
>>737
同誌に掲載の蟹の短編が実に身につまされる嫌な話だった。

746:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/09 11:50:14
ロリコロリン

747:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/09 13:00:29
>>745
輸卵管を覗いて喜ぶ下りは笑ったわ。

748:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/09 21:18:40
ベイリーってこんな白キングみたいな青春小説も書けたのか!という驚き

749:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/11 03:18:46
押入れのちよ
荻原浩 新潮社文庫

しんみり系ホラー短編集

表題作もいいが「老猫」のグロテスクな化け猫が実にいい


750:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/11 06:43:38
化け猫は可愛いよね。

751:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/13 01:01:19
鉄のエルフ

2巻(後半)は結構面白かった
エルフ・エルフキナ人がそれぞれ偉そうなこと言っておいて自分たちより下と見なしてる相手を差別してるのが笑えていい
終盤の戦闘はなかなかの迫力。やはり銃の力は偉大だな

752:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/15 02:47:31
新作もいいが一昔前のFT、SF、HRも翻訳してくれんかなぁ
つかいつになったら出るのギャレット…

753:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/16 19:13:57
>>740
いつも思うんだが山本は白すぎるんだよなぁ
もっと最低な人間が出てきた方が面白いのに・・・

754:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/16 20:05:31
友成純一の狂鬼降臨はなかなか凄かった
いつかアニメ映画にでもなったらうれしいな

755:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/17 01:14:31
俺のは初版だったが('83)『大魔王作戦』、今でも挿絵は一緒なんかな?
ミッキーマウスが出てきたんだが(P227)ww

んで感想を。…エログロなき『エスパイ』とかwww
それと、前三作に十年送れて書かれたオペレーション・チェンジリング
(19章から)、ポールの保守っぷり全開なのがちーとならずキツかった。
つうかでやっぱね、どうしたって親和性高い思うわSFファン。もろ軍需
だもんな、だって、宇宙開発。何を云おうが結局のところはってやつ。

756:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/17 09:48:30
>>751
エルフは戦場描写がいいな。
マスケット銃ところとかさすがに歴史を知ってる作家だけある

757:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/17 16:13:57
マスケット銃ファンタジーっつうとWiz7を思い出す。

758:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/19 01:37:07
>>755
日本語でおk
あとP217な

759:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/19 22:55:46
反逆者の月、あれでシリーズ終わりか?

ダハクが全然活躍しなかったじゃないか!
・・・と、感想ね。
今ミリタリーづいてるので評価は激甘だけど、
こういうのすごく好きなんで満足。

ただ、宗教国家が出てくるとダメだな。
グレイソンとかもそうだったけど、
そこの人物がどうしても作者の意図通りの魅力的人物に見えない。
てことで、7/10ってとこか。

760:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/20 12:22:50
そういえば、 レインボーズ・エンド(創元SF文庫、ヴァーナー・ヴィンジ)
読了した。面白かったよ。
割と違和感のない近未来テクノロジーの描写とか、ヴィンジだからシンギュラリティ
との関わりとか、あるいはウサギの正体なんかを読み込んで楽しむ
人もいるんだろうね。

けど、シンプルかつ直線的なストーリーで、アルツハイマーから復活した
主人公が事件を通して家族と和解あるいは折り合いを付ける、ほろりとさせられる
ラストが良かった。ヴィンジはスペオペしか読んだことがなかったので、
こういうほのぼの(?)系近未来小説も書けるのね~という新鮮さもあったな。
最近出たSFのなかでは一押し、噂の続編も期待したいところ。

761:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/20 13:41:12
J.G.バラードが逝去したな。追悼で1冊読んでみるか(´・ω・`)

762:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/20 16:01:59
小松左京 飢えなかった男 短編集
表題作は、あるきっかけで光合成できるようになって飢えなくなった男の話だけど、
計算では普通の光合成だけではエネルギーが足りない。では
どうやって補うか?ってアイディアがちょっと面白かった。

小松左京 おれの死体を捜せ
探偵と秘書が相変わらずいちゃいちゃしてる探偵事務所にお金持ちの
幽霊が自分の死体を捜してくれと頼みにくるファンタジー短編集。
莫大な報酬で事務所を改造して、エロい気分になったらベッドが
トランスフォームして出てくるとかくだらない話にばかり力をいれてる。
解説で、さよならジュピターのために事務所を開いた小松さんのところも
社長の小松さんと秘書さんの二人だけだがこっちはまじめなんだよ、なんてフォロー
が入ってたりする。

763:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/23 20:34:24
スターシップ―反乱 (ハヤカワ文庫SF) マイク レズニック

読了した。ミリタリSF。
想定どおりの主人公と想定どおりのキャラクタが想定どおりのストーリーを
繰り広げるという、水戸黄門なんかに通じる小説。ご都合主義と
後出しじゃんけんが全編を貫きはずしがない。
「赫々たる功績をあげながらもときとして軍や上官の命令にしたがわない
ヒーロー中佐。軍に疎まれた彼は辺境を警備するボロ船に配属されるが…」
という出だしからストーリーを想像すると、たぶんそんな外れない。
なんで、読まなくても表紙だけで読書体験が満喫できるという快作。

反乱の以降の下りは外したつもりかもしれないがオチは予想通りとだし。
ある意味安心して読めるという人もいそうだけど俺は途中で何度か放り出して
何も読むものが無いときに飛ばし読みしてしまった。

あまり七面倒くさいもんを読みたくないときとか、ちゃんと読めば数時間で
読み通せるんで近距離の出張のお供にはいいかもね。毒にも薬にも
ならないし得るものもないから邪魔になったら捨てても惜しくない。10点中2点。

764:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/24 01:56:51
近年出版されるファンタジーはハリーポッターの影響を受けているか、
あるいは氷と炎の歌の影響を受けているか
そのどちらかだと言ってもいいくらい両者のフォロワーは多い。

単なるまねではなく、オリジナリティをどう発揮できるか
という意味で成功していると思うのが

ハリーポッタータイプなら
Patrick RothfussのThe Name Of The Wind(翻訳あり)

で、氷と炎の歌タイプは
Joe AbercrombieのThe First Law三部作
Brent WeeksのThe Night Angel三部作
Brandon SandersonkのMistborn三部作 (エラントリスの作者ですね)
が文句なくお勧めできる。

それぞれ、影響を受けた元の作品を10点として比較すると
12点:The Name Of The Wind
7点:The First Law
8点:The Night Angel
8点:Mistborn
くらい。
マーチンは偉大であるという結論だ。

ちなみに、別路線のファンタジーでお勧めは
Paul ParkのA Princess Of Roumaniaからはじまる四部作
これは並行世界ものの佳作だと思う。
個人的な趣味で、作中に恋愛がでてくると途端につまらなくなってしまうのだが、
そういう意味で、この作品も三巻あたりから辛くなってきた。
それにもかかわらずお勧め 7点

765:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/24 01:58:24
翻訳出てる奴はカナ表記でええやろ

766:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/24 03:12:04
ミストボーンは来月早川から出るな。エラントリス大好きだったんで期待。

767:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/24 03:25:52
エラントリスの人の新刊出るのか、こりゃ買わざるを得ないな
調べたらエラントリスの続刊も存在するみたいなんで、これの翻訳もして欲しいねえ

768:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/24 16:01:13
月は無慈悲な夜の女王 ハインライン
内容は普通に面白かったんだが
ところどころ校正漏れなのか原著の味を活かそうとしたのか
判断がつかない部分が多くて読み辛かった

769:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/25 00:31:37
まだ全部読み終わってないけど途中までで。

「拷問者の影」「調停者の鉤爪」「警士の剣」ジーン・ウルフ

最初の方の徒弟時代はダルく感じて読み終えられるかどうか不安だったが、剣舞の塔を追放されて以降は、ユニークな事物が
奔流のように登場して、ぐいぐい読み進められた。
物凄く仕掛けの多い小説ということだけど、エンジンサマーみたいに、露骨に「さあ読み解いてくれ!」的な感じではなかった。
とりあえず1週目は普通にSFファンタジーとして楽しめばいいのかな。

あと、主人公セヴェリアンの設定や言動が、なんか調教系のエロゲーの主人公みたいだなーとか。

8/10

770:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/26 00:12:41
エラントリスの人はたしか
Wheel of time の完結編(?)を書いてるね

771:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/27 00:27:28
エラントリスの人が時の車輪の続き書くのか。
俺は途中で読むの止めたが頑張ってほしいね。

>>764
海外じゃハリポタと氷と炎の歌の影響が大きいのか。
ハリポタはエブリディマジックで学園ものとか思春期とかの要素かな?
氷と炎の歌は群像劇な戦記とかまあ主役が視点じゃないのは新鮮ではあるな。

英語ができるのは羨ましいかぎりだ

772:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/27 00:38:51
エラントリスの人エラントリスの人って、誰も名前知らんのな


773:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/27 00:55:29
ブランドン・サンダースン

774:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/28 21:17:21
ハムの人みたいだな。

775:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/28 22:14:14
エラントリス
このスレで話題になってたので読んでみたが、登場人物達が全員ポジティブ。
シャオドに見まわれた王子ラオデンも、悲観に溺れることなく、テキパキと街を
再建しようとしてて好感が持てる。最後の超人バトルはドラゴンボールみたいなイメーシで
読んでた。一応きちんと終ってるけど続編へつながるネタ多数。サレーネの
セリフじゃないけどエラントリス人との初夜はどんな感じなんかね。

アルファオメガ 小林泰三
エラントリスを借りにいった図書館で「腕一本から蘇った主人公」の惹句にひかれて
借りた1冊。主人公が諸星隼人って名前で気づくべきだったんだけど、最初は
飛行機事故でバラバラ死体が散乱してる描写が延々とつづくんで
物語がどう進むのかイマイチみえなかった。が、光の生命体「ガ」がとりついて生き返った
主人公が変身・巨大化して影の生命体怪獣とジュワとかいいながら戦うに及んで
これはギャグなんだろうか?と。毎回戦うたびに、街が半壊、多数の住人も巻きこ
まれて肉片に変えられてる。R指定のウルトラマンができたらこんな感じなんかな?
義妹との関係はもっとひっぱるかと思ったが・・・
途中からの展開はちょっと諸星大二郎の生物都市みたいな感じ。


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