08/03/24 03:28:02
>>717
当方の思いつくそれらしきソース:
学研の「クトゥルー神話の謎と真実」への東雅夫氏の寄稿、
「日本を侵食するクトゥルー神話~怪獣と妖怪と邪神の謎に迫る~」において、
「ウルトラQ」の各エピソードの中にクトゥルー神話との「奇妙なほどの符号」
が見出される、という事が語られています。
また、「ウルトラQ」のシナリオ制作に関わった大伴昌司氏は、
HPL作品の邦訳でも知られる平井呈一氏等が寄稿した、
日本初の恐怖文学専門誌の旗揚げにも参加していたとの事。
詳細は読んでみてください。
後に少年誌においてHPL作品の絵物語化を手がけている事もあり、
大伴氏がクトゥルー神話作品を知っていたのはほぼ間違いないのですが、
それが元ネタなり翻案なりの形で「ウルトラQ」 や、
以降の円谷空想特撮シリーズに取り入れられたかについては、
東氏の寄稿においてもはっきりと断言はされていないと思います。
個人的には「ウルトラQ」最終話「あけてくれ!」とHPLの「アウトサイダー」
との間の、人間社会からの疎外感というテーマの共通性が興味深いです。