【歴史小説】あれは史実、これは創作【銀英伝】at SF
【歴史小説】あれは史実、これは創作【銀英伝】 - 暇つぶし2ch2:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 15:29:43
<丶`∀´> 2ダー

3:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 15:35:52
ラインハルトが美形に描かれすぎ
あれは作者の妄想で本当のラインハルトがニキビ面のピザデブなのは周知の事実

あとヤンがDV常習者であることがすっぱりカットされている
フレデリカの腹を蹴り上げてそれで子供が産まれなかったのは艦隊の誰もが知っていた
ただアルコールの影響で主に民主主義に関する妄言を始終繰り返していたところはよく描けてある

4:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 15:38:52
つまりシェーンコップとロイエンタールの一騎打ちは史実だが、キルヒアイスとの一騎打ちは創作ということね。


5:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 17:11:20
>>4
よくわかんね

6:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 17:40:11
信憑性のある一次資料にはカーテローゼ・フォン・クロイツェルなどという
婦人下士官の名前は見出しえない。
思うに、ユリアン・ミンツの少年時代に、初恋の相手役がいれば面白くなるなと、
作者が創造した、いわゆる小説的ロマンスのための架空のキャラだろう。
ましてワルター・フォン・シェ―ンコップの娘などという設定は
小説的想像そのものである。

これは数千年前、地球時代の歴史小説家、リョータロー・シヴァの作品「リョーマがゆく」で、
勝手に「オタヅ様」なる実在しない姫を出して、リョーマと恋仲にしたのと同じ手法である。

7:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 18:48:17
>>5
ロイエンタールとはお互い名乗っているし戦闘記録に残ってる。
キルヒアイスとは乱戦の中、相手もわからず戦っただけなので記録に残りようがない。
よって史実とは認められず作者の創作と思われる。

8:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 19:06:15
>>6
それだとカリンは
ユリアンの妻にはならなかったのかw

9:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/29 23:14:28
>>7
お互いの報告が戦後突き合わされれば対決した事実がわかるかもしれん。
第二次大戦ですらそのような例がよくある。
シェーンコップ対キルヒアイスが史実である可能性は充分にある。


10:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 00:25:15
ユリアン・ミンツってたしかに指導者としてはわりと優秀な人だったんだろうけど。
それにしても小説とかに出てくるユリアンのスペックは超人すぎないか?
格闘も射撃もスパルタニアンも全部エース級で座学も全部トップクラスとかあり得ん。
けど、当時の記事とかニュースあたっても、わりと当時の人々も同じような認識みたいだし……。

思うに、けっこう同盟のプロパガンダも入ってたと思うんだけどどうよ?
ヤンが死んだもんだから、どうにかしてこいつを新しいカリスマにしよう、みたいな意図を感じる。

11:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 01:17:55
実はこのスレと似たようなことを、吉岡平がタイラーシリーズの外伝
「大宇宙のサムライ」でやってる。
タイラーなんて都合のいい男はいなかった・・・なんて作者自身が書いてるw

12:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 02:13:28
>>8
ユリアンは実は女

13:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 08:53:54
>>10
ユリアン・ミンツはヤン・ウェンリー伝の中で、ちゃっかり自分のことも宣伝してるんだよ。
銀英伝のヤン・ウェンリーは、主にユリアン・ミンツの記述を元に書かれているんだが、
戦略・戦術ではヤンに一歩ゆずるがその他の分野ではるかに優り、
さらには人格的な慎ましさを加え、総合評価で上に立つよう計算されている。
なかなか巧みと言わねばなるまい。


14:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 11:50:11
ミッターマイヤーは夫人一筋のように書かれているが、
実はそれなりに遊んでいたとうちの爺さんが言っていた。
最初に配属された隊にミッターマイヤーがいて、夜遊びに付き合わされたんだと。

15:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 14:53:13
アイゼナッハはいくらなんでも無口すぎ。マンガ的な誇張がある。史実ではなく創作部分が多い。


16:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 14:59:35
ハイネセンでヤンが公衆電話を探し回るのはいくらなんでも創作。
携帯電話は自由惑星同盟建国より遥か昔、ADの20世紀末頃には普及していた。
科学技術史に弱い作者があまり調べずに想像で書いたようだ。


17:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 15:02:55
>>13
なるほどなあ。
しかし、アッテンボローの自伝読んでも、やっぱユリアンはイメージ通りの優秀な人なんだよなあ。
ただ、アッテンの自伝も一般向けに出版されてる以上、民主主義の宣伝のためにある程度プロパガンダが入ってるらしい。
歴史家の人達は資料としては当時の将校の日記とかを当たるらしいんだが、
俺は知識がないのでどーやって手に入れればいいのか分からないよw
真相が気になる……。


18:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 16:24:15
っていうか赤毛って実在の人物?

19:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 16:37:46
銀英伝は引用文多い割に参考文献巻末に一切載せてないから困るよな。
文中でもはっきりしてるのはピサドールの「英雄的な歴史」とアッテンボローの「革命戦争の回想」くらいだし。
文献に当たれないのはたしかに困る。


20:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/30 23:07:46
キルヒアイスの両親が皇帝ラインハルトを狙ったテロで捕まり、
即日銃殺された件がどこにも出てこないのはおかしい。

21:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 02:44:42
乙女座銀河団文明との第二次遭遇があった時期なのにまるで触れられてないのはなぜ?

22:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 05:43:57
オスカー・フォン・ロイエンタール元帥の叛乱事件についての記述も捏造の匂いが
プンプンする。
彼が偉大な皇帝に反旗を翻すのは、自分の扱いや皇帝の人格、治世等に不満が
あったのではなく、自分が地球教の陰謀によって叛逆者にしたてあげられたから、
それが誇り高い彼には我慢できず、本当に自分の意志で叛逆を起こす事にしたって・・・ww
おいおい、小説的ロマンチシズム、どんだけ~~って感じwww
どこの宇宙にそんな理由で叛乱起こす大帝国の重鎮がいるんだよとwww
自分のプライドでいったい何百万人の部下を道連れにするんだよと。
しかも彼らにも叛逆者の汚名を着せて・・・。
濡れ衣着せられた中学生が傷ついてグレて、本当に悪事をやっちゃうのと同レベルじゃねーか。

結局ロイエンタール元帥の叛逆の正確な真相は不明だが、まあ、歴史上の叛乱事件が起きた理由の
どれか一つをあてはめれば済むような、ありきたりなものだったと思うよ。
でも獅子帝ラインハルトⅠ世の権威を傷つけないように、ロイエンタール元帥は
あくまで偉大なる皇帝を最後まで崇め奉っていたって事にするために、苦しい叛乱の理由付けを
捏造したんだろう。

23:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 10:09:34
しかし冷静に見てロイエンタール元帥の反逆が成功する公算は低いから、
彼の真の動機は永遠の謎だな。

だけどヤン・ウェンリーだって本当はカイザーに謀殺されたに決まってるけど、
帝国の文献だと全部、そうじゃないってことになってるのが笑えるよな。

24:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 10:58:14
ヤン暗殺事件にせよ、ロイエンタールの乱にせよ、帝国の公式記録に記されてる、
地球教の仕業とされてる数々の陰謀やテロについては、まだまだ帝国政府による
デッチあげの事実がたくさん隠されてると思われる。
大国が国家ぐるみで非合法な手段を行使する時には、非人道的な”犯人”を
作っておくのは、地球時代からの常套手段だからな。
”犯人”に宗教団体を使うのも、これまたポピュラーな手段というか、
使い古されたワンパターンというか・・・

25:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 11:05:01
>だけどヤン・ウェンリーだって本当はカイザーに謀殺されたに決まってるけど、

ユリアン・ミンツの著書にも、あれは地球教による謀殺だったって
記されてるんだよな。
バカだねえ、帝国側の偽装工作にコロッと騙されてやがる。
犯人は、帝国軍に化けた地球教徒に化けた帝国軍・・・って、裏の裏の発想が
なぜ出来ないのかね。
>>10>>13の推測どおり、あんがい奴は暗愚なお飾り指導者だったのかもな。

26:名無しは無慈悲な夜の女王
07/10/31 12:36:50
>>20
正確にはキルヒアイスの両親は地球教に入信し、
キュンメル事件の際に壊滅した支部で殺されたんだよ。
あまりに後味が悪く、皇帝の一声で姓名不明死体扱いとなった。
その方がよっぽど後味悪いだろうにな。エラくなる奴は違うよw

27:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/01 08:43:59
権力者が都合の悪い事実はもみ消すのは当然だろうがw

ローエングラム朝初期の真の実力者マリーンドルフ伯爵の
陰謀の巧みさこそ、本当に天才的だよな。
獅子帝だって、本当に病死だったのかどうか・・・・

歴史書に全部、マリーンドルフ伯が「いい人」だったって
書いてあるのが、限りなく怪しいだろ?w

28:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/01 14:31:15
いやな感じのスレとなってまいりますたw

29:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/01 22:33:44
なんか、同盟市民が噂話を囁きあってる
ようなスレだなw

30:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/02 14:58:58
>>27
マリーンドルフ伯が公務から遠ざかっていたのは歴史的事実。
むしろ何らかの政争の結果遠ざけられた伯爵を、
>>26のような理由であえて好意的に記録してあるのではあるまいか?

31:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/03 00:07:28
よく考えたらカイザーもオーベルシュタインも死んで
娘が摂政皇太后だぜ。マリーンドルフ伯の天下だよなあ。


32:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/03 04:14:28
マリーンドルフ伯が北条時政で、
ヒルダが政子ってか?

33:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/03 04:28:12
そこでカイザーリンヒルデガルドによる、病死に見せかけた
獅子帝暗殺疑惑説の登場ですよ。
25歳で後継ぎが生まれたとたん急死?
しかも結婚後にどんどん体調が悪化して・・マリーンドルフ親娘に都合良過ぎな展開w
伯爵はとりあえず一線退いたフリして院政でしょ。
国務尚書ミッターマイヤーもと元帥は、伯爵に推薦されたこともあって、
半ば傀儡のようなものだっただろうし・・・
公明正大で善政を敷いたのは事実らしいけど、リップシュッタット戦役時に
あっさり大貴族派から離脱した所を見ると、あの親娘は機を見るに敏で、
権力欲は相当にあったと思うよ。

その推論をおし進めてゆくと、皇帝と皇妃が一夜を過ごすきっかけになったという、
あのヴェスターラントの生き残りの刺客があの場に乗り込んできた経緯について、
誰かのある青写真が浮かび上がってくる・・・

34:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/03 06:02:22
このスレと同じネタで三国志戦国板に「銀英伝の正史について語れ」というスレがあったな。
史実と創作の関係についてはお手のもんの連中が書いてたからかなりおもしろかった。

35:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/03 14:37:47
このスレ見てると、なんか蛭田はゴムに穴でも開けかねない勢いだなおい


36:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 07:49:20
あの状況でゴムが用意されていたとは思えん

37:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 09:48:56
>>36
三国志的にいうと、マリーンドルフ親子は
少帝の親として、国政を牛耳ろうとした
何大后と何進か?それとも
刑州の劉表の後妻、蔡夫人と兄の蔡冒か?

38:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 09:50:05
すまん。
36でなく34だった
m(__)m

39:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 10:45:20
そうか。
ローエングラム王朝って実態はマリーンドルフ王朝だったのか…。


40:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 12:02:36
>>35
同人誌だかでこんなのを見たことあるのを思い出した。

「フロイライン、今夜は予の側にいてくれないだろうか」
「……」
(ヒルダ、後ろ手にドアのカギを閉める)
(ヒルダ突進)
どどどどどどどどどどどどどどどどど
「さあっ!奪ってくださいましっ!!」

41:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 14:12:29
あとはマリーンドルフ伯が、いやがるアンネローゼと
むりやり再婚し子を成し重臣として育てれば血縁上も完璧だ。


42:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 14:27:55
>41
必要ないでしょ。
それより、同盟もフェザーンも屈した後の大粛清がどこまで及んだのかが気がかりだ。
参考文献ある?

43:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 14:44:52
マリーンドルフ伯がすっかり奸臣でワロタ。
誰か弁護するやつはいないのか。

44:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 15:43:37
「粛清」は特に行われてないはず。
グエン・キム・ホア広場事件と「オーベルシュタインの草刈り」で計1万人前後が死んだけど

45:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 19:50:13
>44
マジ? 幼帝抱えてて外敵もいないんじゃ、歴戦の将軍なんて百害あって利なしじゃん。
先帝の人望だけで国はまとまるのか?

46:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/04 23:37:29
だから、外敵は自由惑星同盟で
そいつらを屈服させる仕事も終わったわけだから
それ以上の外敵はもうイランだろ

47:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/05 00:29:28
 統一が終わって太祖が死んで外戚が強かったら、することはも~粛清しかないでしょう!
 ビッテンフェルトあたりを首謀者に仕立て上げて軍の中堅・若手の強硬派も一緒に連座で一網打尽。
 大軍縮をやってあとにはイエスマンしか残さない。
 メックリンガーは巻き込まれる前にいち早く身を慎んで軍から身を引き、芸術に没頭。

48:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/05 03:30:31
ロイエンタールは歴史観があったから
今が反乱を起こす最後のチャンスだと
見破ったんだよ

49:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/05 05:11:06
そうか?金髪崩御前より、ヒルダが呂太后化して粛清の嵐が起きたときこそ、
ロイが王朝を乗っ取る最大のチャンスだと思うが。
まあ、その時にハイネセンで総督職を続けられていれば、だが。
特に疾風が先にフェザーンで粛清されれば、義眼もいないし、もう敵はない。
バカ皇帝やバカ宰相が有力な家臣を粛清してしまい、内乱で滅ぼされた実例は
結構あるからな。

50:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/05 06:45:29
それはそうだが、ロイエンタールの価値観からすれば、
「孤児と未亡人の連合政権」たるアレク&ヒルダでは打倒の対象としては役者不足
ラインハルトでなければ逆らう意味もない、ってことだろ


51:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/05 07:12:18
でも金髪当人が死ねば、仕える意味もなくなっちゃうから、
代わりの生きがいとして王朝簒奪に乗り出すかも・・・
「あの方の築いた帝国を、マリーンドルフの小娘ごときが好きなように弄ぶ未来が
 待っているのならば、いっそこの俺が・・・」
くらいは思うかもしれんが、まあ、疾風が粛清でもされないかぎり、
思うだけで行動には移さないかな。

52:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/08 19:19:03
あの叛乱については、ロイエンタールとミッタマイヤーの派閥争い説が有力だろうな。
ミッタマイヤー側にとって、ロイエン閥だけではなく、グリとクナも同時に葬れる絶好の機会だった。
機を見るに敏なミッタマイヤーらがこのチャンスを逃すとは考えられない。
ロイは皇帝自らに直訴して、グリはワーレンを通して潔白を主張した記録が残っているが、
艦隊司令長官自らが出向いて工作したのでは、遠隔地にいた彼らに誤解を解く機会は与えられなかっただろう。

53:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/08 20:09:34
「伝説が終り歴史が始まる」というフレーズを考えたのは
メックリンガーではなく俺だ!

  ミッターマイヤー

54:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/09 15:30:34
資料を残したのがメックリンガーだからな。
彼は、自分の著作が史料として活用されることを強く意識して書いていた筈だから、
仮に>>53が事実だとしても、バレるようなヘマはしなかったろう。

55:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/19 04:48:45
あの最後の一行ってアシモフの「永遠が終わり無限が始まる」の盗作だよね。

56:名無しは無慈悲な夜の女王
07/11/19 06:18:58
お前はこのスレの主旨というものをわかっていない

57:名無しは無慈悲な夜の女王
08/01/21 02:08:49
過疎スレ

58:名無しは無慈悲な夜の女王
08/01/22 00:32:53
>>22
…濡れ衣着せられた中学生が傷ついてグレて、本当に悪事をやっちゃうのと同レベルじゃねーか…

 冗談抜きでそのネタの同人誌を見たことがある。(ミッターマイヤーが討伐に出向いたのが““友人がグレた…”と悩み事相談室
に相談したら回答者のアイドルが“がつ~んとやっちゃえ!”とけしかけた”、ものだからそれを真に受けて大馬鹿野郎!、って)

>>35
 ブラック・ヒルダ、通称“ヨルダ”…

59:名無しは無慈悲な夜の女王
08/03/02 11:49:00
んだすれ

60:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/18 01:49:03
銀英伝か。
アスターテ会戦のくだり読んで「なんじゃこりゃ」と思ったもんだw
あの当時第2艦隊の副司令官(少将)のヤン・ウェンリーが准将で「次席参謀」なる役職にされてるし。
三箇所の根拠地から慌ててかき集めた兵力はハイネセンから出撃して戦場で分かれたことになってるし。

やっぱ、第6艦隊が奇襲されて退却してから第2と第4で敵に挟撃戦仕掛けたけどgdgdになりました、じゃ
獅子帝にもヤンにも箔が付かないからなんだろうな…
でも、あの戦闘で正面で苦戦したパストーレが真っ先に壊滅する無能者呼ばわりで
後でヤンの指揮下に入るフィッシャーのことさえ戦闘のところでは一言もないのはどうかと思う(´・ω・`)ショボ-ン

61:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/18 20:04:00
糞スレ晒し上げ

ついでにkwsk

62:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/18 20:31:26
ダゴン星域の殲滅戦、初期に収録された記述によれば、同盟側のワンサイドゲームのように表現されている。
しかし、その後補足目的で編纂されたと思われる記述では戦闘開始後かなり長期に渡り同盟が劣勢にたたされたことになっている
この違いは、銀河英雄伝説が、記録を収集しながら書き進められたものであることを示しているのではないか。
つまり、著述開始の時点では不明瞭であったダゴン星域の戦いが、執筆中にさらに集められた資料により全貌が明らかになったのではないだろうか


63:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/18 23:51:45
>>62
同感
アスターテについても、同盟側が3艦隊ばらばらに接敵して甚大な被害を出したってことと
最終的にヤン提督が指揮して痛み分けに持ち込んだことくらいしか、執筆開始の時点では知らなかったんじゃないのか?
獅子帝側もエルラッハ少将とフォーゲル少将って副司令官クラスの将官が2人も戦死する激戦だったんだが
どっちも死んだことになってないしな(片方は描写あったかも?忘れた)

だいたい、障害物の特に無い宙域で獅子帝側のあの機動は無理矢理すぎるだろw
後の会戦の描写と比べると書き手の知識と資料が不足していたとしか思えん

64:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/19 00:36:01
最初の戦闘でgdgdの後引分けじゃ、まるで様にならん。
だからあれはあれでいいのだ。
一応二人とも立てて、それらしく損害数も示した。OK二人は天才、旧世代はみな無能!

第7次イゼルローン攻略戦書いたあたりで、
第6艦隊と第4艦隊の実損害に気が付いて、真っ青になったに違いないw

65:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/19 08:22:20
創作でない可能性が高いと思われるのは、ユリアン・ミンツ氏の遺したイゼルローン要塞滞在時の日記だろう。
あれは氏の日記をそのまま公表したものだからだ。
もし、あれが創作したものとすれば氏の名誉にも関わることであり、かなり悪質といえるw



66:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/19 14:06:03
>>64
あれは読んでて大分苦しいな…
無茶苦茶沈んでるのに無傷の戦闘艦艇が合計半個艦隊分も沸いてきたりとか
旧同盟側やゴールデンバウム時代の資料は揃えてなかったのかね

>>65
あれもタナカの名義で出してたっけか
残念ながら「銀河英雄伝説」と辻褄の合わない内容は書き換えられてるって噂だぞ

67:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/22 19:46:32
誰か第7次イゼルローン攻略戦のことについて教えてください
本当にヤン提督の艦隊が、あんな物凄く頭悪そうな作戦使って攻略したんですか?

68:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/24 16:00:57
こういう話で盛り上がる心理って理解できない。
どうせ創作なんだしどーだってええじゃないか。

69:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/25 12:45:05
こういう話で盛り上がれる人たちが集う所に
わざわざ来て文句言う奴って何なの?死ぬの?

70:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/25 21:33:19
>>67
第7次イゼルローン攻略戦の詳細については双方の戦闘詳報が残っていないので今ひとつよくわかりません。
確実なのは第13艦隊と要塞駐留艦隊が交戦
戦線が要塞から離れたところで、所謂「薔薇騎士連隊」を含む強襲上陸部隊が要塞に攻撃を仕掛けたこと
要塞はごく短時間で制圧されてしまったこと
反転帰投してきた要塞駐留艦隊が要塞主砲の一斉射撃で壊滅、指揮官ゼークト大将(死後上級大将)が戦死し残存部隊は首都方面に退却したこと
……程度です。

その後のガイエスブルク要塞を動員した攻略作戦でも降下兵による攻撃が実施されてますし
規模の割に大量の人員と艦艇を収容・整備できているところから見て
どうもイゼルローン要塞は、言わば強力な砲台を持った「根拠地」「兵站基地」として作られていたようです

恐らく要塞内部の守備兵員は、その多くを駐留/進出していた艦隊の海兵部隊に委ねていたのではないかと思われます
そしてこの当時、駐留兵力は一時的に1万数千隻まで減少しており、それも全力出撃してしまっていました
(半端に兵力を残して出撃できるほど余裕も無かったのでしょう)
いわば空き家状態のところを狙われたわけです

小説でも触れられていたと思いますが、同盟はこの作戦に化学戦部隊と所謂コマンドー部隊も参加させています
いち個人のトリックではなく、周到に用意された奇襲作戦でした
何度も力攻めを繰り返して失敗した末の一大作戦だったと言えるのではないでしょうか

71:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/26 06:13:24
そういえば、オーベルを暗殺した黒幕はマリンドルフ伯
という事実を証明する史料が出たらしいな?

72:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/27 07:12:34
暗殺者に指示した手紙が出たんじゃどうしようもないな。
まあ手紙そのものの真贋を疑う向きもあるようだが。

ところで小説だと最後の地球教主教を殺したのはユリアン・ミンツになってて、きちんと仇取らせてるんだね。
あの辺の因果応報はさすが小説と思う。

73:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/27 22:52:53
アレク帝の時代に地球教の巣窟になったのはハイネセン自治領だったのにな。

74:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/28 01:43:12
そういう不粋なこと言わない。
あの時点で終らせると、ローエングラム朝が大過なく長続きしたみたいに見えるのがいいところなんだからさ。

75:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/28 08:46:55
でも獅子帝の台詞で
「もっと強い奴が出てきたら簒奪されてもしょうがないよね」(超意訳)
みたいなのがなかったっけ?
あれってその後の歴史の一番簡潔な要約かなーと思ったり

76:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/28 21:44:51
まぁ皇統が絶えたわけじゃないから「簒奪」とまで言っちゃうのは言い過ぎだろう。

77:名無しは無慈悲な夜の女王
08/05/30 19:44:18
フリードリヒ二世は自然死ではなく、グリューネワルト伯爵夫人(アンネローゼ)による毒殺である、とする説があるのだが…
動機はもちろん、帝位を狙う弟の支援
時期的にもタイミングがよすぎる
手段は砒素とする説が有力視されている

78:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/01 08:09:36
フリードリヒIV世の間違いだろ
何かと思ったじゃねえか

79:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/01 08:15:22
第7次イゼルローン会戦の話だけども
あれっていつもどおり3~4個艦隊で正面攻撃してれば陥落できたんじゃねえの?
攻略戦のときに要塞守備艦隊が2万隻割ってたのって初めてだろ。
まあ予算の関係とかあって無理だったんだろうが…

80:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/02 22:27:11
 いやぁ、イゼルローン攻略戦の回数とその参加兵力には諸説あってだね……。

81:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/02 22:33:56
銀英伝外伝だと駐留艦隊はいつも1万ちょいになってるけど???

82:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/03 08:35:39
読んだときに「?」と思ったんだ。
そんなに重要なら2~3個艦隊貼り付けとけばいいじゃん。
他に戦線持ってないうえ、何度も侵攻作戦掛けてるくらいだから問題なさそうなんだけど。
叛乱軍の方も、何度撃退されても似たような兵力で毎度毎度攻撃してるのが意味不明。
いっそ、トイメンに根拠地整備して迎撃に専念してたほうがいいんじゃ?
帝国領侵攻作戦のときみたく全力でぶつからなかったのは何故?
誰か納得いく説明きぼん。

83:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/03 11:31:22
>>80
kwsk

>>82
国力的に兵站がもたないとかかもよ
当時の帝国側の事情はワカンネ

84:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/03 22:34:29
 まず、「半個艦隊」で要塞攻略作戦を発動したことはない、という説がある。
 その説の中で小説の筋に比較的近い説では、ヤンの率いる半個艦隊で要塞駐留艦隊を
分離撃破し、その間に主力が要塞を攻略したということになってる。

 「半個艦隊」はあったけど、ヤンがやったわけでも成功したわけでもないという説もある。
 甚だしきは、これはこの時代の話ではなく、別の戦争の時のエピソードがヤンの逸話と
混ざって伝わったものだという人もいる。

 おれとしては、単純に大兵力で要塞艦隊と増援艦隊を圧倒し、地道に質量兵器で
要塞を半身不随にして強襲奪取したという説が一番信用できると思うが、歴史小説で
その説を採ってる話は少ないな。
 やっぱ地味だからかな。

85:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/03 22:39:54
>>82
 同盟版イゼルローン要塞案はあったよ。回廊周辺星域要塞網構築案もね。
 でも軍の艦隊派の「そんな金があったら艦隊作れ」という声にいつも負けてたんだ。
 要塞構築には10年はかかる。そんな長期政権、戦争になってからはほとんどないし、
どれも艦隊派の支持に乗った政権だった。

86:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/04 07:28:20
>>84
イゼルローン要塞博物館の「イゼルローン史」見ると
一応ヤンが指揮する艦隊が奪取したことは間違いないようだが…?

ガイエスブルク作戦は獅子帝が「ヤンの作戦にヒントを得て」着想したとも書いてあるんだよな。
それがヤンが質量兵器を使ったって説の根拠だったりして。

87:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/08 23:50:01
自由惑星同盟軍の艦艇はアムリッツァ前から進歩が止まってる。
対して帝国軍は(体制変化を通じて)この間ずっと進化し続けてる。
財政的には度重なるイゼルローン攻略戦と回廊周辺での損耗が響いて、780年代以降同盟側はずっと火の車状態。
技術的な格差は790年代終盤に来てがくっと開いてしまう。
同盟でそれらしい新式艦がトリグラフだけなのに、帝国側は陸続と新型を投入し続けた。
戦乱の最終盤には量産戦艦・巡航艦も次世代型の配備が始まっている。
800年代、一連の戦乱が一応終結した後には(コスト面の問題もあるんだが)
790年代の旧式戦闘艦艇はほとんど姿を消すか改装されて別用途に転用されてしまった。

アムリッツァで負けていなかろうと、帝国側の体制がどう変化しようと、
数年後~10年以内には艦艇そのものの性能差と慢性的な財政難で
同盟側は二進も三進も行かなくなっていたのではないだろうか?

そう考えると、帝国領侵攻作戦で政治的な勝利を達成するまで遮二無二侵攻を続けようとしたのもある程度納得できる。
要するにジリ貧に耐えかねてドカ貧を選んでしまったわけで、後知恵で言えばばからしい選択だったかもしれない。
戦略的に優位な側が戦術的に不利な状況に陥って講和をすることはありえないからだ。
しかし、二度は無いワンチャンスに賭けるのも、心情的には理解できるのである。

88:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/24 21:47:15
獅子帝ラインハルト一世が権力を手中におさめるブラウンシュヴァイク公ら大貴族連合との戦いで、「十面埋伏の計」のようなくだり…あれ本当かな?
いくら小惑星やガスの中に隠れても、宇宙戦艦は常に放熱しており(しないと艦内はサウナになる)、単純な赤外線センサーで伏兵がいることがばれるんだが(正確な位置・数は別)…
あの辺は物語を盛り上げるため、単に獅子帝軍が貴族艦隊を撃ち破ったのをオーバーに表現しただけではないのかな?

89:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/24 22:15:48
ワープ可能域までおびき寄せて、つぎつぎワープアウトしたんじゃないのか?

90:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/24 23:56:01
>88
しっかり測定しないと、艦隊がいるとはわからんですよ。
その上、上の連中がこんな所に敵がいるわけ無いと思ってたら、下の連中が、
なんか異常があると報告しても、無視されるのがオチ。

91:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/25 09:04:07
>>88
主力はまっすぐ逃げてたけど、数隻単位でバラバラの方向に逃げていったのがいて、
そいつ等がデコイだのレーダー錯乱幕だの対探知用の装備をフルに使ってたんだよ。
対探知フル活用は逃げるときの常道だから、相手も気にしなかったのさ。

92:名無しは無慈悲な夜の女王
08/06/26 09:23:58
……という話は説明としてよく出るんだが
実際問題として
数個のデコイ程度では至近に居る1個部隊の放出熱量に相当する熱源は発生させ得ないのよね
あれは鶴翼の本隊が急退、両翼が急進することで作った縦深の両翼包囲に見えるなぁ

93:名無しは無慈悲な夜の女王
08/07/21 09:28:19
>>89
デ、デスラー戦法!

94:名無しは無慈悲な夜の女王
08/07/31 14:26:20
>>93
南部さん乙

95:名無しは無慈悲な夜の女王
08/09/04 11:28:26
誰かこのスレのネタ使って
銀英伝ファンがタイムスリップして獅子帝かヤンウェンリーに生まれ変わったけど
小説の知識が全然通用しなくて大弱りって話書いてくんないかなw

96:名無しは無慈悲な夜の女王
08/10/29 17:03:22
>>82
そんなもの、決まってるだろ。
同盟軍の戦力が駐留艦隊以上ならば艦隊は篭ってトゥールハンマーで撃退する。
同盟軍の戦力が駐留艦隊以下なら駐留艦隊が迎撃する。

だからヤン・ウェンリーは半個艦隊でイゼルローンに向かったわけだ。
計画は大成功し、別働隊のヤン艦隊陸戦隊が要塞占拠に成功した、というわけ。

97:名無しは無慈悲な夜の女王
08/10/29 17:38:55
自由惑星同盟は要塞そのものが欲しかったから
篭られると無理押しできないんだよな
帝国も、ローエングラム朝になっても暫く要塞「攻略」は考えてたけど「破壊」は考えられなかったわけで
どっちもどっちさね

まあ、それが昂じてガイエスブルク持ち込んだのはやりすぎだったけどもw
ヤンウェンリーの不在に乗じて2個艦隊でイゼルローン破壊
然る後に飛ばしてきたガイエスブルク設置と計画したのはいいが
帝国の常識では艦隊ごといなくなってるはずだったヤンはほとんど単身首都に向かってる上
しかもなけなしの部隊かき集めて戻ってくる始末
しかもてこずってるうちにガイエスブルク本体を攻撃されて壊されたからもう泣きっ面に蜂

もっともこれが「もうあの回廊とはやっとれんわ」という認識を持たせるに至ったんだから
因果は回るというべきか

98:名無しは無慈悲な夜の女王
08/10/29 23:52:55
前々から言われてるけど
ガイエスプルク要塞をワープさせられるようになったら
イゼルローン回廊なんかどうでもいいよな。
要塞ごとハイネセンに突貫すればいいんだから

99:名無しは無慈悲な夜の女王
08/10/30 04:41:31
あまり聞いたことのない人物や固有名詞ばっかりでどうも話が見えんと思ったら、
歴史小説のスレじゃないのな、最初からそう言ってくれよ

100:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/03 03:48:41
二代目皇帝アレクはヒルダの子と言い張ってる歴史家を見てると
王室にタブーがあるって大変ですねと思う。
本当はアンネローゼ大公妃が産んだ私生児なのは新領土の定説なのにな。
ケスラーとマリーカの結婚についても、
お産に立ち会った憲兵総監の口封じに若い女をあてがった、
あるいはお喋りな若い娘に地位のある夫を見張りにつけた、
と考える方が納得がいく。

あんな不安定な王朝で跡継ぎは何人でも欲しいし
ラインハルトの夭折を考えると、オーベルシュタインの先見の明には驚くが、
アンネローゼがどんな気持ちで産んだのか気になる。
それにしても相手は誰だ。

101:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/03 11:57:32
>>100
それは流石にないだろ。

むしろ、オーベルシュタインみたいな影として生きる人物がいるって方が怪しい。
獅子帝は謀略には手を染めなかった潔白な人でした、てしたいからあんな設定の人物考えたんだろ。

102:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/03 13:01:50
オーベルシュタイン軍務尚書の引退した時期が獅子帝が死んだのと前後してたから
いろんな意味で使いやすかったんじゃね?
ついでに言うとオーベルシュタイン家も今まで残ってないし、嫌われ役にゃうってつけだったんだろう。

103:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/07 23:48:59
地球上で核兵器が使われて核兵器が法度となってから1000年以上たったのに、
何でブラウンシュヴァイク公がヴェスターラント攻撃をする時に核兵器が合ったんだ?

104:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/08 00:01:35
 ご法度になったのは核分裂兵器だけ。
 だからその後苦労してレーザー水爆を開発している。
 「その時歴史が動いた」でこの前やってただろう。あれ?「プロジェクトX」だったかな?

105:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/08 00:08:42
治安維持部隊のシャイド男爵がデモ鎮圧のどさくさで死んだからって
自分とこの鉱山惑星にデモンストレーションとしてまる1個艦隊を動員した絨毯爆撃しただけじゃ
さすがにお話が盛り上がらんと思ったんだろう

あれで珍しく大気を持った鉱山惑星が一つ施設ごとまるまるパアになっちまって
「このヒト経済分かってないわ」とブラウンシュバイク公爵のおつむの程が知れてしまい
元々緩い結束しかなかった貴族連合は組織力を失ってしまうわけだが
獅子帝の決断で核攻撃を見過ごし民衆が全滅したことにすればドラマチックじゃん?

ヴェスターラントの元鉱山労働者達が直訴をしたのが暗殺者の襲撃って形に変えられたのも
いい伏線の取り回しだと思うよ

106:名無しは無慈悲な夜の女王
08/11/09 22:53:56
>>104
核兵器といえば熱核兵器を使用することであり…
って書いてあるよ。

てか、みんな答える時だけは早いんだなww

107:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/04 02:02:59
>>101-102
オーベルシュタイン軍務尚書の人となりについては、
アントン・フェルナーの自伝の記述にある
「ユーモアを解せず、自らの職責と犬の世話以外の俗事に一切の関心を持たなかった」
が元になってるけど、小説だと過剰なまでにマキャベリストな謀略家にされてるから困る。

あと、性格云々だけでなく事跡も結構違うんだよなぁ…
記録上だと獅子帝が元帥府設立した時から参謀として加わっていたから、
第七次イゼルローン攻防戦に参加してるとする小説の記述には矛盾がある。

オーベルに限らず、獅子帝の元帥府出身の将官、佐官連中には
「元々違う派閥にいたけど、長が無能すぎて能力を生かせなかった」
みたいな記述が散見しているけど、いささか露骨過ぎる。

108:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/04 03:04:22
オーベルシュタインて歴史小説家が知謀の固まりみたいに書いてしまったせいで人間性に欠ける人物になっているが、
実際は新年会、花見、忘年会を率先して取り仕切る宴会部長でカラオケの達人だったのだが、この事実は黙殺されてしまった。

109:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/04 07:02:28
>>107
三国志の劉岱と同じで同姓の2人の事跡が混同されてるんだよ
1巻の執筆時点での資料集めの甘さはこのスレで散々指摘されてるけど
これもそうって言えばそうだね

イゼルローン要塞艦隊の幕僚は中央への報告のため確かに脱出してるんだけど
その人がオーベルシュタインという苗字の大佐だった
もしかしたら一族かもしれないが、少なくとも同一人物じゃない
名前も年齢も職責も違うんだよね

オーベルシュタイン大佐はその後ファーレンハイト艦隊に配属されてリップシュタットでも生き延び
獅子帝側に降伏した後ミッターマイヤーやバイエルラインの下で高級参謀やってる
最後は退役前のお情けっぽい昇進人事で任少将、旧首都警護艦隊アースガルズ分艦隊司令官

多分タナカも途中で気づいたんだろうけど、退役が軍務尚書の死んだ後じゃ触れないでおくしかなかったんだろう

110:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 00:10:30
>>108
宴会部長てwwwリーマンじゃあるまいしw

>>109
なるほど、結構混同が著しいんだな。

同姓同名で思い出したけど、旧帝国領にはミッターマイヤーって苗字の人多いらしいが、
ミッターマイヤーとロイエンタールが獅子帝の陣営に加わる切欠になった事件、
クロプシュトック候事件の時に貴族の部下を殺してってやつ。あれも別人らしいね。

さらに言えば、戦場での狼藉の処断じゃなくて、
内務省の官僚が貴族の不正を糾弾しようとして逆に謀殺された、という
ゴールデンバウム王朝的にはありふれた事件。
その人の苗字がミッターマイヤーで、尚且つ時期が近かったから、
歴史家や小説家などが意図的に話を作ってしまったのが真相だろう。

111:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 00:56:10
>>110
クロプシュトック侯爵事件のミッターマイヤー氏以外にも
旧同盟に亡命したウオルフ・ガング・ミッターマイヤーという軍人が
停戦後に私的な復讐を行った事例とか
調べてみるといろいろあるよ

112:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 03:45:28
>>110
宴会で義眼をひとつ取り替えてロイエンタールのものまねをするのが
オーベルシュタインの得意の芸だった

113:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 00:44:03
>>52
そういやグリとクナってレンネンカンプ派を受け継いでいるんだよなぁ…
軍人になったばかりの獅子帝が所属し、元帥府立ち上げの際に基盤勢力となった大派閥。

ハイネセンの高等弁務官にロイエンタールではなくレンネンが選ばれたのも、
その派閥の重鎮であったってのが一番大きな理由でしょ。

最終的には獅子帝が若くして死亡
残ったのはミッターマイヤー閥…

114:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 02:07:38
キルヒアイス亡き後獅子帝の懐刀だったルッツが直前に死んでるのがどうも臭いな。
獅子帝は自分ではそういう判断できない人みたいだし。
グリルパルチャが頼ったワーレンは何処までも軍人なんで。

小説の死に方は綺麗なんだが、、、
あ、一応ルッツ死んだのを知ったロイエンタールが叛乱を決意することになってるんだっけ。。

115:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 09:09:06
考えてみると、ミッターマイヤーが最後に一番得しているんだよな。
レンネン・ロイエンタール・ルッツ・オーベルシュタインといったミッターマイヤーのライバルたりえた
軍人は皆死んでしまったし、
文官の中で将来の宰相候補と言われたシルヴァーベルヒも生きてはいなかったし。

獅子帝の死後、残されたのは、未亡人と赤児だけだからなぁ。
政治の実権を握ってしまえるのも当然だよな。

116:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 01:38:27
>>113-115
ワーレンも刺客に襲われて死ぬ一歩手前だったからなぁ…

しかも小説家や歴史家にスルーされがちなことに、
彼がその後も刺客に狙われ、隻腕どころか隻脚&片目義眼に陥ったというのがまた…

あと、レンネンカンプ失脚自殺事件も、ぶっちゃけヤンとレベロにはめられたにもかかわらず、
獅子帝側の資料にも何故かレンネンの狭量といらんことしいの結果みたいに書かれてるから困る
(不当に命を狙われたヤンの自己防衛みたいな扱い)
明らかにヤンとレベロによる謀略なのに苦しい言い訳で事実を捻じ曲げてまでレンネンを貶める目的って何だろう

117:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 04:41:29
言っちゃ何だが
最終的に張良みたく隠遁して辛うじて生き残ったのがワーレン
(それ以前に死に掛けてるけど)
宰相に上り詰めてあちこち切り捲ったのがミッターマイヤー&マリーンドルフ枢軸
言わば韓信がロイエンタールとそっち側についた勢力
レンネン、シルヴァーベルヒ、オーベルシュタイン、ルッツ……は皆切られた人々
と考えると前漢成立時のアレそっくり。

芸術と著述にしか興味ないフリをして全ての追及から免れたメックリンガーやフェルナー
いち早くミッターマイヤーの子分になったミュラーやバイエルラインなんかは勝ち組なんだろうな
ただ、そのせいで提灯記事しか書けなくなったが。

118:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 05:31:04
実はすべてはミッターマイヤーが仕組んだことで
ラインハルトの病気も事実はミッターマイヤーによる毒殺だったのかもしれない

119:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 16:14:52
>>117
オーベルシュタイン軍務尚書は獅子帝の崩御直前に引退してるから
むしろ軍務尚書=張良じゃね?
ミッターマイヤーやミュラーは陳平、周勃ってとこだろう
ワーレンはむしろ樊?っぽいよ
ヒルダ摂政皇太后の失脚と同時に消えてるし

120:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 16:16:21
機種依存文字だったか
樊 ロ會

121:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 17:01:29
>>118
それはどちらかと言うと、
マリーンドルフ伯が行ったと見るのが現在では主流だよ。

122:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 02:52:15
そんな中で失脚もせず黒色槍騎兵艦隊の司令官であり続けたビッテンフェルトは凄いな。
生涯現役を地で行き、七元帥中最長寿というから恐ろしい。

最も、三長官の地位に就かなかったことを考えると、
単に政治的に安全パイと思われていただけの可能性もあるがw

123:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 06:02:59
>>118
後世にミッターマイヤーだけ特別善人のように伝わっているのも疑わしい

124:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 23:47:43
それを言うならマリーンドルフ伯もな
親戚が曲者だらけなのに本人だけ善人とかありえんw

125:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/13 03:56:20
>>111
紛らわしい名前だな全くwww

それはそうと、帝国の文官ってどうしてこう「無茶しやがって」な奴が多いんだろうねぇ。
内務官僚の方のミッターマイヤー氏や、ヴィレンシュタイン叛乱の時の財務官僚もそうだし、
カール・ブラッケも一歩間違えればそうなっていただろう。

小説だと小物&悪役扱いの内務次官ラングも、
旧帝国時代には貴族の私兵が好き勝手やってる状況に対して秩序を守ろうとしてたし、
獅子帝即位後は憲兵の専横と越権行為を押さえ込んで官僚機構を確立させようとした。

ただ、憲兵との対決に対して内務尚書のオスマイヤーが及び腰だった為に
孤立無援となり結局憲兵によって冤罪でっちあげられてあぼーん

官僚として実務に励む一方で、私服を肥やさず、福祉施設に寄付を行うという稀有な人物
ただ、生真面目な分頑固でもあったというし、
元々武断政治だったのが軍閥政治化しつつある状況を看過できなかったんだろう
なぁなぁで妥協していれば、頃されることも無かったろうに

夫婦仲、親子中も円満だったそうだが、子孫は気の毒だな
世間一般の認知度としては、未だに名誉が回復してない気がする

126:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 00:27:34
そういえば、7元帥の一人であるアイゼナッハって侯爵家の当主だよな。
しかもミュッケンベルガー家やローエングラム家よりも武門の誇れ高い名家だし、
エルンストの2代前は宇宙艦隊司令長官と統帥本部総長を歴任し、4代前には宰相まで出てる。
本人もリップシュタットでは貴族軍に加わって補給部門を総括してたし。
何でわざと無視したのだろうかねえ…。

>>125
紛らわしい名前といえば、ミュラーもだな。
引っ張ればどんどんでてくるが、
獅子帝直属の若い幕僚の一人と7元帥の一人を取り違えちゃいかんだろ。。
おかげで平民なのに20代で中将とか、ありえん事になったし。

127:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 01:01:51
ミュラーは…未だに歴史小説や漫画、ゲームなどで若い元帥という扱いなんだよなぁw

アイゼナッハの事跡が捏造されてる件に関しては、獅子帝、つまりローエングラム王朝が
「旧王朝で立場的に弱者とされてた連中が集って、政治を悪い方向へ動かしてきた門閥貴族を倒した」
という名分によって成り立っているからじゃね?

アイゼナッハ家が屈指の大貴族だと、リップシュタット戦役の実態が
単なる大貴族同士の権力闘争ということになってしまい、
「貧乏貴族や平民による腐った大貴族の討伐」という正当性に疑問符がついてしまう訳で。

ファーレンハイトの場合は貧乏貴族だったから対して経歴に疑問がつかなかったんだろう

128:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/17 12:44:36
>>122
七元帥の中では一番「軍人」だったからじゃないのか?
ミュラー、ミッターマイヤーはどっちかつったら政治屋だったし
アイゼナッハは年取りすぎ、メックリンガーは保身のため、ワーレンは政争に負けて早々に引退
ケスラーは秘密警察長官とくりゃ・・・

政治的な基盤がないか、自分にそういう器量がないと見定めていたんなら
野心がないですよとアピールしつつ、政争から自衛する力を保持し続けるためには生涯現役で艦隊司令官でいるしかないだろう
下手に長官職に就いたが最後、誰かに利用されてしまうし
迂闊に野に下れば下ったでいつ叛乱容疑だのなんだのを掛けられて収監されるか分かったもんじゃない

本人にとってみれば元帥号を得たのもいい迷惑だったんじゃないのかね

129:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/24 20:43:02
>>109
獅子帝の美談のひとつにオーベルシュタイン大佐の免責を嘆願したことがあるんだが
小説の演出のお陰ですっかり陰に隠れてしまったな
獅子帝がグリューネワルト伯爵夫人を通して皇帝に働きかけたことが公式に明らかにされてる人事って
あの1件だけなのに

ああいう辻褄の合わせ方は歴史小説の常道なんだろうが、なんだか好きになれないなあ
あっちこっちで見られる人情味も獅子帝の魅力だと思うんだけど
小説だと意図的に切り捨てて「少年っぽさ」を立ててるのかね?

130:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/26 12:47:47
>>129
その話は初耳だわ
そうなるとオーベルシュタイン大佐は軍務尚書の一族だったんじゃないのか?とも思ったりするな
リップシュタットの時なんか案外真田真幸・信繁と信之親子みたいな遣り取りがあったりしてな

131:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 09:38:46
オフレッサーって、小説だと単なる低脳な脳筋扱いだけど
実際には陸戦指揮に長けた熟練の指揮官だったんだよなぁ
門閥でもないのに腕力だけで上級大将になれるわけないのは少し考えればわかるだろうに

獅子帝の策略でいとも簡単に片付けられたみたいに言われてるけど、
実際にはシュダーデンと共同戦線を組んで獅子帝側を大いに苦しませたんだよね

シュダーデンはアルテナ、フレイヤ両星域での二面作戦の指揮をとっていたんだけど、
アルテナの側が速攻で取られた分、フレイヤに戦力を集中できたのが生きた感じ
(ミッターが強すぎたのか、ヒルデスハイムが弱すぎたのかは不明)

にもかかわらず、ブラウンシュバイク公が頓珍漢な讒言を信じて
(門閥貴族って何でこうなんだろ)フレイヤ星域への補給を絶たれ、
援軍も送られず孤立無援の状態になって討ち死にという憂き目を見たんだよな

しかも悲惨なのは人質になっていたオフレッサー、シュダーデンの家族が責任取らされて殺されたこと

132:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 09:44:31
>>131
>ブラウンシュバイク公が頓珍漢な讒言を信じて

あれ?ブラウンシュバイヒ公爵は「補給艦が回せなければ戦艦で物資を届けよ」と厳命したけど
オフレッサーと仲の悪かったフレーゲル男爵が握り潰したんじゃなかったっけ?

133:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 03:03:05
>>131
そういや、リッテンハイム候爵も逃げようとして味方撃ったって言われてるけど、
よくよく調べてみると、あれって退路を塞ごうとした敵を蹴散らしただけという罠。

キフォイザー星域に友軍接近

フレイヤから逃れてきた友軍だったが、獅子帝側に補足されてしまった

リッテンハイムとしては見殺しにするわけにはいかないので出撃

フレイヤの生き残りは囮にされており、獅子帝軍の強襲を受けて混戦状態に

体勢を立て直し、ガルミッシュ要塞まで後退しようとしたら敵の伏兵

混戦状態に陥りながらも撃破、要塞内に撤退

何者かによる要塞爆破でリッテンハイム他幕僚級軒並み死亡、指揮系統大混乱

実は混戦状態に乗じて工作員が送り込まれでいた

虚報で敵を要塞から引きずり出したり、気づいて変えようとした伏兵を用意したりするなど、
キルヒアイス提督の神数鬼神の高さを示すエピソードなのに何故かスルーされてる

>>132
結局のところ、リップシュタット戦役の時のリップシュタット連合軍側の指揮系統ってどうなってたんだろうねぇ。
ブラウンシュバイクが言明してもフレーゲルが横から口出して瓦解するようじゃ終㍗る。
個々のレベルで賢明に戦っても全体的な統率が取れないんじゃそら勝てんて。

134:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 03:04:39
× 虚報で敵を要塞から引きずり出したり、気づいて変えようとした伏兵を用意したりするなど
○ 虚報で敵を要塞からやる夫を引きずり出したり、感づいて還ろうとした敵に備えて伏兵を用意したりするんど

135:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 12:36:19
リップシュタット連合軍って、

ガイエスブルグ要塞(本拠地)
ガルミッシュ要塞(リッテンハイム候爵の本拠地キフォイザー星域)
ギプフェル・ポイント(他の二つを三角形の底角とした時に、
             よりオーディンに近い頂点と言う意味で
             レンテンベルグがあるアルテナ-フレイヤ星域をそう呼ぶ)

この3拠点を軸に3C政策ならぬ3G政策を実行し、
3角形の防御陣を強いて獅子帝側に対抗したわけだ。

それぞれの角で戦術的には優位に立ったり、拮抗したりしながらも
結果的に崩されるはめになったことに対する戦犯はフレーゲルってことでおkなのかねぇ?

136:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 14:10:58
ブラウンシュバイク公爵も相当のボンクラだけどな

自分のトコで一番資産価値のあった有人鉱山惑星のヴェスターラントで
鉱夫のスト騒動のどさくさで甥っ子が死んじまったからって
「お前等の立ってる惑星は中身から全部わしのもんじゃー、文句あっか」と
ガイエスブルクで遊んでた艦隊の演習名目で惑星大爆撃
鉱山も宇宙港も軌道エレベータも全部パア(結局コストの問題でその後再建されず)

いくら面目を潰されたからって、自分の資金源を叩き潰しちゃダメだろ

正直この辺までは動員力や資金力、兵力で貴族連合がまだ優勢だったから
この後急速に瓦解していくのはこの一件でブラウンシュバイク公の性格、つかおつむの程が知れてしまったことが大きい
アイゼナッハの離反やらメルカッツ艦隊の逃亡→大量亡命がこの後すぐに起きてるからな

137:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 15:30:59
アイゼナッハの離反やらメルカッツ艦隊の逃亡→大量亡命

致命的すぎるよなw
他の二箇所の惨敗を覆せる余勢があったのに、これでおじゃんw

まぁ、同盟の方はおかげでアムリッツァとクーデターでゼロに等しくなっていた宇宙艦隊が補充できたんだが…

138:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 20:20:04
フレーゲルがリップシュタット連合軍の足を引っ張りまくっていた背景には、
彼が獅子帝側に内通していたのではないかという説があるな。

敗戦直前に彼を殺害したシューマッハ大佐なる人物は、
獅子帝には降伏せずランズベルク伯と共にフェザーンに亡命しているし。

139:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 21:52:02
殺害される直前に旗艦以下数隻で獅子帝の艦隊の前面に進出したってのは
やっぱり何か密約でもあったんだろうなと思わざるを得ないよなぁ

1対1の決闘をしたかったってのは流石にアレだがw

140:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 16:06:00
殺害された直後にUターンだものな
裏切り発覚で部下による殺害が一番ありえるパターンだろう
あとさらに言うとアイゼナッハが離反する直前にフレーゲルの領土に立ち寄ってる
港の記録に旗艦の名前がしっかり残ってるしな

141:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 16:15:52
>シューマッハ大佐なる人物

獅子帝崩御後になるが辺境警備部隊の司令(根拠地隊か艦隊か不明)やってるんだよな
いつ帝国軍人に戻ったのか、どういう経緯があったか分からんが。
案外世渡りの上手い人物だったのかもな。

一説にはジークフリート・キルヒアイスと親交があったというランズベルク伯爵も含めて謎が多い。

142:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/13 19:19:46
シャンタウ星域でロイエンタールがメルカッツに負けたことになってるけど、
メルカッツはシャンタウで交戦したことは一度もなく、
そのころシャンタウ方面の司令官だったのは子爵家の当主ノルデン大将。
彼はその後ガイエスブルク要塞攻防戦で戦死してるので、
メルカッツの功績にして、貴族にはろくな軍人がいなかったってさせたかったのかな。
…そういうメルカッツも実のところ侯爵家の三男なんだけどもね。

143:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 21:45:12
>>141
つうかシューマッハなる人物も文献調べてきゃたくさん出てくるだろ。

フレーゲルの部下のシューマッハと、いわゆる皇帝拉致犯のシューマッハと、辺境警備部隊のシューマッハは別物だろ。
で、辺境警備部隊のシューマッハだけ肖像が明確だから(あの顎割れの肖像な)、
全てが同じシューマッハって形にされてしまった。
でも皇帝拉致犯を公的にやとうことなんて考えられないわけでね。

ちなみにシューマッハの肖像については、顎のラインが全然別の肖像もあるだけに、別人説はかなり強いと思う。

>>97
あのときヤンがイゼルローン不在なのは事実なんだけど、
小説だと査問会に出頭していた、って形になってるんだよな。

でも真実は副官(後のヤン夫人)とのバカンスでしょ?

だから小説のくだりで「ヤンの醜聞が新聞で報じられた」みたいなことが書いてあったけど、
あれだけは実際の新聞記事を使ってたんだよな。
結局歴史資料としての新聞記事との整合性がつかなくなるから、そういうストーリーにしたんだろうけど…

あとその新聞の記事は「トリューニヒト派のタレコミ」ってのが小説での認識だけど、
その新聞社の社史編纂室によると、タレコんだのは結婚を焦った副官らしい。

144:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 01:32:28
副官(グリーンヒル)で思い出したけど
クーデターの時に実はヤンはグリーンヒル大将に完全に同調していたという説もあるな
パイプになったのはグリーンヒルの娘である副官だとか

当時流れたデマとして
「イゼルローンがクーデター派に同調した」
というものがあって、その為に第1艦隊が身動き取れなかったという記録がある
これがもしデマでなくてガチなら、そら誰も彼もが泡を食うわ

で、艦隊を率いて出撃したのも各地で勃発した反救国軍事会議の行動を取る駐屯地を制圧する為だとか
こうなると、ルグランジュ提督の第11艦隊は逆にクーデターに同調せず、
ヤンをとめようとして敗れ去ったことになる

ただ、その後内部対立でグリーンヒルが暗殺されると
組織内で首領の娘婿候補&最大軍閥だったヤンの立場も微妙なもんになったし
組織自体が民衆の支持率落としてやばいことになったんで
部下のバグダッシュに命じて記録を改ざんさせたとか、させないとか…

145:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:09:15
>その為に第1艦隊が身動き取れなかったという記録がある

その記録自体がバグダッシュによる改ざんを受けてる可能性もある。
イゼルローンが救国軍事会議派に同調したと軍首脳部が思ったのなら、
第11艦隊とヤン艦隊の合流を避けるべく、第1艦隊は第11艦隊を後ろから襲うのが
普通じゃないか。
結局のところ、当時バーラト星系で最大の機動戦力だった第1艦隊はグリーンヒルの
直轄指揮下にあったと考えると、むしろ納得できる。

つまり、救国軍事会議内のグリーンヒル=ヤン派閥が、
第1艦隊・アルテミスの首飾り・ヤン艦隊・イゼルローン要塞
の4戦力を完全に押さえ、結果的に同盟軍の宇宙戦力の8割以上を独占したがゆえに、
救国軍事会議内での少数派であるルグランジュやシャンプール占領部隊が
暴発したのがドーリア星域会戦の始まりだったと考えればよい。

最前線の軍人として、帝国側の動きから目を離したくないヤンとしては、
放っておくという選択肢もあったはずだが、
中央のグリーンヒルは、やはり離反を許すわけにも行かず、
連絡将校としてバグダッシュを送りつけて、ヤンを無理矢理シャンプールの攻略と、
第11艦隊との戦闘に駆り出した。

当初の計画では、シャンプールの攻略後、グリーンヒルの直轄指揮する第1艦隊とヤン艦隊で
第11艦隊を挟撃するはずだったんだが、シャンプール攻略の途中で連絡将校の
バグダッシュが重傷を負って、タンクベッドから出れなくなってしまい、
結果、ヤン艦隊は第11艦隊と単独で闘う羽目になってしまった。

コレはバグダッシュ一人の責任じゃなく、同時期に起きた「スタジアムの虐殺」の
後処理に手をとられて、グリーンヒルがバーラト星系から動けなかったことも原因だ。

原因が何であれ、グリーンヒルとヤンの間に不信感が芽生えたのは事実で、
ヤンはバーラト星系外縁部の制宙権を完全に奪ってしまうことで抗議の意思を伝えようとした。
そこで起きたのが「アルテミスの首飾り破壊事件」だ。

146:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:10:53
正史で語られているように、星系外縁部の惑星から氷を切りだしてラムジェットで加速しても、
亜光速には到底届かない。
星系内にはラムジェットの燃料になる水素が少なすぎるからね。
実際には、ルグランジュがバーラト星系を出発する前にオールトの雲の中で
亜光速にまで加速した氷塊を用意していたんだ。

ルグランジュが戦死し、ロクに記録も残っていないから、ココからは推測になるが、
ルグランジュの構想としては、第11艦隊でヤン艦隊を撃破し、
返す刀でバーラト星系で第1艦隊と対峙して動きを封じ、
亜光速にまで加速した氷塊を使って、アルテミスの首飾りを完全に破壊して、
その光景を見せ付けることで、第1艦隊とグリーンヒルの士気を挫き、
一気に勝利をつかむつもりだったんではないかな?

かなり思い切った作戦ではあるが、グリーンヒル=ヤン派閥が持つ
第1艦隊・アルテミスの首飾り・ヤン艦隊・イゼルローン要塞の4戦力に、
第11艦隊だけで対応しようとしたら、コレくらいしか手が無い。

ルグランジュの準備はある意味無駄に終わったんだが、事前にセットされた軌道に従った氷塊は、
アルテミスの首飾りを破壊してしまった。
結果だけみれば、ヤンが制宙権を握っているバーラト星系外縁部から飛んできた氷塊が、
アルテミスの首飾りを破壊してしまったわけだから、ヤンとしては言い訳のしようも
無い状況になった。

147:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:12:11
ココで起きるのが、グリーンヒル暗殺事件。
しかも、犯人はリンチだったという説がある
ヤンの元上官で、クーデター前年まで帝国領で捕虜として抑留されていた男だ。
クーデターの直前にヤンの指揮下にあったイゼルローンで捕虜交換が行われたわけだから、
ヤンとリンチが接触した可能性は捨てきれない。

これまた推測になってしまうが、「言い訳のしようも無い状況になった」ヤンが
リンチを使って暗殺した可能性が一番高い。
ヤンが、そのまま救国軍事会議、ひいては同盟の権力を握らなかった点がこの説の弱点だが、
トリューニヒトにこの暗殺の証拠を押さえられたとすれば、その後の推移とも合致する。

状況証拠として、このクーデターの後、ヤン艦隊は中堅士官を引き抜かれることで弱体化し、
ヤン自身も査問会なる法的根拠の無い糾弾会に呼び出される等などの嫌がらせに近い扱いを受けるんだが、
バーラトの和約直後のトリューニヒトが権力を持たなかった時期を含めて、
ヤンがトリューニヒトを公の場で非難したことが無いことを指摘しておこう。

148:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 07:18:06
こうしてみると、公式記録ってのも存外怪しいもんだなw
どんだけ改竄されてるかわかったもんじゃない
個人の日記とかで残されてる資料も見ながら検討しないとドツボにはまりそうだ

149:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 09:13:09
>>148
公式記録が怪しいと言うより、
出版されている公式記録は、一次資料を編集した二次資料だから、
編集者の勘違いや、それこそ悪意が混ざっている可能性が否定できないわけで。

ちゃんと調べようとしたら、「公式」であっても、
当時の編集されていない軍の命令書などをしっかり
見ないと。

150:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 10:16:04
>>148
つうかその個人の日記だって、ろくなこと書いてないだろ。
有名なところでは帝国ではメックリンガー、同盟側だとユリアン・ミンツだろうけど、
メックリンガーは詩的韻文かつあまりに難しい暗喩使ってるからその解釈があまりなされてないのが現実だし、
ユリアンのほうは私的なことが多い上に、後の夫人であるカーテローゼと出会った後は、
ほとんど性行為の記録しか書かれていないわけで…

「革命戦争の回想」はありゃ記録文献とは言えんw
単なるアジ宣伝文みたいなもんだw

>>149
つうか軍の命令って時点で、公文書館での開示対象にならんしな。

さすがに勅命はちゃんと記録に残ってるが、ラインハルトⅠ世の勅命はあまりに文章が簡潔すぎる。
あれじゃあいかようにも解釈できてしまうと思うんだけどな…



151:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 10:50:01
>>147
つうか帝国領侵攻失敗→クーデターで中堅幹部がゴソッと抜けた状況だし、
それ考えると普通に人事異動かけたとしか思えないんだけどね。
まさかヤン艦隊だけに軍事力を集中させるわけにもいかないだろうし。

あと査問会については、143の言うように実情は単なるヤンと副官のバカンス。
さすがにバカンスに行ってたときに侵攻受けてたという状況は責任放棄としか見えんから、
「査問会」ってのをでっちあげた、ってのが現実だよな。
そしてヤン醜聞をもみ消すためにそういうシナリオ書いたのがトリューニヒト派の連中。
だから、ヤンはトリューニヒトに頭が上がらなくなった、ってのが現実。

>>145
>「スタジアムの虐殺」
これについてもいろいろと異論が出てるね。

ジェシカ・エドワーズってのは今でもプロ市民業界では「反戦のジャンヌ・ダルク」みたいな呼ばれ方してるんだけど、
実のところは過激派テロリスト以外の何者でもなかったんだよな。
あのクーデターだって、「エドワーズ委員会」の連中がハイネセンで暴動や放火を繰り返すから、
グリーンヒル査閲部長が治安部隊を出したところ、「エドワーズ委員会」が重火器持ち出して…ってのが現実。
要するにテロリストとの内戦でしかなかったんよ。
それをジェシカ・エドワーズを信奉しているそっち系の人たちは「クーデター」「軍の弾圧」とでっちあげた。

「スタジアムの虐殺」の死者人数だって、そもそも変なもんだよ。
市民側2万人、治安部隊側1500人ってのが公式発表だけど、
そうだとするともっと多数の人間がスタジアムに集まっていたことになるわけで。
だとすると少なくとも10万以上の人員が入るスタジアムが必要になるけど、
はっきり言ってそれだけ入るようなスタジアムなんて帝国中探しても見たことない。
まして市民活動家側が主張する死者20万説とか40万説とかは集めるのも無理なんだよな。

152:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 20:21:49
>>151
虐殺否定派は、死者の人数的にスタジアムに入りきれないとよく言う。
だけど、市民はスタジアムの中だけで殺されたのではなく、
むしろスタジアムの外や、ハイネセン以外の都市でより多く殺されている。
「スタジアムの虐殺」という名前がスタジアムの中だけ、
という意味合いがするのが、ミスリーディングなんだけれども。

あと、当時クーデター派は暴徒鎮圧用の部隊を所有していなく、
艦隊要員を地上に降ろして警備に当たらせていた。
(当時、文民による警察組織は、クーデターに反対しており、
 クーデターはに対して協力的でなかった。)
兵士たちには、暴徒鎮圧用の兵器が十分になく、
逆に重火器を渡されていた、
しかも、暴徒鎮圧の経験もない。
これなら、殺しすぎてしまうのも仕方がない。

153:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 21:41:09
スタジアム関連で言えば前々から
治安部隊側の1500人死亡ってのが気になってた
詳しくは知らんが、地上戦ってのは
一人死ぬとけが人が最低でもその倍いるらしいので
単純計算しても4500人、最低でも二個連隊以上の人員が投入されてたことになる

>>152の言うように、
兵士達に重火器が渡されていたんだとしたら、
犠牲者が増えるのもわかるんだが、
逆にそれだけの勢いで殺戮されたらそれこそ群集側が瓦解するだろ
どこをどう間違えば重火器持った軍隊側に1500人の死者が出るんだろう
(一割やられたら実質全滅だしな)

154:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 21:52:05
>>151が言っている
> 「エドワーズ委員会」が重火器持ち出して…
というのは別の解釈があって、
クーデター派の治安部隊の一部が、
「自分たちは市民を守るために武力を使うのであって、
 市民を攻撃するためではない。
 市民を攻撃するのなら友軍であってもこれを討つ。」
と言って、エドワーズ議員側に参加した。
そのため、治安部隊同士で重火器で撃ち合ったということで、
治安部隊にも相当の被害が出たらしい。


155:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 22:18:15
スタジアムの件における当時の同盟政府国務委員会の最終報告を見る限り、
重火器の撃ち合いがあったことは事実らしい。
死者の内訳に銃撃などの火気による死者が双方で出ている。
特に治安部隊側の死者の半数近くが銃撃による死亡、
残りも混乱の中で治療できずに致死とみて間違いないと思う。

ちなみに、民衆の死者のうち八割以上が圧死によるんだそうだ。
銃撃戦の結果パニックに陥って…ということらしい。

156:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/06 23:08:11
>>107-111
帝国側には同姓同名の人多いけど、
同盟側じゃそういう話あまりきかんね

157:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/06 23:28:38
>>156
帝国側だと、劣悪遺伝子排除、もとい、人種差別を避けるために、
ドイツ系の姓に変える人が多かったから、
人口の割にパターンは少ない。

158:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/07 11:20:17
とはいっても、同盟の側も元をたどれば亡命者でしょ?
その割にドイツ系が少ないってのが気になる

自分達のルーツを覚えていて、亡命した後でそれに改名したのかね?

159:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/07 14:56:32
ゴールデンバウム王朝初期には、
平民はドイツ系の姓に変えることができなかったらしい。
そもそも、少なからぬ貴族は、ルドルフによってドイツ系の姓を与えられていたから、
「ドイツ系の姓=特権」という観念が強かったためだと言われているけれど。
なので、同盟の建国者たちや初期の亡命者たちは、
ドイツ系の姓をもっている人が少なかった。

獅子帝の即位の少し前の時代になると、
帝国側で、その観念もだいぶゆるんできていて、
むしろドイツ系の姓に変更されることが推奨されていたようだ。

160:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 13:04:23
イゼルローン要塞の装甲は固体?液体?

161:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 13:15:46
イゼルローンの流体装甲は後の世に作られた大河3Dアニメに関わった
スタジオキメラのカトウという人が考案したフィクションという説があるね。

162:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/20 11:42:45
アニメといえば、あのラインハルトの白いマント。
あれって、三長官と宰相を兼任したときに下賜されたんであって、
それまでは他の元帥と同じマントだった。
だからアムリッツァやリップシュタットで白いマントつけてんのはおかしいんだよね。

163:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/24 16:09:30
現在、帝国最高貴族のキルヒアイス大公家の始祖ジークフリードが獅子帝に殉じた忠臣扱いだからな。
実際は彼の両親がグリューネワルトのことを宮内庁に言ったから、彼女が後宮に納められたんであって、
セバスティアン・ミューゼルが娘を売ったんじゃないんだよな。

164:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 22:34:52
第3時ティアマト会戦でのホーランド中将の戦死は仕組まれたものだったという説がある。

統合作戦本部は早い段階で帝国軍の編成を把握していたので、
第4、第5、第6、第10、第11の、5個艦隊、6万を超える戦力を投入しようとした。

小説や活劇なんかだと、

・第4、第6艦隊の出撃に対する防衛委員会の承認が遅れた
・第5、第10、第11の3個艦隊が先行して敵の様子を伺いながら第4、第6艦隊を待つことになった
・第11艦隊司令官だったホーランド中将が、功名心に駆られて無謀な突出をした。
・第5、第10艦隊それぞれの司令官だったビュコック、ウランフ両中将が勧告した。
・ホーランド中将は両提督の警告を無視し、連携も怠った。
・結果として、当時中将だった獅子帝によって隙をつかれて戦死した。
・第5、第10艦隊が袋叩きに会った第11艦隊を救出しながら退却した。
・第4、第6艦隊の到着により帝国軍は撤退した。

ということになっている。

165:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 22:35:42
ところが最近公開された帝国図書館所蔵の当時の同盟側の資料によると、
第11艦隊が先発した直後、残りの艦隊の出撃に対する国防委員会からの承認が取り消されている。
その為法的根拠を失った他の艦隊は出撃適わず、
しかしながら帝国軍に領内を蹂躙させるわけにもいかず、
第11艦隊はたった1個艦隊で帝国の6個艦隊を相手にせざるをえなかったことになる。

残された艦隊の出撃に対して国防委員会の認可が出たのは実際に戦闘が開始された後のことであり、
会戦全体の経過や、第11艦隊からの増援要請等の記録を見るに、
6倍差の敵に対してホーランド提督は長時間にわたって粘り強く抵抗したようだ。

だが、他の艦隊が援軍として駆けつける頃には寡、衆に敵せずホーランド提督は戦死。
そこを当時副司令官だったルグランジュ少将が取りまとめて全軍壊滅をかろうじて凌ぐ。
そこへようやく増援艦隊が到着し第2ラウンド開始。
帝国軍は、第11艦隊相手に消耗した挙句、
その敵討ちに燃える第4、第5、第6、第10艦隊の猛反撃により撤退。

これが第3次ティアマト会戦の全貌である。

ホーランドは当時32歳にして中将。
かのブルース・アッシュビーに並ぶ出世から、当時のマスコミにはその再来と称された。
かつてアッシュビーは政界進出をにおわせた後、第2次ティアマト会戦において不自然な状況下で戦死を遂げている。

仮にアッシュビーの死が、ハイネセンの政治家達による策謀だとしたら…
ホーランドもまた、その再来を危惧された為に死地に立たされたという可能性もあるだろう。

166:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 08:46:20
なにその出る杭は打たれる理論

167:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 21:16:50
>>150
>ユリアンのほうは私的なことが多い上に、後の夫人であるカーテローゼと出会った後は、
>ほとんど性行為の記録しか書かれていないわけで…

いや、あの日記は歴史資料としては主観に過ぎるあまり、信頼性は薄いけど後半の夫人との
出会いから、童貞と処女だった2人の初体験、そしてSEXを重ねて、
様々な性技にチャレンジしてゆく、詳細な記録描写は秀逸ですよ!
なまじユリアン・ミンツに文章力があるから、エロいのなんのって。
その・・・ぶっちゃけ、何度も抜きましたw 
いや、このスレにもあの日記で抜いた奴は何人もいるはずだ!
後年、この日記の性描写部分が「ふたりエッチ」ってタイトルで、三次元漫画化されたほどだ。
さすがにミンツ夫妻の名前は変えられてたけど、モデルはバレバレで、自治政府の
取り締まりで発禁になりかけたが、宇宙唯一の民主主義政体として、表現の自由をめぐって
長いこと論争になったほどだ。
「ふたりエッチ」は、ハイネセン編は今でも古本屋やネトオクで手に入るが、
初体験前後を収録したイゼルローン編はなかなか手に入らないんだよなあ・・・誰か持ってる?

168:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/08 02:24:42
アッテンボローが1番Hが上手そうだな。

得意技は1点集中攻撃(Gスポット攻撃)と
逃げる振り(入れる振り。チンポの先っちょだけ入れて抜いて、入れて抜いての繰り返し)
愛液が出てきたら、「お客さん、ご案内ー」とでも言うのであろうか?

やっぱ精子を出すとき、同盟軍は「ファイヤー」、帝国軍は「ファイエル」、
アイゼナッハは「チェックメイト」とか言うのかな?

169:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/08 18:11:10
少しお邪魔します。_(._.)_ペコリ
イタリアのアブルッツォ地方地震の義援金について某所より転載。


334 名前: 名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中 投稿日: 2009/04/07(火) 20:49:37 ID:5Vq3qRxp0
イタリア地震。結構大きいらしい。
建物が古いので死者も確認するたびに増えているらしい。その義援金をイタリア大使館が募集始めた。
URLリンク(www.ambtokyo.esteri.it)
で・・・。
なんでここに貼るのかというと、まるで、今日本に善行されると困る人でも居るのかと疑いたくなるくらいに
何故か今回マスコミが全くだんまりを決め込んでいるから気になって仕方が無いので・・・。

(中略)

2chのニュースでも、結婚観とか伸びそうだけど結局は今はどうでも良い様なスレがここぞとばかりに上がってて何か変だなって
感じがして・・・。気のせいなら良いんだけど。

という訳で、すいません。一人でコピペして回るとアク禁食いそうなので、気がついた方、
・ヘタリアファンのいそうなスレ
・マスコミに疑問を持つ人のいそうなスレ
へコピペ願います。
マスコミが動かなくても、日本人は動けるんだ、人助けだって出来るんだって事も出来れば証明したいし・・・。
重くなるならこれだけで良いですので、よろしくお願いします。

尚、当大使館は地震で被災された方々への真心の義捐金を募っています。
振込み先は下記までお願い致します。
振込先銀行名: 三菱東京UFJ銀行 本店口座番号:当座0143319名義(カナ):インテーザ サンパオロ エッセ ピー ア トウキョウシテン*
*振込みに際して、送金者の氏名欄には氏名の後、次の7桁の3001 100の番号(募金目的番号)を付け加えてください。



との事です。

170:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 15:05:09
「勝利の建設者」ミュッケンベルガー元帥の軍制改革にはまるで触れられてないな。
帝国軍の抜本的改革を主導して18個艦隊という史上空前の大艦隊を整備し、第二次ティアマト以降
同盟側に傾いてた軍事バランスを帝国側に引き戻した名将であるのに。
人事制度を刷新して、双璧を初めとする非門閥派の若手将校を積極的に登用したのもミュッケンベルガーの
功績があった。小説ではラインハルトが一から集めたように書いてるが、元帥なりたての若造にそこまでの
影響力があったとは思えない。双璧や義眼からして元々ミュッケンベルガー閥の出身であった事からも、
当時の獅子帝の政治的限界が見てとれる。
そもそも“宇宙艦隊副司令長官”などという前例にない役職が出来た事自体、軍部における
ミュッケンベルガーの勢力を削ごうとした宮廷の思惑があったという説もある。

この人の不幸は、晩年政治的に精彩を欠いた事だった。
ソリヴィジョン版だと皇帝没後、ラインハルトと手を組んだリヒテンラーデによって失脚に追い込まれた際、
ブラウンシュバイク公やリッテンハイム侯から決起を進められる場面がある。
が近年帝国軍務省から公開された資料によると、実際に決起を勧めたのはメルカッツやシュターデンといった
配下の提督達だったと記されている。もしこの時ミュッケンベルガーが彼らを率いて決起していれば、
内戦の様相はかなり異なったものになっていただろう。しかし穏健な保守主義者だったミュッケンベルガーは
皇帝に軍を向けるのを躊躇い、結局勅命に従って引退してしまった事がその後の歴史を決定付けた。

彼の後継者となったラインハルトは軍部における旧ミュッケンベルガー派を解体して自派に組み込むが、
それを嫌ったかなりの人材が貴族連合軍に流れ、結果として内戦の長期化に繋がったと言われている。
内戦後メルカッツが自由惑星同盟に亡命してまで帰服しなかったのも、大恩あるミュッケンベルガーを
失脚に追い込んだのを許せなかったからだとか。

彼の晩年は不明だが、一年金生活者として余生を送ったとも、影響力を恐れたラインハルトの刺客によって暗殺されたとも。
時代に乗り損ねた名将の不運といってしまえばそれまでだが。

171:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 16:22:39
獅子帝の躍進の最大の切欠は、
ミュッケンベルガー派内のレンネンカンプ派をうまいこと自分の牙城にできたからっしょ。
内部から双璧やら義眼やらをバシバシ引き抜いたんだから獅子帝の立ち回りの良さは異常。

まー最後の最後にはミッターマイヤー派が高笑いする結果に終わったのは周知の事実だが。

172:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 21:00:19
ミュッケンベルガー元帥の功績が大きい割りに評価されていない一方で、同盟のトリューニヒト氏もかなり無理をして悪役に仕立てられているようにに思える。
宇宙歴796年の会議でトリューニヒト氏は出兵反対に票を投じているが、これは当時の同盟の保有する戦力からみて明らかに失敗に終わる事が明白だからである。
その後トリューニヒト氏が評議会議長に就任できたのは先見の明を買われたからである。
にも関わらず、以上の事実を利用してトリューニヒト氏が悪徳政治家の如く振る舞ったように描かれているのは、悪質な歴史の捏造ではないだろうか?

173:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 22:35:41
>>171
だな。獅子帝の尋常ならざる出世は後宮の姉より、むしろ軍部の実力者の後ろ盾を得た事が大きいだろう。
小説や活劇だと超然と振舞ってるけど、実際は元帥になってからも昔の親分をかなり憚ってたそうな。

最新の研究で、これまで獅子帝の華麗な活躍ばっか強調されてたリップシュタット戦役の実態がだいぶ明らかになってるな。
歴史小説や立体活劇で描写される様な“門閥貴族VS平民代表獅子帝”ではなく実際は“正規軍内部の軍閥対立+皇位継承問題”という構図であったと言われてる。
保元の乱みたいなもんだ。貴族が支配権を失い、武人が取って代わるという構図まで同じw

ところでメルカッツとシュターデンは資料によると同格の上級大将だったのに、小説で何故か差が付けられてるのは何故だ?
>>131でも書かれてるが、シュターデンに関しては茶髪の逆恨みのせいでかなり不本意な評価されてるからなぁ。黄金樹朝末期においては
最も優秀な戦略理論家の一人なのに。まぁこいつとメルカッツが主導権争いしたのが貴族連合軍最大の敗因とも言われてるけどなw

174:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/02 10:32:55
二人とも、アスターテ当時はそれなりに親交もあったんだけどね。

ちなみにそのアスターテ、小説や活劇だと獅子帝側が2万とかいってるけど、
獅子帝、メルカッツ、シュターデンの三個艦隊、3万5千ってのが実情。
ファーレンハイトやエルラッハ、フォーゲルは獅子帝艦隊で分艦隊の司令官を務めていたそうな。

175:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/03 04:33:28
>>172
あの小説の上手いとこはトリューニヒト氏の業績を正確になぞっときながら、
その理由を何の資料的裏付けもなく“彼自身の利益の為”と決めつけてるんだよなぁ。

地球教徒とグルとかどんだけ小説的展開w
クーデターん時、隠れ家にしてた別荘の管理人がたまたま地球教徒だったてだけで飛躍し過ぎだろ。

>>174
アスターテに限らず、ミュッケンの軍制改革前の帝国軍の組織編成に関しては
門閥貴族の私兵なんぞとごっちゃになっててよ~分からん。
誰か分かりやすい資料とか知らない?

176:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/03 12:37:49
トリューニヒト議長が自分の利益と保身の為だけに行動していた人間というレッテルは、
氏を悪者にする為だが、これはおそらく同盟降伏の責任を氏に押し付ける為のものだろう。

そもそも同盟が降伏に至ったのは、
アムリッツァとクーデターによって戦争継続が不可能な状態に陥ったことが根本的な原因。
ハイネセンに敵軍が迫った時点で降伏以外の選択肢を潰されているのに、
それを「ヤンが頑張っているのにこいつのせいで負けた」的な扱いにされている。

ちなみに憂国騎士団なんてものは完全に創作な。
トリューニヒト氏に都合が悪い連中を抹殺する為の私兵集団とかどんな陰謀史観www

177:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 14:08:08
>>176
トリューニヒトは良くも悪くも作中の“政治的怪物”という表現が似合うな。
政治として有効とみれば、昨日までの自分の主張と180度反対でもためらいなく採用する。
それを変節と思わせない弁説と調整力、そしてバイタリティは大したもんだ。
ルドルフが貫徹型の天才なら、こいつは変化型の天才だな。
ただこ~いう奴はやはり良くは書かれんだろうな。実際新領土じゃ今でも彼への賛美は禁句みたいだし。
巧言令色の輩と思われがちだが、ある意味こいつほど後世の評判を気にしなかった男も珍しい。
それが公益と信じての事だったのか、あるいは自分自身の為だったのかは正直知るすべもないが。

あと警察関係の記録とか調べてみたら、“憂国騎士団”って組織は実際に存在してた。
当時乱立してた過激派団体の一つで、街頭宣伝とか反戦活動の妨害とかで悪名を馳せてたらしい。
もっとも活動が活発になったのはアムリッツァ戦後で、トリューニヒトと関係があったかは今のところ不明。
同じタカ派でもトリュは中道寄りだったらしいからな。実際はむしろ狙われる方だったのかもw

178:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 15:53:25
作中で語られる憂国騎士団の関与したという事件も、
原型になった事件はそれぞれ存在するが、
ソレを全部1つの団体がやったというのは、かなりムチャな推論だ。

というか、もし「愛国を理念とする一つの団体」が
「アスターテ会戦から帰還したばかりの英雄」ヤン・ウェンリーの官舎を襲撃し、
「アスターテで戦死した男の婚約者」ジョシカの選挙を妨害してたら、
それ以降、敵対組織の格好の宣伝のネタになってるはずだ。

179:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 20:18:32
バーミリオン会戦の幕をひいたのは、同盟政府がヤンに出した無条件停戦命令だけど、この決定が下された席にトリューニヒト氏が地球教徒を伴い、会議に列席した首脳メンバーを脅迫した、という事実もないようだね。
残された議事録からみると、国防調整会議は当初軍部の徹底抗戦に傾きかけたが、トリューニヒト氏が奔走したおかげで、「停戦」に意見をまとめられたようだ
もしトリューニヒト氏が意見をまとめる事に失敗していたらハイネセンの人的・物的被害はどれほどになっただろう。
トリューニヒト氏は、当時、降伏反対の過激派に狙われていたため多数のSPを連れていたらしいが、いくらストーリー演出のためとはいえ、被害を最小限に食い止めた政治家をあんな書き方するのはなあ

180:名無しは無慈悲な夜の女王
09/06/25 18:48:25
ヤン・ウェンリーが行った様々な魔術が数多くの謎を含んでいる事は周知の事実ではあるが
その一つに第7次イゼルローン攻防戦の顛末とその後の要塞司令官シュトックハウゼン大将の消息と言うものがある
彼の不名誉な降伏によりイゼルローン要塞が失陥したのは歴史的な事実であるが
後の捕虜交換の名簿に卿の名前が無いのは勿論、同盟内のどの捕虜収容施設にもその名は見当たらず公的な資料からその名は消えてしまっている
シュトックハウゼン卿が駐留艦隊司令官ゼークト大将と深刻な対立状況にあったと言う多数の証言
500万人が居留する大要塞をたった数名の工作員が占拠したと言う信じ難い顛末は一つの結論へと我々を誘う

181:名無しは無慈悲な夜の女王
09/07/11 01:52:31
シュトックハウゼンにメリットのある話とも思えん

182:名無しは無慈悲な夜の女王
09/08/23 16:28:19
獅子帝は在世時から人気が高かったから各地で信憑性のまったく無い伝承や伝説が残ってるんだよな。
シャフハウゼン子爵の鉱山をめぐる決闘の代理人を勤めたり、
逃亡したヘルクスハイマー伯爵の娘を同盟に亡命させたなんていう事実はどこにも無い。

ただ森の中で暴漢に襲われた時相手の剣を素手で捉えたというエピソードはきちんと残ってるんだよな…。

183:名無しは無慈悲な夜の女王
09/08/31 23:36:53
>>182
獅子帝の主な支持基盤は軍部や官界で多数派占めてた下級貴族&平民富裕層だろ?
田舎のあたり行くと、今でも門閥貴族びいきが少なくないぜ。
俺の爺さんの兄貴は昔リヒテンラーデ侯爵家に仕えてたそうだが、法事とかで会う度にそれ自慢してたなぁ。

184:名無しは無慈悲な夜の女王
09/09/01 15:05:21
ユリアン
オナニー

185:名無しは無慈悲な夜の女王
09/09/13 12:48:58
>>183
門閥貴族つったって、お話に出てくるような悪逆な連中ばっかりじゃないしな。
地元じゃ名君とまではいかなくても人の良いお殿様程度だった連中のが多い。

領主が寝坊して地元の祭りに遅れた時、
心配した領民達が屋敷に見舞いに押しかけたもんだから、寝起きで慌てて参加したなんて日記も残ってるし。

186:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/03 03:19:21
小説や活劇とかだと、ヤン・ウェンリーはバーラト和約以後退役となっているが、
記録を確認するとそんな記述どこにもないどころか、宇宙艦隊司令長官職に就いてる。

その後のレンネンカンプ虜囚事件も正当防衛ではなく純然たるクーデターだったのかも…

187:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:46:44
そういえば、ウルヴァシー事件の調査が一段落した後現地で発見された謎の焼死体とグリルパルツァーの六時間の所在不明について触れている歴史書は少ないな。
地球教徒による影武者すり替え説にはかなりの信頼性があると思うがどうだ?
もともとグリはロックウェル処断の時その場に居合わせた。
どう考えても本人ならあんな反逆をやるはずがない。成功しても死は避けられないと分かってるはずだからな。
ソリヴィジョンだとファーレンハイトになってるが、獅子帝がロックウェルを引見したところにいたのは直属に呼び返されていたグリルパルツァー、クナップシュタイン。
レンネンカンプはソリヴィジョンだと弁務官になってるが、実際にはバーミリオン以前に重傷を負って戦列を外れてる。
確か処刑を執行したのもグリだし。
まあ一個艦隊が丸ごと地球教徒に乗っ取られたなんて格好悪すぎるから裏切り者に仕立てたんだろうが…。





188:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:54:47
それにしてもソリヴィジョンでのレンネンカンプとヴィンクラーの扱いは悪すぎる。
史実では初代弁務官はヴィンクラーで、とりあえずの体制を固めて本国に帰って軍事参議官で退役してるのに、ソリヴィジョンだと麻薬中毒で行方不明だからな。
レンネンカンプは柱に潰される重傷から復帰して二代目弁務官。
ヤンが拉致したのは三代目弁務官のフェルデベルトなんだが…。
長い在任期間から弁務官=レンネンカンプという固定観念が定着してしまった分損をしているな。

189:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:59:55
>>185
クラインゲルト子爵の執事のモンタークの回想録に出てくる子爵の若い頃の話か。
子爵が助かったのって、第七艦隊が比較的穏健派だったのもあったけど子爵がそういう具合に領民から慕われてたからホーウッドも処刑できなかったんだよな。

孫のカールも憲兵総監になっちゃったから評判悪いけど、領地に帰れば善政を敷いてるからなあ。

190:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 03:07:18
ちなみにケスラーの故郷周辺は総じてそんなのどかな地方だったらしい。
ニードリヒ中佐が物資徴発に行ったダンク男爵地はワインの名産地で、男爵は酔いどれだったけど気前は良かったらしい。
宴会に出かけた酒場の支払いを全部持ったという記録がある。
副司令官イェーナー大佐が行ったモールゲン子爵領も小麦が名産で、クラインゲルトと品質を競うほどだった。
子爵は植物学者で、シャフハウゼン子爵とは仲良し。

みんなゴールデンバウム王朝初期からの名門なんだけどね。
だのに創作では全然触れないんだよな。

191:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 00:19:44
>>187
ウルヴァシー事件といえば、そもそも何故獅子帝がウルヴァシーに立ち寄ったのかが不明。
当時大親征慰霊碑はまだ当時着工してないし。

192:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:17:11
>>170
獅子帝の死後ミュッケンベルガー伯爵家を再興してアレク大公の養育係になった。
ミュッケンベルガー伯爵家は甥がリップシュタット戦役で貴族連合軍に参加して戦死し、領地財産没収になってたんだが、それを返還されたうえ上級大将で現役復帰。
死後ローエングラム王朝の元帥に叙せられてる。

皇帝じゃないから等身大より若干大きい銅像も建てられてるぞ。

193:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:20:00
>>191
あれはアレク帝の創建だからな。
用地選定のため訪れたという説もある。

194:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:32:35
>>175
グリンメルスハウゼン回想録の第五巻第三章から第六巻二章を読むんだ。
宇宙艦隊の体制についてかなり詳しい記録ある。

>>180
あ、それ?
移送される前に事故死したんで同盟の捕虜収容所に収監されてないだけ。


195:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:41:03
誰か、ローエングラム王朝歴代誌の初版本をどこかで売っているのを見なかったか?
一週間前空き巣に入られて他の本と一緒に盗まれた。

畜生、あれと「ヴェストパーレ男爵夫人の生涯」は二冊で7000マルクもしたんだぞ。
曹長の給料二か月分だ!
ローエングラム王朝初期の宮廷、貴族社会を知る貴重な資料なのに…。

196:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 18:18:01
近所のちっちゃい図書館になら第2版が残ってる。
事前に申請すれば有料で電子データをコピーできるけど、それじゃだめ?

グリルパルツァーといえば、元々ワーレンと家族ぐるみで親交があったらしいね。
ロイエンタールが謀反を疑われた時もワーレンに頼んで援護して欲しいと依頼していたらしい。
それが何故卑怯な裏切り&こすっからい降伏扱いされてるのか未だに不明。

いずれにしろロイエンに連座して処刑されたグリルパルツァーやクナップシュタインは悲惨すぎる。

197:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 22:24:12
>>196
しゃーないか。
カスパー・リンツが描いた獅子帝の肖像は初版にしか収録されてないから、生活苦の時にも売らずにいたんだが。

グリルパルツァーは地球討伐に際しても膨大な量の地理・航路情報を提供したらしいな。
あの功績は昇進ものだぞ、本来。

で、グリルパルツァー・クナップシュタインが消えたおかげで大将以下の人材不足が深刻化しちまって、アレク帝の時代に上級大将になったのは統帥本部総長になったビューローとずっと遅れて軍務尚書になったトゥルナイゼンの二人だけだから悲惨すぎる。
艦隊司令官で上級大将に昇進した提督は一人もいない。
ロイエンの叛乱が別名を「双璧の消耗戦」というのはそういう理由があるらしいな。
ビューロー・ベルゲンとグリルパルツァー・クナップシュタインの二代の双璧を一気に消したと。




198:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 23:20:36
>>197
なるほど……後年ヒルダ皇太后がおこなった大軍縮の際、軍部が碌に抵抗出来なかったのはそのあたりに原因がありそうだな。
(政治面での)軍閥勢力の凋落はこの時から既に始まってたのね。

最終的に権力を握ったのは外戚マリーンドルフ家を筆頭とする、黄金樹朝後期からの
著しい惑星開発と産業振興で勢力を蓄えていた地方貴族およびそれに繋がる新興富裕層だったな。
同じ貴族でも、不在領主・寄生官僚でしかなかった門閥貴族とは全く別物と考えるべきだ。

こうして見ると、獅子帝の出現はいよいよ歴史的必然に思えてくるなぁ。

199:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 00:00:02
バイエルラインも最大派閥のミッターマイヤー派を継承した割には揮わなかったしなぁ。

200:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 04:13:25
>>195
>畜生、あれと「ヴェストパーレ男爵夫人の生涯」は二冊で7000マルクもしたんだぞ。
何を真面目な歴史家の振りをしてんだ。

あれ、下手なエロ本より描写が激しいじゃないか。

でも、自分の赤裸々な性遍歴を手記にするヴェストパーレ男爵夫人は尊敬できる。

201:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 06:13:52
このスレすげえw
>>6は、歴史小説だの大河ドラマだのの常道のやり口って点で特に秀逸だな。
辻褄も合うしw

202:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 06:29:47
>>201
あなたはもう少し歴史小説と史実の関係を知った方がいい。

リョータロー・シバより当時の地球では余程有名な「3つの王国の歴史」
という有名な書物でも、チョーゼンなる美女が創作されている。

しかも、「3つの王国の歴史」は、後に統一した王朝が正史残しているのだが、
それからかなり経った後で、正史にかなりの脚色を加えた小説に過ぎない。

203:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 07:26:43
>>202
獅子帝暗殺未遂犯と伝えられるK男爵は、「3つの王国の歴史」に出てくる
悪の王である、ギ王ツァオツァオを尊敬していたらしいな。
もっとも、ツァオツァオ悪玉説も、捏造っていう説が濃厚なんだが。
ADの1990年代から2000年代ごろにかけて、隣国のヤポンという国で、
ツァオツァオ見直し運動が盛んに行われたらしいぞ。その運動の一環として、
ツァオツァオをヒーローに仕立て上げた二次元漫画まで描かれたとか。
えーと確かタイトルは、「ソーテンコーロ」だったかな・・・
なぜ1800年も後の時代になって、関係のない隣国でツァオツァオを持ち上げる運動が
起こったのか、その経緯は今となってはまったく不明だ。

それはそうと、K男爵というのは、ヒルデガルド皇妃の親族、それもなんと従弟という
ごく近い続柄だったという噂もある。
ただ、皇帝暗殺未遂犯の従姉が、のちの皇妃ではまずいから、マリーンドルフ家とK家に繋がる
家系図を抹消したとかなんとか・・・あくまで噂にすぎないけど。
ただK事件の直後、マリーンドルフ親娘(当時)が、なぜか宮廷への出仕を一時期、控えていた記録が
はっきりと残っている。
これはK事件の件で、親娘が謹慎させられていたと考えれば辻褄が合う。
親娘がK事件に連座して処罰されなかったのは、当時すでに、獅子帝とヒルデガルドの間に、
深い関係が・・・要するにヒルデガルドが皇帝に寵愛されていて、
昼は秘書官、夜は寝床のお供をしてたからだろうなあ。
公私混同と、信賞必罰の不公平が嫌いだったという獅子帝にしては珍しい話だが、
まあ彼もやはり人の子だということか。

204:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 07:53:22
ヤポンってそれこないだ歴史番組でゲストが滑舌悪くて突っ込まれてた単語じゃねーかw
帝国公用語的な読みじゃないけど、正式にはジパングな。一応

205:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 14:14:25
>>198
軍縮は獅子帝の時代に膨張しすぎた軍の予算が膨大な額に上っていることを危惧したブラッケの建言にもよるんだがな。
じっさい、予算の30パーセント以上に膨れ上がっていたらしい。
イゼルローン共和政府との戦いによる死者が徐々に社会システムの空洞化を進めていたという事実もあるし。
アムリッツァ会戦後の同盟を笑えない状況まであと一歩のところだった。

黒色槍騎兵艦隊の地元のある職場は一時期、老人が定年を延長して支えるのが素だったらしい。


>>199
宇宙艦隊司令長官になったし退役と同時に上級大将昇進だからまだましなほうさ。
あとはのきなみ軍管区司令官で地方に飛ばされてそのままだからな。
ジンツァーはホルスト・シューラーとワンセットで「ワルキューレ乗りはホルスト」のジンクスを作った人物として知られているが、これはちょっと違う。
おかげでうちのワルキューレ中隊はホルストだらけだった。
ケンプ提督の息子以外全部ホルストという隊もあったぐらいだ。

206:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/12 03:50:21
>>203
獅子帝が即位以前から皇妃を寵愛していたのって、重臣達の間じゃ公然の秘密じゃなかったっけ。

ラグナロック作戦の際、すんなり中佐に任官されている事にしても、愛人を公然と従軍させるための口実とも言える。
彼女以降、初期ローエングラム王朝が女性将校を任官したケースは皆無、というより女性軍人の育成計画自体が
数十年にわたって存在しなかったわけで。

207:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/12 17:33:37
ゴールデンバウム王朝時代の500年くらいの間も女性士官は数える程しかいないな。
ローエングラム王朝初期だと前王朝時代を踏襲してる部分もあるし、
士官学校への女性の入学が認められてなかったからね。
その代わり下士官クラスには結構女性いたっていう。

208:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 18:48:57
>>206
その寵愛されてたヒルデガルド嬢だがな、豊潤な母性的美貌で知られる
皇太后時代とは違い、秘書官時代はひじょうに“中性的な”美貌の持ち主だったとか。
そう、まるで“美少年”と見紛うほどの……。

一部の学界では“獅子帝バイセクシャル説”かなり根強いそうだが、
肯定派の学者が全員揃って女性なのはあくまで偶然だよな?(汗

209:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 19:07:05
>>203
>獅子帝暗殺未遂犯と伝えられるK男爵は、「3つの王国の歴史」に出てくる
>悪の王である、ギ王ツァオツァオを尊敬していたらしいな。

彼は確かに、旧地球の東アジア地区の歴史にずいぶん興味が合ったようで
獅子帝暗殺の方法も、そのアジア地区の古代の「最初の大王」暗殺未遂事件
そのままだからな。
ただ、未遂と言うように、故事そのままに彼の暗殺計画も失敗したわけだが。
もっとも、この二つの事件、あまりに似すぎているので、獅子帝暗殺未遂事件
そのものが、その古代の事件をそのままパクッた創作だと見る人もいるようだが。


210:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 23:30:51
第七次イゼルローン攻略戦における帝国内部からの内通説のほうが、有力なんだが
作者が劇的なヤン単独遂行説を取ったのは、有名な話ではあるな。
ま、ローゼンリッター連隊一万強でイゼルローン無力化は
いかに薬を使おうとも無理な話なんだけどな。そこのところを描かないところが、
作者の上手いところではある。
ただ、内通説にしてもシュトックハウゼンが内通していたのか
それとも、オーベルシュタインが内通していたのか
はたまた、のちにイゼルローンに亡命することになるメルカッツなのか
このあたりは、甲乙つけがたいところではある。

211:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 23:40:18
シュトックハウゼンだとしたらメリットが無さ過ぎる
オーベルシュタイン大佐だとしたらその後の行動が説明できない

212:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 04:13:47
でもシュトックハウゼンの消息が、同盟の捕虜となったあと不明だしな。
獅子帝が宇宙を統一した後も、どうなったか一切記録にない。
同盟軍とウラで内通して、形式上、捕虜となったあと、
捕虜収容所入りのリストから外されて、同盟人の戸籍と、
新しい名前を与えられたんじゃないのか?
もちろん最初から、同盟軍首脳部および政府と約束済みで。
レムシャイド伯の亡命政権樹立の時も、一切、顔を出さなかったのが
その証明だと思うんだよな。
後ろ暗いところがなければ、軍人においては、メルカッツに次ぐ地位を
要求できたはずだ。

213:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 12:06:12
オーベルシュタイン内通説は、その後のリンチ少将によるクーデター事件を説明できる点で有力になったんだよ。
ヤンが何故クーデターの発生を予見できたのか?また、何故ビュコック大将を説得できたのか?軍人の勘なんてシロモノで正式な書類をだせるわけがないわけで
ヤンはかなり高度な秘密情報を入手していたと見るべきで
それには、当時獅子帝の参謀であったオーベルシュタインしか考えられないってところから
オーベルシュタインはイゼルローン攻略時から内通していたんではないか?と想像されている。
また、最後まで獅子帝によるヤン討伐に反対しビッテンフェルト提督まで拘束するなど
かなりヤンと親しくなければ、考えられない行動が多すぎる。

214:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 18:40:39
どーかな、>>213は陰謀史観に過ぎると思うがなあ。
内通説をとるにしても、まだ>>212の方が信憑性がないか?

AD16世紀において、時代のヤポン(ジパング?)における、
最大勢力を誇っていた、ノブナガ・オダの暗殺事件の犯人である、
ミツヒデ・アケチが、その後に覇権を樹立したヒデヨシ・ハシバと
手を組んでいて、全てはヒデヨシの陰謀だったっていう説と、
同じようなトンデモ陰謀史観だろう。

215:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 18:48:18
>>213
ヤンが同盟に反旗を翻したとき、
帷幕に招こうと獅子帝がアイデアをだして、
意見を聞いた3元帥のうち、唯一反対したのがオーベルシュタインだったろ。

なんで親しかったことになるんだ?

216:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 19:15:32
>>215
それはヤンが同盟にいてこそ、双方にメリットがあるからで、
ヤンが帝国の幕僚になってしまっては、双方の奇策・謀略が効かなくなる。

217:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 19:45:44
>>216
>ヤンが同盟にいてこそ、双方にメリットがある

「ヤンが同盟に反旗を翻したとき」

反論になってないぞ

218:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 21:44:54
ヤンはむしろミッターマイヤー派との接触や共謀が疑われてるけどな。

新領土総督の拘束や、駐留軍が殲滅されたおかげでレンネンカンプ派は事実上崩壊したし。
その後をついだグリルパルツァーやクナップシュタインが誰に潰されたかを思い出せば…

219:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/15 17:08:29
>>212
たしかにシュトックハウゼンの行動は不自然だよな。
ゼークトの艦隊がヤンに各個撃破されて敗北した直後で帝国が不利だったとはいえ
要塞に篭城して救援を待つことも出来た筈だしな。
やっぱり同盟とつながっていたのかな。

220:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/23 01:27:44
>>219
実はシャフト技術大将の軍事機密漏洩ルートには二つあってだな。
一つがフェザーン経由、もう一方がイゼルローン経由のルートだったという情報がある。
イゼルローン要塞司令官のシュトックハウゼンが同盟にシャフトから受け取った帝国の軍事機密を流していた。

それで、存在を感づかれ始めてやばくなってきたシュトックハウゼンの要請でイゼルローン要塞攻略作戦が発動されて。
もちろんヤンを手引きしたのもシュトックハウゼンだ。
で、首尾よく要塞が落ちた後は移送中に事故死という形にして同盟に亡命させたとそういう記録があるんだが。

表に出てこれないのは当然さ。
なぜこの記録が出てきたかを考えてみろよ。

用がすんで消されちまったから、記録が出てきても問題がないんだろーが。



221:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/26 19:22:32
陰謀に類することに、明確な証拠書類を残してたとしたら、とんでもない間抜けだな。
説をもとに捏造された偽文書の疑いがあるんじゃないか?
同盟崩壊で多数の史料が散逸した一方で偽史料も多い。
一番多いのはヤン-キャゼルヌ間の書簡だそうで、互いの夫人が作った料理の中に隠した、という逸話もついてくる。

帝国が監視下にあって、関係者が会うのと本人が会うのとはほとんど同じことだからな。偽装自体に意味がない。
もちろん長年の友情は継続し、交流もあったが、軍略の話はしてないらしい。
キャゼルヌは敗戦処理で多忙だし、ヤンは収穫はずっと先のことと思って引退生活を楽しむつもりだったとミンツが言っていたとこの前歴史番組で言ってた。

222:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/26 21:01:11
>この前歴史番組で言ってた。

国営放送の「そのとき歴史は動かざるを得なかった」か
あれを真に受けるとか(w

223:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/08 21:23:44
政治関係は出尽くしたようなので、文化関係のネタをひとつ。

原作小説でもソリヴィジョンでも登場人物は普通に喋っとるが、獅子帝による統一以前の人類社会ってのは
政治的に分裂していた事もあって、星系ごとにかなり“訛り”が強かったらしい(封建制が布かれていた帝国は特に)。
だから作中の台詞も、あの時代の喋り方に正しく直すと↓の通り。

獅子帝「ルドルフに出来よったことが、俺に出来ひん思うか?二人で宇宙を手に入れたるんや、キルヒアイス!」
魔術師「ユリアンどん、紅茶ば入れてたもっせ。おはんの入れた茶ぁは旨かとごわす」


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