08/12/09 00:10:30
>>108
宴会部長てwwwリーマンじゃあるまいしw
>>109
なるほど、結構混同が著しいんだな。
同姓同名で思い出したけど、旧帝国領にはミッターマイヤーって苗字の人多いらしいが、
ミッターマイヤーとロイエンタールが獅子帝の陣営に加わる切欠になった事件、
クロプシュトック候事件の時に貴族の部下を殺してってやつ。あれも別人らしいね。
さらに言えば、戦場での狼藉の処断じゃなくて、
内務省の官僚が貴族の不正を糾弾しようとして逆に謀殺された、という
ゴールデンバウム王朝的にはありふれた事件。
その人の苗字がミッターマイヤーで、尚且つ時期が近かったから、
歴史家や小説家などが意図的に話を作ってしまったのが真相だろう。
111:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 00:56:10
>>110
クロプシュトック侯爵事件のミッターマイヤー氏以外にも
旧同盟に亡命したウオルフ・ガング・ミッターマイヤーという軍人が
停戦後に私的な復讐を行った事例とか
調べてみるといろいろあるよ
112:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/09 03:45:28
>>110
宴会で義眼をひとつ取り替えてロイエンタールのものまねをするのが
オーベルシュタインの得意の芸だった
113:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 00:44:03
>>52
そういやグリとクナってレンネンカンプ派を受け継いでいるんだよなぁ…
軍人になったばかりの獅子帝が所属し、元帥府立ち上げの際に基盤勢力となった大派閥。
ハイネセンの高等弁務官にロイエンタールではなくレンネンが選ばれたのも、
その派閥の重鎮であったってのが一番大きな理由でしょ。
最終的には獅子帝が若くして死亡
残ったのはミッターマイヤー閥…
114:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 02:07:38
キルヒアイス亡き後獅子帝の懐刀だったルッツが直前に死んでるのがどうも臭いな。
獅子帝は自分ではそういう判断できない人みたいだし。
グリルパルチャが頼ったワーレンは何処までも軍人なんで。
小説の死に方は綺麗なんだが、、、
あ、一応ルッツ死んだのを知ったロイエンタールが叛乱を決意することになってるんだっけ。。
115:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/10 09:09:06
考えてみると、ミッターマイヤーが最後に一番得しているんだよな。
レンネン・ロイエンタール・ルッツ・オーベルシュタインといったミッターマイヤーのライバルたりえた
軍人は皆死んでしまったし、
文官の中で将来の宰相候補と言われたシルヴァーベルヒも生きてはいなかったし。
獅子帝の死後、残されたのは、未亡人と赤児だけだからなぁ。
政治の実権を握ってしまえるのも当然だよな。
116:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 01:38:27
>>113-115
ワーレンも刺客に襲われて死ぬ一歩手前だったからなぁ…
しかも小説家や歴史家にスルーされがちなことに、
彼がその後も刺客に狙われ、隻腕どころか隻脚&片目義眼に陥ったというのがまた…
あと、レンネンカンプ失脚自殺事件も、ぶっちゃけヤンとレベロにはめられたにもかかわらず、
獅子帝側の資料にも何故かレンネンの狭量といらんことしいの結果みたいに書かれてるから困る
(不当に命を狙われたヤンの自己防衛みたいな扱い)
明らかにヤンとレベロによる謀略なのに苦しい言い訳で事実を捻じ曲げてまでレンネンを貶める目的って何だろう
117:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 04:41:29
言っちゃ何だが
最終的に張良みたく隠遁して辛うじて生き残ったのがワーレン
(それ以前に死に掛けてるけど)
宰相に上り詰めてあちこち切り捲ったのがミッターマイヤー&マリーンドルフ枢軸
言わば韓信がロイエンタールとそっち側についた勢力
レンネン、シルヴァーベルヒ、オーベルシュタイン、ルッツ……は皆切られた人々
と考えると前漢成立時のアレそっくり。
芸術と著述にしか興味ないフリをして全ての追及から免れたメックリンガーやフェルナー
いち早くミッターマイヤーの子分になったミュラーやバイエルラインなんかは勝ち組なんだろうな
ただ、そのせいで提灯記事しか書けなくなったが。
118:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 05:31:04
実はすべてはミッターマイヤーが仕組んだことで
ラインハルトの病気も事実はミッターマイヤーによる毒殺だったのかもしれない
119:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 16:14:52
>>117
オーベルシュタイン軍務尚書は獅子帝の崩御直前に引退してるから
むしろ軍務尚書=張良じゃね?
ミッターマイヤーやミュラーは陳平、周勃ってとこだろう
ワーレンはむしろ樊?っぽいよ
ヒルダ摂政皇太后の失脚と同時に消えてるし
120:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 16:16:21
機種依存文字だったか
樊 ロ會
121:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/11 17:01:29
>>118
それはどちらかと言うと、
マリーンドルフ伯が行ったと見るのが現在では主流だよ。
122:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 02:52:15
そんな中で失脚もせず黒色槍騎兵艦隊の司令官であり続けたビッテンフェルトは凄いな。
生涯現役を地で行き、七元帥中最長寿というから恐ろしい。
最も、三長官の地位に就かなかったことを考えると、
単に政治的に安全パイと思われていただけの可能性もあるがw
123:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 06:02:59
>>118
後世にミッターマイヤーだけ特別善人のように伝わっているのも疑わしい
124:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/12 23:47:43
それを言うならマリーンドルフ伯もな
親戚が曲者だらけなのに本人だけ善人とかありえんw
125:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/13 03:56:20
>>111
紛らわしい名前だな全くwww
それはそうと、帝国の文官ってどうしてこう「無茶しやがって」な奴が多いんだろうねぇ。
内務官僚の方のミッターマイヤー氏や、ヴィレンシュタイン叛乱の時の財務官僚もそうだし、
カール・ブラッケも一歩間違えればそうなっていただろう。
小説だと小物&悪役扱いの内務次官ラングも、
旧帝国時代には貴族の私兵が好き勝手やってる状況に対して秩序を守ろうとしてたし、
獅子帝即位後は憲兵の専横と越権行為を押さえ込んで官僚機構を確立させようとした。
ただ、憲兵との対決に対して内務尚書のオスマイヤーが及び腰だった為に
孤立無援となり結局憲兵によって冤罪でっちあげられてあぼーん
官僚として実務に励む一方で、私服を肥やさず、福祉施設に寄付を行うという稀有な人物
ただ、生真面目な分頑固でもあったというし、
元々武断政治だったのが軍閥政治化しつつある状況を看過できなかったんだろう
なぁなぁで妥協していれば、頃されることも無かったろうに
夫婦仲、親子中も円満だったそうだが、子孫は気の毒だな
世間一般の認知度としては、未だに名誉が回復してない気がする
126:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 00:27:34
そういえば、7元帥の一人であるアイゼナッハって侯爵家の当主だよな。
しかもミュッケンベルガー家やローエングラム家よりも武門の誇れ高い名家だし、
エルンストの2代前は宇宙艦隊司令長官と統帥本部総長を歴任し、4代前には宰相まで出てる。
本人もリップシュタットでは貴族軍に加わって補給部門を総括してたし。
何でわざと無視したのだろうかねえ…。
>>125
紛らわしい名前といえば、ミュラーもだな。
引っ張ればどんどんでてくるが、
獅子帝直属の若い幕僚の一人と7元帥の一人を取り違えちゃいかんだろ。。
おかげで平民なのに20代で中将とか、ありえん事になったし。
127:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/14 01:01:51
ミュラーは…未だに歴史小説や漫画、ゲームなどで若い元帥という扱いなんだよなぁw
アイゼナッハの事跡が捏造されてる件に関しては、獅子帝、つまりローエングラム王朝が
「旧王朝で立場的に弱者とされてた連中が集って、政治を悪い方向へ動かしてきた門閥貴族を倒した」
という名分によって成り立っているからじゃね?
アイゼナッハ家が屈指の大貴族だと、リップシュタット戦役の実態が
単なる大貴族同士の権力闘争ということになってしまい、
「貧乏貴族や平民による腐った大貴族の討伐」という正当性に疑問符がついてしまう訳で。
ファーレンハイトの場合は貧乏貴族だったから対して経歴に疑問がつかなかったんだろう
128:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/17 12:44:36
>>122
七元帥の中では一番「軍人」だったからじゃないのか?
ミュラー、ミッターマイヤーはどっちかつったら政治屋だったし
アイゼナッハは年取りすぎ、メックリンガーは保身のため、ワーレンは政争に負けて早々に引退
ケスラーは秘密警察長官とくりゃ・・・
政治的な基盤がないか、自分にそういう器量がないと見定めていたんなら
野心がないですよとアピールしつつ、政争から自衛する力を保持し続けるためには生涯現役で艦隊司令官でいるしかないだろう
下手に長官職に就いたが最後、誰かに利用されてしまうし
迂闊に野に下れば下ったでいつ叛乱容疑だのなんだのを掛けられて収監されるか分かったもんじゃない
本人にとってみれば元帥号を得たのもいい迷惑だったんじゃないのかね
129:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/24 20:43:02
>>109
獅子帝の美談のひとつにオーベルシュタイン大佐の免責を嘆願したことがあるんだが
小説の演出のお陰ですっかり陰に隠れてしまったな
獅子帝がグリューネワルト伯爵夫人を通して皇帝に働きかけたことが公式に明らかにされてる人事って
あの1件だけなのに
ああいう辻褄の合わせ方は歴史小説の常道なんだろうが、なんだか好きになれないなあ
あっちこっちで見られる人情味も獅子帝の魅力だと思うんだけど
小説だと意図的に切り捨てて「少年っぽさ」を立ててるのかね?
130:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/26 12:47:47
>>129
その話は初耳だわ
そうなるとオーベルシュタイン大佐は軍務尚書の一族だったんじゃないのか?とも思ったりするな
リップシュタットの時なんか案外真田真幸・信繁と信之親子みたいな遣り取りがあったりしてな
131:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 09:38:46
オフレッサーって、小説だと単なる低脳な脳筋扱いだけど
実際には陸戦指揮に長けた熟練の指揮官だったんだよなぁ
門閥でもないのに腕力だけで上級大将になれるわけないのは少し考えればわかるだろうに
獅子帝の策略でいとも簡単に片付けられたみたいに言われてるけど、
実際にはシュダーデンと共同戦線を組んで獅子帝側を大いに苦しませたんだよね
シュダーデンはアルテナ、フレイヤ両星域での二面作戦の指揮をとっていたんだけど、
アルテナの側が速攻で取られた分、フレイヤに戦力を集中できたのが生きた感じ
(ミッターが強すぎたのか、ヒルデスハイムが弱すぎたのかは不明)
にもかかわらず、ブラウンシュバイク公が頓珍漢な讒言を信じて
(門閥貴族って何でこうなんだろ)フレイヤ星域への補給を絶たれ、
援軍も送られず孤立無援の状態になって討ち死にという憂き目を見たんだよな
しかも悲惨なのは人質になっていたオフレッサー、シュダーデンの家族が責任取らされて殺されたこと
132:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/29 09:44:31
>>131
>ブラウンシュバイク公が頓珍漢な讒言を信じて
あれ?ブラウンシュバイヒ公爵は「補給艦が回せなければ戦艦で物資を届けよ」と厳命したけど
オフレッサーと仲の悪かったフレーゲル男爵が握り潰したんじゃなかったっけ?
133:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 03:03:05
>>131
そういや、リッテンハイム候爵も逃げようとして味方撃ったって言われてるけど、
よくよく調べてみると、あれって退路を塞ごうとした敵を蹴散らしただけという罠。
キフォイザー星域に友軍接近
↓
フレイヤから逃れてきた友軍だったが、獅子帝側に補足されてしまった
↓
リッテンハイムとしては見殺しにするわけにはいかないので出撃
↓
フレイヤの生き残りは囮にされており、獅子帝軍の強襲を受けて混戦状態に
↓
体勢を立て直し、ガルミッシュ要塞まで後退しようとしたら敵の伏兵
↓
混戦状態に陥りながらも撃破、要塞内に撤退
↓
何者かによる要塞爆破でリッテンハイム他幕僚級軒並み死亡、指揮系統大混乱
↓
実は混戦状態に乗じて工作員が送り込まれでいた
虚報で敵を要塞から引きずり出したり、気づいて変えようとした伏兵を用意したりするなど、
キルヒアイス提督の神数鬼神の高さを示すエピソードなのに何故かスルーされてる
>>132
結局のところ、リップシュタット戦役の時のリップシュタット連合軍側の指揮系統ってどうなってたんだろうねぇ。
ブラウンシュバイクが言明してもフレーゲルが横から口出して瓦解するようじゃ終㍗る。
個々のレベルで賢明に戦っても全体的な統率が取れないんじゃそら勝てんて。
134:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 03:04:39
× 虚報で敵を要塞から引きずり出したり、気づいて変えようとした伏兵を用意したりするなど
○ 虚報で敵を要塞からやる夫を引きずり出したり、感づいて還ろうとした敵に備えて伏兵を用意したりするんど
135:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 12:36:19
リップシュタット連合軍って、
ガイエスブルグ要塞(本拠地)
ガルミッシュ要塞(リッテンハイム候爵の本拠地キフォイザー星域)
ギプフェル・ポイント(他の二つを三角形の底角とした時に、
よりオーディンに近い頂点と言う意味で
レンテンベルグがあるアルテナ-フレイヤ星域をそう呼ぶ)
この3拠点を軸に3C政策ならぬ3G政策を実行し、
3角形の防御陣を強いて獅子帝側に対抗したわけだ。
それぞれの角で戦術的には優位に立ったり、拮抗したりしながらも
結果的に崩されるはめになったことに対する戦犯はフレーゲルってことでおkなのかねぇ?
136:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 14:10:58
ブラウンシュバイク公爵も相当のボンクラだけどな
自分のトコで一番資産価値のあった有人鉱山惑星のヴェスターラントで
鉱夫のスト騒動のどさくさで甥っ子が死んじまったからって
「お前等の立ってる惑星は中身から全部わしのもんじゃー、文句あっか」と
ガイエスブルクで遊んでた艦隊の演習名目で惑星大爆撃
鉱山も宇宙港も軌道エレベータも全部パア(結局コストの問題でその後再建されず)
いくら面目を潰されたからって、自分の資金源を叩き潰しちゃダメだろ
正直この辺までは動員力や資金力、兵力で貴族連合がまだ優勢だったから
この後急速に瓦解していくのはこの一件でブラウンシュバイク公の性格、つかおつむの程が知れてしまったことが大きい
アイゼナッハの離反やらメルカッツ艦隊の逃亡→大量亡命がこの後すぐに起きてるからな
137:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 15:30:59
アイゼナッハの離反やらメルカッツ艦隊の逃亡→大量亡命
致命的すぎるよなw
他の二箇所の惨敗を覆せる余勢があったのに、これでおじゃんw
まぁ、同盟の方はおかげでアムリッツァとクーデターでゼロに等しくなっていた宇宙艦隊が補充できたんだが…
138:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 20:20:04
フレーゲルがリップシュタット連合軍の足を引っ張りまくっていた背景には、
彼が獅子帝側に内通していたのではないかという説があるな。
敗戦直前に彼を殺害したシューマッハ大佐なる人物は、
獅子帝には降伏せずランズベルク伯と共にフェザーンに亡命しているし。
139:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/30 21:52:02
殺害される直前に旗艦以下数隻で獅子帝の艦隊の前面に進出したってのは
やっぱり何か密約でもあったんだろうなと思わざるを得ないよなぁ
1対1の決闘をしたかったってのは流石にアレだがw
140:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 16:06:00
殺害された直後にUターンだものな
裏切り発覚で部下による殺害が一番ありえるパターンだろう
あとさらに言うとアイゼナッハが離反する直前にフレーゲルの領土に立ち寄ってる
港の記録に旗艦の名前がしっかり残ってるしな
141:名無しは無慈悲な夜の女王
08/12/31 16:15:52
>シューマッハ大佐なる人物
獅子帝崩御後になるが辺境警備部隊の司令(根拠地隊か艦隊か不明)やってるんだよな
いつ帝国軍人に戻ったのか、どういう経緯があったか分からんが。
案外世渡りの上手い人物だったのかもな。
一説にはジークフリート・キルヒアイスと親交があったというランズベルク伯爵も含めて謎が多い。
142:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/13 19:19:46
シャンタウ星域でロイエンタールがメルカッツに負けたことになってるけど、
メルカッツはシャンタウで交戦したことは一度もなく、
そのころシャンタウ方面の司令官だったのは子爵家の当主ノルデン大将。
彼はその後ガイエスブルク要塞攻防戦で戦死してるので、
メルカッツの功績にして、貴族にはろくな軍人がいなかったってさせたかったのかな。
…そういうメルカッツも実のところ侯爵家の三男なんだけどもね。
143:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/17 21:45:12
>>141
つうかシューマッハなる人物も文献調べてきゃたくさん出てくるだろ。
フレーゲルの部下のシューマッハと、いわゆる皇帝拉致犯のシューマッハと、辺境警備部隊のシューマッハは別物だろ。
で、辺境警備部隊のシューマッハだけ肖像が明確だから(あの顎割れの肖像な)、
全てが同じシューマッハって形にされてしまった。
でも皇帝拉致犯を公的にやとうことなんて考えられないわけでね。
ちなみにシューマッハの肖像については、顎のラインが全然別の肖像もあるだけに、別人説はかなり強いと思う。
>>97
あのときヤンがイゼルローン不在なのは事実なんだけど、
小説だと査問会に出頭していた、って形になってるんだよな。
でも真実は副官(後のヤン夫人)とのバカンスでしょ?
だから小説のくだりで「ヤンの醜聞が新聞で報じられた」みたいなことが書いてあったけど、
あれだけは実際の新聞記事を使ってたんだよな。
結局歴史資料としての新聞記事との整合性がつかなくなるから、そういうストーリーにしたんだろうけど…
あとその新聞の記事は「トリューニヒト派のタレコミ」ってのが小説での認識だけど、
その新聞社の社史編纂室によると、タレコんだのは結婚を焦った副官らしい。
144:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 01:32:28
副官(グリーンヒル)で思い出したけど
クーデターの時に実はヤンはグリーンヒル大将に完全に同調していたという説もあるな
パイプになったのはグリーンヒルの娘である副官だとか
当時流れたデマとして
「イゼルローンがクーデター派に同調した」
というものがあって、その為に第1艦隊が身動き取れなかったという記録がある
これがもしデマでなくてガチなら、そら誰も彼もが泡を食うわ
で、艦隊を率いて出撃したのも各地で勃発した反救国軍事会議の行動を取る駐屯地を制圧する為だとか
こうなると、ルグランジュ提督の第11艦隊は逆にクーデターに同調せず、
ヤンをとめようとして敗れ去ったことになる
ただ、その後内部対立でグリーンヒルが暗殺されると
組織内で首領の娘婿候補&最大軍閥だったヤンの立場も微妙なもんになったし
組織自体が民衆の支持率落としてやばいことになったんで
部下のバグダッシュに命じて記録を改ざんさせたとか、させないとか…
145:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:09:15
>その為に第1艦隊が身動き取れなかったという記録がある
その記録自体がバグダッシュによる改ざんを受けてる可能性もある。
イゼルローンが救国軍事会議派に同調したと軍首脳部が思ったのなら、
第11艦隊とヤン艦隊の合流を避けるべく、第1艦隊は第11艦隊を後ろから襲うのが
普通じゃないか。
結局のところ、当時バーラト星系で最大の機動戦力だった第1艦隊はグリーンヒルの
直轄指揮下にあったと考えると、むしろ納得できる。
つまり、救国軍事会議内のグリーンヒル=ヤン派閥が、
第1艦隊・アルテミスの首飾り・ヤン艦隊・イゼルローン要塞
の4戦力を完全に押さえ、結果的に同盟軍の宇宙戦力の8割以上を独占したがゆえに、
救国軍事会議内での少数派であるルグランジュやシャンプール占領部隊が
暴発したのがドーリア星域会戦の始まりだったと考えればよい。
最前線の軍人として、帝国側の動きから目を離したくないヤンとしては、
放っておくという選択肢もあったはずだが、
中央のグリーンヒルは、やはり離反を許すわけにも行かず、
連絡将校としてバグダッシュを送りつけて、ヤンを無理矢理シャンプールの攻略と、
第11艦隊との戦闘に駆り出した。
当初の計画では、シャンプールの攻略後、グリーンヒルの直轄指揮する第1艦隊とヤン艦隊で
第11艦隊を挟撃するはずだったんだが、シャンプール攻略の途中で連絡将校の
バグダッシュが重傷を負って、タンクベッドから出れなくなってしまい、
結果、ヤン艦隊は第11艦隊と単独で闘う羽目になってしまった。
コレはバグダッシュ一人の責任じゃなく、同時期に起きた「スタジアムの虐殺」の
後処理に手をとられて、グリーンヒルがバーラト星系から動けなかったことも原因だ。
原因が何であれ、グリーンヒルとヤンの間に不信感が芽生えたのは事実で、
ヤンはバーラト星系外縁部の制宙権を完全に奪ってしまうことで抗議の意思を伝えようとした。
そこで起きたのが「アルテミスの首飾り破壊事件」だ。
146:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:10:53
正史で語られているように、星系外縁部の惑星から氷を切りだしてラムジェットで加速しても、
亜光速には到底届かない。
星系内にはラムジェットの燃料になる水素が少なすぎるからね。
実際には、ルグランジュがバーラト星系を出発する前にオールトの雲の中で
亜光速にまで加速した氷塊を用意していたんだ。
ルグランジュが戦死し、ロクに記録も残っていないから、ココからは推測になるが、
ルグランジュの構想としては、第11艦隊でヤン艦隊を撃破し、
返す刀でバーラト星系で第1艦隊と対峙して動きを封じ、
亜光速にまで加速した氷塊を使って、アルテミスの首飾りを完全に破壊して、
その光景を見せ付けることで、第1艦隊とグリーンヒルの士気を挫き、
一気に勝利をつかむつもりだったんではないかな?
かなり思い切った作戦ではあるが、グリーンヒル=ヤン派閥が持つ
第1艦隊・アルテミスの首飾り・ヤン艦隊・イゼルローン要塞の4戦力に、
第11艦隊だけで対応しようとしたら、コレくらいしか手が無い。
ルグランジュの準備はある意味無駄に終わったんだが、事前にセットされた軌道に従った氷塊は、
アルテミスの首飾りを破壊してしまった。
結果だけみれば、ヤンが制宙権を握っているバーラト星系外縁部から飛んできた氷塊が、
アルテミスの首飾りを破壊してしまったわけだから、ヤンとしては言い訳のしようも
無い状況になった。
147:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 05:12:11
ココで起きるのが、グリーンヒル暗殺事件。
しかも、犯人はリンチだったという説がある
ヤンの元上官で、クーデター前年まで帝国領で捕虜として抑留されていた男だ。
クーデターの直前にヤンの指揮下にあったイゼルローンで捕虜交換が行われたわけだから、
ヤンとリンチが接触した可能性は捨てきれない。
これまた推測になってしまうが、「言い訳のしようも無い状況になった」ヤンが
リンチを使って暗殺した可能性が一番高い。
ヤンが、そのまま救国軍事会議、ひいては同盟の権力を握らなかった点がこの説の弱点だが、
トリューニヒトにこの暗殺の証拠を押さえられたとすれば、その後の推移とも合致する。
状況証拠として、このクーデターの後、ヤン艦隊は中堅士官を引き抜かれることで弱体化し、
ヤン自身も査問会なる法的根拠の無い糾弾会に呼び出される等などの嫌がらせに近い扱いを受けるんだが、
バーラトの和約直後のトリューニヒトが権力を持たなかった時期を含めて、
ヤンがトリューニヒトを公の場で非難したことが無いことを指摘しておこう。
148:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 07:18:06
こうしてみると、公式記録ってのも存外怪しいもんだなw
どんだけ改竄されてるかわかったもんじゃない
個人の日記とかで残されてる資料も見ながら検討しないとドツボにはまりそうだ
149:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 09:13:09
>>148
公式記録が怪しいと言うより、
出版されている公式記録は、一次資料を編集した二次資料だから、
編集者の勘違いや、それこそ悪意が混ざっている可能性が否定できないわけで。
ちゃんと調べようとしたら、「公式」であっても、
当時の編集されていない軍の命令書などをしっかり
見ないと。
150:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 10:16:04
>>148
つうかその個人の日記だって、ろくなこと書いてないだろ。
有名なところでは帝国ではメックリンガー、同盟側だとユリアン・ミンツだろうけど、
メックリンガーは詩的韻文かつあまりに難しい暗喩使ってるからその解釈があまりなされてないのが現実だし、
ユリアンのほうは私的なことが多い上に、後の夫人であるカーテローゼと出会った後は、
ほとんど性行為の記録しか書かれていないわけで…
「革命戦争の回想」はありゃ記録文献とは言えんw
単なるアジ宣伝文みたいなもんだw
>>149
つうか軍の命令って時点で、公文書館での開示対象にならんしな。
さすがに勅命はちゃんと記録に残ってるが、ラインハルトⅠ世の勅命はあまりに文章が簡潔すぎる。
あれじゃあいかようにも解釈できてしまうと思うんだけどな…
151:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 10:50:01
>>147
つうか帝国領侵攻失敗→クーデターで中堅幹部がゴソッと抜けた状況だし、
それ考えると普通に人事異動かけたとしか思えないんだけどね。
まさかヤン艦隊だけに軍事力を集中させるわけにもいかないだろうし。
あと査問会については、143の言うように実情は単なるヤンと副官のバカンス。
さすがにバカンスに行ってたときに侵攻受けてたという状況は責任放棄としか見えんから、
「査問会」ってのをでっちあげた、ってのが現実だよな。
そしてヤン醜聞をもみ消すためにそういうシナリオ書いたのがトリューニヒト派の連中。
だから、ヤンはトリューニヒトに頭が上がらなくなった、ってのが現実。
>>145
>「スタジアムの虐殺」
これについてもいろいろと異論が出てるね。
ジェシカ・エドワーズってのは今でもプロ市民業界では「反戦のジャンヌ・ダルク」みたいな呼ばれ方してるんだけど、
実のところは過激派テロリスト以外の何者でもなかったんだよな。
あのクーデターだって、「エドワーズ委員会」の連中がハイネセンで暴動や放火を繰り返すから、
グリーンヒル査閲部長が治安部隊を出したところ、「エドワーズ委員会」が重火器持ち出して…ってのが現実。
要するにテロリストとの内戦でしかなかったんよ。
それをジェシカ・エドワーズを信奉しているそっち系の人たちは「クーデター」「軍の弾圧」とでっちあげた。
「スタジアムの虐殺」の死者人数だって、そもそも変なもんだよ。
市民側2万人、治安部隊側1500人ってのが公式発表だけど、
そうだとするともっと多数の人間がスタジアムに集まっていたことになるわけで。
だとすると少なくとも10万以上の人員が入るスタジアムが必要になるけど、
はっきり言ってそれだけ入るようなスタジアムなんて帝国中探しても見たことない。
まして市民活動家側が主張する死者20万説とか40万説とかは集めるのも無理なんだよな。
152:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 20:21:49
>>151
虐殺否定派は、死者の人数的にスタジアムに入りきれないとよく言う。
だけど、市民はスタジアムの中だけで殺されたのではなく、
むしろスタジアムの外や、ハイネセン以外の都市でより多く殺されている。
「スタジアムの虐殺」という名前がスタジアムの中だけ、
という意味合いがするのが、ミスリーディングなんだけれども。
あと、当時クーデター派は暴徒鎮圧用の部隊を所有していなく、
艦隊要員を地上に降ろして警備に当たらせていた。
(当時、文民による警察組織は、クーデターに反対しており、
クーデターはに対して協力的でなかった。)
兵士たちには、暴徒鎮圧用の兵器が十分になく、
逆に重火器を渡されていた、
しかも、暴徒鎮圧の経験もない。
これなら、殺しすぎてしまうのも仕方がない。
153:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 21:41:09
スタジアム関連で言えば前々から
治安部隊側の1500人死亡ってのが気になってた
詳しくは知らんが、地上戦ってのは
一人死ぬとけが人が最低でもその倍いるらしいので
単純計算しても4500人、最低でも二個連隊以上の人員が投入されてたことになる
>>152の言うように、
兵士達に重火器が渡されていたんだとしたら、
犠牲者が増えるのもわかるんだが、
逆にそれだけの勢いで殺戮されたらそれこそ群集側が瓦解するだろ
どこをどう間違えば重火器持った軍隊側に1500人の死者が出るんだろう
(一割やられたら実質全滅だしな)
154:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 21:52:05
>>151が言っている
> 「エドワーズ委員会」が重火器持ち出して…
というのは別の解釈があって、
クーデター派の治安部隊の一部が、
「自分たちは市民を守るために武力を使うのであって、
市民を攻撃するためではない。
市民を攻撃するのなら友軍であってもこれを討つ。」
と言って、エドワーズ議員側に参加した。
そのため、治安部隊同士で重火器で撃ち合ったということで、
治安部隊にも相当の被害が出たらしい。
155:名無しは無慈悲な夜の女王
09/01/29 22:18:15
スタジアムの件における当時の同盟政府国務委員会の最終報告を見る限り、
重火器の撃ち合いがあったことは事実らしい。
死者の内訳に銃撃などの火気による死者が双方で出ている。
特に治安部隊側の死者の半数近くが銃撃による死亡、
残りも混乱の中で治療できずに致死とみて間違いないと思う。
ちなみに、民衆の死者のうち八割以上が圧死によるんだそうだ。
銃撃戦の結果パニックに陥って…ということらしい。
156:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/06 23:08:11
>>107-111
帝国側には同姓同名の人多いけど、
同盟側じゃそういう話あまりきかんね
157:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/06 23:28:38
>>156
帝国側だと、劣悪遺伝子排除、もとい、人種差別を避けるために、
ドイツ系の姓に変える人が多かったから、
人口の割にパターンは少ない。
158:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/07 11:20:17
とはいっても、同盟の側も元をたどれば亡命者でしょ?
その割にドイツ系が少ないってのが気になる
自分達のルーツを覚えていて、亡命した後でそれに改名したのかね?
159:名無しは無慈悲な夜の女王
09/02/07 14:56:32
ゴールデンバウム王朝初期には、
平民はドイツ系の姓に変えることができなかったらしい。
そもそも、少なからぬ貴族は、ルドルフによってドイツ系の姓を与えられていたから、
「ドイツ系の姓=特権」という観念が強かったためだと言われているけれど。
なので、同盟の建国者たちや初期の亡命者たちは、
ドイツ系の姓をもっている人が少なかった。
獅子帝の即位の少し前の時代になると、
帝国側で、その観念もだいぶゆるんできていて、
むしろドイツ系の姓に変更されることが推奨されていたようだ。
160:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 13:04:23
イゼルローン要塞の装甲は固体?液体?
161:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/16 13:15:46
イゼルローンの流体装甲は後の世に作られた大河3Dアニメに関わった
スタジオキメラのカトウという人が考案したフィクションという説があるね。
162:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/20 11:42:45
アニメといえば、あのラインハルトの白いマント。
あれって、三長官と宰相を兼任したときに下賜されたんであって、
それまでは他の元帥と同じマントだった。
だからアムリッツァやリップシュタットで白いマントつけてんのはおかしいんだよね。
163:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/24 16:09:30
現在、帝国最高貴族のキルヒアイス大公家の始祖ジークフリードが獅子帝に殉じた忠臣扱いだからな。
実際は彼の両親がグリューネワルトのことを宮内庁に言ったから、彼女が後宮に納められたんであって、
セバスティアン・ミューゼルが娘を売ったんじゃないんだよな。
164:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 22:34:52
第3時ティアマト会戦でのホーランド中将の戦死は仕組まれたものだったという説がある。
統合作戦本部は早い段階で帝国軍の編成を把握していたので、
第4、第5、第6、第10、第11の、5個艦隊、6万を超える戦力を投入しようとした。
小説や活劇なんかだと、
・第4、第6艦隊の出撃に対する防衛委員会の承認が遅れた
・第5、第10、第11の3個艦隊が先行して敵の様子を伺いながら第4、第6艦隊を待つことになった
・第11艦隊司令官だったホーランド中将が、功名心に駆られて無謀な突出をした。
・第5、第10艦隊それぞれの司令官だったビュコック、ウランフ両中将が勧告した。
・ホーランド中将は両提督の警告を無視し、連携も怠った。
・結果として、当時中将だった獅子帝によって隙をつかれて戦死した。
・第5、第10艦隊が袋叩きに会った第11艦隊を救出しながら退却した。
・第4、第6艦隊の到着により帝国軍は撤退した。
ということになっている。
165:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/28 22:35:42
ところが最近公開された帝国図書館所蔵の当時の同盟側の資料によると、
第11艦隊が先発した直後、残りの艦隊の出撃に対する国防委員会からの承認が取り消されている。
その為法的根拠を失った他の艦隊は出撃適わず、
しかしながら帝国軍に領内を蹂躙させるわけにもいかず、
第11艦隊はたった1個艦隊で帝国の6個艦隊を相手にせざるをえなかったことになる。
残された艦隊の出撃に対して国防委員会の認可が出たのは実際に戦闘が開始された後のことであり、
会戦全体の経過や、第11艦隊からの増援要請等の記録を見るに、
6倍差の敵に対してホーランド提督は長時間にわたって粘り強く抵抗したようだ。
だが、他の艦隊が援軍として駆けつける頃には寡、衆に敵せずホーランド提督は戦死。
そこを当時副司令官だったルグランジュ少将が取りまとめて全軍壊滅をかろうじて凌ぐ。
そこへようやく増援艦隊が到着し第2ラウンド開始。
帝国軍は、第11艦隊相手に消耗した挙句、
その敵討ちに燃える第4、第5、第6、第10艦隊の猛反撃により撤退。
これが第3次ティアマト会戦の全貌である。
ホーランドは当時32歳にして中将。
かのブルース・アッシュビーに並ぶ出世から、当時のマスコミにはその再来と称された。
かつてアッシュビーは政界進出をにおわせた後、第2次ティアマト会戦において不自然な状況下で戦死を遂げている。
仮にアッシュビーの死が、ハイネセンの政治家達による策謀だとしたら…
ホーランドもまた、その再来を危惧された為に死地に立たされたという可能性もあるだろう。
166:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 08:46:20
なにその出る杭は打たれる理論
167:名無しは無慈悲な夜の女王
09/03/29 21:16:50
>>150
>ユリアンのほうは私的なことが多い上に、後の夫人であるカーテローゼと出会った後は、
>ほとんど性行為の記録しか書かれていないわけで…
いや、あの日記は歴史資料としては主観に過ぎるあまり、信頼性は薄いけど後半の夫人との
出会いから、童貞と処女だった2人の初体験、そしてSEXを重ねて、
様々な性技にチャレンジしてゆく、詳細な記録描写は秀逸ですよ!
なまじユリアン・ミンツに文章力があるから、エロいのなんのって。
その・・・ぶっちゃけ、何度も抜きましたw
いや、このスレにもあの日記で抜いた奴は何人もいるはずだ!
後年、この日記の性描写部分が「ふたりエッチ」ってタイトルで、三次元漫画化されたほどだ。
さすがにミンツ夫妻の名前は変えられてたけど、モデルはバレバレで、自治政府の
取り締まりで発禁になりかけたが、宇宙唯一の民主主義政体として、表現の自由をめぐって
長いこと論争になったほどだ。
「ふたりエッチ」は、ハイネセン編は今でも古本屋やネトオクで手に入るが、
初体験前後を収録したイゼルローン編はなかなか手に入らないんだよなあ・・・誰か持ってる?
168:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/08 02:24:42
アッテンボローが1番Hが上手そうだな。
得意技は1点集中攻撃(Gスポット攻撃)と
逃げる振り(入れる振り。チンポの先っちょだけ入れて抜いて、入れて抜いての繰り返し)
愛液が出てきたら、「お客さん、ご案内ー」とでも言うのであろうか?
やっぱ精子を出すとき、同盟軍は「ファイヤー」、帝国軍は「ファイエル」、
アイゼナッハは「チェックメイト」とか言うのかな?
169:名無しは無慈悲な夜の女王
09/04/08 18:11:10
少しお邪魔します。_(._.)_ペコリ
イタリアのアブルッツォ地方地震の義援金について某所より転載。
334 名前: 名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中 投稿日: 2009/04/07(火) 20:49:37 ID:5Vq3qRxp0
イタリア地震。結構大きいらしい。
建物が古いので死者も確認するたびに増えているらしい。その義援金をイタリア大使館が募集始めた。
URLリンク(www.ambtokyo.esteri.it)
で・・・。
なんでここに貼るのかというと、まるで、今日本に善行されると困る人でも居るのかと疑いたくなるくらいに
何故か今回マスコミが全くだんまりを決め込んでいるから気になって仕方が無いので・・・。
(中略)
2chのニュースでも、結婚観とか伸びそうだけど結局は今はどうでも良い様なスレがここぞとばかりに上がってて何か変だなって
感じがして・・・。気のせいなら良いんだけど。
という訳で、すいません。一人でコピペして回るとアク禁食いそうなので、気がついた方、
・ヘタリアファンのいそうなスレ
・マスコミに疑問を持つ人のいそうなスレ
へコピペ願います。
マスコミが動かなくても、日本人は動けるんだ、人助けだって出来るんだって事も出来れば証明したいし・・・。
重くなるならこれだけで良いですので、よろしくお願いします。
尚、当大使館は地震で被災された方々への真心の義捐金を募っています。
振込み先は下記までお願い致します。
振込先銀行名: 三菱東京UFJ銀行 本店口座番号:当座0143319名義(カナ):インテーザ サンパオロ エッセ ピー ア トウキョウシテン*
*振込みに際して、送金者の氏名欄には氏名の後、次の7桁の3001 100の番号(募金目的番号)を付け加えてください。
との事です。
170:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 15:05:09
「勝利の建設者」ミュッケンベルガー元帥の軍制改革にはまるで触れられてないな。
帝国軍の抜本的改革を主導して18個艦隊という史上空前の大艦隊を整備し、第二次ティアマト以降
同盟側に傾いてた軍事バランスを帝国側に引き戻した名将であるのに。
人事制度を刷新して、双璧を初めとする非門閥派の若手将校を積極的に登用したのもミュッケンベルガーの
功績があった。小説ではラインハルトが一から集めたように書いてるが、元帥なりたての若造にそこまでの
影響力があったとは思えない。双璧や義眼からして元々ミュッケンベルガー閥の出身であった事からも、
当時の獅子帝の政治的限界が見てとれる。
そもそも“宇宙艦隊副司令長官”などという前例にない役職が出来た事自体、軍部における
ミュッケンベルガーの勢力を削ごうとした宮廷の思惑があったという説もある。
この人の不幸は、晩年政治的に精彩を欠いた事だった。
ソリヴィジョン版だと皇帝没後、ラインハルトと手を組んだリヒテンラーデによって失脚に追い込まれた際、
ブラウンシュバイク公やリッテンハイム侯から決起を進められる場面がある。
が近年帝国軍務省から公開された資料によると、実際に決起を勧めたのはメルカッツやシュターデンといった
配下の提督達だったと記されている。もしこの時ミュッケンベルガーが彼らを率いて決起していれば、
内戦の様相はかなり異なったものになっていただろう。しかし穏健な保守主義者だったミュッケンベルガーは
皇帝に軍を向けるのを躊躇い、結局勅命に従って引退してしまった事がその後の歴史を決定付けた。
彼の後継者となったラインハルトは軍部における旧ミュッケンベルガー派を解体して自派に組み込むが、
それを嫌ったかなりの人材が貴族連合軍に流れ、結果として内戦の長期化に繋がったと言われている。
内戦後メルカッツが自由惑星同盟に亡命してまで帰服しなかったのも、大恩あるミュッケンベルガーを
失脚に追い込んだのを許せなかったからだとか。
彼の晩年は不明だが、一年金生活者として余生を送ったとも、影響力を恐れたラインハルトの刺客によって暗殺されたとも。
時代に乗り損ねた名将の不運といってしまえばそれまでだが。
171:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 16:22:39
獅子帝の躍進の最大の切欠は、
ミュッケンベルガー派内のレンネンカンプ派をうまいこと自分の牙城にできたからっしょ。
内部から双璧やら義眼やらをバシバシ引き抜いたんだから獅子帝の立ち回りの良さは異常。
まー最後の最後にはミッターマイヤー派が高笑いする結果に終わったのは周知の事実だが。
172:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 21:00:19
ミュッケンベルガー元帥の功績が大きい割りに評価されていない一方で、同盟のトリューニヒト氏もかなり無理をして悪役に仕立てられているようにに思える。
宇宙歴796年の会議でトリューニヒト氏は出兵反対に票を投じているが、これは当時の同盟の保有する戦力からみて明らかに失敗に終わる事が明白だからである。
その後トリューニヒト氏が評議会議長に就任できたのは先見の明を買われたからである。
にも関わらず、以上の事実を利用してトリューニヒト氏が悪徳政治家の如く振る舞ったように描かれているのは、悪質な歴史の捏造ではないだろうか?
173:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/01 22:35:41
>>171
だな。獅子帝の尋常ならざる出世は後宮の姉より、むしろ軍部の実力者の後ろ盾を得た事が大きいだろう。
小説や活劇だと超然と振舞ってるけど、実際は元帥になってからも昔の親分をかなり憚ってたそうな。
最新の研究で、これまで獅子帝の華麗な活躍ばっか強調されてたリップシュタット戦役の実態がだいぶ明らかになってるな。
歴史小説や立体活劇で描写される様な“門閥貴族VS平民代表獅子帝”ではなく実際は“正規軍内部の軍閥対立+皇位継承問題”という構図であったと言われてる。
保元の乱みたいなもんだ。貴族が支配権を失い、武人が取って代わるという構図まで同じw
ところでメルカッツとシュターデンは資料によると同格の上級大将だったのに、小説で何故か差が付けられてるのは何故だ?
>>131でも書かれてるが、シュターデンに関しては茶髪の逆恨みのせいでかなり不本意な評価されてるからなぁ。黄金樹朝末期においては
最も優秀な戦略理論家の一人なのに。まぁこいつとメルカッツが主導権争いしたのが貴族連合軍最大の敗因とも言われてるけどなw
174:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/02 10:32:55
二人とも、アスターテ当時はそれなりに親交もあったんだけどね。
ちなみにそのアスターテ、小説や活劇だと獅子帝側が2万とかいってるけど、
獅子帝、メルカッツ、シュターデンの三個艦隊、3万5千ってのが実情。
ファーレンハイトやエルラッハ、フォーゲルは獅子帝艦隊で分艦隊の司令官を務めていたそうな。
175:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/03 04:33:28
>>172
あの小説の上手いとこはトリューニヒト氏の業績を正確になぞっときながら、
その理由を何の資料的裏付けもなく“彼自身の利益の為”と決めつけてるんだよなぁ。
地球教徒とグルとかどんだけ小説的展開w
クーデターん時、隠れ家にしてた別荘の管理人がたまたま地球教徒だったてだけで飛躍し過ぎだろ。
>>174
アスターテに限らず、ミュッケンの軍制改革前の帝国軍の組織編成に関しては
門閥貴族の私兵なんぞとごっちゃになっててよ~分からん。
誰か分かりやすい資料とか知らない?
176:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/03 12:37:49
トリューニヒト議長が自分の利益と保身の為だけに行動していた人間というレッテルは、
氏を悪者にする為だが、これはおそらく同盟降伏の責任を氏に押し付ける為のものだろう。
そもそも同盟が降伏に至ったのは、
アムリッツァとクーデターによって戦争継続が不可能な状態に陥ったことが根本的な原因。
ハイネセンに敵軍が迫った時点で降伏以外の選択肢を潰されているのに、
それを「ヤンが頑張っているのにこいつのせいで負けた」的な扱いにされている。
ちなみに憂国騎士団なんてものは完全に創作な。
トリューニヒト氏に都合が悪い連中を抹殺する為の私兵集団とかどんな陰謀史観www
177:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 14:08:08
>>176
トリューニヒトは良くも悪くも作中の“政治的怪物”という表現が似合うな。
政治として有効とみれば、昨日までの自分の主張と180度反対でもためらいなく採用する。
それを変節と思わせない弁説と調整力、そしてバイタリティは大したもんだ。
ルドルフが貫徹型の天才なら、こいつは変化型の天才だな。
ただこ~いう奴はやはり良くは書かれんだろうな。実際新領土じゃ今でも彼への賛美は禁句みたいだし。
巧言令色の輩と思われがちだが、ある意味こいつほど後世の評判を気にしなかった男も珍しい。
それが公益と信じての事だったのか、あるいは自分自身の為だったのかは正直知るすべもないが。
あと警察関係の記録とか調べてみたら、“憂国騎士団”って組織は実際に存在してた。
当時乱立してた過激派団体の一つで、街頭宣伝とか反戦活動の妨害とかで悪名を馳せてたらしい。
もっとも活動が活発になったのはアムリッツァ戦後で、トリューニヒトと関係があったかは今のところ不明。
同じタカ派でもトリュは中道寄りだったらしいからな。実際はむしろ狙われる方だったのかもw
178:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 15:53:25
作中で語られる憂国騎士団の関与したという事件も、
原型になった事件はそれぞれ存在するが、
ソレを全部1つの団体がやったというのは、かなりムチャな推論だ。
というか、もし「愛国を理念とする一つの団体」が
「アスターテ会戦から帰還したばかりの英雄」ヤン・ウェンリーの官舎を襲撃し、
「アスターテで戦死した男の婚約者」ジョシカの選挙を妨害してたら、
それ以降、敵対組織の格好の宣伝のネタになってるはずだ。
179:名無しは無慈悲な夜の女王
09/05/06 20:18:32
バーミリオン会戦の幕をひいたのは、同盟政府がヤンに出した無条件停戦命令だけど、この決定が下された席にトリューニヒト氏が地球教徒を伴い、会議に列席した首脳メンバーを脅迫した、という事実もないようだね。
残された議事録からみると、国防調整会議は当初軍部の徹底抗戦に傾きかけたが、トリューニヒト氏が奔走したおかげで、「停戦」に意見をまとめられたようだ
もしトリューニヒト氏が意見をまとめる事に失敗していたらハイネセンの人的・物的被害はどれほどになっただろう。
トリューニヒト氏は、当時、降伏反対の過激派に狙われていたため多数のSPを連れていたらしいが、いくらストーリー演出のためとはいえ、被害を最小限に食い止めた政治家をあんな書き方するのはなあ
180:名無しは無慈悲な夜の女王
09/06/25 18:48:25
ヤン・ウェンリーが行った様々な魔術が数多くの謎を含んでいる事は周知の事実ではあるが
その一つに第7次イゼルローン攻防戦の顛末とその後の要塞司令官シュトックハウゼン大将の消息と言うものがある
彼の不名誉な降伏によりイゼルローン要塞が失陥したのは歴史的な事実であるが
後の捕虜交換の名簿に卿の名前が無いのは勿論、同盟内のどの捕虜収容施設にもその名は見当たらず公的な資料からその名は消えてしまっている
シュトックハウゼン卿が駐留艦隊司令官ゼークト大将と深刻な対立状況にあったと言う多数の証言
500万人が居留する大要塞をたった数名の工作員が占拠したと言う信じ難い顛末は一つの結論へと我々を誘う
181:名無しは無慈悲な夜の女王
09/07/11 01:52:31
シュトックハウゼンにメリットのある話とも思えん
182:名無しは無慈悲な夜の女王
09/08/23 16:28:19
獅子帝は在世時から人気が高かったから各地で信憑性のまったく無い伝承や伝説が残ってるんだよな。
シャフハウゼン子爵の鉱山をめぐる決闘の代理人を勤めたり、
逃亡したヘルクスハイマー伯爵の娘を同盟に亡命させたなんていう事実はどこにも無い。
ただ森の中で暴漢に襲われた時相手の剣を素手で捉えたというエピソードはきちんと残ってるんだよな…。
183:名無しは無慈悲な夜の女王
09/08/31 23:36:53
>>182
獅子帝の主な支持基盤は軍部や官界で多数派占めてた下級貴族&平民富裕層だろ?
田舎のあたり行くと、今でも門閥貴族びいきが少なくないぜ。
俺の爺さんの兄貴は昔リヒテンラーデ侯爵家に仕えてたそうだが、法事とかで会う度にそれ自慢してたなぁ。
184:名無しは無慈悲な夜の女王
09/09/01 15:05:21
ユリアン
オナニー
185:名無しは無慈悲な夜の女王
09/09/13 12:48:58
>>183
門閥貴族つったって、お話に出てくるような悪逆な連中ばっかりじゃないしな。
地元じゃ名君とまではいかなくても人の良いお殿様程度だった連中のが多い。
領主が寝坊して地元の祭りに遅れた時、
心配した領民達が屋敷に見舞いに押しかけたもんだから、寝起きで慌てて参加したなんて日記も残ってるし。
186:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/03 03:19:21
小説や活劇とかだと、ヤン・ウェンリーはバーラト和約以後退役となっているが、
記録を確認するとそんな記述どこにもないどころか、宇宙艦隊司令長官職に就いてる。
その後のレンネンカンプ虜囚事件も正当防衛ではなく純然たるクーデターだったのかも…
187:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:46:44
そういえば、ウルヴァシー事件の調査が一段落した後現地で発見された謎の焼死体とグリルパルツァーの六時間の所在不明について触れている歴史書は少ないな。
地球教徒による影武者すり替え説にはかなりの信頼性があると思うがどうだ?
もともとグリはロックウェル処断の時その場に居合わせた。
どう考えても本人ならあんな反逆をやるはずがない。成功しても死は避けられないと分かってるはずだからな。
ソリヴィジョンだとファーレンハイトになってるが、獅子帝がロックウェルを引見したところにいたのは直属に呼び返されていたグリルパルツァー、クナップシュタイン。
レンネンカンプはソリヴィジョンだと弁務官になってるが、実際にはバーミリオン以前に重傷を負って戦列を外れてる。
確か処刑を執行したのもグリだし。
まあ一個艦隊が丸ごと地球教徒に乗っ取られたなんて格好悪すぎるから裏切り者に仕立てたんだろうが…。
188:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:54:47
それにしてもソリヴィジョンでのレンネンカンプとヴィンクラーの扱いは悪すぎる。
史実では初代弁務官はヴィンクラーで、とりあえずの体制を固めて本国に帰って軍事参議官で退役してるのに、ソリヴィジョンだと麻薬中毒で行方不明だからな。
レンネンカンプは柱に潰される重傷から復帰して二代目弁務官。
ヤンが拉致したのは三代目弁務官のフェルデベルトなんだが…。
長い在任期間から弁務官=レンネンカンプという固定観念が定着してしまった分損をしているな。
189:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 02:59:55
>>185
クラインゲルト子爵の執事のモンタークの回想録に出てくる子爵の若い頃の話か。
子爵が助かったのって、第七艦隊が比較的穏健派だったのもあったけど子爵がそういう具合に領民から慕われてたからホーウッドも処刑できなかったんだよな。
孫のカールも憲兵総監になっちゃったから評判悪いけど、領地に帰れば善政を敷いてるからなあ。
190:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/08 03:07:18
ちなみにケスラーの故郷周辺は総じてそんなのどかな地方だったらしい。
ニードリヒ中佐が物資徴発に行ったダンク男爵地はワインの名産地で、男爵は酔いどれだったけど気前は良かったらしい。
宴会に出かけた酒場の支払いを全部持ったという記録がある。
副司令官イェーナー大佐が行ったモールゲン子爵領も小麦が名産で、クラインゲルトと品質を競うほどだった。
子爵は植物学者で、シャフハウゼン子爵とは仲良し。
みんなゴールデンバウム王朝初期からの名門なんだけどね。
だのに創作では全然触れないんだよな。
191:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 00:19:44
>>187
ウルヴァシー事件といえば、そもそも何故獅子帝がウルヴァシーに立ち寄ったのかが不明。
当時大親征慰霊碑はまだ当時着工してないし。
192:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:17:11
>>170
獅子帝の死後ミュッケンベルガー伯爵家を再興してアレク大公の養育係になった。
ミュッケンベルガー伯爵家は甥がリップシュタット戦役で貴族連合軍に参加して戦死し、領地財産没収になってたんだが、それを返還されたうえ上級大将で現役復帰。
死後ローエングラム王朝の元帥に叙せられてる。
皇帝じゃないから等身大より若干大きい銅像も建てられてるぞ。
193:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:20:00
>>191
あれはアレク帝の創建だからな。
用地選定のため訪れたという説もある。
194:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:32:35
>>175
グリンメルスハウゼン回想録の第五巻第三章から第六巻二章を読むんだ。
宇宙艦隊の体制についてかなり詳しい記録ある。
>>180
あ、それ?
移送される前に事故死したんで同盟の捕虜収容所に収監されてないだけ。
195:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 01:41:03
誰か、ローエングラム王朝歴代誌の初版本をどこかで売っているのを見なかったか?
一週間前空き巣に入られて他の本と一緒に盗まれた。
畜生、あれと「ヴェストパーレ男爵夫人の生涯」は二冊で7000マルクもしたんだぞ。
曹長の給料二か月分だ!
ローエングラム王朝初期の宮廷、貴族社会を知る貴重な資料なのに…。
196:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 18:18:01
近所のちっちゃい図書館になら第2版が残ってる。
事前に申請すれば有料で電子データをコピーできるけど、それじゃだめ?
グリルパルツァーといえば、元々ワーレンと家族ぐるみで親交があったらしいね。
ロイエンタールが謀反を疑われた時もワーレンに頼んで援護して欲しいと依頼していたらしい。
それが何故卑怯な裏切り&こすっからい降伏扱いされてるのか未だに不明。
いずれにしろロイエンに連座して処刑されたグリルパルツァーやクナップシュタインは悲惨すぎる。
197:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 22:24:12
>>196
しゃーないか。
カスパー・リンツが描いた獅子帝の肖像は初版にしか収録されてないから、生活苦の時にも売らずにいたんだが。
グリルパルツァーは地球討伐に際しても膨大な量の地理・航路情報を提供したらしいな。
あの功績は昇進ものだぞ、本来。
で、グリルパルツァー・クナップシュタインが消えたおかげで大将以下の人材不足が深刻化しちまって、アレク帝の時代に上級大将になったのは統帥本部総長になったビューローとずっと遅れて軍務尚書になったトゥルナイゼンの二人だけだから悲惨すぎる。
艦隊司令官で上級大将に昇進した提督は一人もいない。
ロイエンの叛乱が別名を「双璧の消耗戦」というのはそういう理由があるらしいな。
ビューロー・ベルゲンとグリルパルツァー・クナップシュタインの二代の双璧を一気に消したと。
198:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/09 23:20:36
>>197
なるほど……後年ヒルダ皇太后がおこなった大軍縮の際、軍部が碌に抵抗出来なかったのはそのあたりに原因がありそうだな。
(政治面での)軍閥勢力の凋落はこの時から既に始まってたのね。
最終的に権力を握ったのは外戚マリーンドルフ家を筆頭とする、黄金樹朝後期からの
著しい惑星開発と産業振興で勢力を蓄えていた地方貴族およびそれに繋がる新興富裕層だったな。
同じ貴族でも、不在領主・寄生官僚でしかなかった門閥貴族とは全く別物と考えるべきだ。
こうして見ると、獅子帝の出現はいよいよ歴史的必然に思えてくるなぁ。
199:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 00:00:02
バイエルラインも最大派閥のミッターマイヤー派を継承した割には揮わなかったしなぁ。
200:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 04:13:25
>>195
>畜生、あれと「ヴェストパーレ男爵夫人の生涯」は二冊で7000マルクもしたんだぞ。
何を真面目な歴史家の振りをしてんだ。
あれ、下手なエロ本より描写が激しいじゃないか。
でも、自分の赤裸々な性遍歴を手記にするヴェストパーレ男爵夫人は尊敬できる。
201:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 06:13:52
このスレすげえw
>>6は、歴史小説だの大河ドラマだのの常道のやり口って点で特に秀逸だな。
辻褄も合うしw
202:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 06:29:47
>>201
あなたはもう少し歴史小説と史実の関係を知った方がいい。
リョータロー・シバより当時の地球では余程有名な「3つの王国の歴史」
という有名な書物でも、チョーゼンなる美女が創作されている。
しかも、「3つの王国の歴史」は、後に統一した王朝が正史残しているのだが、
それからかなり経った後で、正史にかなりの脚色を加えた小説に過ぎない。
203:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 07:26:43
>>202
獅子帝暗殺未遂犯と伝えられるK男爵は、「3つの王国の歴史」に出てくる
悪の王である、ギ王ツァオツァオを尊敬していたらしいな。
もっとも、ツァオツァオ悪玉説も、捏造っていう説が濃厚なんだが。
ADの1990年代から2000年代ごろにかけて、隣国のヤポンという国で、
ツァオツァオ見直し運動が盛んに行われたらしいぞ。その運動の一環として、
ツァオツァオをヒーローに仕立て上げた二次元漫画まで描かれたとか。
えーと確かタイトルは、「ソーテンコーロ」だったかな・・・
なぜ1800年も後の時代になって、関係のない隣国でツァオツァオを持ち上げる運動が
起こったのか、その経緯は今となってはまったく不明だ。
それはそうと、K男爵というのは、ヒルデガルド皇妃の親族、それもなんと従弟という
ごく近い続柄だったという噂もある。
ただ、皇帝暗殺未遂犯の従姉が、のちの皇妃ではまずいから、マリーンドルフ家とK家に繋がる
家系図を抹消したとかなんとか・・・あくまで噂にすぎないけど。
ただK事件の直後、マリーンドルフ親娘(当時)が、なぜか宮廷への出仕を一時期、控えていた記録が
はっきりと残っている。
これはK事件の件で、親娘が謹慎させられていたと考えれば辻褄が合う。
親娘がK事件に連座して処罰されなかったのは、当時すでに、獅子帝とヒルデガルドの間に、
深い関係が・・・要するにヒルデガルドが皇帝に寵愛されていて、
昼は秘書官、夜は寝床のお供をしてたからだろうなあ。
公私混同と、信賞必罰の不公平が嫌いだったという獅子帝にしては珍しい話だが、
まあ彼もやはり人の子だということか。
204:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 07:53:22
ヤポンってそれこないだ歴史番組でゲストが滑舌悪くて突っ込まれてた単語じゃねーかw
帝国公用語的な読みじゃないけど、正式にはジパングな。一応
205:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/10 14:14:25
>>198
軍縮は獅子帝の時代に膨張しすぎた軍の予算が膨大な額に上っていることを危惧したブラッケの建言にもよるんだがな。
じっさい、予算の30パーセント以上に膨れ上がっていたらしい。
イゼルローン共和政府との戦いによる死者が徐々に社会システムの空洞化を進めていたという事実もあるし。
アムリッツァ会戦後の同盟を笑えない状況まであと一歩のところだった。
黒色槍騎兵艦隊の地元のある職場は一時期、老人が定年を延長して支えるのが素だったらしい。
>>199
宇宙艦隊司令長官になったし退役と同時に上級大将昇進だからまだましなほうさ。
あとはのきなみ軍管区司令官で地方に飛ばされてそのままだからな。
ジンツァーはホルスト・シューラーとワンセットで「ワルキューレ乗りはホルスト」のジンクスを作った人物として知られているが、これはちょっと違う。
おかげでうちのワルキューレ中隊はホルストだらけだった。
ケンプ提督の息子以外全部ホルストという隊もあったぐらいだ。
206:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/12 03:50:21
>>203
獅子帝が即位以前から皇妃を寵愛していたのって、重臣達の間じゃ公然の秘密じゃなかったっけ。
ラグナロック作戦の際、すんなり中佐に任官されている事にしても、愛人を公然と従軍させるための口実とも言える。
彼女以降、初期ローエングラム王朝が女性将校を任官したケースは皆無、というより女性軍人の育成計画自体が
数十年にわたって存在しなかったわけで。
207:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/12 17:33:37
ゴールデンバウム王朝時代の500年くらいの間も女性士官は数える程しかいないな。
ローエングラム王朝初期だと前王朝時代を踏襲してる部分もあるし、
士官学校への女性の入学が認められてなかったからね。
その代わり下士官クラスには結構女性いたっていう。
208:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 18:48:57
>>206
その寵愛されてたヒルデガルド嬢だがな、豊潤な母性的美貌で知られる
皇太后時代とは違い、秘書官時代はひじょうに“中性的な”美貌の持ち主だったとか。
そう、まるで“美少年”と見紛うほどの……。
一部の学界では“獅子帝バイセクシャル説”かなり根強いそうだが、
肯定派の学者が全員揃って女性なのはあくまで偶然だよな?(汗
209:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 19:07:05
>>203
>獅子帝暗殺未遂犯と伝えられるK男爵は、「3つの王国の歴史」に出てくる
>悪の王である、ギ王ツァオツァオを尊敬していたらしいな。
彼は確かに、旧地球の東アジア地区の歴史にずいぶん興味が合ったようで
獅子帝暗殺の方法も、そのアジア地区の古代の「最初の大王」暗殺未遂事件
そのままだからな。
ただ、未遂と言うように、故事そのままに彼の暗殺計画も失敗したわけだが。
もっとも、この二つの事件、あまりに似すぎているので、獅子帝暗殺未遂事件
そのものが、その古代の事件をそのままパクッた創作だと見る人もいるようだが。
210:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 23:30:51
第七次イゼルローン攻略戦における帝国内部からの内通説のほうが、有力なんだが
作者が劇的なヤン単独遂行説を取ったのは、有名な話ではあるな。
ま、ローゼンリッター連隊一万強でイゼルローン無力化は
いかに薬を使おうとも無理な話なんだけどな。そこのところを描かないところが、
作者の上手いところではある。
ただ、内通説にしてもシュトックハウゼンが内通していたのか
それとも、オーベルシュタインが内通していたのか
はたまた、のちにイゼルローンに亡命することになるメルカッツなのか
このあたりは、甲乙つけがたいところではある。
211:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/13 23:40:18
シュトックハウゼンだとしたらメリットが無さ過ぎる
オーベルシュタイン大佐だとしたらその後の行動が説明できない
212:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 04:13:47
でもシュトックハウゼンの消息が、同盟の捕虜となったあと不明だしな。
獅子帝が宇宙を統一した後も、どうなったか一切記録にない。
同盟軍とウラで内通して、形式上、捕虜となったあと、
捕虜収容所入りのリストから外されて、同盟人の戸籍と、
新しい名前を与えられたんじゃないのか?
もちろん最初から、同盟軍首脳部および政府と約束済みで。
レムシャイド伯の亡命政権樹立の時も、一切、顔を出さなかったのが
その証明だと思うんだよな。
後ろ暗いところがなければ、軍人においては、メルカッツに次ぐ地位を
要求できたはずだ。
213:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 12:06:12
オーベルシュタイン内通説は、その後のリンチ少将によるクーデター事件を説明できる点で有力になったんだよ。
ヤンが何故クーデターの発生を予見できたのか?また、何故ビュコック大将を説得できたのか?軍人の勘なんてシロモノで正式な書類をだせるわけがないわけで
ヤンはかなり高度な秘密情報を入手していたと見るべきで
それには、当時獅子帝の参謀であったオーベルシュタインしか考えられないってところから
オーベルシュタインはイゼルローン攻略時から内通していたんではないか?と想像されている。
また、最後まで獅子帝によるヤン討伐に反対しビッテンフェルト提督まで拘束するなど
かなりヤンと親しくなければ、考えられない行動が多すぎる。
214:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 18:40:39
どーかな、>>213は陰謀史観に過ぎると思うがなあ。
内通説をとるにしても、まだ>>212の方が信憑性がないか?
AD16世紀において、時代のヤポン(ジパング?)における、
最大勢力を誇っていた、ノブナガ・オダの暗殺事件の犯人である、
ミツヒデ・アケチが、その後に覇権を樹立したヒデヨシ・ハシバと
手を組んでいて、全てはヒデヨシの陰謀だったっていう説と、
同じようなトンデモ陰謀史観だろう。
215:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 18:48:18
>>213
ヤンが同盟に反旗を翻したとき、
帷幕に招こうと獅子帝がアイデアをだして、
意見を聞いた3元帥のうち、唯一反対したのがオーベルシュタインだったろ。
なんで親しかったことになるんだ?
216:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 19:15:32
>>215
それはヤンが同盟にいてこそ、双方にメリットがあるからで、
ヤンが帝国の幕僚になってしまっては、双方の奇策・謀略が効かなくなる。
217:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 19:45:44
>>216
>ヤンが同盟にいてこそ、双方にメリットがある
「ヤンが同盟に反旗を翻したとき」
反論になってないぞ
218:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/14 21:44:54
ヤンはむしろミッターマイヤー派との接触や共謀が疑われてるけどな。
新領土総督の拘束や、駐留軍が殲滅されたおかげでレンネンカンプ派は事実上崩壊したし。
その後をついだグリルパルツァーやクナップシュタインが誰に潰されたかを思い出せば…
219:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/15 17:08:29
>>212
たしかにシュトックハウゼンの行動は不自然だよな。
ゼークトの艦隊がヤンに各個撃破されて敗北した直後で帝国が不利だったとはいえ
要塞に篭城して救援を待つことも出来た筈だしな。
やっぱり同盟とつながっていたのかな。
220:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/23 01:27:44
>>219
実はシャフト技術大将の軍事機密漏洩ルートには二つあってだな。
一つがフェザーン経由、もう一方がイゼルローン経由のルートだったという情報がある。
イゼルローン要塞司令官のシュトックハウゼンが同盟にシャフトから受け取った帝国の軍事機密を流していた。
それで、存在を感づかれ始めてやばくなってきたシュトックハウゼンの要請でイゼルローン要塞攻略作戦が発動されて。
もちろんヤンを手引きしたのもシュトックハウゼンだ。
で、首尾よく要塞が落ちた後は移送中に事故死という形にして同盟に亡命させたとそういう記録があるんだが。
表に出てこれないのは当然さ。
なぜこの記録が出てきたかを考えてみろよ。
用がすんで消されちまったから、記録が出てきても問題がないんだろーが。
221:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/26 19:22:32
陰謀に類することに、明確な証拠書類を残してたとしたら、とんでもない間抜けだな。
説をもとに捏造された偽文書の疑いがあるんじゃないか?
同盟崩壊で多数の史料が散逸した一方で偽史料も多い。
一番多いのはヤン-キャゼルヌ間の書簡だそうで、互いの夫人が作った料理の中に隠した、という逸話もついてくる。
帝国が監視下にあって、関係者が会うのと本人が会うのとはほとんど同じことだからな。偽装自体に意味がない。
もちろん長年の友情は継続し、交流もあったが、軍略の話はしてないらしい。
キャゼルヌは敗戦処理で多忙だし、ヤンは収穫はずっと先のことと思って引退生活を楽しむつもりだったとミンツが言っていたとこの前歴史番組で言ってた。
222:名無しは無慈悲な夜の女王
09/10/26 21:01:11
>この前歴史番組で言ってた。
国営放送の「そのとき歴史は動かざるを得なかった」か
あれを真に受けるとか(w
223:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/08 21:23:44
政治関係は出尽くしたようなので、文化関係のネタをひとつ。
原作小説でもソリヴィジョンでも登場人物は普通に喋っとるが、獅子帝による統一以前の人類社会ってのは
政治的に分裂していた事もあって、星系ごとにかなり“訛り”が強かったらしい(封建制が布かれていた帝国は特に)。
だから作中の台詞も、あの時代の喋り方に正しく直すと↓の通り。
獅子帝「ルドルフに出来よったことが、俺に出来ひん思うか?二人で宇宙を手に入れたるんや、キルヒアイス!」
魔術師「ユリアンどん、紅茶ば入れてたもっせ。おはんの入れた茶ぁは旨かとごわす」
224:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/08 22:03:42
みなもと太郎画の銀英伝が脳内再生されましたw
225:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/08 22:29:14
銀河翔ぶが如く
226:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/08 22:36:24
>>223
後にヤン・ウェンリー像が作られることになったが、ロクに資料がなかったために微妙な出来に。
除幕式で、フレデリカ未亡人が「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ」と思わず叫んだとか。
227:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/09 11:55:37
俺の先祖はアンドリュー・フォーク。
あの小説のせいで学生時代ひどい目にあった。
実際は同盟屈指の作戦参謀で、獅子帝にもそれなりの評価を受けていたようです。
激務により体を壊して休職した隙にライバルのヤンにいいとこ取りされた感じ。
228:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/09 22:03:54
>>227
一准将かのごとく扱われてるけど、実際のアムリッツァの際には中将で作戦主任参謀だったらしいな。
私的なルートで出兵案をごり押ししたかのごとく言われてるけど、実際には反対派の一人だし。
ズケズケものを言う性格が災いしてクーデターの際に激昂した兵士に射殺された結構悲運な人。
何故あそこまで悪役&ダメ軍師扱いなのかは正直わからん。
229:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/11 00:47:36
おいおい、なんでも演義の反対読みすりゃ良いってもんじゃないぜ?
確かに>>227のご先祖様は、作戦参謀“としては”天才クラスだった。
作戦立案能力だけなら、ヤンをも上回るとの評価さえあるらしい。
獅子帝でさえ同盟崩壊後に帝国軍が接収した関係資料を観て、
「同盟軍にもオーベルシュタインやシュターデンの如き優れた頭脳がいたか」
と驚嘆の念を洩らしたらしい。
反面、立案能力はあっても実行能力には欠けていたのも事実。
また、作戦自体に拘泥し過ぎて視野狭窄に陥る傾向があったらしい。
兵站の概念や不確定要素を失念していたり、戦術的勝利を求めるあまり戦略的敗北を招くこともしばしば。
アムリッツァはその最悪の例だろうな。
さらに悪い事にプライドの高さが災いしてか人望が無く、参謀部内での調整能力にも欠けていた。
会議でも素晴らしい作戦を提案するんだが、「俺の作戦が完璧なんだから四の五の言わず採用しろ」といった風だったとか。
アムリッツァ戦役の際もそんな調子で(そもそも当初反対した理由は自分の戦略計画が採用されなかったからとか)、
大揉めに揉めさせて参謀部を機能不全に陥らせた挙句、ストレスでぶっ倒れて後送されたってのが史実。
後はご指摘の通り。クーデターのドサクサにまぎれて、日頃から彼を恨んでいた同僚の一人に暗殺されたそうな。
天与の才能には恵まれても、それを活かす器に欠けていた男の末路と言ってしまえばそれまでだが。
ヤンのように司令官としても長けているか、あるいは彼を(能力的にも人格的にも)使いこなせるだけの
名将の下に属していたら、稀代の知将として歴史に名を残していた事は疑いない。
“悲劇の天才軍師”という評価も、ある意味間違ってはいないだろうな……合掌。
230:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 00:47:37
>>227
>>228
>>229
おまい、ヤマムラ軍医少佐が退役後に書いた「二人のフォーク」を読んだか?
実は同盟軍宇宙艦隊にアンドリュー・フォークという将官はアムリッツァの時点で二人在籍していてややこしかったという話がちゃんと載っているぞ。
三次資料あたりだとミドルネームがはぶかれて両者が混同されているケースがある。あの小説はそのへんからネタを持ってきているようだ。
で、二人の人となりだが、これが対照的。
ヤン中将と同期の作戦主任参謀アンドリュー・J・フォーク中将はまともな作戦を立てているんだが、平参謀のアンドリュー・K・フォークがクズだった。
こいつがあちこちでJ・フォーク中将の決定を勝手に改変し、中将は修正に追われた挙句胃を壊して入院した。補給部隊の護衛艦を本来2500隻のところを26隻に勝手に変更したのもK・フォーク。
第七艦隊に撤退を禁じて降伏に追い込んだのもこいつだ。
あれで一万隻以上の艦艇と三百万からの人員が戦わずして虜囚になったんだからな。
戦犯以外の何者でもないぜ。
プライドが高すぎて射殺されたのはK・フォーク。
K・フォークを庇いに庇った挙句倒れ、病院のベッドの上で退役を迫られたJ・フォーク中将は悲惨だったが。
231:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 01:03:47
>>223
帝国同盟問わず戦闘機乗りはきれいな標準語が喋れることが条件だったらしいな。
帝国では官僚として出世するためにも、標準語を美しく発音できることが条件だったらしい。
ちなみにローエングラム陣営の提督たちの中で一番同盟公用語が上手かったのがケンプ大将、ミュラー上級大将がそれに次いだという記録がある。
ミュラーが同盟との窓口になることが多かったのは言語能力の高さによるものもあるらしい。
イゼルローン協和政府の通信士官の記録によると諸提督の同盟公用語はメックリンガー上級大将は言い回しがやや古臭く、ビッテンフェルト上級大将は正確な同盟公用語を話すが声量がありすぎて粗野に聞こえる、
ワーレン上級大将はやや硬い、レンネンカンプ上級大将は軍人口調でありすぎるが正確ではあるという評だ。
獅子帝やキルヒアイス大公は驚くほどに自然だったとある。
上官たちより同盟公用語を流暢に操ったのはむしろ大将以下の若い将官たちらしい。
ノイエ・ラント総督府に派遣されたグリルパルツァーとクナップシュタインは同盟公用語が上手いという理由で選ばれてもいるらしい。
本当はトゥルナイゼンとあと一人が選任される予定だったのだが、いずれも貴族出身ということもあって同盟公用語がやや権高だという理由で外されている。
232:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 07:55:28
ルドルフが帝国公用語(いわゆる標準語)を制定して普及させたけど、
時代が下ると共に帝国成立前からあった地方ごとのローカルな言語と融合、派生してしまい、
酷い時は意思伝達もままならないくらい差が出来てしまったみたいだね。
標準語で流暢な読み書きが出来る=インテリ扱い だったとか。
ダゴン星域で帝国軍が壊滅的な被害を出したのも、下士官レベルで公用語を正しく理解してる奴が少なかったせいで
命令が正しく伝わらず軍としてのまとまりを欠いたというお話にならない事態が発生したかららしい。
パイロットに綺麗な標準語を求めるようになったのもそれからだそうで。
また第2次ティアマト会戦で戦死したコーゼルが平民出身なのに大将にまで出世した最大の理由は、
標準語に加えて各地のローカル方言、同盟公用語あわせて30を超える言語を流暢に操ったからだそうな。
だから叛乱の征伐から同盟軍との戦いおよび一時的な交渉などの様々な局面で重用された。
233:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 21:10:31
帝国公用語が旧領全土で初等教育の必須科目になったのはアレク帝の時代からだっけ?
234:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 22:58:00
>>233
んだ。親政開始にあたって最初に実行された施策がそれだ。
完全に実施されたのは第三代皇帝クラウス一世の代だ。
母がフェリックス・フォン・ロイエンタールの娘。
このあたりから旧リヒテンラーデ派が急速に復権して、復古主義的政策が採られるようになっている。
だが旧フェザーン資本が抵抗して完全には戻りきらなかったけどな。
旧同盟市民の一部が新天地を求めて辺境の開拓に乗り出し、いくつかの自治領を成立させているし。
235:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/13 23:47:34
しかしその後の銀河南北朝時代、5星雲16国時代の混乱ぶりを思うと、のどかな時代だったよな。
236:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/14 01:10:39
ダゴン星域会戦の時の帝国軍の動きの支離滅裂さは尋常じゃないからな。
陣形変更→移動を繰り返すうちにどんどんガタガタになってしまいにゃ各艦がバラバラに突貫して乱戦。
帝国軍の指揮系統の乱れを見て取って包囲殲滅戦に切り替え、一挙に敢行したリン・パオの手腕は見事だが。
237:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/14 09:28:35
アッテンボローが執筆したヤン・ウェンリー回顧録の初版がハイネセンのオークションで落札されたらしいけど、
ユリアン・ミンツの出した本とどっちが信憑性高いのかねぇ。
238:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/14 23:29:15
>230
軍医が患者の秘密を書くはずがない、と思いながら一読してみた。
白フォークが黒フォークをかばう理由がでっちあげっぽいなぁと
いうのが俺の感想
239:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 00:00:54
>>230
J・フォークはなぜにそこまでしてK・フォークをかばう必要があったのか?
命令を勝手に改ざんなんて、それだけで懲罰モノでしょ。何か弱みでもにぎられていたのか?
240:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 02:11:21
>>238
>>239
悪いことは全部黒フォークがやりましたということにして責任逃れに1ディナール
241:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 02:30:57
>>235
んだー。
旧帝国領のさらに向こう側にロイエンタール朝と緩衝地帯としての自治領が五つ。
これだけでも強敵なのに同盟領西北辺境に民主共和制諸国が十数国。
さらに地方貴族で第八代マルティン・ジークフリード1世から第十二代アレクサンデル・ジークフリード2世までの混乱期に自立して自由都市、地方王国になったところが数十。
たった二百年後はものすごく混沌としてるものな。
242:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 02:50:41
海賊から成り上がって一国の主になった奴がいたとか、
一個艦隊を率いて傭兵団の如く各国を渡り歩いた用兵家とか、
ある意味フリーダムな連中が闊歩してたのもその時期くらいだな。
243:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 03:28:51
そして歴史の転換点には必ず複数のアルフレットが敵方に現れるという法則が破れたのもこのあたりだな。
海賊の中で最大だったのが自称エルウィン・ヨーゼフ3世が率いた海賊艦隊。
これを壊滅させたのが自称ランズベルク伯アルフレットだった。
破れてないか。
244:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 11:25:33
自称ヤン姓が大量に出現するのもこの時代の特徴なんだよなw
どう考えてもモンゴロイドの特徴してない連中がどの面下げてそれを言うかって話だが。
245:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 14:22:08
>>244
連邦時代の時点で、姓にのみ民族の痕跡を残す―て言われるくらい混血が進んでいただし、
自称ヤンがモンゴロイド面してない方がむしろ自然(極端な話、金髪碧眼なんて劣性遺伝子
の塊のような容姿のラインハルトなんてあの時代にはあり得ないって、ラインハルト=黒人説
まであるんだぜ)。
246:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/15 17:25:11
何の為の劣悪遺伝子排除法だと思ってんだ
少なくとも旧王朝で貴族階級得てる人間に有色人種はおらんぜよ。
247:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/16 07:54:03
ルドルフの命令で各地の病院では生まれてくる胎児の遺伝子弄っていたと聞くが…
248:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/16 22:57:31
オーベルシュタイン元帥が、義眼っていう設定にしたのは、
ルドルフと劣悪遺伝子排除法に対する、タナカの批判かな。
こういう人間が獅子帝に協力して、ゴ王朝を倒しましたっていう。
でも、そもそも目に障害があったら、軍人になれっこないっていう矛盾を
作者は忘れてるw
しかもタナカはその後に、獅子帝伝の少年士官編で、士官学校の生徒が
色盲のせいで退学させられたっていうエピソードを紹介してるから、
自分自身の筆で、目に障害があったら軍人失格っていうことを書いてるんだよな。
実にいい加減というか・・・。
なので、間違いなくオーベルシュタイン元帥の義眼説はウソ。
色盲で退学させられた生徒の話は実話かもしれないが。
249:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/16 23:18:26
入隊時に身体検査とかされる筈だもんな。
義眼つけてると、通常の宇宙船ならまだいいとしても戦闘とかは絶対無理w
視覚を得るために神経とリンクしなきゃいけないからメンテナンスも大変だし。
250:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/17 02:42:37
>>248
タナカは他にもいろいろと、記述に矛盾が多いよ。
自分をモデルにして、ヤンに「矛盾の人」というキャッチフレーズを
つけたっていう説もあるぐらいだし。
251:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/17 22:54:39
ソリヴィジョンとか小説見てて未だに不可解なのは、
ハイネセンの長征1万光年の結果、共和主義者達がバーラト星系にたどり着いたのはいいんだけど
その時の十数万人は半世紀も逃避行して生きてるのが不思議なくらいの流民じゃん。
どうやったらそれから150年くらいで人口億単位の宇宙艦隊配備してる国家になり得るんだ?
252:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/17 23:26:53
バーラト星系には元々フェザーン回廊経由の入植者がいました。
イゼルローン回廊がまだ発見されていなかったってだけで。
253:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 00:03:17
>>252
インド系の入植者たちがいたんだっけな。
254:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 00:22:14
インド系どころかもっと色々いたらしい
ただ、当時はフェザーン回廊側の航路があんまり整備されてなかったらしく
最果ての辺境で流刑地同然だった
ただその分用地の確保がしやすいということで
企業の工場とか研究所なんかが点在していたんだと
255:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 04:08:43
じゃあ当初の自由惑星同盟って、グエン・キム・ホアたち長征組と、
フェザーン回廊方面の入植者の連合で成り立ったのか?
歴史書を読むと、共和制がすんなり成立したようだけど、
実際はかなり紆余曲折があったんじゃ・・・
入植者組も、元脱走奴隷の長征組の下風に立つのは抵抗があったろうし、
別に彼らは共和主義者ってわけでもないだろうし。
ダゴン星域会戦後、帝国から政争に敗れた亡命貴族などを受け入れて、
自由惑星同盟が変質していったって言われてるけど、その芽は建国当初から
あったってことかな。
256:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 07:23:51
長征組(とその子孫)にとって脱走奴隷呼ばわりはご法度。
自分達は帝国の専制主義に敢然と立ち上がった民主主義の伝道者って自称してるくらいだし。
257:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 08:35:03
おまいら乙だが>>251は素朴な疑問スレ向きではないか
258:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 18:57:51
>>255
ああ、だから国名が、自由惑星共和国じゃなくて、自由惑星「同盟」だったのか。
>>256
そう考えるとあれだな、アーレ・ハイネセンは共和主義思想なんて持ってなくて、
新天地で、自分が新たな王なり皇帝なりになろうとする、俗物的な野心家だったのかもしれんな。
船内でも独裁者状態で、グエンたちが横暴な彼を事故に見せかけ密かに抹殺。
そして、死せるハイネセンを、自由の民の救世主という偶像に祭り上げた・・・なんて可能性も
考えられる、
259:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 19:29:21
グエン・キム・ホアにしろ、惑星ハイネセンに到達した時には耄碌してたっていうし。
代表の座を固辞したとか美談として残ってるけど実に怪しいもんだ。
260:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/18 22:10:47
ハイネセンの肖像画ってメチャメチャイケメンだよな。
写真や本人の映像記録が残ってないのが気になるところだけど…
261:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/19 20:49:48
>>260
あれはヒゲを剃った時の姿らしい。
アーレ・ハイネセンはその名からも分かるように北欧系。
バイキングさながらのヒゲもじゃの大男だったらしいぞ。
262:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/19 20:56:05
しかもハイネセンは逃亡奴隷ではなくれっきとした帝国軍兵士、いわゆる兵隊やくざの類だったらしい。しかも准尉までいった兵隊元帥。
酒乱の度が過ぎて貴族の若様に卍固めかけて首をへし折っちまい懲罰大隊に回されて奴隷の監視役をやっていたところ、影の首謀者のイオン・ファゼガスに酒を飲まされて酔い潰され、一夜明けたら部下もろとも船の中。
帝国軍に捕まったときこいつが脱走するための人質にされました、脱走は全部こいつの企んだことですと言い抜けるためのスケープゴートにされちまったというのが真相だそうな。
263:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/19 21:02:12
グエン・キム・ホアにいたっては、単なる刑事犯。
貴族を相手に10億マルク騙し取った詐欺犯で、本来なら刑務所行きのところを額が大きかったので流刑地送り。
当初五千人だった逃亡奴隷が数十万人にまで膨れ上がったのはこいつの舌の功績。
ハイネセンが酒の飲みすぎで逝っちまった後、こいつがリーダーになったのも口がうまかったから。
一般人をうまいこと言ってだまし続け、ハイネセンの部下の帝国兵を手なずけて秩序を維持してでたらめにワープを繰り返していたところ、偶然バーラト星系に着きましたというのが長征一万光年の結末の真相。
264:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/20 02:19:09
同盟の成立には痴愚帝ジギスムント2世の存在も欠かせないんだよな。
財政破綻による増税の連発で法人税が格段に増加したもんだから、
フェザーン回廊、及びその近くの恒星系に拠点を持つ企業の中には、
回廊の反対側に工場なんかを移転させるところも出てきた。
回廊の向こう側(新領土)は末端辺境扱いな上に、航路の整備も進んでいなくて、
入植企業なんかも財務省の立ち入りを防ぐ為に意図的に航路図を隠す。
参入する企業が増えれば、当然より多くの労働者が入植し、国家の経済基盤になったとか。
265:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/20 02:54:44
独立前の惑星フェザーンってどんな感じだったんだろうな。
資料調べても意外と載ってないんだよな。
フェザーン史は、レオポルド・ラープ以降のことばかり。
当時から「フェザーン回廊」って名称はあったんだから、
帝国内でもそんな適当な扱いだったわけじゃないと思うんだが・・・
ところでラープは、地球教徒などではなかったっていう説が近年有力らしいな。
その後の自治領主たちもしかり。
五代目のアドリアン・ルビンスキーは、地球教から政治面での資金援助を受けていたのは
事実らしいが、地球教と代々の自治領主全員が主従関係だったってのは明らかに
陰謀史観の過ぎた妄想だな。
ロ王朝が、旧フェザーン勢力を押さえ込んで、新帝都して確立するためには、
フェザーンは悪辣な邪教に支配されていて、それを解放したって事に
したかったんだろう。
266:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/20 03:00:01
ちなみに地球教陰謀説の筆頭であるタナカは、地球時代の人類を書いた物語、
「ソーリュー・サーガ」でも、メリケン国の大統領は、若草物語という組織に
全員支配されていた!!
みたいなことを書いてたから、この手の謎の組織による陰謀、裏支配なんかの
ネタが好きなんだろう。
267:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/20 07:11:59
事実上の独立を果たす前のフェザーンは帝国にとってはせいぜい一辺境扱い。
周辺の領主や中央に対して適度に献金してくるが、その程度の地域くらいにしか思われていなかったっぽい。
これには当然、経済的な理由による背信(反逆)行為隠匿する為のフェザーンの企業連合の努力があった。
だもんで、「イゼルローン回廊の向こう側に自由惑星同盟」を名乗る叛徒の存在が確認されても、
しばらくの間はフェザーン回廊の向こう側と叛徒のいる恒星系が繋がってるとは知られていなかった。
ただ、フェザーンの企業連合もバレた時にヤバいということは知っていたので、中央の工作は怠らなかった。
実権を握っている、もしくは握りそうな門閥貴族達を献金攻勢で抱き込み、
各省庁(特に軍務省)に対しても癒着の根を広げまくった結果として、
レオポルド・ラープの時代に至って独立自治区の地位を取得。
その頃になって帝国軍もようやくフェザーン回廊の秘密とその重要性に気づいたが後の祭り。
268:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/20 21:28:35
献金を強要された辺境の名家・領主が一国丸ごと移ってきたケースもあったな。
領民全員引き連れて財産全部持って。
長征一万光年のエピソードはこういう連中の脱出劇もネタにしてるらしい。
ちなみにヘルクスハイマー伯爵というのはこの時代の脱出者。
辺境の貴族でリッテンハイム侯爵の一門ではなく遠い先祖。
物語とは逆に娘一人だけ船が故障して捕まり、泣く泣く娘の船を遠隔操作で自爆させたそうな。
269:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/21 13:12:54
>>266
俺が読んだソーリューサーガはメリケンだけでなく世界全体を秘密結社ゼレーが操作していたと書かれてたぞ。ある程度は本当なんじゃないか。
270:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/21 19:44:07
>>269
それは「福音ロボ大戦サーガ」だって。作者も違うよ。
271:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/24 01:12:56
>>270
あれは同盟滅亡後の混乱で最後のほうの巻のデータが失われて、復元するとき他の小説とごっちゃにされて一冊にまとめられちまってる。
そこからさらに二次創作がたくさん書かれてるし。
混乱・混同するのも無理はない。
復元の際に混入された他作品は十以上あるからな。
しかもでたらめな復元版をタナカの熱心な研究者だった同人作家が文体からキャラの造形まで巧妙に整形されてリライトしたのが復刻版として通用してて。
そのせいで元の作品までタナカの作ということになっちまってるし。
確かビュコック家博物館に同盟時代の原典が保管されてると聞いたことがあるが、興味があるなら一度見に行ったらどうだ?
272:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/24 01:24:32
地球統治時代末期から、
「焚書にされるかもというスリルがたまらん」
という理由で電子化しない風潮があったからな……
273:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/24 08:18:19
でもその手の作品って、有志が密かに電子媒体化したデータがある程度残ってるからな。
中には紛い物も混じってるから油断は禁物だが。
274:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/25 14:33:02
色々言われてるが、最近の大河ビジョンとかを見た後だと、優れてるのがわかるよ。
オルタンスが先々のことを全部語っちゃう『アレックスとオルタンス~補給物資百万屯物語』とか機首にハートを書き、博愛を語ってたからって、ことあるごとに平和主義をとなえるポプランを主役にした今年のとか。
275:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/25 18:15:33
同盟軍の撃墜王が平和主義者とか噴飯レベルだよなw
こんな脚本が全国ネットで流れるとか世も末。
276:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/25 19:25:50
今年の大河ビジョンはトダ少佐がカリンに投げ飛ばされる回で見るのをやめた…
277:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/25 22:21:08
アムリッツァ会戦の話か。あれは確かに酷かったなw
訓練生にもなって無い奴が旗艦に乗り込んでるもんなぁ。
他にも色々とアラがあったし、艦隊戦はちゃっちいわで、いいとこなかったよね。
278:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/26 00:11:30
>>274
ああ、「天星迅」ね。
ポプランって、生涯、何百、何千という女と遊んだ、女ったらしなのに、
ドラマに出てきたガールフレンドは、シンシアとブレンダだけだったな。
しかもブレンダは、帝国軍の女スパイに改竄w
まったく、最近の大河ビジョンは女に媚びてるよな。
ユリアン・ミンツに、カーテローゼ・フォン・クロイツェルのことを紹介する時、
ポプランが、「あの子はいい子だぞユリアン。お前が守ってやるんだ。
それが我ら共和主義を報じる軍人の”義”だ!」
なんてセリフを言うんだぜ。
あの世のポプランが、赤面しながら化けて出るだろう。
279:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/26 01:22:43
「人形劇スペクタクル 鋼鉄の撃墜王」のほうがよっぽど面白いぞ。
ケンプ提督の人形、若かりし日の姿があまりにも出来が悪いという批判はあるが、旗艦ヨーツンヘイムとかガイエスブルグ移動要塞の造形やワルキューレの操演はすばらしい。
若き日のホルスト・シューラー中佐(当時少尉)との師弟関係もばっちり描かれていて、史実を知ってる奴は思わずニヤリとさせられる。
アムリッツァ会戦でもヤン艦隊を叩いてグエン・バン・ヒュー分艦隊とサンドル・アラルコン指揮下の総司令部増援部隊を戦死させ、後続のキルヒアイス艦隊と共同してヤンを撤退させたところがきちんと描かれてるしな。
いくらヤンの人柄に惚れ込んだからといって、親父の先輩である提督をボロクソにするのはどうかと思うぞ、コルネリアス・ミュラー監督。
ソリヴィジョンではケンプ敗死後の双璧の功績にされてるけど、あれはドヴェルグ星系での出来事なんだよな。
280:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/26 07:11:25
大河ビジョンは獅子帝を取り扱った「ラインハルト・フォン・ローエングラム」が至高。
視聴率的にもキャストの豪華さ的も、戦闘シーンの迫力もな。異論は認める。
281:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/26 17:33:36
>>280
確かにそうだけど、それ、もう200年前の作品だしなあ。
今の時代、映像は半永久的に劣化しないけど、獅子帝と同じく、
出演してる役者たちも、もう歴史上の人間だよな。
ここ50年ほどの大河ビジョンはみんな駄目だね。まともな時代考証の
出来る脚本家も研究者もいない。
ローエングラム王朝中期の頃の作品が一番いい。
282:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 00:44:48
その頃が一番予算が出たからなw
王朝が一番安定してた時期だからなぁ。
283:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 03:58:33
>>282
15代アレクサンデル・ジークフリード3世の時代が一番よかった。
三歳で即位して危ぶまれたが結果的に治世は80年続いて、後半の40年ほどは国力はずっと上り調子だったからな。
16代マルティン・ジークフリード2世も50年在位してなかなか良かった。
17代アレクサンデル・ジークフリード4世はとてつもない浪費家だったが、予算は気前よく出してくれた。治世が30年少々で終わってしまったのが惜しまれる。
>>280の言ってるドラマもアレクサンデル・ジークフリード4世のお声がかりだったしな。
艦隊戦の撮影用に獅子帝の時代の艦を再現した艦隊を五個艦隊七万五千隻も建造したり。もちろん中身は最新式だったから、金がかかったことかかったこと。
それだけじゃなくてゴールデンバウム王朝、自由惑星同盟の軍服から艦隊、装備品、あげく新無憂宮や同盟の歴史的建造物まで全部徹底的に考証して、本物と同じに作りやがったからすごいもんだ。
エキストラに動員された住人は一億人をゆうに超えるぞ。
あげく当時の宮廷音楽から宮廷料理まで徹底的に再現して。
その後本物の宮廷にも技術がフィードバックされたほどの徹底ぶりだった。
あの豪気な予算のばらまきはもう二度とできないだろうな。
284:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 04:12:05
で、そのドラマに自分も少年時代のキルヒアイス大公役で出演した挙句ロマンチシズムに毒されて大遠征を企図し、ロイエンタール王朝に「ニュルンベルクの殲滅」の陣形でボロ負けした19代アレクサンデル・ジークフリード5世、
俗に言う偽キルヒアイス帝の時代から国が傾くんだよな…。
285:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 07:27:07
大河ビジョンのために用意した7万5000隻がニュルンベルクでものの見事に溶けたのが痛すぎる。
残ってりゃ貴重な資料になってた筈なのに…
286:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 21:14:54
>>285
獅子帝の時代を理想化しすぎるあまり戦術の進歩についていけず、士官学校の教育が三世代くらい前の時点で止まっちまって、そこからは退化する一方だったからな。
ろくな指揮官が育っていなかった。だから老練のはずの元帥が小僧のバイエルラインと同じ戦術で叩きのめされた。
時の宇宙艦隊司令長官が「こんな戦術、常識的に考えてありえない」の台詞を残して死んでるくらいだから劣化は深刻だったな。
ちなみにトリスタンⅡ、ブリュンヒルトⅡは鹵獲されてロイエンタール王朝の都で保存されてるぞ。
ガルガ・ファルムルやヨーツンヘイム、テオドリクス、エイストラ、ウールヴルーンあたりの二代目はゲンが悪いと持っていかなかったから残ってる。
あとネームプレートが偶然外れてたせいで単なる標準戦艦だと思われたグングニルも。
門閥貴族の旗艦や同盟艦は子孫が貰い受けたり共和主義国に売られて残ってるケースがあるぞ。
オーベルシュタイン大佐のシャトルモナー。
287:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/27 21:25:13
おまえらもうアンドロメダ戦役以前の懐古主義をやめたほうがいい。
いくら文句」を言ったって赤紙が来たら兵役について別の銀河系へ遠征しなきゃならんのだからな。
ホントにそんな銀河に敵がいるのかさえあやしいものだというのに。
288:名無しは無慈悲な夜の女王
09/11/28 05:05:22
古き良き銀河系単独時代かな
289:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/03 22:06:46
>>287
それは共和主義国の盟主・オーガスト側の呼称だろう。
アンドロメダ銀河は復古政策でマグニ銀河と改称されたはずだ。
290:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/15 20:58:03
シュトックハウゼン大将の件で一つ珍説があるんだが。
前任者のクライスト大将とシュトックハウゼン大将は同一人物で、味方もろともトゥールハンマーを撃っちまったことが問題にされて伯爵だったクライスト大将が爵位と家名を剥奪されてシュトックハウゼン大将になったという話なんだが。
信憑性あるのかね。
291:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/20 01:18:08
第5次攻防戦だっけ?
シトレ大将が指揮ってたっていうけど、結果としてはズタボロにやられた筈なのに
戦術評価での昇進、本部長就任ってのも不自然な話だよな。
292:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/20 02:15:12
>>291
被害が戦前の予想を遥かに上回ったんでごまかす必要があったらしい。
で、第11艦隊司令官のハウサー提督を戦意不足ということにしてクビ、分艦隊司令官で無謀な突出をしたホーランドを無理矢理英雄に仕立て上げて中将に昇進させた。
シトレ大将の昇進はいわばそのついでだ。
ハウサー中将はその後後備役編入、軍歴を全て抹消されて田舎に帰ったらしい。
今じゃ名前が出てくるのは出来の悪いシミュレーションゲームの中だけだ。
293:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/23 11:49:50
ダゴンまんじゅうの不味さは宇宙一
294:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/27 01:18:11
>>293
あれを美味いと感じる奴のほうが異常。
てか、作ってる会社自体ダメ。
ムライ退役中将が直接現場で指導してた最初のころは美味かったけど、中将が死んでからは現場がだれて、作業マニュアルは改悪するわその改悪したマニュアルすら守らないわでもう乱れっぱなしだからな。
原料の産地偽装とか賞味期限偽装の疑惑とか普通にあるし。
295:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/27 01:33:57
つーかムライ退役中将があそこまで実業家としての手腕があったことが驚きでござるよ。
296:名無しは無慈悲な夜の女王
09/12/27 03:20:03
>>295
手腕もさることながら体力もな。
24時間完徹しても平気だったらしい。
そのせいでポックリいったって話もあるが。
297:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/16 11:24:49
食い物で思い出したのだが、
「獅子の泉」宮殿の地下には動力炉と直結した
チョコレートアイスクリーム工場があって、
狂った制御コンピューターによる半永久的な大量生産のせいで
宮廷の人々は日夜チョコレートーアイスクリームを食わねばならなかった
と言うのはウソなの?
他にも
①水道関係の設計が劣悪で毎回管が破裂して水が噴出し、宮殿内は洪水となる
②謁見の間の天井には大きなタライが吊り下げられており、
謁見する客人や臣下はおろか、時には皇帝までも落下するタライで
後頭部を直撃されて頻繁に失神した。
③倒すと宮殿が全壊する銅像が宮殿内の庭の何処かにある
④名前の由来となっている泉の下には帝国の最終兵器
「カイザーロボ」が格納されている
⑤若い新妻・愛人又は恋人と一夜を過ごそうとするとクローゼットの中から
初代皇帝とその親友の霊が現われ、男をボコボコにすると言う迎賓宿泊室
⑥落書きすると棍棒を持った初代皇帝の霊が現われ追い掛け回すと言う
グリューネワルト大公妃の肖像画
が本当にあると思って来週に迫ったのフェザーンへの修学旅行を
凄くワクテカして待っているのだが...
まさか俺、マリーカ・ケスラーが主人公の
「奥様は侍女」のドラマに毒されすぎている?
298:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/29 16:14:06
最近の大河で面白かったのは、「獅子・ローエングラム三代」だけだろ。
なぜか、初回は2時間SPで回廊の戦いで、そこだけに予算のほとんどを投入。
2話からは、皇帝即位式から始って、キュンメル事件、地球討伐や、レンネンカンプ事件に時間の多くをつぎ込んだりしたよな。
回廊の戦いが終わったら、人物が登場する台詞劇になったとかいう批判もあるけど、俺は面白かったよ。
マルアデッタが回廊の戦いの前哨戦という位置づけには一部ファンから脅迫状が届いたりしたっけ。
実質二代ヒルダと、三代アレクの話はつまんね。
299:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/29 19:27:34
>>298
アレク帝は史実ではガチホモだもんなあ。
ドラマはそこを無視してたのはいかなるものか・・・
最終回で子供が生まれて締めてたけど、あれって、アレク帝が
晩酌でグデングデンに酔ったところを、後宮の女に男装させて、寝室に忍ばせ、
美少年と間違えさせて、性交させたってことらしいよ。
アレク帝は、最後までその女の膣を、少年のアナルと思い込んでたんだとw
なんにせよ、衆道を否定的にするって点で、スタッフのやってることって、
ゴールデンバウム朝のルドルフ大帝と、同じ発想やん。
ローエングラム朝はそういうルドルフ的な思想を否定するところから
始まったってことを、製作者は分かってない。
実際、アレクはガチホモでも、廃嫡されたりしなかったんだから。
300:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/30 01:21:02
史実を綴った歴史大河ドラマではないが、「ハイネセン」は面白かったなあ、
摩訶不思議な天変地異でリップシュタット戦役直後の時代にタイムスリップした
現代のバーラト自治政府の最新鋭イージス艦とそのクルーが
意図せず帝国と同盟が共存する世界を作って行くと言う仮想物語なのだが、
登場する実在の人物達のキャラ設定は荒唐無稽なあらすじとは裏腹に
非常に史実に忠実に描かれており、特に頻繁に同盟から帝国領内に侵入する
イージス艦の性能上(注:当時の船は非常に非力で、イゼルローンかフェザーンの
どちらかを通過しないと互いの領内に入れなかった)
必然的に対峙するメックリンガーの描写は見事。
天才故にイージス艦の正体とその弱点を直感で即座に見抜いてはいたものの、
今一確信が持てなかったラインハルトに次々と状況証拠をもたらし
流麗な説明によって遂に論理的な背景を打ち立てる一連の流れは
参謀や後方支援の能力に長けた戦略家タイプの提督且つ芸術家だった
史実の彼らしさが良く出ている。
一方でヤンがイージス艦の存在を利用してラインハルトにハッタリかまして
出来るだけ時間稼ぎをすると言う描写は元来怠け者だったと言う史実の
彼から考えたら少々積極的過ぎなのでは?とは思う。
301:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/30 20:14:58
>>300
ただ、ワーレンの義手がないとか、オーベルシュタインが義眼じゃないとか、いろいろ突っ込みどころはあったよな。
302:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/30 22:16:51
>>301
オーベルシュタインの義眼は致命的なミスだったな...
放映当時はネット上のあちこちで突っ込まれてたのを思い出したよ。
ただワーレンの義手がないのは間違ってはいないぞ。
何しろ劇中世界ではイージス艦の歴史の改変によってワーレンの地球討伐所か
肝心のローエングラム王朝の開闢自体が史実より3年も遅れた最終回になってて、
地球教問題もビッテンフェルトが別の理由で地球ごと破壊してしまったので
その後も有り得ん。
まあそれ以外にも突っ込み所はいっぱいあるが、
それを差し引いても魅力的な作品である事には変わり無く、
名場面やシーンは一杯ある。
俺が好きなシーンは主人公達がオーディンを脱出する際の攻防劇だな。
ラインハルトとケスラーの追っ手から身を守る為人質を取るのだが、
その人質がアンネローゼと見せ掛けて、
実は故キルヒアイス元帥の乗艦バルバロッサだったと言う「大どんでん返し」
しかもそのバルバロッサが終盤の主役艦になって縦横無尽に活躍するのだから、
戦艦ファンには堪らない演出で、何時見ても興奮する。
303:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/30 23:09:33
気付いたかどうかわからないが、数カ所でロイエンタールの目の色が逆になっていたところがあった。
惜しいな...
やはりCGの下請け先には注意して欲しい。
304:名無しは無慈悲な夜の女王
10/01/30 23:49:09
ローエングラム朝初代皇帝時代の人物を描いた映像作品は一杯あるけど、
俺が薦める一番は
皇帝病の原因と治療法を発見した、ローエングラム王朝史上最高の
医学者兼軍医・宮廷侍医エミール・フォン・ゼッレの生涯を描いた
映画「少年・エミール」だろう。
ミッターマイヤー首席元帥を以ってして
「20年、いやせめて10年早く生まれていれば、今は亡きラインハルト皇帝陛下も
完治までは望めぬにしても今日まで生きながらえておられたであろう」
と言わしめた「皇帝を殺した病を殺した」名医の、
ラインハルト一世の崩御によって傷付き、
生涯癒える事の無かった屈折した心を見事に描ききっている。