07/09/26 21:23:20
火星の長城 ハヤカワ文庫SF 2007年
アレステア・レナルズ 中原尚哉訳
人類の派生と、その設定が面白い世界観。
特別難解でもなく、すらすらと読める。このアタリは翻訳家の手柄?
ウェザーは特に良かった。萌えた。まぁネタは読めた上に、隔絶されてるのに仲間の記憶全部
持ってるって言ってのけるのは無理があるだろとは思ったが。いくら情報を抽象化して圧縮
するにしても。
「ダイヤモンドの犬」と「エウロパのスパイ」は、どうにも・・・。
物語を凄惨なほう、凄惨なほうに持っていこうという性質がある作者なのか?
特に前者は、反吐が出る気分。本当に気分が悪い。
7点
この分では、2巻に手を出すかどうかは微妙なところ。