07/09/23 02:44:11
宇宙のランデブー
クラークは2001を高校のとき読んだきり。そして今回これが2冊目となる。
ちなみに2001は、私の当時の読解力では全く文章が追えず、途中で挫折した記憶がある。
そんなトラウマもあり、各レビューを読み、クラークの中でも読みやすそうかつエンターティメント性の
ありそうな本作を選ぶことにした。
感想としては・・・
なかなか自分の受け入れ範囲が狭いためだろうか、引き込まれるものが感じられなかった。
本作の要はひとえにラーマという謎の人口天体だけど、その謎に迫りきっていないからだろうか。
謎の部分でワクワクくるものがなかった。
続編でこのあたり解明されていくこととしても、本作だけでもあっと言わせてくれるような、
次に読み進めたくなるような、インパクトのある仕掛けをして欲しかったように思う。
全体として、ラーマの構造が明るみになっていく過程が描かれていくだけで、
そのほかの部分に印象に残るものが少ないのが残念だった。
ところで謎の天体ものといえば、先にリングワールドを読んだけど、あれは登場人物や設定、仕掛け、
総合的に満足させてくれるものだった。やはり自分の好みの問題かもしれない。