08/05/16 18:00:30
なにかの雑誌に掲載された読み切り漫画です。
時期は1970年代末か80年前後?
当時、20世紀末に起きると話題にされた「グランドクロス」について、
ユニークな解釈を与えていたことが印象的でした。
世紀末まで残すところ数年となったところ(掲載年からすれば近未来)、
太陽系近郊である二連星・シリウスの伴星が、主星に対して落下し始めていることが発覚する。
あと四年で、シリウスが超新星爆発を起こした電磁波が地球に届くという。
そこで世界の技術を結集して巨大な円盤を建造し、
シリウスからの電磁波が地球に降り注ぐのを遮ろうという計画がスタートする。
ギリギリで円盤は完成し、シリウスに対して地球は円盤の影に入る。
が、素粒子の”風圧”のためか、円盤の一部が崩壊する。
円盤の核は無事で、大半のパーツを繋ぎとめていたが、崩壊した部分は丁度、分断された十字型をしていた。
地上から十字型の部分から光が漏れ見えるため、まるで天空に巨大な十字架が出現したかのように見えた。
一部が崩壊して圧力が漏れたため、円盤全体が”風圧”に押されて地球に激突することは免れた。
また、地球の一部はシリウスからの電磁波照射に晒されたため甚大な被害が出たが、人類滅亡は免れた。