08/05/15 23:08:43
SFの短編小説を探しています。
[いつ読んだ]
1995年頃かと思います。
[あらすじ]
地球から離れたある植民コロニー。
子供たちが地球のことを訪ねると、老人たちは必ずこう言うのだ。
「地球は青く美しい」と。
子供たちは地球へ想いを馳せて育ち、若者になった彼らの何人かは、望郷の余り一目見ようと地球へと向かう。
多くの中継ステーションで何回も宇宙船を乗り継いで。彼らが地球へ着いたのは、何十年も経った後であった。
しかし、壮年になった彼らが眼にしたのは、機械と油にまみれ、荒廃した地球の姿であった。
彼らは失望し帰路に着く。長い年月をかけて彼らがコロニーへ帰ってきたときには、彼らはすでに老人となっていた。
彼らに、子供たちは彼らがかつてそうであったように、こう尋ねるのである。「地球はどんなところなの?」と。
だからこそ、彼らはこう答えるのである。
「地球は青く美しかったよ」と。
[物語の舞台となってる国・時代]
その作品に限って言えばSFですが、
短編作品集全体がSFかどうかはどうもはっきりしませんorz
[その他覚えてること何でも]
厳密な科学的な考証や綿密な世界設定が為されているタイプではなく
どちらかといえば童話・幻想文学的な感じが強かったと記憶しています
よろしくお願いします。