08/04/09 10:59:37
短編小説で、作者はおそらく小松左京
日本で竹の新種が猛威を振るいはじめ、大繁殖する。
間もなく進化(形質変化?)し、イネ科植物に触れるだけで、その新種の竹になってしまうようになる。
日本は元々イネ科植物が多い上に農作の中心も新種の竹に化けてしまったため、壊滅的な打撃を受ける。
また、この竹を主食とする、新しい環境に適応したネズミも大繁殖する。
日本本土は竹に乗っ取られてしまったが、遺伝子的には一個体の竹に過ぎない。
というわけで、竹の開花を促進する薬剤を撒くことになる。
国民は船で海上に避難し、竹を一斉に開花させ、枯れるのを待つ。
もくろみは成功し、花を咲かせた竹は一挙に枯れて死滅した。が・・・