07/03/27 18:23:03
今や逃れ難い破滅を前に、僅かに残された時を用いて此れを記す。
余が魅須加杜爾玖大学の探検隊に同行しかの辺境の地に赴きしは、既にいつならん。
最早余を絶えず苛む地獄のごとき恐怖にて記憶は悩乱し、その日付も定かならず。
凡そ名状しがたき異形の棲まえる忌まわしき死者の邑にて、探検隊は余一人を残して潰えたり。
余、朋輩の果てる有様を語る術を持たず。言葉を持たず。ただ、その宇宙的恐怖に震えるのみ。
いかなる偶然ならん、余一人のみおぞましき最期をかろうじて逃れ、我が故国へと逃げ戻りたり。
されど、かの者ども余を安寧の内におく心積もりは露もあらず。
眠りては恐るべき悪夢の内に、目覚めては底知れぬ地底の彼方より、余を凝視し、呪を紡げり。
嗚呼、その呪およそ病的なる快楽と痴愚なる嘲笑に満ち、我が魂を暗き深淵へと引き寄せん。
最早余におぞましき呪に抗する術はなし。ただかの者どもが至る前、我が頭を回転式拳銃にて撃ち抜き、
名状しがたき末期を逃れんとするのみ。余、せめてもの警告たるべくとて、かの者どもの呪をここに書き残さん。
mikomikona=su mikomikona=su namamuginamagomemikomikona=su
mikomikona=su mikomikona=su sekusyarubaiorettomikomikona=su
mikomikona=su mikomikona=su riitiippatumikomikona=su
かくの如き呪い、朝に夕に、余をひたすらに苛まん。その冒涜的にして病的なる事比類も無し。余ただ
ああかの者どもついに至れり我が房の扉に幾度となく打ち当たりこれを破らんとす最早余に残された時は無し
神よ願わくば我が魂を助けたまえおおあの装束と看護婦帽は 窓に、窓に
mikomikona=su mikomikona=su kaerupyokopyokomikomikona=su
mikomikona=su mikomikona=su sourutoreinnmikomikona=su
mikomikona=su mikomikona=su anesannrokkakumikomikona=su…………