07/10/07 01:46:45
現代という物質的に恵まれた時代において、重い病を患うことなく、大学に通えるほど経済的に恵まれ、
更にパソコンという執筆速度を飛躍的に高める利器を持ちながら、一行も小説を書き出せない俺のような人間もいる。
他人を驚かせるほどの着想を得る事が出来ず、出来たとしてもそれを形にすることも出来ず、ただ毎日を退廃的な二次元世界の少女の戯画を見て過ごし、
将来に定職につけるかどうかすら怪しい。妻帯者になることなど最早不可能といっても過言ではない。
自分よりも４，５歳は年下の少年少女たちが次々と小説を執筆、出版し、社会的に認められている。
一方、私は彼ら小説の稚拙さを笑いながら、そんなものすら書き出せない自分に対して沈鬱な気分になるばかり。
霊薬を飲んでこの悪夢から逃れるという勇気すら持たず、5年10年のちも「着想が湧かない」と言い訳しつつ、惰眠を貪っているに違いない。
こんな俺に比べればラヴクラフト凄い。マジ凄い。