07/03/02 12:11:34
創元推理文庫ラヴクラフト全集4に収められている怪奇小説の執筆についてという
彼の文章を読むと、フィギュアが「安っぽくて幼稚な、説得力のないもの」になる
理由が呑み込めます。
最も端的に語るのはp.319-320「最大の力点は微妙な暗示に置かれるべきです。(略)
大胆に分類することは避けねばなりません。」の段落です。
>>48の人形はこの原則を真っ向から破り捨てているので、>>49-50の言うような
ただの子供向けの玩具以上のものではありません。
偉大な創造物をかくも幼稚に扱う知性の貧弱さこそラヴクラフトが唾棄し嫌悪した
ものではなかったでしょうか。
このようなものに金を投ずるのは今は亡きラヴクラフトを軽んじる行為です。