07/04/29 11:45:32
>>941
> ちょっとスレの目的と違うかもしれんが、諸賢の知恵をお借りしたく。
> コンピュータと人間が環境を認知するやり方って違うわけですが、
> その違いからコンピュータ様と人間がケンカになったり戦争になったり(ディストピア)
> あるいはお互いがちゃんと認知できて幸せな世界が築けました(ユートピア)
> みたいなストーリー展開の(可能ならば1980年代~90年代前半ぐらいに発刊されて
> かつ現在でもamazonあたりで入手可能な)SFをご存知でしたら教えてください。
その対立構造は、1980年代に入って、サイバーパンク運動により、コンピュータと
人間との間に本質的な差異がないことが示されることで粉砕され、旧い概念と化した
ものだ。
それ以降に出たものを求めると言うのは、「陸上運搬具の発達」の歴史で、21世紀
になって作られた馬車を見つけようとするに等しい。
> 今書いている論文のストーリーで、そういう発想は昔からあったんだよ!と
> 言えるととても楽ができるのですが ^_^;
おまえの思考は不明澄かつ不完全だ。
943:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 11:46:09
環境問題は関係無いけど、
ジェイムズ・P・ホーガンの『未来の二つの顔』辺りはどうか?
944:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 11:52:08
>>941
そういうのは第二次世界大戦前からあった発想だと思うが。
945:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 12:00:45
>>942
たしかにサイバーパンク以降陳腐化したアイデアだけど、その状態に遷移
する過程を描いた本もその後も書かれているでしょ。
コンピュータ/ロボットと人間の対立と言うと、ラッカーの
『ソフトウェア』『ウェットウェア』『フリーウェア』も印象に残ってるな。
>>941
実はとっくにコンピュータの治世になっているのに、人間がそれとは気付かない。
っていうパターンもあるぜ。
946:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 12:02:10
>>942
> その対立構造は、1980年代に入って、サイバーパンク運動により、コンピュータと
> 人間との間に本質的な差異がないことが示されることで粉砕され、旧い概念と化した
> ものだ。
小説のムーヴメントが科学上の命題を証明したなんて聞いたこともない。
SFヲタはそう思い込みたいだろうけどさ…
現状は、人間の認知がどのようなしくみになっているのかまだ解明途中ってところじゃないか。
結果的にサイバーパンクの主張の追認になったとしても、「サイバーパンクが予言した」と
誇るのはいいが、「示した、証明した」は行き過ぎだ。
検証可能な実験や証明の形で提出されなければ妄想は妄想だし、妄想はいくらでも垂れ流せる。
最近流行りのシンギュラリティにしたって、SF作家やニューエイジヲタがうかされたように
唱えてるけど、本職の科学者は「そんなAIの実現なんてまだまだ」って見解だろ。
> おまえの思考は不明澄かつ不完全だ。
ああこの反論自体がパロディなのね…古き懐かしきレンズマンの。
> > ちょっとスレの目的と違うかもしれんが、諸賢の知恵をお借りしたく。
> > コンピュータと人間が環境を認知するやり方って違うわけですが、
> > その違いからコンピュータ様と人間がケンカになったり戦争になったり(ディストピア)
> > あるいはお互いがちゃんと認知できて幸せな世界が築けました(ユートピア)
> > みたいなストーリー展開の(可能ならば1980年代~90年代前半ぐらいに発刊されて
> > かつ現在でもamazonあたりで入手可能な)SFをご存知でしたら教えてください。
先の人のリプライもほのめかしてるけど、そういうストーリー展開は1970年代以前のSFによくあったと思うよ。
要領よくまとまってるのはレム「ゴーレムXIV」ディクソン「コンピューターは問い返さない」などかな。
アスキーあたりから本職のSF好き研究者の著書でこのネタが出てたと思うので、探してみたら。
947:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 12:45:04
>>946
> 小説のムーヴメントが科学上の命題を証明したなんて聞いたこともない。
そんな事はだれも言っていない件について。
948:941
07/04/29 18:35:14
みんなありがとね。戦前からいろいろ言われていたのはなるほどなーと不勉強
を恥じ入るところです。こっちの世界ではユビキタスコンピューティングの明
確な定義はM. Weiserの1991年の論文に拠るところが多いので、その時代背景
を共有できる作品が望ましい、という前提を先に話すべきだったかもしれませ
んね。
> その対立構造は、1980年代に入って、サイバーパンク運動により、コンピュータと
> 人間との間に本質的な差異がないことが示されることで粉砕され、旧い概念と化した
> ものだ。
SFの世界って根源的には文学的なものだから、旧い概念の上で作品を書いても
いいと思うけど、そゆもんじゃないのかな? それに、「何を」実現するかに
ついてSFがサイエンスよりも先行するのはあたり前の話で(それが無かったら
ただのフィクションになる)、だから話を聞きにきたんだなこれが。
僕らが考えてるのは「どう」実現するか。それはそれなりの悩みがあります。
いずれにせよ、どうもありがとう! 紹介された奴を入手して読んでみます。
949:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/29 19:52:16
>>941 ちっと遅いが、エリック・ハリー"Society of Mind"(邦題「サイバー戦争」二見文庫)を是非読め。正にお誂え向きだ。
950:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 12:53:18
自己レスですが、昔こちらに書き込んでいた作品を探し当てました。
>>839
ジョーン・D・ヴィンジ「琥珀のひとみ」収録「水晶の船」でした。
>>840も自分なので、>>841で回答を得ているというのに、
全く灯台もと暗しです。
星の娘ではなく「星娘」でした。ワープ装置は「星の井戸」
覚えているつもりで一番のキモの部分欠落していました。
951:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 13:36:20
>>948
「こっちの世界」には坂村センセもTRONも、その文脈上で語られる
ユービキタスコンピューティングも出てこないのかい?
賛否はともかく、無かったことにしてイイほどの存在でもないと思うけど。
952:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 13:48:30
>>951
坂村健がTRONで唱えたのは「どこでもコンピュータ」で、
「ユビキタスコンピューティング」という言葉じゃなかったからね。
どの世界でも、わかりやすくアピールしやすい流行語を生み出した人間が
持ち上げられて、コンセプト上の先駆者は無視されることが多いものさ。
953:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 13:55:20
坂村健はTRONをはじめた頃か、科学朝日で「SFと未来コンピュータ」という連載をやって、
後に「電脳都市」という単行本にまとめた。
SFに登場するコンピュータとストーリーの中でどう使われているかを紹介していて、
人間の生活に密着するTRONの構想につながったんだろうなと想像させる。
>>941氏がまだだったら探して読んでみたら。
「電脳都市」の後に出た新しいSFは自分で調べないといけないだろうけど。
954:941
07/04/30 14:29:48
もはやスレ違いなので簡単に。坂村先生の功績を無視しているわけではないですよ。
ただ、成果が引用しやすいかしづらいか、という意味では、Weiserの論文の方が引用が
簡単、という側面があります。
「電脳都市」については未チェックでした。あとサイバー戦争もamazonで中古を
発注しました。楽しみ。どうもありがとう。
(もう絶版したものも多いのね‥‥‥amazon様々)
955:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 21:35:05
板違いすいません。
一般書籍の「この作品のタイトルが知りたい」に書き込みたいのですが
検索もしたのですが板が見つけられません。
現在の板を教えて頂けるとあり難いです!
956:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 22:11:54
スレリンク(books板)
かな
957:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 22:45:34
どうでもいいけど
板じゃなくてスレって言いたいんだよね?
958:名無しは無慈悲な夜の女王
07/04/30 23:06:31
>956 アザース!
ついでに間違いもすいません。スレっす。