07/02/21 20:12:53
昔、SFマガジンで読んだ短編です。
今から25.6年前です。
ある男のところに、奇妙な機械が送られてくる。取説がついているが、未知の言語で
彼には読めない。
いじっているうちに、男は、この機械が、小説のアイディアを生み出す機械で
あることに気づく。
それを使って、一躍人気作家となる男。
ところで、その機械には、、どうしても機能がわからないボタンがあった。
そのボタンを押しても、何も変わらない。しかし、男はその機能を知ろうと、
何度もその操作をしてみる。
そのうち、だんだんと小説がかけなくなってくる男。
きっとそのボタンの機能がわかれば、またかけるようになるに違いない。
必死でボタンを押してみる男。しかし、ますます小説はかけなくなってゆく。
男の知り合いが、その取説の言語を知っていた。
取説を読んでもらい、例のボタンの機能を知る。
「削除」そう、男は自ら機械の機能を少しづつ減らしていたのだ。
というようなのです。
細部は大分違っているかも。(なにしろ大昔なので)
もし短編集などの入っているようなら、その書名もご教示願えれば幸いです。