06/03/23 00:57:29
>>789
他板ならば「リア商帰れ」ですますところだが、ここはSF板なので、板の権威を下げないためにも
きっちりと説明してやろう。
「ネタにマヂレスカコワルイ」とも言ってくれるな。俺はこんな書き込みでこのスレが汚されるのが
我慢ならんのだ。
非常に低い圧力のもと(「空気が少ない」というのは非常に不正確な言い方だ)では水は液体として
存在できない。
そういう状態では液体の水とは非常に不安定な状態なのだ。
そのため、宇宙空間に水を放出すると水は内部から激しく気化する。
これはすなわち「沸騰している」ということになる。
>>789 は「沸騰すると熱くなる」と思っているらしいが、そうではない。圧力が低ければ、温度がいくら
低くても沸騰するのだ。
だから、宇宙服の冷却装置と水の蒸発は無関係である。
もちろん、「30度」という温度設定もどこから持ってきたのか知らないが無意味。
もうひとつ。
人間を宇宙に放り出した場合、水はどこから蒸発するのか?
皮膚を通して水はほとんど出入りしない。するやつがいたら、そいつはヒトでなくてカエルだ。
だから、最終的にミイラになるのは間違いないにしても、それは「一瞬にして」そうなるわけではない。
水は、人体からの出口となりうる、主に呼吸器と消化器の出口―すなわち鼻と口、そしておそらく
肛門から水蒸気として徐々に排出されていくのだろう。たぶん目では見えない。
そして、干からびて死ぬよりはるか前に、圧力の不均等によって破れた肺の小血管から侵入した
空気の泡によって脳血管が閉塞され、脳の血行が止まって死ぬ。
そういうことだ、わかったか、タケコプターのミイラ野郎!