04/06/12 21:50
時系列順
ハーラン・エリスン 「世界の中心で愛を叫んだけもの」
エヴァTV版最終話 「世界の中心でアイを叫んだケモノ」
剣乃ゆきひろエルフゲーム 「この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO」
野島伸司脚本「世紀末の詩」第1話 「この世の果てで愛を唄う少女」
片山恭一 「世界の中心で、愛をさけぶ」
橋田信介 「イラクの中心で、バカとさけぶ」
田中啓文 「世界の中心でアイ~ンと叫んだらのけもの」(「蹴りたい田中」に改題)
謎解き『世界の中心で、愛をさけぶ』
URLリンク(www.amazon.co.jp)
「世中」は、読み手の解釈によって、複数の意味を持つことができる優れた小説ですが、
インターネットの書評を見ていると、そのことにすら気づかず、的外れな批判があふれて
います。この本は、「世中」のどこが読みどころか(複数の解釈ができるところか)、また
多義的解釈が意味ことは何かが提示されています。
最終章で、インターネットにあふれる的外れな書評の分析結果から、日本の活字文化の
衰退を憂いでいますが、もともと1つの問題から1つの答えしか認めない受験志向の国語
教育を受けてしまった人たちが、「1つの小説」に「複数の意味」があることにすら気づか
ないというのは、至極当然かもしれません。