01/12/11 20:02
~次期フラッグシップミッションの提言~
先般、宇宙3機関、すなわち宇宙開発事業団、宇宙科学研究所および
航空宇宙技術研究所を統合する方針が発表された。統合に際しての最大の
問題は、我が国の宇宙開発の中心となる仕事はなにか、ということである。
本報告書はこの問いに正面から答えようとした検討結果である。抽象論は
省略し、具体的提案を評価することでフラッグシップミッションを実際に
提案することを目指した。2001年7月から9月にかけて夏休みとH-IIA
初号機の打ち上げ出張をのぞくと実質、数週間で集中的に執筆された。
国民に訴える程の大構想は20年30年を要する。一方、10年以内に
はっきりした成果が期待できない計画は懐疑的な評価を受けざるを得ない。
10年以内の実現可能性という足枷を自らにかけて、あえて、困難に挑戦
したところに本報告の新規性がある。若手の有志を中心としてできた検討
チームの結論は、有人飛行の最短実現であった。冷静な記述の行間に、
執筆者たちの未来への情熱を読みとっていただければ幸いである。
URLリンク(giken.tksc.nasda.go.jp)
ちなみにこのへんがSF
>-執筆者・協力者一覧-
>(敬称略50音順)
>浅利義遠 有田誠 岩田勉 江藤巌
>大久保真也 金子隆一 小林伸光 笹本祐一
>鹿野司 對木淳夫 中須賀真一 野尻抱介
>野田篤司 長谷川正治 松浦晋也