10/03/19 12:59:27 6GC8WI2t
「処女は善である」という思想が日本に最初に輸入されたのは実は戦国時代です。
日本に来た宣教師によってもたらされました。
ルイス・フロイスは本国に送った手紙に「日本人に『処女は大切に』とお説教しても
笑ってとりあってくれない」とボヤく手紙が残っています。
ただ、当時は毎日どこかで戦争をしていた時代ですから、
「明日死んじゃうかもしれないから今のうちキモチいいことやっちゃおう」って
ところも多々あったと思います。当時は、生まれた子供は誰の子供でも育てるって
価値観があったそうですし、時代が下って江戸時代に後家さん(未亡人)が妊娠すると
「菩薩様のお恵みだねえ」で済んじゃったらしいので、かなりおおらかだったようですね。
日露戦争の乃木将軍の奥さんが「貞女は二夫にまみえず」なんて言葉を残してますから、
少なくとも大正時代には貞操概念はあったってことですね。
明治になって脱亜入欧なんて言葉がありましたから、当時の知識人はそういう思想を
取り入れていた部分はあったと思います。でも明治34年に「みだれ髪」が出て
話題作になりましたからね。みだれ髪ってのはずばりセックスして乱れた髪のことですから。
内容も「あなたに抱かれてあー良かったなって胸にのの字を書いてるの」とか
「人生論ばっかいっちゃってさ、そんなことより抱いてよ」とかそんなんですからね。
でもアメリカで今保守ブームらしいんですが、
保守的な地域を中心に「貞操の誓い」というのが流行ってるらしいんです。
でも、どっかのジャーナリストが余計なことを調べて、
そういう地域の妊娠中絶の件数は全米でもトップクラスなんだそうでして、
洋の東西を問わず貞操教育は苦労しているようです。