08/07/28 09:06:46 Q+ldY71C
本日特攻します。これから戦闘服に着替え最後の祈りの時間にはいります。
手が震えます。涙も溢れます。これで本当によかったのかと直前になってそんな思いが頭をよぎりますが、これはきっと私の心の逃げなのでしょう。
ここで逃げてもただ時間はすぎ海の藻屑となるだけなのです。
特攻を決意してからこの数日間いろいろなことを考えました。特攻は自分の命を失うだけでなく周囲にも大きな衝撃をあたえ想いをよせた敵艦にも
少なからずなんらかの衝撃を与えます。本当は特攻などせず穏やかに同盟を結びたかった・・・とは誰しもが思うことではありましょうが、それが出来ない立場にいる今、選択できる道は二つに一つ。
多くのものを失い自分の命をかえてでも魂を貫き通すか、心を無にして波風一つ立てず、想いはあれど傍観者のごとく敵艦を眺め終わるのかのどちらか。
今まで、特攻しようなどという考えは自分１人だけと思い敵艦の上空を飛行してまいりましたが、ここにきてこんなにも同士がいたことがわかり最後に出会えたことなにより幸せに思います。
二度とこの地に帰ってくることはできませんが皆のことは一生わすれません。玉粋の様は絶命する直前までのこした記録を電送する予定です。
それでは後に続く者に栄光あれ。
女三軍七零二号機。
七月二十八日月曜日晴天。本日十五時二十分ヨリ特攻開始。