07/09/22 23:21:23 VL8q3Uo1
>>513の読んだ原本というのがどういったものか知りません(ヨーロッパ各地で採集した話ですか?)。
白雪姫の源流がどのようなもので、またどのような変遷を経たのかは、浅学な私には把握することができません。
私はグリム童話、それも現代の子供向けに改訂された「白雪姫」を下地にして書きました。
つまり、戦後以降生まれた人達が慣れ親しんだものです。
それと、なぜ白雪姫を処女性の強いものとして選んだかですが、「純白のドレス」というものがあるように、白雪姫の描写が純潔を重んじているようにとれたからです。
中世以降の西欧では白は「純潔」「汚れのない色」として神聖視されてきました。
特に、「雪のように白い肌、その雪に血を一滴たらしたように赤い頬」は、純潔を重んじる騎士が、詩などで愛する人を思う時によく使われた描写です。
また、地域によりますが、地位のある領主などは、処女を妻として迎えていました(ひどいと家臣の妻になる女性の処女も奪う)
初夜の前に、母親からこれからどのようなことをするのか、ようやく教わるというくらい、育ちのいい女性は性に無知な場合が多かったのです。
つまり、王子がめとる女性は処女ではないのかと、私の短絡的思考によるものです。