09/01/18 16:21:01 dtUL1tXj
ちくま文庫の「木山捷平全集」借りてきました。
文庫版だから収録されている詩はとても少ないです。。。
ユーモラスな詩ですね。
読んでいてぶふふっっ、て笑える詩がいくつかありましたよ。
小説のほうは「春雨」読み終えたところ。
少年の初恋と性の目覚めがテーマですが、
この作者が綴ると、何ともいえない可笑しみが加わり
卑俗な表現も朴訥な空気で包まれているためか
最後のいたずらも不思議と許せてしまう。
寒村の小僧っ子のお話として面白く読めました。
これが伊藤左千夫の「野菊の墓」風な文学にならないところが
かえって卑近なお話として親近感を持たれる所以なのかもしれません。