君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.89]at POEM
君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.89] - 暇つぶし2ch500:しぐれ
10/02/07 13:09:54 K6kybNdA
セン五

孤高詩人が天に向けたし鉛の雫
世を知らぬ子犬は何の想い出をもって
黒い宝石が捕らえた脳みそぐるぐるりん
あれは確かマダガスカル海峡の夜明け
ぶぶっと屁をこいた
零太郎のバルーンの熱量は零
助かった
巨大な泡に包まれて浮上する
ヤトゥルクの呟きが海面を揺らした時も
子犬は空なんて見上げなかった
マダガスカルになんて行った事がないと
イトゥシグルに見破られたから
イューキ イューキ
ノルウェーの森では非常に分かりやすい獣が
何時までも自分の名を叫ぶ
恐怖におののいた子犬が
雑草の生い茂るポウェムダの逸物にしがみつくと
名を呼ばれなかった固定ハンドルが
微妙な嫉妬をした
子犬は名無し
自分をまるちーちゃんと呼んだ
ノルウェーの森を抜けると
再びイトゥシグルの影
そして獣の叫び
アンダーバー アンダーバー
再びポウェムダの逸物にしがみつこうとすると
今度はいくら雑草をかきわけても
ポウェムダの逸物は見つからなかった
すべての雑草を引き抜いても
逸物は見つからなかった
代わりに現れたクレパスとか書こうとして
すっかり駄目なオッサンになったなあ
などと思う朝食前の日曜の昼であります




501:めのう
10/02/07 13:16:49 EHQCLf9q
ひらり、煌け。

と宝石箱の呼び名高い僕は、舞い散る着物の中、変貌を遂げよう。

そして、鮮やかに。

夢の途中、松が奇妙な生え方をしているので気づいたんだ。

舞台上に、集う役者たちが、僕を睨み、何かを急いている顔。


台詞忘れ、僕は気づいて、笑顔でごまかす算段。

まるん、欺け。

と超変人の呼び名嫌う僕は、舞い散る季節の中、更新行おう。

そして、雅やか。

本番直前、奴が奇妙な咳き込みをしているので気づいたんだ。

央喪失、僕は突然、中心を演じることに。

ひらり、煌け。と宝石箱の呼び名高い僕は、

舞い散る着物の中、変貌を遂げよう。そして、鮮やかに。


台詞忘れ、僕は気づいて、笑顔でごまかす正夢。

ゆらり、ゆらり、欺け。

と超変人の呼び名嫌う僕は、舞い散る季節の中、更新行おう。

そして、功。

ひらり、煌け。

と宝石箱の呼び名高い僕は、舞い散る着物の中、変貌を遂げよう。

そして、鮮やかに。

空掴み、身体浮かせ。


502:中二病シリーズ
10/02/07 23:01:42 4MSaxl2Y
『少年だった怪物による髭の魔女の復活の話』

―二人の魔女の名はルーフレンテ
 赤髭のルーフレンテと青髭のルーフレンテ
 人を憎みて全てを憎む
 魔女のお供の守護獣の
 鋼の体は海を蹴り
 空と大地を抉り取り
 二つの瞳は虚空裂き
 息の一つで町ごと殺む―

嗚呼、僕には力が足りない
弱すぎて君を守れない
それでも僕は旅に出た
行くしかなかったから

二人そっと抜け出したあの夜
古びたあの木に突如落ちた雷

得体の知れない何者かが現れた
奴らは無を望んで命を否定していった

気がつくと君の背中に大穴が開いていた
いや正確には君の背中が無くなっていた
君の手を掴もうとしたその瞬間
僕の手の先が吹き飛ばされた

「             」(声にならない叫び)

奴らは全てを壊していった
あとには何も残らなかった(僕以外)

回る回る忌まわしき記憶
鮮血の華は咲き乱れ
零れ落ちる絶望の雫
臓物(ハラワタ)の川を下ってく

「体の大部分を失いながらも少年はひたすら逃げ続けた
 恐ろしい光景から
 だが惨劇はこの星のあらゆる場所に及んでいた」

503:中二病シリーズ(続き)
10/02/07 23:03:31 4MSaxl2Y
 
辿り着いた最果ての石標の下に
身を横たえて最期の時を待つ
辿り着く筈のない淡い幻が
僕の目に像を結ぶ

「返事がないわ、ただの死体の様ね」
「おいそこのガキ、休んでいる暇があったらその石をどけてくれよ」

薄れ行く意識の中、最後の力を振り絞った

二人は自分達の領分に
侵略者が来るのを快く思わない

「おのれルーフレンテ!ぎゃぁぁぁぁぁ」
「我々は生の運命を拒否すrうぼぁっ」
彼らの命はいとも容易く壊れていった
あとには何も残らなかった

「やれやれですわ」
「ふん、人間ごときが無理心中(ラスボス)気取ろうなんて1億年早いんだよ!」

遥かな空で君も喜んでいるのかな
僕もそっちへいくy「ちょっと待った!」
「あなたは死ねないわ」
「もうあたしたちのシモベなんだから」

僕の体は別物になっていた
それは神話に伝え聞いた魔女を護る呪われし獣
黄金のウロコと白銀のタテガミ、白い体毛と黒い翼
「             」
毎夜僕が泣き叫ぶのは
君とは永遠(とわ)に一緒になれなくなったから

―二人の魔女(ルーフレンテ)を起こす者
 それは永遠を共にする
 彼が働かされるのは
 二人の魔女が望んでる
 《月のあの子》反魂(かへ)すため―

504:ジャンボ ◆WqGwEMbp/Q
10/02/08 23:39:20 0m7i88Wm
「ひとり こいしい」

僕の 真ん中 深い場所を
鋭い 針で 突き刺されたような
小さく
だけど激しい 痛みが
甘く 通り抜けては
僕の 最奥 受け皿に
少しずつ 溜まっていってるんだ
針の先から 流れ落ちる
君の しずくが
溢れるまで 一杯になれば
割れて
僕は 壊れてしまうだろうか
抜くことは もう できないから

僕は うめく
気持ち 痛く 気持ち 良く
仄かに しめつけられては
うめく 低く押し殺した声で
君には 聞こえさすまいと
必死に 耐える

ああ そんなに 潤さないでくれ
溢れてしまう


505:名前はいらない
10/02/09 00:22:58 eOnPsR2l
「ハナ」

鼻とは何だろう
不可思議で
他者の為に苦しみ
他者の為に尽し
他者の為に笑い
他者の為に生きる
時を同じくできず
苦しみ
楽しみ
孤独を覚え
しかし
だがしかし
自分に植え付けられた
思いという種の根は深く垂れ
その存在を消してはくれないのだ
故に鼻とは何だ
鼻に価値はあるのか
思いが通じるなんて
天まで届け
ほんの一瞬
プゥ
人と人は分かり合えない
本質は必ず違う
故に何故人は鼻を啜り
存在と輪廻を絡めるのか
私の聲はもう届かない
だから
せめてこんな事ぐらい
出来ればあんなことも
教えて
無視し続けた理由(ワケ)を
狂って行く私にどうか
貴方の関心を別けて
尾を振って尾を振って
ポゥ
私は貴方を観察している
貴方のハナは分からない

506:之出井伊屋
10/02/09 00:38:37 K9EilXU3
僕は僕の頭の中に住んでいた
僕の頭の中には悪い人たちがいて
僕にあれこれ文句を言った
しかし僕はそれが気に食わなくて
目覚まし時計で僕を眠りから起こしてやった
すると現実が訪れて、僕は死んだ

507:名前はいらない
10/02/09 00:50:22 Cz54a6vq
>>489
すごいセンスを感じる
キミは俵万智の生まれ変わりかもしれない

508:之出井伊屋
10/02/09 01:08:24 1OEWOXMT
「無題」

狭き部屋の中 または青空の元
まるで世界は死んでいるかのよう
こもった空気は臭気を晒し
透き通った空間はただ何もない
しかし、何時の日か、夢を掴まえ、夢を追った
私の幼い頃、そのように永遠は新たにされた
しかし、今は世界は転がった死体であり
腐り落ちた木々、腐乱した汚物
全ては砕かれた
そして物事は立ち去ったまま戻って来ることはない
遠き夢の中 その幼き眠りの中に

509:之出井伊屋
10/02/09 01:11:59 1OEWOXMT
もう寝ます

510:みぞれ
10/02/09 01:29:10 h+qwjs/8
>>500
独りよがりの言葉を詩に似せたいやらし気な荒らし行為。
E

511:之出井伊屋
10/02/09 01:39:35 DXf9dQdA
間違ったので訂正します。

「無題」

部屋に篭り、虚無と言う名の空しさを感じないわけではなく
そして外に出てはただ青い空が架かるばかり
世界は死んでいる
僕はこもった臭気には既に慣れ親しんでいて
透き通った空間にはどのようなものも返ってこない
しかし、幼少の頃、夢はただ繰り返された
幾度となく、毎夜に眠り、起き上がっては再び永遠は新たにされた
しかし今、世界は眠っている
遠い昔から、その忘れられた日々を想い出すことなく
全てが忘れ去られた
そして物事は立ち去ったまま戻って来ることはない
日々が繰り返され、ただ色褪せて行くだけの日々の中には

512:之出井伊屋
10/02/09 02:00:33 ERs5P7VD
「無題」

うすらぼけた頭で世界を見る
ただ世界はそこにある
ただディスプレイは明滅を繰り返す
眠くなる
明日に急かされつつ
または何も感じないでキーボードを打ち進める
雑音は僕を明日へと急かす
眠るようにと
また深き眠りに落ちるようにと
ここではもはや目は何も見ない
思考も考えない
ただ辺りには煙草の煙が立ち込めるばかりで
眠気がただただ襲いかかる

513:名前はいらない
10/02/09 05:40:00 /Syl5Eq8
やだこのすれ

514:名前はいらない
10/02/09 11:15:56 WNHPmK6I
「目覚まし」

ベルの音が
大き過ぎるのは
誰も彼もが怠けているから

目を覚ませと
促し叫び発狂しているのだ

明け方
雲の切れ間から
弱い光が寂しそうに射す

布団の上に
窓ガラスが招いた黄色い光
鮮やかな模様をつくっている

そこらでは
皆が寝たふりをしている
幾億回目の夜が周り
出遅れた朝焼けが泣いている

それを知らせようと
ベルの音が響く
そんなことが今
手に取るようにわかるのだ

515:土方歳三
10/02/09 17:55:18 ZuagNzSI
「遠い世界」

夕暮れ その太陽の落ちる場所
その遥か彼方には 光が煌きつつ
悲しみをさそっている
僕の悲しみを
知られた事のない悲しみを
または僕の心の疼きをたずさえながら
太陽は静かにうめきなげきつつ
此処より遥かに遠いところ 地の彼方に落ちる
そして沈黙の闇が訪れて
僕はもう一度独り家へと戻る
その青く染まった悲しみのなか
人々は散り散りになって見えなくなる
ただ独りでいるその暗き薄暗い孤独のなかで
遠い世界への憧憬が浮かび上がる
このようにして日々は再びもう一度繰り返される
同じ風景と帰って行く人々 薄暗く塗り潰された夕暮れ
これらのものが毎日のようにただ流れ、消え去り
僕はただ独りでいて意味もなく時を費やすのみ
そして煌く光が 煌く世界が更に奥深くへと僕を孤独の内へ陥れる

516:土方歳三
10/02/09 18:07:54 pyzl+0WH
「虚無」

意味のない無意味な言葉を書き連ね
何もない空虚な頭を揺り動かす
何もない
そこには一つの詩情など何一つない
そして何時の間にか夕暮れが訪れ
時は容赦なく飛び去って行く
ただそこにあるのは無意味なことば
その流れて行くだけの意味のないこの現実は
眠りに落ちて、ただ忘れ去られる

517:しぐれ
10/02/09 18:34:05 j5cfUztz
>>510
ひどいですぅ(;_;)


518:土方歳三
10/02/09 18:45:31 AT7mEY8w
「書くこと」

真面目に書くのは恥ずかしいから
僕は物事を放り投げては勝手に羽ばたかせる
突如の発作のように 勝手に鳴り響く目覚まし時計のように
物事はやけに妙に気に食わない
ゴミ屑を口の息で吹き飛ばし 手元のゴミを手ではらいのける
そのように僕はことばを選んだ
しかし、結局は積み重なるただの文字の羅列
ことばは存在もせず 存在もした事がない
ただそれは馬鹿者の送る人生のよう
飛び去る事もなく 目覚める事もない
ただそれだけの事だった

519:ヤタロク
10/02/09 22:38:42 aDGCXB8v
>>476
評価ありがとうございます

「計りくずし」

右足のわだかまり
足りない 足りない足の満足感
ソックスの先が五つに分かれて
幸せになる人が
豆乳を、バナナ味の豆乳を、
健康のために、飲む



左手のふきだまり
余計な 余計な物が満ち溢れ
あんなに好きだった映画のラストに
難癖を付けてしまう
家鴨が、フランスの動物園に、
入ろうとする、話



どうしても嫌になり
女性をウリにした彼女と
カラオケに行ったとしても
中身が流れなくなって
結局、そのままに歌えず

あくがれて夜が好き
公園に抜ける道から
家の庭までの距離を
一日の長短を計りながら
歩幅を考えながら
短な夜を長い朝を過ごし
足りない私と余計な私と
合わせて
歪で
みんなそうで
詩的でない日々を切り出す啓示を
ビルの足などに探しながら
経る

顕示の私
渋みを理解したつもりでいたけれど
ワインは甘い方が好き
在庫が私
慰めるには指が短くて
涙も拭えないから
泣くのもやめた
無理するのもやめた
私は一般人だった




520:名前はいらない
10/02/09 23:53:14 HzreeP2K
「ガラスの夜」
彼は言ったの私は無実だと
でもそれはまやかしに過ぎなかった
私は落胆した
地獄の底へ
あるのは
ただ
絶望のみ
ねぇ早く逢いたい

521:名前はいらない
10/02/10 00:39:43 Al3n89/o
「出発」

見送る者に父は居た
涙を隠す父が居た

貴方は百合に囲まれて
旅の支度を待っていた

喪服姿の人の中
白き貴方の晴れ舞台
今日が最後の晴れ舞台

父の嗚咽がこだまする
そして貴方
煙の路を行かんとす

522:名前はいらない
10/02/10 01:14:09 vXdCnmgL

青春の
青き扉
向こうは君たちのもの

青き華
喪彩る
時の刻

識らぬ我
知り見つめし水辺
映す
そなたの姿

それさえ
いつか遠き過去となる

その青き扉先
迎う青春の中へ

引きこもり
詩って欲しい



523:名前はいらない
10/02/10 03:49:24 +1lzzRYJ
君の瞳に映る陽光も
君の柔らかな髪の温もりも
この世界、僕がいるこの世界には要らないモノ
君がそこにいるから僕の心は再び閉ざされる

そして僕は再び願う
僕の心を、この孤独な心を満たしてくれる存在を
ただここに僕が存在するだけの世界から救ってくれる他人の存在を

そして今日もまた僕は独り、陽光の下に立ち尽くす
ここに立ち尽くすだけの僕、とても寂しい存在

もう逃げなくてもいい
もう隠れなくてもいい
もう笑わなくてもいい
もう泣かなくてもいい
それが僕が願った世界
とても、とても素敵な世界

そして僕は再び願う
僕を慰め、そして傷つけてくれる存在を

524:雫
10/02/10 05:04:52 UtDf5mxd
通りゆく人々の弱さ
見え隠れしても
確かに響いていた この朝に
立ち尽くしたままの過去
孤独な人よ
見えない雨は凌げない

決して解けない 曖昧な明日と
何故 生かされ続ける意味を

愛されても満たされない
あたたかい心は遥か
愛する強さなどはない
与えられない心は遥か

何も必要ない 捨て切れなくて
全て消えろ 虚しい願い
誰もいらない でも生きれなくて
全て消えろ 消えたい願い

一滴の自由も未遂に終わる…



525:カスニート
10/02/10 08:13:02 RoQ9mtRF
(バレンタインにチョコのお礼としてブログにアップするポエム)



「Happy Valetaine Day☆」

いつも本当にありがとう。
限りある時間を、
僕の話に耳を傾けてくれて。
嬉しいときには一緒に喜んでくれて。
辛いときには元気付けてくれて。
僕が僕であることを応援してくれて。

そんなふうにされたらさ、
たとえ本当の名前が分からなくても、
本当の顔が分からなくても、
やっぱりとても嬉しいものだよ。

名前も顔もいつかお互いに分かったら嬉しいけど、
それまでのドキドキ、ワクワクだって悪くはないよね。

生きていくことは大変だけど、
君のとらえかた一つで楽しめることは多いはず。
君と僕ならきっと楽しく響き合えるよ。

今日はバレンタインデーなんだって。
どこかの国ではその日、
女の子が男の子にチョコをプレゼントするらしいけど、
本当は大切な人に感謝や好意を伝える日らしいよ、
ささやかな贈り物と共にね。

君への感謝を忘れるはずもないし、
本当はそういうの照れ臭いんだけど、
もし君が喜んでくれるなら・・・
今日のバレンタインデーに感謝の言葉を贈ります。

いつも本当にありがとう。
君と知り合えて本当に良かった。
君が嬉しいときは僕も本当嬉しいんだ。
君が辛いときには力になりたい。
君が君であることを僕はずっと応援しているよ。
勇気を出して言えて良かった・・・
こうして想いを伝え合えるなら、
バレンタインデーはとても素敵な日だね。

僕の言葉、君に届きますように。
どうか君の心が優しく温まりますように。

僕らの出会いを祝して。

526:ラブ愛美
10/02/10 10:47:11 rE/kLL3U
評価お願いしますo

『マイ・ファニー・ヴァレンタイナー』

僕(ボク)は君(キミ)のチョコレート
甘(アマ)い瞳(ヒトミ)にキスして
とろけちゃうぜ
サンキュー

そして
何処(ドコ)までも濃厚(ノウコウ)なナッツが
君(キミ)を誘惑(ユウワク)するぜ
サンキュー

しかし君(キミ)は
ビターテイストなのさ
ほろ苦状態(ニガジョウタイ)だぜ
サンキュー


527:名前はいらない
10/02/10 11:35:16 alx3E5p3
>>526
愛美さんへの愛に溢れていて美しい詩。
自身をチョコレートに例え、彼女への愛を伝える。
一方で彼女の特徴も上手くとらえていて
感謝を示しながら更なる愛の深まりを予感させる。
バレンタインデーらしい甘口な良い詩。
技巧的で無い分ストレートな愛を伝える。




528:名前はいらない
10/02/10 11:40:04 alx3E5p3
>>525
バレンタインデーにつけて
日頃の感謝を伝える詩。
ネット上の相手への愛を語る。
相手と自分との恋の予感を示唆する。
その語り口から柔らかな愛情が滲む。
多少露骨でクサくもあるが
その想いは読み手にしっかりと伝わることだろう。


529:名前はいらない
10/02/10 11:45:34 rE/kLL3U
>>527
高評価ありがとうございます!

意外と結構テキトーに書いたのですが(--;)
嬉しいです。

530:名前はいらない
10/02/10 11:46:08 alx3E5p3
>>524
孤独にとらわれた心を詠う。
その独特に分断された詩体から
統合されない淋しさが感じられる。
未成熟な葛藤に捕らわれ、
自身の生の意味を問いかける。
多少読みづらいか。
D+

531:名前はいらない
10/02/10 11:52:51 alx3E5p3
>>523
君という希望の存在を認識しながらも
それを閉ざし、自身の世界を過ごす。
けれども再び希望を求めることとなる。
が、しかし陽光を前にして孤独を実感すし、
自身の安楽の世界で孤独を幸せとする。
一方で孤独を求めながらも一方で救ってくれる人を求める。
自己矛盾に立ちすくむ少年を描く。
D+


532:名前はいらない
10/02/10 11:56:40 alx3E5p3
>>522
時の刻。
青春を謳歌する人を羨みつつ
自身の孤独を様々な視点で描く。
やはり救いを求める。


533:少年
10/02/10 14:53:15 bl5SJkpt
寒さに唇を噛み締めた少年は
大人になりたいと願っている

憧れのあの人になりたかった
大事にしていた全てを
彼はその瞬間に閉じ込める

世間は立ち向かう事が多く
しがみついて生きている事を学んだ
声を荒げて泣きわめいた場所は
孤独を味わうほろ苦い世界

冬のやつれた風が吹く
移してやろうかと囁きながら
振り払う手を眺めると
それが小さな勇気だと気づいた

寒さに唇を噛み締めた少年は
大人になりたいと願っていた
傘も持たずに両手をひろげて
憧れの自分を描きはじめる

デッサンはまだ薄く
着色もされていない空白の場所
希望を味わう酸っぱい世界

534:名前はいらない
10/02/10 15:35:23 alx3E5p3
>>521
親しい人の葬儀。母親だろうか。
父と故人を交互に描写し
見送るもの、死出するものを対比する。
そこに筆者は観察者としてのみ存在し、心情を描かない。
淡々とした葬儀の静けさと父の嗚咽が浮かび上がる。

535:名前はいらない
10/02/10 15:49:15 8JKY/4Dx
評価よろしくお願いいたします


丸い気持ちになるために努力

芯をくり抜いた猿だって大丈夫

微笑んだって出会ってしまったけど

まだまだ前向きを埋めてるよ

たまにごめんねって思うけど流れる気持ちが大切だよね


ウイスキーみたいにひらひらした気分が素敵だと思う


何かしら爆ぜるけど、目をつむれるはず

うん、そんな感じ
ありがとう





536:名前はいらない
10/02/10 22:24:22 sCMkuUn5
「むこう」

真なる光がないように真なる闇もない
街灯のてらす隘路を足元見つめ考える
黒は原色としてぼくを無に戻す
この道は際限なく思考の本流に呑み込む
光に照らされたぼくは何色だろうか?
たとえ意味がついていたとてと二考
頼るよすがもなければ預ける思いもない
流れ星はどこかに落ちる
誰かの希望は天の企謀にて人の災禍と化す
それがあめつちのことわりと三考
風は軋轢よりの溜め息
身を凍えささんとするも文化の温もり
くくと笑えば寂しさも映え、消ゆ
空を仰ぎ涙を望むは考え無し
無限の思惟は願いて果てた

537:名前はいらない
10/02/10 22:30:53 T/DXK7L5
現状

道はない
最初はない
あるのは振り向いた時だけだ
歩いたり、はいつくばったかして
泥道には足跡や獣道が出来る
それをキセキと呼ぶ

その道に分岐点などなく
そんなもの後戻り出来ないから
あるはずはなく 一本以下も以上もない
最も遠回りな近道だ

辿り着ける場所はひとつだ
誰でもいつだって何だろうが
間違いなどではなく選ぶ余白などないから
間違いようすらない ひとつしかないから
比べようもない

その道は その現在地は
最低な場所でありながら
最高の場所だ
いつだって最高地点で推移する
それが 現状

538:名前はいらない
10/02/10 23:07:03 44U9VJCZ


雨から晴れ

雨降らす軒先から滑り降りる旅客機

不時着

心眼の白目だけをくりぬいた
赤いゲレンデ

街から空

捨て置かれた黒目と黒目
かさなって天仰げば



空には雨
空知らず雲

時流れ雲流れて赤い雪山に雷鳴

旅客機の日の香り
人知れず薄れて

人居なく 朝


539:名前はいらない
10/02/10 23:07:11 rE/kLL3U
「マンモスうれしい」

君が居てくれたから
マンモスうれしい

チョコレートもらえたら
マンモスうれしい

お返しにクッキーあげたら
マンモスうれしい

出逢いにマンモス
奇跡にマンモス
愛にマンモス
マンモスうれしい


540:名前はいらない
10/02/11 01:02:20 tlEjIIFa
「ゴッドペーパーテスト」

まずテスト用紙に自分の名前を書くことに従いなさい
それができなければ帰りなさい

自分の名前を書いたなら それがあなたの創る宇宙です

では はじめに
透明から白黒を見つけ出し 重力と平面を用意しなさい
ひとつの黒い点を縦に伸ばし 平面に直行する個性を作りなさい

同時に ひとつの白い点を 赤、緑、青に濾過し
また ひとつの黒い点
あるいは縦に伸ばした黒い線を 陽気、憂鬱、錯綜に濾過し
あらゆる方法 あらゆる場合を試して交差させ 光と色の虹をつくりなさい

それが終わったならば 光と色に影をつけなさい

そして
地平線に 限界をつくりなさい 無限の黒の中に事象の半径を隠しなさい
こうして拡散を防ぎます

あとは何もしないでください
風がランダムをつくるでしょう
光と色が心を持つのです

最後に 静かにテスト会場から去りなさい
もうあなたは必要ではありません

後日 彼らから自宅に送られる感謝と不満が
あなたのテスト結果となります

541:名前はいらない
10/02/11 02:28:48 sh/z7F/8

「へびとはな」


溜め息つき 零れた花びら
進むとて沈むもの
手を伸ばしただけで 掴める筈はない
とぐろ巻く双頭の蛇に埋もれる
幸せなんて諦めた なんて嘘

破れた袴 刃を持つ手は誰の手なのか
いますぐ塗りたくりたい 何も見ていない
誰もいないのに人混みに紛れてほくそ笑む

そうして 暮れ雲を見上げれば もはや夜が
双頭に散らばる花びらを 一枚 拾い上げて唇を寄せる
懐かしい味

見るたび思い出す
持ち得た手はもう動かない
とぐろを巻くうろこ に 刃を差し込められたなら
だれも よくはなれない

火葬場へ そして結納へ
涙雨 涙雨よ
なくことも許されぬのに

紅を引く唇が あのお花と同じ色
じっと待つ くれぬのを

とぐろ巻く双頭の蛇に埋もれる
幸せなんて諦めた なんて嘘
指先を かすむ花びら
抜け殻の なんと温かきことかと

低く震える経文の やるせなや
絹越しの視界の恋しさよ
あの紅は誰の色か わたくしは知らぬ

指の根元は喰いちぎられたまま
戻ってはこず あなた


なんて嘘



542:名前はいらない
10/02/11 12:01:36 egZxf1m2
最近よく人が死ぬなあ

543:@仙人
10/02/11 20:18:22 ittsT9iE
>>539
チョコレート本来のアイデンティティーを内包した興味深い詩である。
バレンタインの期待感と嬉しさが全体として立ち上がってくるダイナミズム。
そして対比されるマンモスのサイズ感。
バレンティズムへのアンチテーゼと捉えるのは深読みしすぎか。B+。


544:名前はいらない
10/02/11 20:23:31 A5CnJeLW
>>541
こっこモドキ
つうか風景も気持ちも見えて来ない
2点以下

545:チキソ×2
10/02/11 23:00:25 7EucmqJQ
「水星」 評価お願いします。

僕は君の側にいる

僕は必然的に君に引き寄せられてたのかもしれない

僕は君と話したい

僕は君に近づきたい

僕は君の全てを知りたい

同時にそれは僕の終わりを意味する

だが僕には君に今までもらった温かさの方が大切なんだ

僕は想い続ける

君に消えるその日まで


546:名前はいらない
10/02/11 23:40:47 egZxf1m2



547:沖田総司おきた
10/02/11 23:47:53 juolsV5W
「まるちーず☆キッス」

まるまる まるまる まるちーちゃん
かわかわ かわいい まるちーず
まんまる おめめで ハイチーズ
さんさん おさんぽ シャイニングハート

ロンロン ロン毛の まるちーちゃん
ふわふわ ショートの まるちーず
カラフル リボンで ハイポーズ
らんらん すてきな ワンワンワン

ふかふか おしりも フワフワふわり
子犬の マーチングバンド 街をゆらゆら

まるちーず☆キッス ワンワンワン

シャインなハートで 行くかもね
come on♪come on♪ 行くcome on♪



548:馴れ合い君 ◆uVLulhqYCBVo
10/02/12 00:27:09 QaaqmCTo
「後頭部」

 私は終戦直後の当時は十一歳で国道がまだ砂利道だっ
た頃、夕暮れの中泣きながら歩いたランニング姿の餓鬼で、
GHQが撮影した私の後ろ姿はベトナムの教科書に掲載さ
れています。この写真にはどのようなメッセージ性が込めら
れていると思いますか?まず宗教的な意味合いにおいては
後光と言いますか、私の後頭部に黄色い輪が合成されて
います。これでは私は注目の的ですし、人格的にも数段高
いステージにあるとみなしてよいでしょう。私は歩く。米兵
も歩くし、他の子供もランダムに歩く。歩きながら全員が私
を注意して見ているが、写真の中の私は決して振り返らない
(科学的な意味)。やがて精神は実体となってあらわれどこ
からか火炎放射器が持ち出される。あと数分か三十秒で夜に
なるような怪しい夕暮れはそう、ベトナムかフィリピンの空港
の滑走路に変わりカメラは百八十度の回転を始めた。私
を先頭に、米兵や子供たちのジャガイモのような頭、見られ
ているし、それよりも私は口を開け、あくびのような泣き顔
を全裸でさらけ出す。両脇の街路樹の幹がフラッシュしてB
OSEのスピーカーがこの光景の中で音を出す。まだ夕方か
、それとも夜になったのか。お前のBGMは何だ。お前のB
GMは何だ。バスドラムがお前の心臓を支配してお前が紙相
撲のようにトントン跳ねるようになっても見られ続けること
には変わりないし、転倒しても人格者として一生を終えるの
だ。光景の中でそれでもGAINは上がり続け、背景も既に
レアカードのように光っている。耳が変になっても、目はし
っかりと後頭部を見据え、火炎放射器は彩りを加えるが、最
初に痛がるのはどこの子か。遠くで飛行機が横に飛んでいる。


549:名前はいらない
10/02/12 00:41:32 GFBC46uM
「マンコ」

マンコマンコマンコったらマンコ!

550:名前はいらない
10/02/12 01:51:56 FNRK3c2A
「忘却」
緑の葉っぱに雫が垂れて、
その中を覗き込むと
また同じ緑の葉っぱと
垂れ落ちる雫。
何度覗き込んでみても
ずっとただその繰り返し。
アルコールに頼って見えたものは
たかがそんなもんだった。

ずっと道の後ろにあったものが
あるとき急に途切れてしまった。
どんなに遠く離れてしまって
どんなに小さく見えたとしても
確かに存在していた色々が
あるとき急に消えてしまった。

腕時計は壊れてなかった。
きっとこれが正しいんだろう。
鳥たちの死骸を埋めてあげたら
枯れた花を川へ流してあげたら
少し涙を流して、また行ってみるだけさ。


551:壺壷 ◆2pvfOWpn2o
10/02/12 08:03:31 /i4Ad4nv
「心象」
心象風景が
鮮やかに
描き出される様は
正に
圧巻といえる


552:H75-2
10/02/12 11:57:18 IU7Mni75
・おとこのこ おんなのこ

愛とか 思いやりとかそんなんじゃねぇ
憧れは快楽のみ

おとこのこは いにしえに咥えた突起物を求める バブバブと
おんなのこは 荘厳に聳える突起物を求める   ゆくゆくは

蜩が鳴き始める夏の夕暮れでも
牡丹雪が降り積もる冬の朝でも キミの匂いを嗅いでいたい
月9ドラマとアダルトビデオのごった煮を脳みその奥深く描いてる


おとこのこ おんなのこ とりあえずゴムは着けてね
こどもがこども産んじゃったら身も蓋も無いから
おとこのこ おんなのこ いいのはおとこのこだけ
痛みしかないおんなのこは膜を破って慣れるかねぇ

てめぇを棚に上げてガキには勉強だのスポーツだの制圧するペアレンツ
胸に手を当て考えな
背徳のエロスに隠蔽を覚えた中学時代
無量大数の精子飛ばしてたのはどちらさん??????

なんだかんだで男の目を惹きたかったteenage
スカート折って誘ってたのはどちらさん??????


おとこのこ おんなのこ beast気質でOK!!
所詮セックスなんぞてめぇ勝手のお遊びなのだから
おとこのこ おんなのこ 出せば萎む気持ちもあっちも
だけど又欲しくなっちゃう 一生変わらない

おとこのこ おんなのこ なにがなんだかわからない
とりあえず済ませておけばそれでいい 痛いけど
おとこのこ おんなのこ そのうちきっと訪れる
数倍の快楽 終わらない余韻 おんなの悦び

553:名前はいらない
10/02/12 13:02:39 /n9SNVZ7
『愛$killer』

キミの数が足りない
キミの数をください

Love Doll Show

キミは心にも無いことを歌う
キミの言葉ではない詩を歌う
キミの笑顔が引き攣っている
キミの作り笑いもやがて壊れる

TVの中は嘘と刺激と数だらけ

自分を売る少女
妄想に買われる少女
自分を売る少女
妄想に飼われた少女

キミの数が足りない
…数が足りない
…数が足りない
…数をください

TVの中は嘘と刺激と数だらけ

キミを売る少女
ボクに買われる少女
キミを売る少女
ボクに飼われた少女

キミの数が足りない
…数が足りない
…数が足りない
…数をください

キミのお数が足りない
お数が足りない
お数が足りない
お数をください

キミのお数が足りない
お数が足りない
お数が足りない
お数をください
お数をくれよ
キミのキミのキミのキミの…


平成22年2月12日現在、

写真のお数793枚
ビデオのお数128本
妄想のお数∞秒

今夜もキミのお数をいただき魔★舌処n

by 会員No.0721

554:名前はいらない
10/02/12 13:29:13 MIOquTB7
「Sexual Human Train」

走り出したら止まらないぜ肉欲だけの野獣さ
うなる直情闇夜を裂き着信拒否までアクセルオン
自慢の妄想たぎらせ粋な500系ジゴロを気取れば
マブイあの娘もドン引き今夜はFrustration

走り出したら止まらないぜ肉欲だけの野獣さ
栗の花の香りまき散らし着信拒否までアクセルオン
携帯画面に浮かぶ拒絶のシグナルこの身に受けて
エゴイスティックに攻めれば今夜はFrustration

妄想と現実のすき間をぬけて熱い欲情を燃やすぜ
逃げるあの娘を追いかけ今夜はFrustration

555:しぐれ ◆9RCnWV1v6hz6
10/02/12 15:34:00 1bcBMpp4
『ポエムダン』

ポエムダン 断末魔 ラブ
うきうき レイニーデイ
パラシュート部隊
ドキドキ 喫茶店
サブマシンガン 恋のトリガー
君のハートにポエクオン
ポエム ポエム ポエムダンダン

ポエムダン 盗撮魔 スコープ
わくわく エブリデイ
モスキート 戦線
ドキドキ 交差点
Wゲットで Wデートで
Wベッドでポエクオン
ポエム ポエム ポエムダンダン

ポエムダン 捜査官 アイ
ぷかぷか シガレット
バラジウム 源泉
そわそわ 捜査線
サブリミナル 恋のマジシャン
誘惑のポエクオン
ポエム ポエム ポエムダンダン

ポエムダン ポエクオン ポエムダン


556:名前はいらない
10/02/12 17:36:49 7Me4Lkg8
「サンキュー」

0と1で出来た物と 肉が震えて鼓膜を揺らす振動
ふたつ合わせた 緑「電気信号」
写る生身の前で虜になった僕ら
今ではパソコンの赤青ミドリで虜

電気信号がライブして
電気信号が歌い
電気信号に恋をする

全てが電子の海の中
何もかもが電子の海の中
歌姫すらも電子の海の中
先陣切って行く歌姫
飛び込んだ架空歌姫
歌い謳われ疑われぬ歌姫

世界の大切な物はいつか
電撃と変わるだろう

飛び込んだ歌姫
揺れる源
弾ける悲しい水しぶきの音
世界が崩れだした、初音





557:桜酒の人 ◆aXiWy465T6
10/02/12 17:41:46 RKRjmDd1
「パネラ」

死に損ないの欺瞞屋さんが
掲げた嘘偽り
私なんて知ったかぶりだもん
詳しく聞かないで

絶滅危惧して愛して護って
制限時間を憐れんでパネラ
台本通りに死にかけていく
メールビームが東に浮かぶ
私は最後の嘘つきなの

人類史から足を拭う
支離滅裂を崇めている
穴あきパネルに意味を人が
納得を嵌めて喜びだす

救いがあるなら切り捨て様
物体の教えに社会如来
かがめば見えるの私のアレ
はかない夢にも色をかけて

私の私の私がいた
あなたがあなたになる自覚の
敗北感があなたを生む
敗北の壁に身を寄せては
仕方ないものと言うパネラ

私の鏡にあなたがいる
私の自尊が自存になる
自存の自損が子孫になり
殺したい欺瞞が息を吐く





558:名前はいらない
10/02/12 23:46:30 JHxj1L4V
「たわし」

たわし わしわし
わしわしたわし

あしわしたわし わたしたわし
たわたわたわし しわしわたわし

たわし わしわし
わしわしたわし

わたし たわし
たわわ たわし
たわわわわ


559:名前はいらない
10/02/13 00:49:42 mEhkzN23
幾許かの平和と呼ばれる光 其の影には常に悲惨な争いがあった
葬列に参列する者は 皆一様に口数も少なく
雨に濡れながらも 歩み続けるより他にはないのだ……

瞳を閉じて暗闇(やみ)に 吐息を重ねる
そっと触れた温かな光は 小さな鼓動
否定接続詞(Ne)で綴じた書物(かみ)が 歴史を操る
そっと振れた灼かな光は 誰かの『焔』
気付けば道程は 常に苦難と共にあった
耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ…
歓びに咽ぶ白い朝 哀しみに嘆く黒い夜
我等が歩んだ此の日々を 生まれる者に繋ごう…

瞳に映した蒼い空 涙を溶かした碧い海
我らが愛した此の世界(ばしょ)を 愛しい者に遺そう……
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 煌めく砂が零れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 愛した花が枯れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 契った指が離れても…
嗚呼… 朝と夜 を繰り返し 《生命》(ひと)は廻り続ける……

美しい『焔』(ひかり)を見た 死を抱く暗闇の地平に
憎しみ廻る世界に 幾つかの『愛の詩』を灯そう…
何れ程夜が永くとも 何れ朝は訪れる??
独りで寂しくないように 《双児(ふたご)の人形(lapoupee)》を傍らに
小さな棺の揺り籠で 目覚めぬ君を送ろう…
歓びに揺れたのは《紫色の花》(Violet) 哀しみに濡れたのは《水色の花》(Hortensia)
誰かが綴った此の詩を 生まれぬ君に贈ろう…

歴史が書を創るのか 書が歴史を創るのか
永遠を生きられない以上 全てを識る由もなく
朝と夜の地平を廻る 『第五の旅路(たび)』
離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか?
懐かしき調べ 其れは誰の唇か??
嗚呼… 《物語》(Roman)を詩うのは……

「其処にロマンは在るのかしら?」

560:シャンティフレーズ ◆hm8TwuXdsQ
10/02/13 01:03:27 pXZyzRCr

未評価(>>443より)

>433-434 >489 >490 >491 >492
>493 >495 >496 >497 >499

>501 >502-503 >504 >505 >514
>519 >520 >521 >533 >535

>536 >537 >538 >540 >541
>545 >547 >548 >550 >551

>552 >553 >554 >555 >556
>557 >558 >559

連投
>506 >511 >512
>515 >516 >518

漏れがあったらごめんなさい。


561:流離いの評価人 - Last Sasurai
10/02/13 01:24:39 aaS72xwa
>>490
さては寒くて風呂場に行く距離さえ頓着している怠け者の詩ですね!?
ただ風呂場に行くという作業に対して仰々しく文字を並べ立てた割に比喩に重さがなく、
またトートロジーも辞さない簡潔な文は水に浮く油のように軽い!
>目まぐるしい毎日を見て、社会人になることが絶望に感じた。
この一文にエッセンスが凝縮されている。ありきたりの日常をなんとか述懐しようとしたものの、
所詮は社会の歯車になることに抵抗を覚えている段階の人間の呟きでしかない、という程度。
D!

>>491
う~ん、知らない人間がカラオケボックスで感じた顛末をそれっぽく言ってみたところで、
それに興味を覚える人間がどれだけいるかってことだよね。
最後の節だけが分離していて歯痒さにも似たいらだちを感じるよ。
D+!

>>492
長々と羅列した割には、中身がないね!
どうして人に問いかける文体というのは
誰かを標的にしているようで自分以外を狙っていないんだろう?
とにかく僕にとってはなにも残らない詩だね!
これを産業でまとめられれば大したものだよ!
D-!

>>493
うん! 時期が近づいてきたから、なんとなく書いてみたんだね!
D!
文法的にも間違ってないからDだけど、詩としての価値は皆無だね!

>>496
ざっくりしてるね!
「今日未明、某所でなにかが起こりました」みたいに、なにかいっているようでなにも言ってないんだね! P∨¬Pだね!
D-!

>>497
肉弾で戦える能力をもつ者は武器をもたない。
えてして己に見出せる能力のないものは武器を手にする。
文法をせせこましく操っているうちはケツが青いと知る日を待とうね!
E-!
大丈夫! そこは登竜門さ!
諦めなければ道は広がるかもよ? かも、だけど。

562:シャンティフレーズ ◆hm8TwuXdsQ
10/02/13 01:41:21 pXZyzRCr
>>561
>>496の評価ありがとうございます。精進します。

>>433-434
おそらく歌詞なのかな。リズムはよく出来てる。
薬物中毒かなにかの感覚をうたってるぽい。
詩はまだラフスケッチにとどまる感じだが、
詩の結末をAAで描くのはセンスがあると思う。D+

>>489
この手の詩はすごくセンスが必要とされるが、
この詩は、不気味だ。行と行とのつなぎが普通の感覚ではない。
これを技巧でやってるならすごいセンスがあるともいえる。D




563:493
10/02/13 02:00:15 c+tV2NvM
>>561 ありがとうございました

564:シャンティフレーズ ◆hm8TwuXdsQ
10/02/13 02:23:03 pXZyzRCr
>>490
確かにテーマはありきたりなのだが、無骨さを感じさせるような
ありきたりでない表現がすばらしい。
特に2連が秀逸だと思う。作者はすごく技量のある人だと思う。
ただ最後の2行が少し手抜きのように感じられた。



565:流離いの評価人 - Last Sasurai
10/02/13 02:27:37 aaS72xwa
>>502-503
Rhapsody Of Fire と Dir en greyとをミックスさせた感じかな?
1レスめと2レスめが乖離してるね。
1レスめで世界を構築し、2レスめで破壊を狙っていたのなら申し分ないけど、2レスめが生半だね!
あとダッシュは2つ重ねようね? じゃないと「―二人」を「じゅうににん」と読まれてもしかたないよ!
お兄さんとの約束だよ!
D
読んでもやっぱりなにも残らないね!

>>504
セックスのメタファかな? そうだとしたら一芸はあると思うよ!
淫靡な感じはするけれど、う~ん刹那的だなあ。
C-

>>505
この詩だと、まず「鼻=不可思議」と定義してるんだよね。
それはステーキ店にロケを収録しにいった人間が
芸人だろうとアナウンサーだろうと下っ端だろうとベテランだろうと彦麻呂であろうと、
「うまい」
といってしまえばありきたりになって興を殺いでしまうようなものなんだ。
世の中に不可思議でないものがあるかい?
D-

>>506 >>508 >>511 >>512
>>515 >>516 >>518
>>1も読めない人間はアルバート・フィッシュの手にかかりながらも、
「It smells BAD!」とでもいわれて排水溝に流されるがいいよ!
うん、簡単にいうとね?
死ねよ。

566:名前はいらない
10/02/13 03:26:45 I46XMLtp
そういえば君は地獄からやってきたらしいが僕のカプチーノはおいしかったかい?
例えば君が未来からやってきたとして僕はきっと今日もカルアミルクのんでるだろうな。
酒の味なんてわからないと君は言ったけどそれがどうしてあんなくだらない口論になったんだろうね。
昔を思い出して涙を流すのはいいけど僕には関係のないことだしもう寝るよ。
君がビールを飲み干したあの時だって地球を片手で持ち上げるような力をきっともってたんだ。
みんな僕と君を馬鹿だと言うけどどっちが馬で鹿なのか聞いたことはなかった。
つまるところ僕が言いたいのは言葉にすらならない。
意味が無いわけじゃない。
苦しんだ末に出した結論が君だったってだけでそうやってハタチになった僕らはきっと馬鹿だった。
君はいつかそんな世界が終わることを願っているけど僕は今日もきっとカルアミルクのんでる。
そんな僕と君の間にどれほどの違いがある?
酒の味もわからない僕らはきっと馬鹿だ。


567:名前はいらない
10/02/13 11:57:16 jLf88T8D
未評価(>>560より)

>495 >499 >501 >514 >519
>520 >521 >533 >535 >536

>537 >538 >540 >541 >545
>547 >548 >550 >551 >552

>553 >554 >555 >556 >557
>558 >559 >566

568:新参
10/02/13 13:56:34 g4i+XU5p
詩とか詳しくないけれど詩がよみたい気分になってここにたどり着きますた。
短めの未評価の詩に適当に感想つけます。読解とか自信ないですが自分が感じたことを書きます。
基本的に良いようにとろうとするんで、よろしく。

>>495
最後の2行でガラッとかわりますね。「悪夢」ってコテハンかと思って読み始めたのでWW
オチを読めない分おもしろかったです。普遍的な日常のルーティンを描いて多くの人の共感を狙っているのか、
495さんの日常描写なのか。>誰の日常なのか?? 同じことの繰り返しで自分という個性の実感がない?
誰もが似たような日常を送っているなら「自分」ってなに? そんなところでしょうか。
悪夢というタイトルからしてこの日常は書き手にとって良いものではない。>いびきで寝れない は負を感じますが、
>青い空 が唯一プラスの言葉ですね。これは希望を捨てきっていないという描写か、ただただ眺めているだけという絶望か。
青い空という明るい表現のあとに>気がついたら目的地  青い空は目的地ではない。届かないもの。眺めるだけのもの。って捉え方もいいですね。
日常ルーティンの描写の閉めとして>今日の夢はそんな夢 これで一気に詩として引き締まってます。
現実世界はつまらないことの繰り返し より、悪夢のような日々の繰り返し。毎日が悪夢の始まり。と捉える方が薄気味悪さが増しますね。

>>520
最後の一行の気持ち悪さは良いと思いますが、他が抽象的すぎてわかりにくいですね。
>早く逢いたい のは 彼に と捉えるのが自然ですかね。この詩の中では。となると、
彼とは今逢えない状態。流れ的にそれは私が無実ではなかったから になりますか・・・
まあ普通にとらえれば、彼が一時的にみせた希望(まやかし)のせいで落差が大きい とか、そういう表現ですかね。

>>558
>わしわし になぜかゴシゴシ感をおぼえるWW途中まざる「あ」の存在感がいい。終わり方も好きです。

569:流離いの評価人 - Last Sasurai
10/02/13 18:19:55 aaS72xwa
>>556
僕個人としてはボーカロイドは好きじゃないんだよね~。
っていうかボーカロイドが好きな人たちが、だね!
温度のない情報体にムリヤリ色をつけようと寄り集まって、
わーきゃー言ってるのは傍から見ると愚かしいよね!
> 0と1で出来た物
これで2進法で構成された情報ということはわかるから、
歌姫だとか初音だとかは蛇足だよね。
あと「先陣切って行く」ってのは嘘だよね!
だって先陣切らせてるのはあんたらじゃん。
D+!

>>554
う~ん、情景が目に浮かぶね!
ロッカー気取りが横文字に浮かれて、
オーディエンスのいない箱で歌ってるのが目に浮かぶね!
D-!

>>551
お! 教科書からの引用ですね!?
E!

>>550
悪くない! でも決して良くはない!
わからなくもないし唾棄するほどでもないけど、
ぼんやり見てるとやがて、どうでもよくなってくる感じだ!
タイトルと2節だけがあれば、テーマは語れてるんじゃないかな?
D+!

>>545
正直、めんどくさいよ!
「僕」と「君」がなにでどうなのかなんて興味ないからね!
その2文字が詩中に跋扈する分だけ、
水:焼酎=95:5みたいに希釈されてしまうことを覚えときな!
D-!

570:まるちーず
10/02/13 18:59:22 mcsn2O1p
「楽しい猿赤ちゃん」

You are  楽しい猿赤ちゃん to joke
But lovery my angel



571:名前はいらない
10/02/13 19:09:00 VbjmbY+e
未評価(>>567より)

>495 >499 >501 >514 >519
>520 >521 >533 >535 >536

>537 >538 >540 >541 >547
>548 >552 >553 >555 >557

>558 >559 >566 >570


572:まるちーず
10/02/13 19:13:00 P7eO2RiT
lovely!

573:まるちーず
10/02/13 20:00:00 P7eO2RiT
>>558
主にたわしの三文字で書かれた可愛らしい詩…
多くの人が、色んな言葉を駆使して個性を醸し出そうとしている中で、
はっきり言って「手抜きか!」などの声も出そうだが、
この堂々した感じや、他意を感じさせない純粋さや、
読んでみて分かる、子供に遊んで貰った様な感覚は中々出せる物ではない
一個だけ「あ」が入っているのも楽しい B

574:チキソ×2
10/02/13 20:50:11 oSYzQ0/D
>>569
評価ありがとうございました。
内容が薄いってことですね。
頑張ってみます。

575:名前はいらない
10/02/14 11:02:10 UfVJfsEZ
嘘か本当か、昔々の小さな話
草原で笑う一人の白人。
いたずら好きな痩せた老人。 
羊たちに首輪をかける彼は
ニュージーランドの羊泥棒。
子羊も大人の羊も雄も雌も
みんなみんな奪っちゃうよ。
鳴こうが喚こうが何しようが
みんなみんな奪っちゃうよ。

そんな話を思い出していた。
千葉の病院のベッドの上。
頭の病気でぶち込まれた
小さな病院のベッドの上。

あ~眠れねえ。
せっかく数えた羊たちを
奪っていくんじゃねえよ。
あ~眠れねえ。
しわくちゃのじいさんの癖に
ちょこまか動いてんじゃねえよ。
あ~眠れねえ....。

576:タイトル忘れ
10/02/14 11:02:53 UfVJfsEZ
「不眠症」
嘘か本当か、昔々の小さな話
草原で笑う一人の白人。
いたずら好きな痩せた老人。 
羊たちに首輪をかける彼は
ニュージーランドの羊泥棒。
子羊も大人の羊も雄も雌も
みんなみんな奪っちゃうよ。
鳴こうが喚こうが何しようが
みんなみんな奪っちゃうよ。

そんな話を思い出していた。
千葉の病院のベッドの上。
頭の病気でぶち込まれた
小さな病院のベッドの上。

あ~眠れねえ。
せっかく数えた羊たちを
奪っていくんじゃねえよ。
あ~眠れねえ。
しわくちゃのじいさんの癖に
ちょこまか動いてんじゃねえよ。
あ~眠れねえ....。

577:かえる
10/02/15 03:53:08 z1XnfdYu
「かえる」
カエルが見上げる空
ゲロゲロゲロゲロ
どうやら俺は見えている
ここは居心地がわるいんだ

体を浸す黒い水
それにゆだね、顔を沈ませ、見えてくるものは何だ?

どこまでもぬるく、黒い、虚無の水
苔むした、ぬるぬるの、臭気の詰まった岩壁

そして目をつむり、自分の、甘く、酔っ払ったような感覚
ー何の悩みも、苦労もない。

何物も無慈悲に凍りつける冷たい冷たい冬
生きとし生けるものすべてに蛆をあたえしドロドロの夏

すべての生き物に顔をあたえぬ。
すべての生き物に命を与えぬ。
すべての生き物はみな他人。

俺はまだ、目をつむり、井戸の中の黒い水に身を浸す


されど、準備はできている。
大きな大きな流れに、何もなすすべもない、ただ、弱いてのひらに
自分の小さな命を抱え、自然の臓器に身をささげる準備を。

578:名前はいらない
10/02/15 11:19:20 Z10SLEqL
「アイムソーリー・ミスターバレンタイン」

ビタースイートに無理難題を押し付けて

あなたに片想いをねじ込むの・・・

ラブレターと一緒に・・・無理やり・・・ドリル、みたいに・・・

そうしたらきっと、きっと

アイハブ コントロール ユア 恋心・・・

579:名前はいらない
10/02/15 20:33:05 qgm1hm0z
【SYS】


MAD×(SEX-LOVE)+
DREAM÷(DRAG+LIE)+
CHILD×(RAPE+SCAR)+
DEAD÷(ROCK-POP)
=xxx

裏切る数だけ Sad<Hate
優しさ≠心 逆さまのMoral

思い出は血塗れの過去
脳に焼き付く”バラバラ”の君

MAD×(SEX-LOVE)+
DREAM÷(DRAG+LIE)+
CHILD×(RAPE+SCAR)+
DEAD÷(ROCK-POP)
=xxx

scene666 停止された残酷
TRIP(I→A)騙し愛Still...

想い出は血塗れの過去
脳に焼き付く”グシャグシャ”の君

暗黒に嘆きのプログラム
規制された記憶を消去
悪意に飢えた私のリアル
何より深い愛と痛みに溺れて…

connected to the delusion circuit...

Thxt fxllxw dxxd
Shx dxxd, txx
xt's xll dxxth
Dxsxppxxr xntxrxly
x lxxvx xnly dxrknxss, xnd slxsh mxnd

Axx xxxxxx xt
xpxxxx xxxsxxxxx
xxcx xxxx dxx
mxx xx xxnxxxxxrxxxx
xxxkx xxxxixxx xxtx
xxxxxxx...

-ERROR-

580:名前はいらない
10/02/15 22:34:12 biwjFGem
一夜限りの割り切り出会い
ちょっとの失望を欲望に スリルを愛に読み替えて
二人は今one night lover
名も知らぬホテルで、アドリブで綴るプロフィール
小さな矛盾から 透けて見える君の不幸は
おそらくおれの過去の合わせ鏡
君の中心から漏れ出したおれの愛のミルク
怒った君の顔 ちょっと切なくなる
バスルームに駆け込む君の背中見ないようにして
おれは一人そっと部屋を抜け出す
souvenirに持ち出した君のwallet
billを抜き取って暗い川に投げる
小さな水音が立ったとき
君の香りがかすかに匂った
もう会えないねone night lover
もう会わないよone night lover

581:名前はいらない
10/02/16 02:25:18 r8FZ+CXN
『主演月』

裸足ではしゃいだ散歩道 降り頻る陰 照らす月
静かに揺らぐ湖面の波が 夜空を舞台に引き立てた

主役を望んだわけじゃない 雲の流れがそうさせただけ
踊る星たちの中心で かくも見事な名演技

今宵も気高き上弦の月
君は夜空に目を奪われて 僕は嫉妬に少し駆られた

窓辺にもたれて見上げた夜空
消した照明補うように 風に吹かれて舞い込む明かり
肩に寄り添う華奢な影 夢に誘われ揺らいでる

今宵も気高き上弦の月
眩い主役に照らされた 眠い目こする君の横顔


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