10/01/06 17:58:55 LuIceqwh
「さよならサンタクロース」
真っ白な雪が街を埋めていく 永遠の夜に ぼくら二人で
いつかの僕らが描いた永遠の誓いを 白紙に塗りつぶす
プレゼントできなかったプレゼントは荷物置き場へ
言えずじまいだった愛の言葉は やがて忘れるまで胸にしまって
半額以下の味のないイチゴケーキを 塩味に味付けするぼくの体液
ハザードランプのついた ぼくの車から伸びる 雪上に残った足跡はたった一人分
いつかの僕らが想った未来の風景を 真っ白な雪が白く染めていく
そして真っ白で 空虚で いびつな痕の残った カンバスに
ぼくはまたひとり 新しい未来を描く