09/07/07 17:20:07 82G8S8QD
夏休みvol.18
陽炎にエジプトを見る午後一時。レーンに並ぶ砂漠の生き物
その男、眠りの速度に自信アリ。冷やし中華はじめました
夢る夢り夢ら蒸すとbe there本能寺に夢ろ信長
死神が死からばごめんと股通る和室の一間で風鈴がちろり
眠り眠るその眠りより這い出づるツルヅルに剥けた蝉のぬけ殻
鳴るそれな居眠り破る感無量さらば退屈。外は夕暮れ
カップ麺匂う立つ湯気まま三分耳をすませば聞こえるビッグバン
づる、づる、づるづるづる、づるづるづるづる、づる、づるづる。酢
837:雑草 ◆je5cNlouiI
09/07/07 22:48:51 9d73J0Aj
>>686-687
言いたいことと、その表現の仕方と、2通りのことについて、特徴、個性を感じました。それはとても存在感を持っているので、
両方のことについて考えさせられますが、ときに、その二つの間でやりとりが感じられるというか、統一感が引き裂かれているような
印象を受けました。言いたいことが、表現を引っ張っているのでもなく、表現が言いたいことを十分に伝える助けに
なっているのでもない。つまり、言いたいことはストレートには伝わらず、表現はその魅力をメッセージという檻の中で
やや抑え気味になっている。
こんな感じを受けましたが、もっと自由に表現を走らせても良いのではないか、メッセージの方はそれほど重要では
無いのではないか、という作者の詩作の傾向を、個人的には感じました。C
>>688
頭の働きに不自然さを感じているある人物の心の内を吐露しています。個人的な問題が解決されるまでは、
他者とのコミュニケーションや表現の豊穣さに楽しみを見いだす余裕もないというような緊張感が詩から
伝わってきます。D+
>>690
日本人ではなく、想像の世界を交えながら、その世界に託して、自分の愛に関する不満の感情を詩として表している
のだと思います。完成度の高い、照れのないストレートな表現の積み重ねが好印象を与えてると思います。しかし、
全体が設定を借りて表現しているために、身近な思いが照れなく表現できたのだと思います。C
838:雑草 ◆je5cNlouiI
09/07/07 23:06:37 9d73J0Aj
>>693
ある行き詰まりにある男の行動と考えを詩にしています。ひらがなの部分は、勢いに任せて書いたような感じですが、
自分でも分からない状況への対処の様子を、上手く表していると思います。自分と同じようなにおいの女に会って、
その後は私にはよく分かりませんが、気分を壊さずに終わっているのが、良いかどうかはよく分かりません。D+
>>694
あなたとわたしと雨の状況と世間とが渾然一体となって、表現を生み出しています。この混沌感が魅力と
なっていて、ハラハラドキドキ、はちゃめちゃなど、子供っぽい表現を使っています。別の作品も読んでみたいと
思いました。D+
>>695
最後の連が良いですね。開放感が満ちている。しかし、それに至るまでの焼け出されたとか、けがをしているような
自分の表現は、少し雰囲気に合ってないように思いました。D+
839: ◆UnderDv67M
09/07/07 23:29:25 vp3nq09O
なんか知らんが訳の分からん妄文ばっかしだな
いくらアマチュアとは言え努力が足りない
>>762
これはキショイ……
こんな場所で馴れ合い仲間を募るよりも
学校で友人を作った方が有意義である
840:雑草 ◆je5cNlouiI
09/07/07 23:32:00 9d73J0Aj
>>696
事実を淡々と述べていったような印象を受ける詩ですが、死の前に残像として残っているのが、家族についての
現実であるというのは、哀しみを感じさせます。D+
>>698
電話をかけて「オナニーはもう君でしかしない」という宣言に至るまでの経過などを描写しています。
「声」に特権的な意味を持たせるためには、もう少しひねった表現を考える必要があるのでは、と
感じました。D+
>>699
映像的に、簡潔で、美しいと思いました。前向きに統一されているのも、好印象を受けました。何か独特の、
言葉遣いのセンスを感じます。C-
841:七夕万
09/07/07 23:38:20 Z+j/FKbk
少年って奴マジで頭おかしいんじゃね?
842:名前はいらない
09/07/07 23:43:51 8/K+CLED
アンチ?
843:名前はいらない
09/07/07 23:46:33 u9G7p7on
はっきり言って邪魔
844:名前はいらない
09/07/07 23:56:13 8/K+CLED
843 とか このスレにどれだけ思い入れ強い訳?w
845:雑草 ◆je5cNlouiI
09/07/08 00:07:52 WHWU9gbJ
>>700
表現は洗練されていて、優しく詩を彩り、優しく読者を包み込む。想像力は縦横に駆け回って、展開に意外性が
ある。そして、内容が共感できて、独特の視点からもたらされた新しいものである。作者の視点と表現力は、
卓越した詩人のものである。C+
>>701
発想が並はずれていますね。そして、語り口と展開のペースが魅力的。正直さと頭の柔らかさが気持ちいい。
最後のきざな終わり方も悪くないと思います。C
>>702
本物のメロンか、女の比喩か、迷いました。この詩を書くことで、何を表現しようとしているのか、僕には分かりませんでした。
D
846:名前はいらない
09/07/08 00:10:27 a7ARwi50
>>844
あんたよりマシ
847:名前はいらない
09/07/08 00:11:03 ed2jbJ1W
無名都市
琥珀の昔に忘れた陽炎
追憶に溶けて
空蝉の都市は外殻を得る
雑踏の影には群集のノイズ
喧騒に散って
空理の街は擬音で彩られ
ノスタルジアから吹く風に
無意識は削られて
廃域に塵が雪を模す
打ち捨てられたイドの都には
影からこぼれたセピアの欠片
名も朽ち果てた記憶の残滓
848:名前はいらない
09/07/08 00:22:07 Gswel2jj
>>841 頭おかしいから。
849:名前はいらない
09/07/08 00:55:07 0yqWpvg4
「通過」
音がすぎさり、風もすぎさり
私と静けさのみがおきざり
850:少年A ◆lDWSbsWJ/k
09/07/08 00:55:31 vI/dTFzP
>837
評価ありがとうございました!
>842
ありがとうございます!
煙たいですかあ…
んじゃ最後に一つ投稿させてもらったら失礼させてもらいます!
みなさん今までありがとうでした!
851:新人ナイフ ◆XBzaII/xfg
09/07/08 01:08:14 PNJw/ImO
>>714
たぶん感傷的な激情にかられてるんでしょう。
乙女ちっくでよいのですがガールズポエムの典型から
抜け出せていないような気もしなくもないです。
D
>>725
何というかせっかく形而上学的な単語使ってるんだから
もっとその思想的な背景を下敷きにした作品にすればいいと思った。
唯一よかったのは「プラネテス」をぜひ読んでみたくなった点。
教えてくれてありがとう。
D-
>>728
これ入院してる人の詩でしょうか。美しくも悲しい詩。
ほんといい詩だなあ。
最初のタイトル?から「生きている証」までが
ほんとゾクゾクするくらいすばらしい。
後半ちょっとテンションが下がってしまったかな。
C+
852:少年A ◆lDWSbsWJ/k
09/07/08 01:31:03 vI/dTFzP
死のプロローグ
生カサレ――
落下するロープの輪の中から
未来の姿をのぞくと
いがいにも時間はすばやく
ぼくから遠ざかった
最初から生きる順序なんてありぁせん
空を切る一歩が
死に近づいているなんて
だれか考えたことある?
ただぼくは
ふりむくだけの短い時間の
エアポケットで
おもわず
さけびたい気分にかられ
出産シーンのスクリーンに
おもいっきり石をぶんなげたりする
石は
かーちゃんのヘソめがけて消えてゆく
生活の表皮から
ためいきとあきらめが
にげまどう
にげてゆくためいきは
ぼくのかわいいザーメン児
くぼんだ弁解の器に
ムスコ達をばらまき
ばらばらと助骨をなぜまわして横になる
堕胎の夢を食いてえんだ
ボリボリ食って
だから
生きることにひもじくて
あらゆるものにさからってみたり
他人の視角をかすめとって
そやつの生きざまをかすめとって
ぼくのフトコロで
ぬくぬくと育てるさ
853:少年A ◆lDWSbsWJ/k
09/07/08 01:33:08 vI/dTFzP
ほら
先天性自閉肥大症の
ぼくのキケイジが
動くワ はいずりまわるワ目の前で
黒くひん曲がった両腕をのばして
なにかをつかもうと必死だ
見ているぼくは
体中にくっつくなに物かを
払いのけようとやっきだ
けっきょくアヤトリの川に流されて
徒労のさけめから黒い鳥がとびたつ
やっぱり
自由にベロベロと染まりきれず
矛盾にそっぽむく
生きていることは
死後の過去?
未来の手綱を引っぱると
死後の現在が
ゆっくり近づいてくるんだ
もう
ぼくのまわりは
時間がうすい
わずか 十八年間の
食いかけのかたまりが
ゴロリ
にぶく光って
ぼくの生活に敵意を感ずる
にぶい光が
モノクロで広がり
キノコ雲の影がネガを焼きつくす
ぼくの
生活の真上に死の灰だ
死ノ予感ダ――
854:エルモアZ
09/07/08 01:42:10 79tGvUHR
「未来ウンチ」
今日のウンチは
流行りのイエロー
ライムの香りの長細ウンチ
会社のトイレは
全自動
世界標準ニュー和式
立ってるだけで
自動でポコポコ
ウンチがポコポコ
ライムの香り
柑橘系が
ビジネスマナー
三原色が
ビジネスマナー
人に見られる事はない
ただ
茶色いウンチはダメなのだ
茶色いウンチはダメなのだ
茶色いウンチは
過去ウンチ
きれいなウンチが
未来ウンチ
855:名前はいらない
09/07/08 02:16:26 YmKWD+CO
>>243ってなんでそんな評価高いの?
Mr.Suicideの歌詞だよね??
856:名前はいらない
09/07/08 02:35:01 YmKWD+CO
錆びた爪痕
指は痛みに
押圧された触れ幅で
見えない影から
這い回って滲む
黄色くなった瞼のせいで
片目で見る時計に針は無く
暗闇がまだ続く事に安堵する
摘出した首は懐柔を終える
咳は二度に避けて容易に意識は染まる 影のように
萎れた鎖は告知を待ち 機能的な呼吸を定義する
個人の死は穴に埋めて 紙に切り抜かれた指導者の顔は忘れさせる
肺臓の中に明確な病覚を声に変えろ 血管の列に裏に隠せ
即答を強いられ扇情され 反射的に主張を切り取り 自閉した穴を探す
右目は腫れて重たげに塞がって双影を見る事しかできず 指に涙が触れる 指先で掴む暖かい指
無いはずの部屋の深い眠り 一列に並んだ記憶を古い注射器で吸い取り その先の過去を振り返る事への聖
拒もうとする瞳を つるそうとした暗闇に 残像を叩きつけ 歩みを捉す
伝わらない言葉を 伝えられない事実を 爪がそこで剥がれても
光を失墜へ 生に見える鼓動を浸し 全て 崩れ落ちる
歪みを優しく包み 死に救われ 死を忘れ 背を向ける魂の嗚咽
腫れる臓器 訪れる 黒い安らぎ
壁の染みは 理解のない言葉の原寸
吊るせ
心臓を吊るせ
眼球を吊るせ
掌で報復を吊るせ
内部の傾きは手の痙攣を伝える
失夢にさらされ 欠如を開始した体温の刻み
タバコで荒れた舌を浸して 腐り具合は手紙の文字を汚す
同じ箇所で振り返る 深い足跡が深く深く残っている
滲む閉鎖感と痺れと指は抑圧された触れ幅で見えない影から這い回って滲む閉鎖間としびれと指は抑圧された触れ幅で見えない影から這い回って滲む閉鎖間としびれと指は・・・・・・・・・・・・。