09/06/20 23:54:15 +21TaAwb
黒と青が混ざり合う中に白い花びらが月の光を浴びて、輪廓を表す。白い花びらが水面に落ちて小さな波を作るけれど、水面はすぐにそれをない事にする。
黒と青が次第に太陽の光に薄められて行き街は起きるのだけれど、わたしはいつまでも眠ってる。誰かがわたしをなんども呼んでも、誰もわたしに触れてはくれない。
太陽の白を誰かが黒い絵の具で汚す、人々は傘を出すけれど、悲しみはその傘を突き抜ける。
作り物の輝きが道を照らし、黒い猫が自らの影に罵倒する。虫たちが街灯にまとわりつき、作り物の輝きにただ、ただすがる。
わたしの涙はいつからか枯れていた