09/06/20 22:47:28 qQN+ErxY
昨日生まれた言葉がみんな 明日の朝にはゴミ捨て場行きさ
空っぽになった人と人同士が
ぶつかり合う音で 僕は目が覚めた
夜の終わりは透き通るような冷たいブルーの月が出ていた
使い古した毛布の中じゃ
見ることの出来る夢も限られる
聴こえてくるのはいつも同じ歌
夢の終わりは目を射すような光のシャワー 真っ白な朝
でも闇はあって
すぐ側にあって形を変える
自分自身の影
何でもすぐ忘れる 思い出せずに笑う
知らない傷が増える 見つけて涙流す
雫がこぼれる音
誰にも聴こえないよ
手にしたばかりなのに 失くすことを怖がる
迷いは日々の中に 隠すことで誤魔化す
誰かが呼んでいるけど
誰も気付いてないよ
さよなら
僕には何もいらない
これからもずっと
どこかに忘れてきた思い出の身代わりを
探し続けよう
目にする何から何まで 変わり続けるものばかりさ
終わることない輪廻の果て 役目を終えた星の海が
流星群の雨になって
夜空を洗い流していった
さよなら
僕には何もいらない
これからもずっと
どこかに忘れてきた思い出の身代わりに
からっぽの手の中に残り続ける熱が
僕だけのもの