09/05/18 22:13:51 p7yiLCmD
「靄越し」
何について悩んでいるのかすらも分からない
胸の奥底には奇妙な靄(謎)がかかる
人と話ている時も
TVを見ている時も
寝ていてる時も
とにかく考え込んでしまう
しかし不思議と嫌な気分ではないく、どことなく浮遊感がある
自分が自分でないような気がする
もう自分自身、何処にいるのかも分からない
むしろ赤の他人では無いだろうか?
この感覚はいつも些細なことから始まり、些細なことで終わる
今回もまた、限りなく終わりに近づいているような気がする
しかし目の前に大きな扉があり、抜け出すことが出来ない
きっと鍵(ヒント)が必要なのだろう
ある日、朝起きて顔を洗っていたら、偶然鍵を見つけた
鍵はみじかな所にある
常に日常生活の中に鍵は存在しているのだが、自分に靄がかかりと見えなくなるのだ
僕は、今朝見つけたばかりの鍵を握りしめ、扉の前に立つ
勢い良く扉に鍵を差し込むが、扉は開かない
どうやら鍵は違うものらしい
本当の鍵は見えるようになるだろうか?
今回は終わりがないような気がする
どうしてだろう?
永遠にこのままでも良いような気がしてきた
何について悩んでいるのかすらも分からない
胸の奥底には奇妙な靄がかかる
人と話している時も………