09/05/18 18:23:01 unBK//gd
>>674
タイトルが見たい。この詩は、タイトルがとても見たい!
とってもよかったです。
それだけ言って私はこの詩は五段階評価しない。
タイトルがないからだ。
>>679
面白い。
バラバラにして各パーツを見ると面白いものは何もないのに、
それらが組み上がるさまが重層的な表現を生み出している。
656とは正反対に「いつか! きっと!」に種のあるパワーを感じる。
それはたぶん作者の実感が比較的客観的にそこまでに描かれているからだろう。
「宗教」の次に「会社」を出して来るところにはニヤリとした。偶然なのかもしれないけど。
残念なのは読者に要らぬ混乱を与える構成。
「平坦な人生も悪くない」と始めるておいて
「なんだよ結局お前も平坦じゃない人生を送りたいんじゃねーか」と言われてしまう作りになってはいないか。
オレにはこのままの「もがき加減」がよかったけど、
もっと語句を統一するなりわかりやすくする配慮は必要かと思う。C!
>>688
砂の上をチャリじゃ走れねーだろ!
ってツッコミ入れかけたら早々にやめやがって呆れていたら
どういうセンスなのか壷を作りはじめてびっくりしていたら
よくわからん成り行きでめちゃくちゃにした上「土に関係がある」と
なんだかミステリアスなことを告白されてその後すぐにそれも無しにされてしまって
何も産まないひとりごとを聞かされたかと思ったら
最後に気の長い某他人の生き様を見せつけられて爆笑した。ありがとう。
掲示板のジョーク書き込みとしては面白かった。
詩としてはべつに暗誦してまで楽しみたくはないけど。D++!
720:名前はいらない
09/05/18 18:44:56 Z7bySOqb
初めて創りました。よろしくお願いします
仮タイトル『出口』
作:g.e
何について悩んでいるのかすらも分からない
胸の奥底には奇妙な靄がかかる
しかし不思議といやな気分ではないく、むしろ浮遊感がある
後、少しで底にある何かから開放されそうだ
抜け出すための鍵は意外な所に出見つかる
常に日常生活の中に扉と鍵は存在していた
今、全ての謎から開放される
しかし、また新たな靄が生まれる
何について悩んでいるのかすらも分からない………
721:名前はいらない
09/05/18 18:49:35 Z7bySOqb
>>720
抜け出すための鍵は意外な所に出見つかる
↓
抜け出すための鍵は意外な所で見つかる
ミスりましたm(_ _)m
722:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/18 18:58:15 VWEOoP+f
>>720
あなたが、何かか、何でもない物に付いてか、悩んでいる、ということは分かりました。(私は、おそらく自分にまつわる
事なんだろうな、くらいの推測はします)。そしてこの詩に固有の、浮遊感、そこをもっと細かく描写して、どんな気分なのか、
底にある何かは何か、といったことをもっと表現することで、あなた固有の詩という物が生まれるのだ、と思います。
扉や鍵については、具体的に言及しないと、あってもなくても変わらない、といったことになってしまいます。私も
半年ほど前に初めて詩を作りました。みんなに嫌と言うほどたたかれました。D-
723:ロエン君
09/05/18 19:24:08 2pdkVXc0
『輪廻』
弟が青春を目の前にして散った
母の悲しみは計りしれない
長い年月が悲しみを溶かしてくれるけど
心の隅にはやはり弟のことが忘れられない
でいる。いや、忘れたくない。
私は結婚し、子供を産めるようになった
母に、元気な男の子を見せてあげたい
もう一度、青春を・・・。
という、かすかな希望を胸に。
子供を産みつづけた。
女の子が3人になりました。
ごめんねお母さん、男の子の顔は見せて
あげられないかもしれないけど
男勝りの元気な女の子が3人もいます。
私は幸せの尻尾をつかんだ気持ちです。
降り止まない雨が母の心を穿っているのでしょうか?
それは、私にもわかりません。
だって、自分が腹を痛めて生んだ子を
失うだなんて、考えたくもないから。
今が幸せならそれでいい。
それでいい。
724:ロエン君
09/05/18 19:40:51 2pdkVXc0
未評価
>>694
>>697 >>704 >>705 >>706
>>712 >>713 >>714 >>715
725:名前はいらない
09/05/18 20:31:05 Z7bySOqb
>>722
勉強になりますm(_ _)m
今この詩を再構築しているので、完成したらまたよろしくお願いします
726:ロエン君
09/05/18 21:02:12 2pdkVXc0
>>697
ハナミズキの2番の歌詞みたいな詩ですね。
心象風景の描写も美しく描かれていると思います。
彼が用意した銀色の船は時さえも自由に渡る
ことができたのでしょうか、川を渡れば
帰りたかった、都会生活の頃に自分をいざなって
くれたという風に、読ませていただきました
解釈に誤りがあれば指摘してください。
評価B
727:ロエン君
09/05/18 21:12:31 2pdkVXc0
>>704
>訳もなく切なくなるよ
>会ったこともない人に会おうとして
寂しさを表現しているのですね。
あなたの今おかれている状況が孤独に苦しんで
いるというのが読み取れます。
>何のために生きているんだろう
>訳もなく泣きたくなるんだ
お若いのでしょうか、それともルーチンワークの
サラリーマンの方なのでしょうか、それとも
ご老人なのでしょうか、この3者のいずれに該当
しても、上記のような、生きる意味を問い掛けず
にいられなくなることがありますよね。
人間ですから、おそらく、あなたは人に感謝されたり
ありがたがられるといったような人との
つながりが希薄なのだろうというのが読み取れます。
ボランティア活動でもなさると、いいのではないでしょうか
>見つからなくて
>僕らは宇宙を彷徨った
答えを見つけられなくて、夜空を眺めては
遠い宇宙にまで思いを馳せ、宇宙の神秘に答え
を求めたのですね。
でも、あなたのもとめているものの答えは
あなたのすぐそばにいくらでもころがって
いたりするものですよ。
しばらくあっていない祖父母に会いに行ったり
お墓を掃除しにいってみてはいかがですか?
728:さみだれ ◆n.DUTbwJIc
09/05/18 21:13:21 TaEBAfib
評価ありがとうございます。
ライラとは受胎の天使のことです。このタイトルにすると死んだ私が彼(又は彼女)のもとに帰るというようなものになります。
本当はタイトルをつけるのに躊躇いました。
この詩にはいろんな解釈が浮かび上がるからです。
ロエン君の評価もそのひとつだと私は思います。
それでは失礼します
729:ロエン君
09/05/18 21:16:22 2pdkVXc0
>>704
評価C
730:ロエン君
09/05/18 21:24:12 2pdkVXc0
>>705
>あの頃のような虹をと
>待つ
>亡命者となりました
派遣切にあったのでしょうか?
無職人=亡命者という比喩でしょうか
>空
>いつまでも青く
>揺らめきながら
>雨降らし
>それは詩と
>似ていたの
見上げた空の景色がいつか読んだ詩の
ようだったのですね。
>虹
>探す
>亡命者
いつかの詩のような空を見て
空から少し元気をわけて
もらったのでしょうか
就職活動を再開したのですね。
と解釈させていただきました。
評価C
731:ロエン君
09/05/18 21:35:40 2pdkVXc0
>>706
「ある日の欲情」
>うちわを片手に
>汗ばむ肌
>黒髪がふわふわ浮かぶ
>きみは目を細めながら
>虫取りアミをもった
>子供たちがはしゃいでいるのを
>みていた
夏の日の景色の中に
愛する女性の姿を見ていたのですね。
>風鈴の音とセミの鳴き声が
>沈黙をすりぬける
>黙々とぼくは
>ハワイアン・ブルー味の
>かき氷を食べて
>きみの薄紅色のほっぺを
>みてた
二人には会話もなくセミの声と風鈴の音だけが
耳に入っていたのですね。
その沈黙の中、愛する女性にひそかに欲情して
いたのでしょうか
>赤色の液体が
>一気に循環する音が
>聞こえる
自己の欲情を表現したのでしょうね。
>スプーンをにぎり
>そこに映った
>ぐにゃりと曲がっている
>自分の顔をにらみつける
スプーンと自分の性器をかけてみたのでしょうか
自分の顔をにらみつけている
彼女を思い出し自慰行為にふける自分に対する
嫌悪を表現したのでしょうか。
深読みしすぎて勝手にシモネタに走ってたら
ごめんなさい。
>こっちを振り向いて
>笑った
自分が欲情しているのに気づいてか気づかずか
その女性は笑って許してくれているのが
救いですね。その女性のやさしさが伝わってきます。
評価C
732:ロエン君
09/05/18 21:41:44 2pdkVXc0
未評価
>>724
>>712 >>713 >>714 >>715
>>723
733:ロエン君
09/05/18 22:08:56 2pdkVXc0
>>712
草履型
の一行におもわず笑いました。
楽しい詩ですね。
子供の絵本とかにぴったりな詩ですね。
雑草さんの今夜のご飯はきっとコロッケ
だったんですね。
評価C
734:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/18 22:12:50 VWEOoP+f
>>733
評価ありがとう。コロッケは好きなんです。もう一個とおおおー。
735:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/18 22:13:31 VWEOoP+f
アンセム・オブ・コロッケ
コロッケは何も言わない
紙を敷いた皿の上に山となっているだけだ
コロッケは何も言わない
私を食べよとも、私はおいしいよとも
湯気を出しているのに触ったとき、その熱き身体に私は驚く
コロッケの腹の中は白い
いいやつだ
そんなことを考えてる私は涙が出るほど嫌なやつだ
コロッケは何も言わないが
私だけの愛をそっとささやく
いただきます
736:g.e
09/05/18 22:13:51 p7yiLCmD
「靄越し」
何について悩んでいるのかすらも分からない
胸の奥底には奇妙な靄(謎)がかかる
人と話ている時も
TVを見ている時も
寝ていてる時も
とにかく考え込んでしまう
しかし不思議と嫌な気分ではないく、どことなく浮遊感がある
自分が自分でないような気がする
もう自分自身、何処にいるのかも分からない
むしろ赤の他人では無いだろうか?
この感覚はいつも些細なことから始まり、些細なことで終わる
今回もまた、限りなく終わりに近づいているような気がする
しかし目の前に大きな扉があり、抜け出すことが出来ない
きっと鍵(ヒント)が必要なのだろう
ある日、朝起きて顔を洗っていたら、偶然鍵を見つけた
鍵はみじかな所にある
常に日常生活の中に鍵は存在しているのだが、自分に靄がかかりと見えなくなるのだ
僕は、今朝見つけたばかりの鍵を握りしめ、扉の前に立つ
勢い良く扉に鍵を差し込むが、扉は開かない
どうやら鍵は違うものらしい
本当の鍵は見えるようになるだろうか?
今回は終わりがないような気がする
どうしてだろう?
永遠にこのままでも良いような気がしてきた
何について悩んでいるのかすらも分からない
胸の奥底には奇妙な靄がかかる
人と話している時も………
737:ロエン君
09/05/18 22:13:59 2pdkVXc0
>>713
ミスチルの未来みたいな詩ですね。
サビ部分の自分がAメロ部分の自分を向かえに
行くみたいな展開がそっくりだと思いました。
彼に例えられた、とらえようのない自分が
等身大の自分と重なって退屈な次の日の朝が
はじまるのを嘆いているサラリーマンの
姿が私の目には映りました。
評価C+
738:ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k
09/05/18 22:19:18 unBK//gd
>>712
なんだこりゃ!
シュールで面白いのギリギリ手前って感じ。
シュールなようでいてひとつひとつの表現が常識的すぎていて白ける。
「ほくほく あつあつ」「闇の中に輝く」「光の化身である」等。
「草履型」とか身も蓋も無いし。
後半は状態の説明しかしていないし。
ただそれらがコロッケにかかっているのが普通ではないんだけど、
こういうのはコロッケをことばの力で異様な物体に変化させられる匠の技
もしくは常識をふっ飛ばすほどの天性のセンスがないと、ちょっと。
まずは林檎をお前なりに描写するところからやれ!D!
>>713
架空(だよな?)の「彼」を理想として、
それと自分とを比較して歎く試み。
きれいにまとまっていて読みやすく、好感は非常にもてる。
相反する属性のものを同居させて安易なイメージを拒否する技巧も効いている。
「あぁ、夜が通り過ぎていく」という感情は平凡。
それだけに多くの読者の共感は得られるだろうが、個人的には退屈。
そこらの表現がストレートすぎて結局よくある立体感や質感に乏しい詩にとどまっているからだ。
歌詞だとしてももうちょっと感じさせてBABY!C!
739:ロエン君
09/05/18 22:19:31 2pdkVXc0
未評価
>>732
>>714 >>715
>>723 >>735 >>736
740:ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k
09/05/18 22:22:54 unBK//gd
ふぅぅぅ…かぶった。
↓これでもくらえ!
741:ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k
09/05/18 22:23:56 unBK//gd
「菌だろ」
みんなさぁ
おパンツ履かせてハミケツさせたいだとか
抱き枕にしてあっちこっちに穴を刺し開けてあげたいだとか
後ろから前から液と液をとにかく混ぜあわせてみたいだとか
色々妄想してるみたいだけどドキンちゃんてアレ、菌だろ
しかもビフィズス菌とか乳酸菌とかそんな身体に優しそうなもんでもないよな
どう見たってあのオレンジ色は変敗してるよ
もう一日置いといたら魔界の生物とか湧き出しそうだよ
目の色だって異常だろ
綺麗すぎる色は自然界では大概毒物だって決まってんだよ
それ知ってて犯したいと思ってるんなら
それわかってて混じりあいたいって本気で望んでんなら
やらしてやんよホラ
突けよ前から後ろから
液と液を混ぜあわせてやられろよ
偉いだの尊敬するだの思わねーよ
さっさと死ねよ
ドキンよりキモいよお前
うちの前から消えろや
っていうか死ぬ直前に謝れ
世界に謝れ
妄想の世界に生きてゴメンナサイってな
本当の世界を最期に知りましたってな
そして痛がれ
742:ロエン君
09/05/18 22:30:24 2pdkVXc0
>>715
比較的おだやかな初夏の田舎道
の風景から急に別人格に
入れ替わり、別のタイトル宣言
とともに、新しい詩がはじまる
展開はおもしろい。
>ひぃぃぃぃぃぃやぁっほぉぉぉうっっ!!!
っていいながら泥詩人が
俺の町に来たらやだなって思いました。
これは笑える詩に分類していいんですよね。
なんか女性に危害を加えるような設定のキャラ
ってのが気に入りません。
評価D
743:名前はいらない
09/05/18 22:32:02 NenwPTQD
「裏通りのラーメン屋」
でかいナルトがのっている特製ラーメン
裏通りのラーメン屋
特に賑わってる訳でもないけれど
固定客は居る
メニューは少ない味付けは素朴
これが結構イケル
でも友達は馬鹿にする
駅前のレストランのほうが
きれいで、おしゃれで、流行っていて断然いいね
今につぶれるぜ あの店
そんなことあるもんか
客が少なくたって
俺はここがイイここがイイのだ
お前になんか分かるもんか
ある日、突然ラーメン屋が消えた
代わりに出来たのは お姉さんが出てくる大人の店
タナゴはオオヤに勝てないんだって
ほれみろ 友達はいう
うるさい!うるさいよ!
駅前のレストランなんか死んだっていかない
いくもんか
744:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/18 22:33:35 VWEOoP+f
>>736
謎だったんですね。ちょっとSFチックな感じも受けました。鍵を見つけることが、重要なことで、何か変な感じがある、
それが気になって仕方ない、成長ととらえてしまうことも出来ないし、現代的な一般的神経症とも違う気がする。
人生に対する倦怠?かな?それとも、アイデンティティ的なものか?ちょっと分かりません。こうやって、僕は
あなたと謎を共有したつもりです。ただ、自分について何か述べたいときは、何か他の物を描写することで、
無意識の状態が反映されるのです。そう言った、謎の感覚というのが、自分に固有な、表現するときの
核として、つきあっていく物なのでしょう(もちろんそれはあなたの一部分でしかないのですが)。D+
745:名前はいらない
09/05/18 23:28:41 HZYA/Hs5
>>707
>>717
評価ありがとうございました
746:名前はいらない
09/05/18 23:31:50 8T9+EMme
>>719
レスありがとうございます。タイトルは仮題として【=空白】とさせて頂きます。
747:九泊 ◆989TPMAeqo
09/05/18 23:38:11 vIGeaXWa
なんか久しぶりに来てみたらアンダーさんが丸くなっててワロタ
『中学生の頭上で蝉は鳴く』
3Capoはめたようなギターで
軽く歌えないほどの
夏がやってくる
駄菓子屋行くような年じゃない
流れるプールの真ん中で
取り残されてた僕じゃない
ジェットコースターもう乗れる
頭上で鳴くセミも
もう追いかけられない
夏が来る
僕のカルピスは原液の五倍
他のカルピスは原液の十倍
そんな夏はもう来ない
サイダー片手に
チャリンコ飛ばすんだ
行くぜ
綿飴からの脱却
コーヒーチャレンジ
タバコはまだ早い
みんなで囲む
線香花火が落ちるのを
そっと見守る
夏がやって来る
748:名前はいらない
09/05/18 23:38:14 8T9+EMme
>>730
評価ありがとうございます。サークル仲間と夢や現実などを語りあった頃の事でしょうか。夢は現実と釣り合わなく現実の姿を亡命者という言葉にしました。
749:名前はいらない
09/05/18 23:41:50 8T9+EMme
>>719 すみません。
『=謎解き』というタイトルにします。
750:g.e
09/05/18 23:59:27 p7yiLCmD
>>744
評価どうもッスm(_ _)m
この詩はYMOの中期の暗いサウンドをイメージして書いたもので、元々は歌詞を作ろうと思い書いたものなんです
靄(謎)は学生である僕がこのままだらだら生活していたら、つまんない人生で終わってしまうと最近考えていて、その時に生じるモヤモヤ感です
そのモヤモヤを無くすには鍵(ヒント)探すしかない。つまり自分のやりたいこと(夢)を見つけろってこと
けど、なかなか見つからず堂々巡りって言う自虐です………
あと一か所、誤字があったので訂正
常に日常生活の中に鍵は存在しているのだが、自分に靄がかかりと見えなくなるのだ
↓
常に日常生活の中に鍵は存在しているのだが、自分に靄がかると見えなくなるのだ
751:新人ナイフ ◆XBzaII/xfg
09/05/19 00:06:04 6Ui66CvM
>>710 ありがとうございました。評価乙です。
「無傷」
何回寝て起きても壁は灰色のままだけど。
つらいときはレモンの数を数えてるよ。
ときには少女図鑑を穴があくほど見つめたりして
コンビニに行っちゃあこっそりジャムパンに指をつっこんだりしてる。
プラスチックの期待はすかすかのばこばこで。
先生の樹脂製のお面だってひびだらけだし。
記憶はよそよそしい造語で埋め尽くされてゆく。
ぼくは旅する音だ。
どこか遠く知らない国で
生まれたばかりの黒馬が草原を駆けてゆくとき
紫の雷とともに轟く音だ。
752:名前はいらない
09/05/19 00:31:48 L8l8TSvP
「鯱と彼女」
閉じた水槽の中,鯱一匹.
斑が一つ塗りつぶされた.
後ろも前も涙で埋もれて,
誰かの背に触れた,今.
広い海原の底,鯱一匹.
疲れ果てて転げ落ちる.
まるでそれは枯葉の様,
夢幻? 夢現? 今.
真っ白な空の上,鯱一匹.
斑は太陽へ吸い込まれて,
いつかの水槽を思い出す.
大切な何かを, 今.
あの背中はいったい誰?
あなた,いったいだれ?
夢幻と夢現の朝.
鯱一匹 海岸に打ち上げられ
ただ涙を流して笑っていた,今.
閉じた世界は 例えどれ程暗くても
何よりも恋しいと気づいた,今.
あなた,いったいだれ?
あなた,たしかにそこにいた.
753:ヤタロク
09/05/19 00:33:00 KpTRTdSJ
「架空の住人」
霞が幽霊 鉛は幽霊
ベッドの端に住む幽霊
君が言うなら 君は幽霊
窓辺に居座る匂いは幽霊
薄暗いのは青色と藍色に見える
マーブルとは少し違うけど
輪郭が溶けていて でも笑っていて
ふわりとねちゃと 愛してくれる
幽霊は言う 言語を使う
生憎僕にはわからない
手が触れる 冷たくて
殺してみたくなってきた
ああ何故君は死んでしまったんだ
可哀想に可哀想に可哀想に可哀想だ
これだけ謝れば許されるだろ
落ちた足で踏みつけないで
寝ている腹にのしかからないで
耳元で死を囁かないで
わからないから
君が何を言おうとわからない
君が何であろうとわからない
愛しげに光る眼球が憎い
幽霊は幽霊らしく形を嫌えよ
頼むから朝が来たら居なくなれよ
さもないと首を絞めてまた殺してやる
陳腐な体だ
特徴なんてない
ありふれた四肢がありふれて居きる
開いたところで
いつも通りだ
くだらない営みの端っこが此処!
幽霊は詩を歌う 幽霊は居座る
枕元に住む ひとつの幽霊
幽霊は回線を 通過し電波になる
そして詩を書く そして詩を書く
幽霊は幽霊らしく 人は人らしく
無に還るために 詠う 永く
754:名前はいらない
09/05/19 02:01:11 bIqRysY5
「嵐の夜」
右から左へ
左から右へ
上から下へ
下から上へ
逃げられない
この場所で
聞きたくない
肉親の怒鳴りが
隅々に響き
突き刺さる
僕の胸に
気付けば
枕は濡れて
いつまでも
眠れない
これが悪夢と
誓っても
すぐに
目を覚まし
永遠に
眠れない
助けておくれ
ゴーゴーと鳴く
嵐よ
もっともっと
鳴いておくれ
嵐よ
心地よい
子守唄で
僕を包んでおくれ
嵐よ
755:名前はいらない
09/05/19 08:46:12 gJ9IwG+i
酸素だらけの海底
ばつらく足音のひどいエコー
偉大な教え、普通の行方、当たり前の事
頭を抱えながら
まるで錘を付けられた様に沈んでゆく
ここは赤子の居ない安眠室
自分のレントゲンを見つめ続ける
動かないなら
ここは不滅なんだ
ああもうクソ、朝だ
薄ら見える陽の光は随分とおい
起床と睡眠以外に何も
ただ繰り返す
消えてゆく足音の残響
普遍性についてどうか、不変な毎日
ここは大人達の安眠室
隠し続ける未来のレントゲン
動けないから
ここはずっと甘い罠
ああもうクソ、朝だ
転倒するほど無理はしない
転げ落ちてゆくほどの坂もない
やり過ごし方を考えやり過ごす
学び舎の鐘に吐き気催し
ずいぶん汚く悔やみ眠るだけ
ああもうクソ、朝だ
普通に普通の日常の歯車が錆びて
起床と睡眠以外に何も
繰り返した
起床と睡眠以外に何も
756:g.e
09/05/19 13:07:35 ukubj2Rq
二作目の作品です
タイトル『塊』
不意に目が覚める
何時間も寝てたような気もするし、数分しか寝てないような気もする
そしてここは何処なのだろう?
棺桶のようにも思えるし、鉄の揺り籠のようにも思える
周りの人は
本を読んだり
携帯をいじったり
化粧をしたり
している
何故かみんな無気力で、まるで死んでいるようだ
寝る前からだろうか?
起きてからだろうか?
頭の中に雑音が広がっている
この音は何処から発せられるものなのだろう?
上から聴こえてくる気もするし、下から聴こえてくる気もする
雑音の中に男の声が聞こえる
ボソボソと何かを呟いている
どうやら目的地を言っているらしい
しかし周りの人は誰も耳を傾けてはいない
理由はよく分からないが、体が心地よく揺れ眠くなる
目を閉じようとすると、急に扉が開き目が覚める
人が死んだように扉の方へ向かい、ここか降りていく
いや正直なところ、降りて行くのか、乗って来るのか分からない
ただ分かることは、いつか自分も扉の前に立つ日が来ると言うことだけ
これだけは何故か分かる
しかし今はまだ時期ではない
何故かこれだけ分かるのだ
757:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/19 14:14:41 Nc4ozZWg
>>723
ロエン君はこの詩に限らず、身近なことをお経を唱えるかのように発表しているが、確実に技法的にも精神的にも
上達していると思う。『輪廻』何て言う難しいテーマに挑んでいるのが好ましい。そして、内容も確かに人々の考える
輪廻を表しているようではないか。それは、全体で一つの作品として読める、と言う点で、細部のきらめきという点では
あまりないのだが、あまり器用な詩人ばかりでも、技術の鍛錬が出来ている、というだけになってしまう。その器用な
所を磨いてほしいと、ロエン君には期待する。C
>>741
オタクの末期的状態に対して、現実的という観点から批判を行っている。ドキンちゃんというのは、格好の例として
あげただけで、その他のアイドルに対しても同じ事を言っているだろう。僕はオタクではないので、オタクの人から
反論がないと、一方通行の叩きになってしまう。誰かいませんか。C-
>>743
でかいナルトという語句で、ラーメンに対する思い入れと、スペシャルなんだぞ、ということの描写になっていて、
技術的に上手い。人生に、かなり通じているのかそれともいないのかよく分からないけど、好きな物に対する
こだわり、と言う点で、自分を出していて、いいと思った。D+
758:名前はいらない
09/05/19 15:59:01 hFg8GTz3
ロエン君は確かにキモい面が非常に上達している!
もっと邁進してキモさの頂点に立ってくれ!
君しかできないぞ
759:名前はいらない
09/05/19 16:18:50 OsPDORIQ
ぼくはロールパンナちゃんが好きです
760:めいどう ◆plpEJpnx3w
09/05/19 16:28:48 llP1Tadi
でも、メロンパンナちゃんの方がもっと好きです
>>714 D+
導入部の一~三節に開いた言葉を配することで、詩の雰囲気が伝わり、
四~六節の捻った表現が上手く生きていると思います
最終節の運びが、読み手にやや尻切れトンボな印象を与えてしまう点が残念です
>>715 C+
詩に捧げた熱い情熱が伝わる良い詩ですね
最終節に至っても物語は終りを迎えず、まだ継続する
(本文「~走っている!」より)
その継続を、それまでの一人称視点から、やや引いた目線で捉え、表現することによって余韻が上手く表現されていると思います
エクストラメーションマークの多用も、文体にマッチしていて良いですね
>>735 C+
コロッケを擬人化して、対比に私をとる。
読み手に分かりやすい構成で展開されている、良い詩だと思います
コロッケが自らの役割に忠実で、白く(それぞれ本文「何も言わない」「腹の中は白い」より)あるのに対して、私はコロッケの擬人化を試みている。
その人間臭さに~といった運びは、コミカルで、「いただきます」の着地点も合わせて、読み手に満足感を与えるに十分だと思います。
761:名前はいらない
09/05/19 16:40:35 xoZJLRP5
「革命寓話」
革命求めて迷路さ迷う
革命とはさ迷うものでなく
起こすものである
ビックバーンみたいな噺
寓話雑じえながら
伝えては
眠りつく
変わりたい
変われますように
そんな季節果て
ある日
友達 この世から旅立つ
からから風
宇宙まで吹き消えて
意味不明な自己顕れて
戸惑いもせず認めながら
子供の頃は伝わりはしなかった
ノルウェーの森
やたらラジオから流れて
時折
考えながら聴く
小説詠んだことなく
映画化されるそう
友達亡くなった主人公
失った
亡くした気持ち
革命はまだ起きて無く
この空間は
森へさ迷った
途中見つけたの
評価は求めてなくて
ここなら
あの人詠んでるかもしれないと想ったから
森の樹を倒せばいいの?
森を抜ければいいの?
旧き善きものは護りながら革命
聴かせてよ
春風みたいでも
762:めいどう ◆plpEJpnx3w
09/05/19 16:43:23 llP1Tadi
>>747 C
夏の雰囲気と、夏に象徴される青春の雰囲気を
一人称を用いながらも、情景描写に徹して表現した良い詩ですね
子供を脱却したと思っても、まだ子供だった
そんな誰にでもある共感を、自然な言い回しで、読み手に味あわせている点には感服です
些細な指摘になりますが、一節の「3Capoをはめたようなギター」の「ような」がやや気になりました
763:743
09/05/19 16:44:44 g8qHkI9U
>>757 拙作の評価に骨を折っていただきまして、ありがとうございました。
全くだめだったようで無念です。精進いたします。
764:名前はいらない
09/05/19 17:08:13 J8tb3n/b
「溶けぬ氷」
どす黒い氷のかべ
目の当たりにした光景に立ちすくむ私
氷の向こうを知ろうとすると
何故かとても息苦しくなった
薄暗いこの地で
甘い砂の粒を探すのは飽きた
「いなくなった仲間たちは、どうやら氷の向こうで、いい暮らしをしてるらしい」
何かに喰われ失われてゆく地上を
背にして私は立ちすくむ
氷の向こうはまだ無いと知り
何かに喰われる私は己を見つめる
氷の向こうはもう無い
765:名前はいらない
09/05/19 17:32:02 FtRYYhSs
>>760
エクストラメーションマークてなですか?
766:名前はいらない
09/05/19 17:34:13 U3JCjwaR
『御幸ヶ浜』
誰も泳げやしないようなぎざぎざの海岸線に
打ち捨てられた醤油の瓶が転がっている
思い出すのは
いつも青ざめた海原ばかり
水平線の向こうに
後悔の夕日が沈んでゆきます
冷たい渦に溶けてゆく
揺れる光の道筋を
小舟で辿る少女の絵を
幼い時分に描いた女は
ひっそりと唇を噛み締めている
私に
逞しいヒレがあれば
海の水も呑まずに済んだのに
貴方に
私と同じものが見えたら
再び沖へ向かわなくて良かった
いっそ泳いでゆきませんか
毎年ひとりかふたりは消えてゆくのだという
この御幸ヶ浜で
767:めいどう ◆plpEJpnx3w
09/05/19 17:39:10 llP1Tadi
>>765
googleがエクスクラメーション・マークだと教えてくました
768:さみだれ ◆n.DUTbwJIc
09/05/19 19:29:15 mzjEDOAQ
「春宵」
灯はない
色はすべて輝きを失った
灰色と青白い景色がその部屋を変えてしまった
ノックはない
訪問者の誰ひとりいない室内にただ
ただ私だけがある
タナトスの呼び声に
震える私を抱きつつむ毛布
今はもう朝が来るという期待など持ってはいない
この空気は私だ
新鮮さを欠いた私自身なのだ
窓は施錠されたまま
二度とは開かないだろう
769:名前はいらない
09/05/19 19:31:47 s1plhxt/
未評価
>>739
>>751 >>752 >>753 >>754 >>755
>>756 >>761 >>764 >>766
770:名前はいらない
09/05/19 19:57:48 s1plhxt/
>>751 食欲、性欲などに迷い、生きる途に迷う若者の姿があります。
悩みを乗り越えんが為の偽りの自分、偽りの言葉を拒絶して、
純粋なままの自分でありたいと思う若者の姿があります。
純粋なままで、欲望に向かい合い、未来へ歩き出す事は困難ではありますが、
この詩は意思表明であると感じました。 C-
771:名前はいらない
09/05/19 20:02:37 w7hx88i5
セピア色の
写真のなかの愛しいあなた
笑顔の貴方の明るい声は
巻貝から聞こえる海の音のように
花びらが落ちる音のように
きこえそうで きこえない
___
ちょっと短いけれど、色々思いをつめてみました。
772:名前はいらない
09/05/19 20:11:31 9nmVHP5L
「でかい陰謀」
メキシコから発生した新型インフルエンザ
メキシコといえばUFOが多く出ることで有名だ
まさか宇宙人がへっくしゅん
773:名前はいらない
09/05/19 20:12:53 9nmVHP5L
見なかったことに
774:名前はいらない
09/05/19 20:42:45 OsPDORIQ
次の患者さん
775:名前はいらない
09/05/19 21:01:58 9nmVHP5L
「恋文を書いたんだよ躁鬱病の僕が」
僕はやめない!
君に好かれるまで僕は君に好かれる努力を止めない!
たとえ君に気持ち悪がられようとも
たとえ警察に通報されようとも
たとえ撮られて学校裏サイト掲示板に晒されても
君に好かれるまで僕は君に好かれる努力を止めない
776:名前はいらない
09/05/19 21:09:28 9nmVHP5L
タイトル間違えた 「恋文を書いたんだよ躁鬱病で漫画オタクの僕が」
777:1/3
09/05/19 21:22:02 PxJoypk1
「電車をヒッチハイクする」
ゆえあって旅立つ事にした
腹立つくらい車が通らないので
電車をヒッチハイクする事にした
なんて下らない詩を考えて
自分のセンスのなさに愕然とした
駅で拾った最初の一本
冷房はガンガン効いてて
真っ昼間の客はちらほら
進行方向に幼児、その後方に老人
さながらタイムマシン
自分の意思ではなく義務的に
窓際に座らされる
カカシみたいにぼんやりと
窓辺にもたれかかって
寂しい田園風景が未来へ飛んでゆく
ボロボロ破片を落としながらここまで歩いてきた
心はどこかに置き忘れてきた
会社か、実家か、それともさっきの駅か
たぶん一カ所じゃあきかない
群れ交うツバメはどこから来たの?
この風景はいつまで続くの?
夏のガラス窓は人のため息を軽く無視する
うざったそうに消えていく曇りの欠片の向こう
誰かの面影が私の後を追いかけてきた
あれは誰?
真っ黒な人影は
電車と併走するように景色の中に立っている
車体から水田に反射する光のように
どこまでも、どこまでも
私を追いかけてくる人影は
飛ぶように電車と併走するその影は
そう、あれはまるで―
泥 詩 人!
ひぃぃぃぃぃぃやぁぁぁっほぉぉぉうっっ!!!
778:2/3
09/05/19 21:27:23 PxJoypk1
速い、速すぎる
いまだかつて認知したことのない速さ
木々をかきわけ、山の斜面も飛びこえて
恐ろしい速さで電車と併走している
汚れた両足は当然あるべき回転運動を放棄しており
くんずほぐれつ、坂道を転がる無数の蛇のようにのたうっていた
まるで地面から僅かに浮いて見える
まるで重力をものともせずにすいすいと
障害物を光速に近い速度で回避し続けている
世界と泥詩人の接点など、ほとんど概念に等しい
ああ、これが、詩の速さ!
電車に対して横向きに走りながら
実験室に長年蓄積して半分石油化したカエルどもの怨霊を思わせる醜い容貌に
サーモン・ピンクの口がにかっと開いてあわや新鮮な切開面になりそうなところを薄い目が救ったエグいスマイル
老若男女を問わず、数多の悲鳴が入り乱れる車内
私は泥詩人が何を言おうとしているのか
懸命に耳を傾けた
真っ白いスケッチブックを頭上に掲げて詩人は叫ぶ
「TO ANYWHERE!」
意外と貧相な胸板を精一杯張ってみせ
そこには、泥がこそぎ落とされ
描かれた曲線が見える
病弱な白い肌が浮かんでこう歌っている
「Love
ヲ
ツレテケ」
ああ、彼は
電車にいる人たちに向かって
精一杯の笑顔で!
車内の悲鳴は止まらない
何故だろう
生命力に溢れた詩を読んで
私はなぜだか涙が止まらなかった
そんな筈はないのに
これは私に対するメッセージだと
心の中で受け取った
泥詩人は、最初の一行にちょっぴり線を書き加え
幸せそうな顔文字にしてみせた
「L(ove)」
779:3/3
09/05/19 21:28:34 PxJoypk1
電車に向かって親指をグッと突き立てて
目に異物が入ったようにしか見えないぎこちないウィンクで
同じポーズを取る泥詩人
私は彼の詩をもう一度、上から下まで目でなぞる
「TO ANYWHERE!(どこへでも)
L(ove)(←オレ)
ヲ
ツレテケ!」
なにこのデジャヴ!
リアルで電車をヒッチハイクしていた!
ああ、そんな筈はないのに
これは私に対するメッセージだと
心の中で受け取ったもうとにかくそういう確信に至った!
ただひとり阿鼻叫喚の車内の窓際で
私も涙の止まらない目でウィンクして
グッと親指を突き立ててやった
勇気をありがとう、泥詩人!
ちょっとブルーになっていただけ
どこまで行けるか分からないけど
私、頑張ってみるね!
泥詩人は、けれどもそのまま加速して
水田から巨大な白鳥の翼のような水しぶきをあげて
やがて電車の速度をも超えて彼方へと行ってしまったのだった
猛スピードで彼を追跡する二台のパトカーを引き連れて
全裸に泥のみを纏い
さらに東へと走り出したのだ!
780:名前はいらない
09/05/19 21:34:08 PxJoypk1
女性に優しくしてみた
781:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/20 00:11:50 U0CDcQPD
>>752
鯱に自分をなぞらえて、夢幻、夢現、という語句を入れることで、比喩であることを、現実と夢の境の世界であることを
表現しているのが、この詩に説得力を増し、世界を作り上げるのに有効であると思います。現実離れしている
様でいて、各連で言いたいことがしっかりあふれているので、詩として効果的な独特の世界を作り上げていると
思います。これは、センスのなせる技だと思います。そして、あなたと鯱の自分とのふれあうことは出来なくても
あこがれなのか、気になるのか、自分にない物を感じたのか、とにかくあなたのことに触れることで、とても
ロマンチックな詩になっていると思いました。全体的な硬派な印象と相まって独特です。私にはこういう詩は
かけません。C+
782:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/20 01:04:26 U0CDcQPD
>>754
かなり端正な書き方の詩で、それが悲惨な状況と気持ちを伝えるのに、成功している要因だと思う。
めちゃくちゃな文体では混乱を呼ぶだけだ。整理されたメッセージだけに、真実みを感じる。嵐というのが、
比喩でもあり、手法でもあり、上手いと思う。C
783:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/20 01:33:27 U0CDcQPD
>>760
もうコロッケについて言いたいことは言ってしまいました。皆さんも挑戦されては?
評価どうもありがとうございました。
>>738
ちょっと雑でしたね。リンゴよりはコロッケの方がいいんですが……。
784:名前はいらない
09/05/20 01:41:09 4ngjg6Y0
君のセンス5段階+αで評価するよ{vo.82}
スレリンク(poem板)
こんなスレで偉そうに評価してる奴ってどんな奴だよ
詩を詠む奴より痛いじゃん
785:雑草 ◆je5cNlouiI
09/05/20 01:46:03 U0CDcQPD
リンゴ
リンゴは輪郭がはっきりしていて、重量感もある
なかなかの存在感の果物だ
それだけに食べるのにも時間がかかるが
食いでがあるということである
赤いリンゴが尻出して~青いキュウリを誘ってる~
なんていっても、リンゴなら怒らない
慈愛に満ちたお母さんのようなリンゴ
腐らせたくはないと思う
786:Y.TAKEO
09/05/20 01:52:50 6Xfone9D
>>784
えーわたくし
通りすがりの者ですが
たぶん、スルーされるだろうから
ここで話せば?
URLリンク(c.2ch.net)
787:名前はいらない
09/05/20 02:41:28 +G1BC5hR
台所で葱を刻みながら、湯を沸かせている鍋を気にかける
そのうち昨日の残り物を思い出し、うんざりしながら電子レンジにほうり込む
ダイヤル式の旧い型だから回し合わせたメモリはその時刻を遥かに過ぎても止まらない
うっかりチンッと鳴ならしたそれは熱すぎて到底素手では掴めない
渇ききった肉じゃがのラップを外し何事も無かった様に食卓へ
「どうせ自分の腹に収まるのだから
私以外見向きもしないのだから」
そうこうしている内に鍋は吹きこぼれ
慌てた手が目測を誤って葱を散らす
もうそれ以上動く気にもなれなくて深く鼻から息を吐く
背越しに風呂上がりのあいつが
「冷たいお茶をくれ~」
テレビにニタつき間抜けた声を行く先も朧げに発する
「何が食べたい?」
「何でもいいよ」
「今日海老は喰う気にならないな」
「美味しい?」
「ああ…」
「温め直した食事は味気無い」
「アタタメナオシタショクジハアジケナイ?」
明日家を出よう
冷めた鍋を食卓へ残し
ダサいエプロン脱ぎすてて
そして先ず淡い春色のブラウスと踵の高い靴を買うのだ
ほらっ何処までも振り返らない靴音
美しいリズムにうっとりするね
「お茶まだぁ~」
788:名前はいらない
09/05/20 02:53:10 +G1BC5hR
書き忘れ
タイトル「誰が為に鐘(チンッ)は鳴る」
789:円星 ◆NzRitgToB2
09/05/20 06:30:01 Xezkp/X2
ちょっと書きたいのです。
桜の枝を真剣に見つめる人は、詩人だと思います。
自然の中にある誰も気づかないような、ささいな変化を見逃さずに、つつましく描写できれば、それこそ真の詩人だと思いますよ。
僕は>>225の詩、好きですよ。
逆に>>219の詩は嫌だな、と思いました。
かなしいね、って、誰かに語りかけてるようで、嫌に感じました。
その人の人生を悲しいものだって、なんであんたが決め付けるんだよ、って思いました。
書き直されたみたいなので、ほっ、としました。
>>640やっぱり詩人たるものこうあるべきだと思います。やっぱり詩は、自分のことを書くべきだと思います。
他人の人生を第三者が悲しいものであるなんて、決め付けることは、できないんですよ。
やっぱり詩人は自分のことを書いてこそ、ことばが生きると思います。
790:熱量零
09/05/20 07:59:47 +G1BC5hR
>>640
E
変な一連入れちまって台なしだわ
わたくしは~わたくしの~ってなんだ?
迎合すんな
前の方が良かったよ
人生においての悲哀の本質に迫っていた
子供じみた浅い詩になっちまったな
あんな事は詩では「言わずともなが」つまり、行間に入れるもんだよ
十分入ってたじゃねーか
あんたが直さなければならないのは
夢掴み働いて~
つーチープな表現を同じ意味合いでいて、も少し気の利いた言葉にする
そこだろ
俺的にはやり直し又は元へ戻せ
791:はや
09/05/20 11:42:20 rG5c3Lgi
宣伝失礼します
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆ URLリンク(beatriceuplift.blog122.fc2.com) ◆◆
詩・小説・論説文・エッセイ・絵・音 / 芸術・哲学・宗教・神秘主義
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ゲーテ・ニーチェ・ユング・ショーペンハウアー・ベルククソン
尾崎豊・ジョンレノン・NIRVANA / KORN・L'Arc~en~ciel・Mr.children
バリオス=マンゴレ・モーツァルト・ショパン・ラフマニノフ・ヴィラ=ロボス
ゴッホ・レンブラント・ダリ・クリムト・ルーベンス・東山魁夷・高島野十郎
ランボー・ボードレール・ポー・ドストエフスキー・太宰治・小林秀雄・宮沢賢治
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『猫のドロシー』 長編小説です。執筆中連載中。
URLリンク(beatriceuplift.blog122.fc2.com)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
スカイプ haya629980 誰でも何時でもチャットしよう。通話もしよう。
792:はや
09/05/20 11:43:23 rG5c3Lgi
よろしければ評価お願いいます♪
爪と幻想
罪色のあなたの爪が
宙を引っ掻きまわしたから
あぁ私は悲しいです
ほら何もかもがはがれていく
あなたのその美しい爪が
私の心の闇を暴いて
全て裸にされました
あなたの爪が創る幻想に
私の心は沈んでいくから
気が狂ってしまいます
あなたの長い10本の爪に
私の心は掴まれます
きっと心は切り裂かれ
風穴だらけになるでしょう
刃物に手を当てるときのような
緊張感に包まれながら
風がたくさん入ってくるような
病的な涼しさに浸りながら
私はあなたの爪を見ています
793:モイ
09/05/20 12:46:43 A61DabgI
最近は話し声とか歩く音とか家でもよく聞こえるんだよ
壁一枚さえない許されないからね
密室なんて不安になるだけだからさ
近所の人も勤務先の人もあまりに近いんだよ
大きな家に押し込められている気もしてくるね
人として繋がっている家族なのさ
世間ってのが狭いのは聞いたことがあるよ
少し窮屈すぎやしないかね?
独りの淋しさを紛らわせるには丁度いいのさ
でも狭いままじゃ世間の人だけになってしまうよ
794:名前はいらない
09/05/20 13:22:28 /XA6KG2n
>>792
中二病なら早めに治すことをすすめる
795:名前はいらない
09/05/20 13:49:48 iFN7wTgm
>>792 S
796:名前はいらない
09/05/20 13:54:45 mEafrnZl
じゃあ俺はU
797:名前はいらない
09/05/20 14:10:10 mwLhB37J
宣伝目的のカスを構うなよ…
798:名前はいらない
09/05/20 15:34:32 YdCZrE+Y
>>789
オレは>>219のほうが>>640よりいいと思うんだがなー。
最後の連を替えただけだけど、640は若干散漫だし、219のほうが
字数は少ないが、悲しさが字かにが伝わってくるし、
秀逸だとおもうんだけどなー。
799:名前はいらない
09/05/20 15:35:32 YdCZrE+Y
>字かにが
直に、の間違いね。
800:名前はいらない
09/05/20 21:20:46 Q0EOEt3U
「真昼の幻」
目の前にへばり付く
ヤツは何かに餓えていた
消えた光を探すように
生きる意味を捜すように
目の前をはいずる
コイツは何かを求めている
お前は何だと問うように
死んだ目でコイツを見るように
逃げだして忘れてしまうなら
僕は光を見るだろう
世界が終わるその日まで
能のうと息ができるだろう
消さないでよ
はいずり回るヤツにはならない
だけど 意味ないまま
息をしてたって存在価値は無い
生きたいなら
理由をまず捜して見るんだよ
だけど わかるのはきっと 自分が死ぬ正に1秒前
801:名前はいらない
09/05/20 23:07:51 p9HKG4L+
「ふともも」
見よ!
あれは、ふとももである
暗闇の中で
ときに怪しく発光し
ときに車の光を照り返し
あれは、巨大な二羽の蛍
ヌラヌラと脂ぎって
横断歩道の上空を
交差しながら飛行する
なまめかしい生き物がいる
802:名前はいらない
09/05/20 23:09:10 luGnGxzC
>>800
クソ長い読んでて飽きたE
803:名前はいらない
09/05/20 23:23:57 iFN7wTgm
「なんでもありがとうと言える大人になろう」
笑う門には福来たるなんていうけど
なんでもかんでも笑ってたら馬鹿だ
と決め付けるのはやめておこう
だいたいがことわざって(藁
みたいなノリもやめておこう
達観なんて偉そうだ
勝負なんて嫌いだ
生きるってむづかしい
804:名前はいらない
09/05/20 23:24:59 waRzT8kw
ねえ?
あの人の年下の兄弟は植物人間
息をしている
理由がその当人へ無ければ
存在価値は無いというの?
何か現代の情報の胡散臭まで吸い込んで
奪うつもり?
他の人たちのかけがえ無き関係まで
君の価値観で
他の人たちのかけがえ無き生きる在り方まで
否定してしまうような
いつの時代だって
思想の暴君ネロ将軍は
簡単に出来てしまう
電子レンジみたいに何分もせず
そいつは
人の話しなどまるで聞きはしない
聞いてほしいのは一方的な自分の話しだけ
愛情だって
うんうん
はいはいと
聞いてほしいから
相手が
反論すれば
相手は間違いだらけ
自分は神なんだってさ
電子レンジで数分もせずチンして出来てしまう
暴君ネロ将軍の思想
手前の癖して
805:名前はいらない
09/05/20 23:34:32 pkfvol1y
>>650
私は私の人生を卑屈に考えては、しょうがない、凡人の人生なんてこんなものだろう。
と、心の中で割り切って生きていました。
しかしあなたの詩を読んで私は考えを改めようと思いました。
例えあの中田英寿でも、私の生活を想像することは難しいはず。
私はこんな詩を読ませてくれた>>650に礼を言いたい ありがとう。
806: ◆UnderDv67M
09/05/21 00:03:02 LmROeZlV
>>805
創作家ならばコレを見て詩作の是非でもなんでも考えろよ
礼を言って終着させたがるのは創作の煩悶を避けたいだけであって怠慢と言うのだよ
それに>>650にだって言いたい事はある(アイティアは貴重だから言わない)
このスレは凡夫の目の保養スレなのか!?
センスを評価される気ねーならこのスレから出て行けヘタレ
807:名前はいらない
09/05/21 00:34:03 XqswLHs/
長い文というか物語が出来た、貼ろうか貼らないか悩む。
どうする上戸彩
808:名前はいらない
09/05/21 00:44:25 3zQQ1Wqh
上戸彩だけどいいから貼れって思う
809:名前はいらない
09/05/21 01:10:34 3nSNkYut
「冬から春へ」
憧れた空の向こうには
喜びも悲しみも何も無い
湿った大地が広がっている.
目指した海の向こうには
希望も絶望も何も無い
緩やかなカーブが伸びきっている.
そんな夢を見た寒い日の朝.
冬が過ぎて春が来るとき
また一つ何か落としたよ.
とてもとても大事なもの.
慌てながら右手の指先で
ポケットを探ってみても
穴はどこにも開いていないけど.
この雨もやがてやんで
虹が遠い国と俺をつなぎ
暖かな世界が足音を立てて
もうすぐ胸に飛び込んでくる.
だけど少しも嬉しくないのは
一体どうしてなんだろう.
この雲もやがて消えて
鳥達が歌い,花が色付き,
子供達と親達が笑いあう.
こんなにもすばらしい季節が
何故か時々灰色に見えるのは
一体どうしてなんだろう.
冬が過ぎて春が来るとき
また一つ何か落としたよ.
また一つ何か...
810:19 ◆gwnULb/9mw
09/05/21 01:10:43 +3oH+eI7
>>804
第一連に「あの人の年下の兄弟は植物人間」と
端的に題材が語られているのですが
以下の文中で「植物人間」の「年下の兄弟」に触れられることはなく
語りは漸次飛躍していきます
第四連
>奪うつもり?
>他の人たちのかけがえ無き関係まで
ここで「あの人の年下の兄弟」からの飛躍は言い掛かりの域に突入し
読みながら呆気に取られることになりました
さらによく読むとちょうど俺が>>804の詩を読んで思ったのと
ほとんど同じ感想が心情吐露として叙述されており
計算ならこんな恐ろしい書き手はそうそう居ないなと思ったのですが
一篇の詩作品として、芳しい評価は出来ないです。E