09/04/26 21:28:20 dzFfbAr/
孤独へ
帰りの電車は混んでいて
どこに連れていくのか
長いトンネルの途中
前の人が立った
僕は捻れて席についた
しかし周りに人がいない
トンネルで降りたのだ
どうも僕は寝ていたのか
電車が蛇行していく
どこまでも車両が繋がる先
制服の女の子が見えた
寝ているのか動きはない
僕は席を立ち来た道を戻った
やはり少女は寝ていた
セーラー服に黒の髪を一つに結んでいる
横に座る、電車が蛇行する
その時僕らは恋人になった
とても初々しい恋人になった
少女は恥ずかしいそうだった
僕はそんな彼女が好きだった
直にトンネルが周りを簡単に飲み込んだ
彼女の息遣いが荒くなったそして彼女は僕の耳に静かに囁いた