09/04/30 07:21:11 pOMNn6la
>>140
「花から始まり
芽で終わる」
この発想がどこから来るか考えると、まず、リズムが非常にいいこと。そして、盛りが最初にあって散って始まりの予感を感じさせて終わる、という隠喩で
あるという意味であると考えられること。この二つのハードルを越えたとき、それはまさに詩の王道であるように思えます。そして、そこから残りの連を
発想していったのだと考えられます。そのため、全体の意味の統一性というか、物語的な感じは全く受けない。しかし、リズムが非常にいいことは
同じで、意味は雰囲気を作っている程度と思われる。だから、山になるはずの黒のところも、それほどの感動は受けない。したがって、この詩の良い点は
リズムと上記の2行であり、悪い点は意味のつながりの悪さ、印象に残らないところであると感じた。詩は難しいものだと思った。C