09/02/25 20:29:06 a/u5UoBE
>47 >46さん C+
作者は言葉を選び、言葉に選ばれたように思う。
>まだ僕はそこには入れる勇気がない
>おはよう
>ありがとう
>ごめんねって
>会話をながめる
>おーいでてこいよでてこいよ
>怖じけ虫
>泣き虫
>弱虫
無垢な言葉の連なりに打たれた。
>まぶしい光の中へ
>悔しさの拳を握りしめて
>震えながら歩いていく
>こんなに弱いんです
この辺りにも惹かれた。
しかし、
>額の右の頬にしょっぱい雫を溢しながら
>今助走をつけて走っていくよ
という辺りのナルシシズムが作者の弱みのように思う。
しょっぱくて助走をつけて走ってしまうと、
読者は、やりすぎではないかと気が気ではなくなる。
「ユリイカ」2009年2月号で、伊藤比呂美さんが、「現代詩」ということに触れているが、
「現代詩」というくくりの中には、恐らく、>47 >46さんのような、無防備な言葉は現れえないだろう。
それ故に、この場で出会えたことに感謝したい。