09/03/07 01:13:42 CYdqFQYr
靡く黒髪
青い空を上手に見ることができずに
ただベランダでニルバーナを聞いた
通勤、通学の方々は皆黒い服で
この素晴らしい朝には似合わない顔で
俺はどんな顔だろう
ライターの鏡面に見えたそれは
青白く混沌としていた
今日は美しい日になりそうで
爽やかな朝の風に黒髪が揺れていたよ
カルピスサワー片手に俺は
どこへ行くのだろう
これから何へ続くのだろう
そんな言葉を並べていても
それさえも疑っていたんだ
いつまでも餓鬼のまま
全てが不思議に思える世界は
俺だけを残して地に足をついていた
俺にだけ羽が生えて
飛び行くカラスさえも追い越して
何も無い透明な世界は
どこか死んでいたような
今日の空はきれいだった