09/03/06 05:43:58 X90MUQ5F
「自慰」
小6で僕に自慰を教えてから
あいつはイジめられはじめて
中2の時は別のクラスで
不登校になってから引っ越していった
僕は何事もなく大人になって
生暖かい霧の出る夜に
淡い慕情を仄めかされたり
あの頃とあんまり変わらない
これからもどうにでも忘れていられる
青い夢がどれも同じ価値だったとか
誰の動機も否定できないと達観して
ただし一人でいる時にもう二度と
小汚いペニスに微笑むな豚
隅で囲まれ下着を脱いでた
あいつを無視して半年後
文化祭、クラスで芝居の本番前になってから
僕は心臓が破裂しそうだと誰かに笑った
その誰かも笑っていた
それなりに出来の良い創作劇
皆は人間の役柄を演じた
これからも何度も感傷に耽って
思春期特有をこねくりまわす
そんな風にうまくやりすごし
やがて愛すべき人と語らう夜も
ただこの季節が来たら繰り返せよ
不治の性病掻く手も届かず
糞のうえ転げる僕の自慰