08/12/27 03:18:28 nnPXT9fm
僕は『しろいの』に言った。
どうしようもない哀しみや
愛するものがいないこと
君が羨ましいと言った
愛されてる君が羨ましいと
僕は黒い
まっくろ
疎まれて 泣いても
醜いと言われる
僕は君が羨ましいと言った
まっしろ
君の眼が覚めるような白を見て
暗闇に溶け込む僕の黒を見て
嫉妬して 泣くんだ
気持ちは裏腹に
白を憧れ 黒に依存する
だって 黒は疎まれるけど
黒は醜いけど
居心地がよかった
ひとりに泣いて でも友達を作る気もない
そんな感じ
僕は『しろいの』に言った
君はしあわせ?
いつも微笑んで 鳴いて…
君はしあわせ?
少なくとも僕は 不しあわせだよ
暗い顔して 泣いて…
少なくとも僕は 不しあわせだよ
だんだん泣きたくなって
泣いたら寝てて
起きたら 『しろいの』が僕を抱いて寝てた
『しろいの』が鳴いて
『くろいの』が泣いた
しっぽを絡めて
とってもあったかくて…
そっと
僕のくろい口を
しろい口に重ねた
えっと…
不しあわせって
なんだっけ。