08/12/24 21:09:24 3pdCF+FS
>>637
評価ありがとうございます
昨日のに何か似てる感じですけども↓
「悪魔・モグラ・太陽」
よどんだマナコに透明の髪
ハゲのホームレスかそれ以外の何者か
彼の正体に気付くものは多くはない
彼は悪魔、名前はコウジ
人々が地下通路を急ぐ
革靴の飛まつを
淡々と彼に浴びせていると
どよめきが起こった
お腹が鳴っただけなのか
それとも男が下着を覗かれたのか
目をつぶって、今まさにこの世の
モグラの数を知ろうとしていたコウジ
彼はすべてを知ろうとすることができ
知っていたと思うことができた
目を開けると裸の女が輝きながら立っている
するとコウジはようこそ来たねと言う
女が手を伸ばすとそこには
幼子の、陽に温もった柔らかな髪
天使の輪がクシャクシャにされる
コウジは思う、知っていたよ
自分が自分に犯してきた罪は
悪魔の所業だと