08/12/23 17:41:27 1Qwr7V46
>>621
雰囲気は悪くありません。が、統一性に難ありです。
句読点をつけるならつける、つけないならつけない。推敲していない証拠でしょうか。
どこかで見たような表現が多いですし、ぶった形式も多いのです。
>仄甘く香る夜の中で
なにがほのあまいのでしょう。
夜がほのあまい、というのと、ほのあまい夜、というのは違うでしょう。
>粘つく君への慕情。
この句は好みです。慕情という朧なものより、恋慕もしくは未練など
はっきりと示してあるほうが印象に残るのではないでしょうか。
大して特別性のないシーンを描いたものとしては、頷けるものだと感じました。
ただし間投詞に関しては、決して上手だとは思えませんでした。
C+。
>>620
意図的かはわかりかねますが、「狂騒」に対し「焦燥」から始めるのは悪くないでしょう。
ただしそれだけで、景色を想像するには及びません。
それぞれの句が、補い合っていません。
エロティックならば、抑えるだけ野暮です。D-。
>>622
>赤く染まった空が切なく夜を手招いてる
全体のなかで、擬人であるこの文が背伸びしているように見えました。
冒頭なのですから、作品の色を示すのには大事です。
>明日にはもう、君とはさよなら
>長い隠れんぼが思い出になる頃には
>今の気持ちは消えて、さよならかな?
「さよなら」の形が見えにくいのです。
明日は君とさよならであれば、思い出になる頃にはなにとさよならなのでしょう。
「君」への感情が薄れることを指すのであれば、それは小さすぎるので
感じ取らせる言葉が少ないと思います。
明日別れると知りながら、「おやすみ」で締めくくるのには意味があるのでしょうか。
そこには哀切などがあるように思うのですが。
C-。