08/12/23 10:35:37 VALGojdM
猫の首をギターにみたてて、無造作にかき鳴らしていたら、気持ち良さそうにグリグリいってる、目で、生きなくてもいい?って訊いてる
夢うつつで廊下を這って、途中猫に見つかると、伸びやかな腕でアタシを抱こうとする、僕にはなにもまわってこない、って逆光に逆毛が光ってる
アタシは本当は猫アレルギーで、自虐的な趣味が欲しくて、それはもうとっくに勘付かれていて、気まずくなったのはたぶんその頃からだ
脚の先を舐められて、ひどく見下した気でいると、ふいにアタシを見上げた猫が、いつか誰かがお前を殺すさ、って嫌われて、猫、愛が好きかい
(欲しいものは餌となんだ)
丸い背中に手をつけたら、うざったそうに低く鳴かれて、心臓は何処にある?って厳しいことを叫ぶように咽ぶように
尻尾で誇りを払う不満げな眉、君は思うより奇麗だよ