君のセンス五段階+αで評価するよ[vol.77] at POEM
君のセンス五段階+αで評価するよ[vol.77] - 暇つぶし2ch375:名前はいらない
08/12/10 23:57:10 fJWrJaBK
「シャトル」

教えてくれ
光が弾ける瞬間って奴を
嫌いなものなんてのはどこにでもありすぎて
俺は心の使い方ってやつがわかんなくなっちまったよ

教えてくれ
中身のないシャトルの行き先を
あのまま星空に消えてどうするっていうんだ
大気圏から脱出しても何も見えなくなるだけなのに

軌道にのる雲には人間らしさなんてもんはどこにもなくて
湿っぽい空気は地面にひざまずくしかないんだ
重力に引かれて墜ちてった星屑は
居場所を無くしてうろつくだけ

対岸に浮かぶ船に憧れて
地平線を走る車を捜して
僕は足元の小さなアリを踏み潰した

教えてくれ
光が差し込む場所を
いったい何処を見ればいいんだ



376:名前はいらない
08/12/11 01:07:06 uBjpDSn6
「カレンダーサレンダー」


くりぬかれた25年間のカレンダー
ただ風が吹いて、ゆらゆらしてる

あこがれてた新しい朝は、昨日から傘の下
ひびわれた湯呑に洗われた冷たい指の先で
なぞっていた昨日までのカレンダーは、今日からは空の上
呼び止めた声だけが、ただ見えなくなる

くりぬかれた大切だったカレンダー
ただ風にふれて、ゆらゆらしてる


377:名前はいらない
08/12/11 01:13:23 DOXe0ae9
>>293 後だしジャンケンには勝たねばなりません。
見事、前の作品を進化させています。
間接照明がなんとなく上品でまろやかなように、この詩も
一度子供視点に移してから間接的に大人を描きます。
効果は大人に入り込みすぎず客観的に描けるといったことに
あると思われます。説得力が↑します。 C


378:名前はいらない
08/12/11 01:32:49 w5W/mKN4
いつからこんな
大人になったんだろう

いつからこんな
人間になったんだろう

子供のころに思ってた
こんな大人にはならないぞ

ってこんな大人になっちゃって
しょうがないじゃんて自分を甘やかす

いつからこんな
大人になったんだろう

いつらこんな
人間になったんだろう


これからもそうなのかな
この先も棺おけに入るまで






379:名前はいらない
08/12/11 01:54:47 IWWA6OX5
トントントン

ガッ

トントントン

ドッ

トントントン

グチョ

あーあ、だめだったね
残念だね。

380:雨森 ◆yjVBsR9W2A
08/12/11 05:14:43 vHeepTAf
>>362
人からこうして突っ込み貰うのは良いことだ。
物語が未消化つか
自分の中で納得が行ってなかった事に気づかんかった。
丁寧な評価サンクス。

381:名前はいらない
08/12/11 11:19:03 PIBLn06P
 「かたち」

転んで 回るもの なあんだ
ころび まわる
こんろ ころろと
ころびしあそう
こんのめあます

382:名前はいらない
08/12/11 19:36:33 4CTr2TyO
「だし巻き卵の美味しい朝」

僕にはできることのないこと
春が来るのを止めること
いくら君が拒んだとしても
湧き上がるこの季節は
僕の呼吸だ

君が望んでいること
ただひたすら静かに海に浮かぶこと
僕の動きを制して波を起こさせず
たゆたうこの海原は
二人の壁だ

二人の理想が引き起こすこと
嵐の夜に黙ること
僕が勝手に傷ついて
君が一人で目を塞ぐ
引き裂く夜の幕引きは
君の作る朝食だ

だし巻き卵の美味しい朝だ

383:名前はいらない
08/12/11 19:53:01 Kb/TH10W
>>382 強要されたなら俺が捕まえてやろうか?

384:名前はいらない
08/12/11 21:39:05 4CTr2TyO
>>383
そういう捉え方もあるのか
ロベルト・ベニーニの「人生は、奇跡の詩」を見終わった時のインスピレーションで書いたものだし
まっすぐに捉えてほしいです

385:名前はいらない
08/12/11 22:15:27 PD3gj2EP
「だし巻き卵の美味しい朝」 (>>382

なかなか良い、とぼくは思いました。なにが良いのか、
どのへんが良いのか具体的に指摘できなくて、ごめんさい。
ただ一行目の「僕にはできることのないこと」ってなんか変じゃ
ありませんか。たんに「僕には出来ないこと」ではなくて、
「できること」は「ない」という事柄について、
という意味ですよね。たぶん。そんな風に了解はしたのですが、
「僕にはできることのないこと」という文字列を
音読したときに生じる独特のたどたどしさ、というか
調子の悪さは、うー、イライラするぅぅぅぅ、と思いました。
でも、生理的なイライラ感が詩のつづきを読む原動力にも
なったので、あくまでぼくの場合ですが可笑しなものですね。
あと「だし巻き卵」を作れる彼女って、いいなあ、と思いました。
えーっと。C:光るモノを感じる。
詩のテーマも掴めないバカの戯言ですから、あまり気にしないで、w



386:名前はいらない
08/12/11 22:19:50 4CTr2TyO
>>385
「僕にはできることのないこと」のリズムが自分は好きで使ったんですが、リズムは人それぞれですね
やはりリズムより、伝わることを意識した方が良いのだろうか
どっちにしろ日本語は正しく使いましょう、ですね
評価ありがとうございます

387:元そら
08/12/11 22:24:13 SiuB4SpZ
流れる人の間で 忙しい街の仲で
いつのまにか心だけ 目に見えず荒んでいた
隣を歩く人さえ 気にかけることもなく
今を過ごすことだけを 無意識に続けていた

何を求め歩いてたかな いつのまにか忘れてたんだ

失くしたものに気付かず 道の先で肩を落とす
それでも戻ることなど できず歩いてくだけ

誰かと向き合うことを いつからか避けはじめ
殻の中にこもってた 傷つくことの無いように

何を求め歩いてくのか分からなくていい ドアを開けよう

僕が人であるために 今はどんなに辛くても
すべてを受け入れるんだ 重い足をあげよう

明日の僕を輝かせよう 灰色の街に染まらないように

俯く昨日の僕も いつか振り返ったときに
未来の僕を創った そう言えるように生きよう
明日すべてうまくいく そんなことはないけれど
いつかすべてうまくいく未来を信じて歩く 

388:名前はいらない
08/12/12 00:00:53 62Plyu4s
「秋刀魚」

こちら、
尖っているのでお気をつけください

389:名前はいらない
08/12/12 00:34:46 5u9sthPt
「あの日のドッペルゲンガー」

君が見つめる 私の姿
でも それ 私じゃない
君が呼ぶ 私の名前
ああ それ 私じゃない

それは偽物なんだ
君はそれに 憧れてるけど
お願い 忘れて

君が話す 昔の思い出
もう それ 私じゃない

あの日のドッペルゲンガー
あなたが 本物だったの?
私が 偽物になったの?

それは 本物だった
キラキラした 私だったけど
お願い 聞いて
今も 本物なんだ
輝きを 失くしてしまったけど
お願い 私を見て

写真に写る 昔の私
そう これ 私だった
もう ここに いない
あの日のドッペルゲンガー


390:名前はいらない
08/12/12 02:47:51 4CFyReTj
爆弾魔


君の目に黒い丸がもう一つずつ含有し始めたのは昨日スイカの種を飲み込んでからだ。

だからゴールデンウイークの初日だというのに朝10時から近隣の医者を訪ねた。

「こんな患者は初めてじゃ。
片目をつぶったまま両手の人差し指をつけれるかい?」

そう言われると君はあっさりとつけることができた。


その日の夕食でさくらんぼが出て,デザートとして家族皆それを食してから就寝をした。

翌日の朝,カーテンの隙間から庭の双枝葉類を伝い零れた日差しは目に,君の甲高い叫び声は耳に届いてきた。

急いで駆け付けると,君の瞼にさくらんぼが一つずつ逆さまに埋まっていて,昨日の黒い丸とシンクロしているのを確認できた。
そして,華奢な君が肩を震わせながら怯えている様を見ると,その場で僕は堪らず顔射してしまっていて,排出後の虚無感が波になって脳髄に響いた。

僕は泣き出した君を楽にしてあげたいと台所へと急ぐ。
母は「どうしたの?」と聞いてきたが,構わずその手から包丁を奪い,再び先程の場所へ行った。

まだ精液のついている君の顔を見ると,
「申し訳ない,申し訳ない」と深く頭を下げ,君の頭のてっぺんから刃を入れた。

サクっという音と共に君は二つになり,ボンバーマンになって走り出した。

391:名前はいらない
08/12/12 15:15:40 2ZrP81m3
ホントに久しぶり、に書いてみたんです。リハビリ一投目として、どんなんでしょうか。


「雨」


雨が降っている
雲は灰色 濁り空
アスファルトに雫が踊って
流れ流れて水溜まり

傘を差す僕
傘を差す人々
それは予期された行動で
当たり前の行動で
疑念を挟むスキマさえなく
蝙蝠傘を抱きしめている

水を蹴り
傘を見上げて
僕は液体に挟まれる
同じ場所を目指して歩く
色とりどりの 傘に囲まれ
羽根が軋みを上げている

向かう先に何があるのか
今の僕には 分からない

傘を差すには 遅すぎた
せめて雨よ 止んでくれ

392:名前はいらない
08/12/12 16:03:25 urg6fEHs


「夕暮れの神様」



通り過ぎる いつかの公園

混沌とする街の輪郭 何も変わらぬ喧騒の朝
誰もが無言で 誰もが無力で
無意味の不安へ運ばれてゆく

聞きなれたアナウンス

埼京線の四角い窓から見上げる空は
逃げ出したくなる僕を映した

言い訳を並べるうちに 後悔を繰り返す度に
心はただれて 当たり前の生活に汚れ
叶わない夢だけがどこかに 永遠に 残るんだ

このままぼんやりと待っていれば 命も終わる

流れてゆく景色を置きざりに どこか遠くへ行きたくて
逃げ出したけれど まだ少し怖かった

思い出す いつかの夕暮れ

終わる太陽の裏側に立つ僕ら
何かを見つけようと 赤い遠い空に手を伸ばした

うつむいた人が見たものは 諦めた人が見たものは
きっと誰かの叫び声で
それを押し潰すため一人 ここへ来たよ

チクチクする思い出は 手の中に大切にしまって
愚かな夢は胸の中に
少しだけ輝いて見えた あの日の未来は戻らないけど
今こうして眺める景色には 君が見えるから 笑って

街は無感情のまま
青く黒く空を染める

心を焦がす太陽

それを見つめるあなたの視線


雲の裏側に潜む僕ら





窓に映る空の隙間に神様を見た




393:シュールなる絵画 ◆B8gTyopWTs
08/12/12 21:11:12 kNt239dA

「怠惰」

 池のような桃色の弾力のある果実

 それは夕霧に消え


 果実は腐り 茶色いどぶ沼 胴体を呑み込む

 腐乱臭と脂臭さ 混じる 輪郭をうやむやにする

 骨 溶けた
 
 重低音の呻き声 ずぶずぶ沈む

394:名前はいらない
08/12/13 02:37:47 i2yvTd0h
「雲の根」

雲に根っこはないらしい

誰も見た事がないから
本当の事はわからないけれど

だからふわふわ身勝手に浮かんでいて
それを何度も掴もうとして手を延ばすのかな

樹には根っこが生えている

風が吹いても動かずに
同じ場所で育っている

それは俯いた時に誰でも確かめられる
それに今まで呆れるほど納得させられてきた

僕は雲よりも樹の近くにいるから
樹より雲がぼやけて見える

雲にも根っこがあればいいと思うから
顔を上げて探してみる事にした

雲にピントを合わせれば
雲の根っこも見えそうだ

395:ヤタロク
08/12/13 08:58:25 W2y8kJFO
「オキシゲン」

黄色いクレーン車が過ぎていく
遠い富士山を追いかける
オレンジ色の電車の行方
どこへ どこへ行く 何が何でも

夕焼け空と赤いマフラー
色が重なって目を細めた
茶色を纏った僕からじゃ君は
いつか沈んでしまうものだよ


手を伸ばしたら息を吸おうよ
酸素不足で泣いてしまいそうだ
ああ いつも変わらないものは
忘れられてしまうんだろうな


口にあるけど消えてしまうもの
甘さだけでなく酸っぱいもの
夢が覚めるように冷たくなった
どこへ どこへ行く 何もなくても



行方を無くしてしまった
思い出してしまった 感覚
大好きだったはずなのに
繋いでいたはずの 左手
繋いでいたはずの 右手
片方のマフラー 暖かいけれど



手を伸ばしたら息を吸おうよ
酸素不足で泣いてしまいそうだ
ああ いつも変わらないものは
忘れられてしまうんだろうな

ため息を付いたら空を見上げて
からからに乾いた喉が歌うよ
ああ 僕が欲しがっていた
自由を手にしたというのに




396:名前はいらない
08/12/13 10:20:21 UAmSX7z4
だーけど持続はからっきしーだよ。


毎日10時過ぎの帰宅。いい加減奥さんの負担も気になる今日この頃、私はいつものように真っ先にお風呂に入る。
湯船でわずかながらの気力、、体力を取り戻すべく目を閉じ、お湯のぬくもりを心に送り込む。

ふと、目を開くと目の前に自分の陰毛が一本。私の体から新たなる世界に旅立つ其の”陰毛”

今までは私の体にぶら下がっていればそれだけで良かったのになぜ、”其れ”は旅立ったのだろう?いつまでもぷかぷかと”其れ”は浮いていた。

ふと、浴槽の内壁に張り付く陰毛。お湯の波に助けられてか、少しずつではあるが上へ、上へと上っていく。まるでこの上を越えた先に新世界があるのを知っているかのように。
 
そこへ無常の波。其れはまた其れにとっては大海原。だがしかし”其れ”は壁を上る事を止めない。いつまでも、いつまでも。
助けなんてどこにも無い。運や奇跡なんてものはこの眼前に広がる壁に比べたら微塵も無いことを知っているかのようだ。

そんなに私の体が嫌だったのか?否、”其れ”は自分の旅立つ時期を知らなかったのである。ぶら下がっているだけで幸せだったのである。なのに突然の別れ。もちろん困惑しただろう。あの暗く、少し匂う暖かいあの場所へ帰りたいと思っただろう。

だが”其れ”私の元へ帰ることを拒み、不可能ともいえる壁越えを延々と繰り返すのだ。過去を振り返ることもせずに。

しばらく眺めていると少し疲れているようだ。さっきまで張りのあったちぢれが心なしか少し緩んでいるように見える。

それでも諦めることの無い”其れ”の強い意志に”神”が動く。

神「周りを見てごらん、君は一人ではないよ。」

”其れ”はわずかに動く頭を持ち上げ周りを見渡す。





そこには!何十本もの仲間が壁を登ろうと内壁に張り付いているではないか!まるで地球に落ちる岩を押し戻す男達のように皆が一心不乱に壁を登っているではないか!
そんな大勢の仲間を見て”其れ”は一言

        「あったかい」

神は満足そうに一本残らずたらいに入れて大勢の”其れ”に一言。

        「お逝きなさい」

”其れ”等の旅は始まったばかりだ。

行き先は誰も知らない。

397:おくむら
08/12/13 12:37:14 RrE4QcfP
>>294
印象としては、独り言。
いくつか他人に見せる、表現もみられるけど。。ほとんどは
他人を意識していないんじゃないかな。
あなたがその詩を読み返すとき、
その詩にとってあなたは他人になるという考え方があって
第一の読者であるあなたが、1週間後に感動できるものであればいいですね。
個々の比ゆの出自や意義が読み取れませんでした。D+

>>303
2,3行目にある意味でカタルシスを感じるけど、
詩の作品としてこれは成立するかなぁ。
むしろキャッチコピーに近い気がします。

>>305
技法的には和歌に近いですね。
303と同じ人っぽい。
上でああいってるけど、こうした断片をいくつも集めれば
面白くなるかもしれないです。
今のところは作品の方向性が見えないからなんともいえない。。

>>307
素直で好きですが、まあ、ありきたりな表現であるのも確かです。
そこを一歩踏み込むには、
やはり自分の中で「手をつなぐ」というのはどういうことなのかを
思い出す必要がある気がします。
結局は、いまの状態のままでも、「君」とどの程度までは接触したいんです?
手をつなぐっていうと、相手も握り返す必要があるんだけど、
どういうケースを考えています?
手に触れるってこと?
こうした言葉のニュアンスが実際、
大問題であることを意識して、作り直す必要がある気も。D+

>>308
結局、天使たちとは、何を比ゆしているんだろう?
この比ゆの使い方を整理すればぐっとよくなるんじゃないかなーと思いました。
→1連目の渡り鳥を絡ませないほうが、すっきりすると思うんだけど、どだろ?

あとは、この詩は起承転結であわせた方がいいと思ったからいうんですが、
しっかりそれぞれの部分の接続で、整合性がとれるようにしてはどうでしょう?
少なくとも僕には、うーんと頭をひねるところがありました。

あと3連目は何をいってるのかわからない(笑
人間全体に絡めないで、単純に、自分の明日がよくわからないって不安なんじゃない?
いいたいのは。それでそういう人は他にもいるだろってなら納得できるんだけど。。C

398:おくむら
08/12/13 12:40:44 RrE4QcfP
おひさしぶりです。

僕の言葉遣いでわからないとこがあったら、レスお願いします。
(当事者限定で。。)
発言には責任を持つつもりです。

そのレスが遅くなったらごめんなさい。

399:名前はいらない
08/12/13 12:42:59 LPsysZ/y
あなたの孤独は僕にはわからない

僕の孤独をあなたはわからない

わからないことを幾重にも重ねあってみたところで

僕たちはわずかたりともお互いにわかりあえないだろう


でも


あなたがそこにあること
僕がここにあること


その事実だけは 誰にも否定できない

だから


この永劫の絶望だけは

信じよう


400:名前はいらない
08/12/13 12:48:28 Hd03O0hE
>>393
鬼気迫る描写が印象的でした。

それだけに、
「怠惰」 というタイトルはこの詩にマッチしないんじゃないかと思います。
もう少しリズムも大切に…

ケチをつけるならこれぐらいです。
評価で言うとBとCの間ぐらいかな?簡素ながら味のある作品だと思います。

あいまいでとんちんかんな評価でサーセンw

401:  ◆UnderDv67M
08/12/13 13:44:11 HTL1lqgI
ざっつよー ざっつよー

>>391 どうせなら押韻踏んどこうぜ?

>>400 このスレが始まった時はそんな評価ばっかりだったよw
投稿者には再評価権あるんで気にせずどんどんやってええよ

未評価 (>367)

>310 >312 >325-326 >327 >328
>329 >343 >344 >346 >359

>378 >375 >376 >378 >379
>381 >387 >388 >389 >390

>391 >392 >394 >395 >396
>399

402:名前はいらない
08/12/13 15:41:16 AspTBM5h
「鉄の町」

薄い白磁の陽がぼんやり
ぼんやり

ひょろ長い街路の影絵遊び
窓の水垢にさらさら映る
枯れた架線の譜面

灰一色の紅白
その煙突からは水色に負け
元気のない煙の玩具がだだ漏れ

さよなら銀のトラック
西日を浴びて東関道をうねる運転手
海面は倉庫の上
湾はクリーム色に昔の色
あとは不思議な深緑で
まだら

ゆりかもめ一羽
観覧車を横切った

駅に入ると悪臭の懐かしさ
開くドアの向こう
潮のカーテン
コンビニ袋の飛行機が飛ぶ

バス停までの
長い歩道橋


403:名前はいらない
08/12/13 15:50:21 FHt0+Y3l
評価お願いします。

「航海」


沈みかけた方舟
見えない海を目指している
うねる波を切る
ぼんやりした不安を湛えて

冷えた身体に淹れたてのコーヒーが滲みる
こんな夜、一緒に寝るのは久しぶりだね
星が落ちてきそうで私は目を塞いだまま

埋められない溝
見えない絆を求めている

火照る身体にあなたの青い目が滲みる
こんな夜、今日だけはもう一度、一度だけ
脆い部分をすべて壊したら楽になるかな

沈みかけた方舟
見えない海を目指している

埋められない溝
見えない絆を求めている
くもる視界を閉じる
消えかかる温もりを抱えて


404:名前はいらない
08/12/13 16:31:42 FBDulPrj
私をえぐる 貴方の煌き
背負っていた安い栄光を捨てる
貴方を近くには感じれない
二日も経てば顔を忘れ

澱んだ私を知らないでしょう
うわべしか知らないでしょう
貴方に確信できるものなど与えてない

私はいなくていいから
歯を見せて笑って
私の存在に捕らわれているのでしょう

嗚呼 どうかしている
どうせ狂っているのさ 八方塞がりの未来で


405:名前はいらない
08/12/13 19:51:46 YNYS9hhM
>>401

>>373

406:名前はいらない
08/12/13 20:56:33 lczAoYhR
>>312
体言止めとか倒置とか使われ過ぎてて読みにくい。
どこにでもある日常を描こうしたのだろうけど、全然情景が浮かんでこない。


>>325-326
詩の焦点がどこに当たっているのかはっきりしない。母親なのか、息子なのか。
最後に文の表情が180度変わるのも、奇をてらっただけのようで受け付けにくい。
D-

>>327
πを何の比喩と見るかによって、詩の受け取り方が変わってくる。
ただ「娼婦」とか「湧き出る泉」とかを見るに、何となくエロティックなものを想像してしまうけど。


>>328
うまくまとまってるなという感じはする。
ただ語ってる内容は少しありきたりだと思う。
C-

>>329
もしかして縦読みするのかな?
「おもしろきことなきよでもおもしろく」と縦読みできるけど、でもあんまりこの文に意味は感じられない。


>>343
ちょっと理解しづらい。
D-

407:名前はいらない
08/12/13 21:11:13 eHA3fFff
人間は馬鹿だ


人間は馬鹿だ だから言葉を使うんだ
言葉を一面に張り巡らすんだ
一晩待てば誰かが引っかかっている
そいつは哀しき瞳で見つめてくるかもしれない
我慢をするんだ これが済めばお前は楽になる
人間を利用するんだ 人間を糧に生きていくんだ
人生は心の殺し合いだ
殺された方が糧となる
人に寝顔を見せるな 人に涙を見せるな
お前が背中を見せれば 誰かがお前を切りつける
見逃すな 人間の目の奥の暗闇を見逃すな
騙されるくらいなら いっそ自分を殺してしまえ

408:名前はいらない
08/12/14 00:26:16 O+y2ce5F
「涙」
涙を流すと、小雨が降る中を
走った時に 雨粒に紛れ
確かに感じる汗のような
そんな少し生暖かい温度が
冷たい血液を逆流していく。

絶望も希望も安らぎも怒りも
過去も未来も嘘も本当も
涙と一緒に消えてしまった。
公園のごみ箱の茶色いさびが
なぜかとても暖かく見える。

道を行く少年が涙を流したとき
彼の背中から一匹の影が現れた。
それはそのまま上へ飛んでいき
空の中へと溶けて消えたけど
少しだけ青い空を黒く濁らせた。

何かを失って 何かを濁らせて
でも確かに何かを手に入れて
みんな純粋に生きている。
水溜りの中 真っ直ぐに走る
シャツに付く泥など気にせずに
みんな純粋に生きている。




409:名前はいらない
08/12/14 01:32:43 05WLVY8L
「氷上の孤独」

孤独、あなたはすぐにそう言うの・・・私に向かって
私達が乗っていたのは薄い氷だった
私達は多くの人を氷に乗せてた
やがて人の重さに耐えかねた氷がぐたけ、私達はまたバラバラになった
私は小さくなった氷の上であなたに手をさしのべた
溺れる前につかんでよ 細い腕だけど 力いっぱい引っ張るから
水しぶきは視界をさえぎるから 落ち着いて
さぁ手を伸ばして つかんで
一人じゃ寒い



410:名前はいらない
08/12/14 02:23:49 8NYaIhg5
>>343
韻を踏んでみました系の。音読するとちょっと楽しいな。せっかくだから六行目の脚韻もそろえようと。D

>>344
まあ連投だけどね。上よりは喚起力が強いように思ったな。二行目の脚韻をどうするべきかは、よくわからない。これはこれでいいのかもしれない。C-ぐらい?

>>346
Eだよ。小奇麗な言葉ばかりだ。もっとテンション上げようぜ。

>>359
冒頭は良かったなぁ。でも四連目から怪しいぞ?二連目から既に怪しいけど四連目で思い切り踏み間違えているぞ、と。D+くらいかなぁ。
>>360
というか上と繋がっているのだろうか?や、まあ、繋がっているんだろうなぁ。だからどうなんだろうか。スーパーノヴァ、の意図がいまいち読めなくて自分の読解能力が不安だ。でもまあ360の七行目ぐらいから意図が読めるのだろうな。
しかしそれほど書く必要はあるんだろうか?どうも価値判断をしようとすると妙に熱病的な単語を出す癖があるように思える。それがリズムを崩している気がする。とりあえず読み直して、推敲をしてみるべきだと思う。D

411:名前はいらない
08/12/14 02:40:59 8NYaIhg5
>>375
正直は良いことだとは思うが、気取りだすとだめだな。だめだ。「教えてくれ」は冒頭なのにそれほど力ない。倒置によって、妙な気取りが生まれているわけだ。D+

>>376
特に内容はないだろうよ。修飾の文句が冗長な気がして、あまり良くはない。D

>>378
E。ごめん。だから何?

>>379
音読すると、僅かに面白いかもしれないが、だめだったね。残念だね。D-

>>382
これは、まあ、教科書的に巧いな。うん。語調が整っていて読みやすかった。第三連三四行あたりが少し気になる。言い換えるべきだが、ちょっと思いつかない。C+

412:シュールなる絵画 ◆B8gTyopWTs
08/12/14 02:43:12 /MbP5xmk
1年半前にこのスレで「ワインの余韻」というコテやってました
ツマンない奴だったからいつもD+ばっかで、逃亡しました~
修業から戻ってきました㌧

>>400
あんがとごぜーます*^_^*)
これからもDだけは取らないよう頑張ります
>>401
今回は難解な表現もないですし、再評価は控えます

413:名前はいらない
08/12/14 04:19:51 5MoKOPb6
「星」

横たわって見上げた暗い空

隠されてた 雲間から 白い点

何億年も前から 光ってる

宇宙にいるんだね 僕達は

誰が見つけたのだろう この星を

やな事だって 忘れたいことだって

この星のこの宇宙の あの空の

あの小さい点より 小さいことなんだ


414:名前はいらない
08/12/14 04:55:13 gCgeghxh
部屋の蛍光灯を全部消した
代わりに豆電球ひとつつけてみた
妙に儚くて
自分と重なって
泣けてくる
このヒカリは、俺だ

真っ暗の四畳半
淋しいが当たり前になった
今在る仕合わせのほとんどが
俺にはてんで実感出来ないね
キミの笑顔は
俺の持ってるモノじゃないから

あぁ
ガラスを喰らってるみたいな気分だ
こんな部屋でパーティなど出来るかい?
俺は孤独なんだよ

大きな瞳に
長いまつげ
キミはほら
よくいう高嶺の花って奴
それでも笑ってくれるのは
なんの同情だい?

部屋の蛍光灯を全部消した
代わりに豆電球ひとつつけてみた
思いに耽る
血が流れてるなんて
そこに置いてあるcutterでもなきゃ
実感出来やしないんだ
こんな脳みそ
キミとは出来が違う


あぁ
黒板を引っ掻いたみたいな気分だ
何が悪いかなど
どっかの国のお偉さんが作った憲法でもなきゃ
誰も決める事が出来ないクセに

ありきたりな快楽を抱いて
その女に夢を抱いて
糞つまらないこの世界を
柔らかい幻想で隠して欲しい

大きな瞳に
長いまつげ
キミはほら
よくいう高嶺の花って奴
それでもこの手を握ってくれるとは
あぁ
信じる男を間違えたな
…正直嬉しいよ


415: ◆paKRA0rVd6
08/12/14 05:15:24 I5Z2Gj9f
寝れないのです

416:ヤタロク
08/12/14 06:53:24 6n7Bw/go
「ごみ箱の中のチラシの裏の抜粋」

くっちゃね くっちゃね
あたりめ あたりね
とろけきってね
すきなひととね
ごろごろねちゃねちゃ

くっちゃね くっちゃね
いつまで しぬまで
だらけきってね
あそびあってね
ごろごろねちゃねちゃ


無理 そいつは無理
無理 そいつは無理
駄目 そいつは駄目
駄目 そいつは駄目なやつ

過ぎ去って 縮こまって
狭まって 殻に包まれ
萎れきって 寂れまくった 夢を

信じきって 愛しまくって
なんになる 僕は今
なんになる
なんに なれる


すっかり歯車のふりが上手くなった
最高の歯車を目指していた
さよなら さよなら さよなら
信じていた 愛していた 夢
アストロノーツ

アストロノーツ

アストロノーツ

アストロノーツ



417:名前はいらない
08/12/14 12:08:30 +syi3R74
「一生懸命」

心の奥底のもどかしい気持ちで
遠い日の夢が霞んでる。
夢破れた廃ビルの屋上で大の字になり
溜息まじりに空を見上げて目を閉じる。
胸の奥底に埋もれてしまていた 
故郷の夕暮れの景色。
家に駆け出してゆく小さな自分
薄暗く不安な帰り道を照らしてくれた星々の光。
都会の霞んだ暗い星の向こう側に
あの日のやくそくが眩しく映る。
容赦なく過ぎてゆく時間の中で
不安は大きくなるけど
自分で決めた事だから
多分ひとりでも平気さ。
周りに流されずまっすぐだった
あの頃の自分を信じて・・・

418:名前はいらない
08/12/14 13:25:18 7D64C9T3
2008年12月9日の朝日新聞夕刊1面
URLリンク(up.mugitya.com)

『素粒子』
♪どんぐりころころドンブリコ お池にはまって さあたいへん
どじょうが出て来てこんにちは 坊ちゃん一緒に 遊びましょう

♪あそう氏ころころドンブリコ 支持率さがって さあたいへん
おざわ氏が出て来てこんにちは は~やく解散 いたしましょう

♪はつげんころころドンブリコ 朝れい暮かいで さあたいへん
ゴルゴ13が出て来てこんばんは バーでいっぱい やりましょう


419:意義もいらない
08/12/14 16:19:41 CiS8pC+8
>>416
韻も踏んでいる、リズムもつくっている
過度の強調も効いている。
だが大事なところでなにかを零しているよう。
韻というには乏しい呼びかけの「ね」。
強調というには短絡的な同語反復。
リズムも徹底していなくて首を傾げる。
夢に愛をしてしまうと、壊れてしまいそうですね。
D+。

>>417
具体から普遍へとの移行。
廃ビルにて回想をする人物は、ありきたりの思いを抱いているようです。
本人からすればともかく、第三者としては残るものはありませんでした。
D。

>>414
なるほど。希望と絶望が錯綜していて、おもしろいです。
「なるほど」という理解もしていなのに理解しているふうな言葉が似合いそうです。
他人や別の作品に囚われない叙述を期待したいものです。
C+。

>>413
その遍在する感情を記述するには文が平易で
まるで水道水を飲むかのように味気ない。
D-。


420:意義もいらない
08/12/14 16:34:47 CiS8pC+8
>>409
タイタニックを直訳したような文章ですね。
D。

>>408
前半2節は日本語の悪い部分が見事に書き記されています。
後半2節は文章としてはすんなりと読めました。
ただ情景が浮かびません。ストーリー性に乏しいと私は感じました。
D。

>>407
メタ構造による評価人への皮肉でしょうか。
その辺りを理解した(と考えた)上で、哀しき瞳で見つめましょう。
自分を殺すなら、他人に迷惑をかけないようにお願いいたします。
D-。


某氏の評価を見て思ったことなのですが、
>>343の脚韻はすべてに渡っているのではないでしょうか。
1文め「無い」、2文め「無い」、3文め「無い」、
4文め「無い」、5文め「ない」、6文め「(世)界」、7文め「ない」
すべて母音で「あい(ai)」と統一されているように思います。
私の勘違いということもあるでしょうし、評価に対する評価ではありませんので
間違いがありましたら申し訳ありません。

421:409
08/12/14 17:33:59 05WLVY8L
>>420
ありがとうございます
タイタニックの直訳っぽいということは これは詩ではないということですか?

422:意義もいらない
08/12/14 17:50:10 CiS8pC+8
>>421
タイタニックというのは見てわかる通り、氷上であり
また水に沈む相手を自分が見ているという点です。
直訳のようだという点は、最初の「孤独」という部分が
「孤独よ」と孤独を擬人化して呼びかけしているのか
「あなたは孤独とすぐにそう言うの」と倒置しているのか
はっきりしないところにあります。
またこれは擬似的ではありますが、
>私達が乗っていたのは薄い氷だった
>私達は多くの人を氷に乗せてた
>やがて人の重さに耐えかねた氷がぐたけ、私達はまたバラバラになった
ここは「氷」に主体を置いているように見えます。
それが英語文体などの、主語を無生物に置く点に似ていたと感じました。

詩であるかどうか、については、少なくとも私の場合は、
評価をしている点で詩であると認識していると考えていただいてかまいません。

423:名前はいらない
08/12/14 20:53:08 mB3y96/i


424:名前はいらない
08/12/14 21:59:17 6T6+XRal
部屋は寒い
土手はもっと寒い
わざわざ金を払ってまでオーロラを見たがるひと
余裕がありますね
知性がありますね
俺には防寒着を着て外に出て行く体力は残されていない
みかんが散乱する部屋で
天井裏の鼠を呪って
不自然な笑いを浮かべ続けて
過去の遺恨だけ考えます
誰も列に割り込まなけりゃいいのに
誰も座席に無理矢理座らなけりゃいいのに
誰ももらったチラシをそのへんに捨てなけりゃいいのに
誰も学校を辞めさせられなけりゃいいのに

425:409
08/12/14 22:52:32 05WLVY8L
>>422
丁寧に解説していただいてありがとうございます。
なるほど 確かに主体が・・・めちゃくちゃでした
これから気をつけるようにします



426:名前はいらない
08/12/15 04:06:58 Fh2e06HJ
>>392
無味乾燥な現在と希望を信じた過去の対比を
雲の裏と太陽の向こうの対比に例えるのが視覚的イメージを引き出す点でいい。

ただ、それでも内容の在り来りさは払拭できないね。

チクチクという表現は変にリアルで好き。
だがあとの表現はどれも在り来り。

毒もなく薬にもならず、結局典型的なDの評価に行きついてしまう。
ちなみに、君自身の夢はなんだい?

「D」

>>396
どう考えても盗作だが、おもろいんだ。
タイトルの肩を抜いた感じもいいよね。
こういう作品にDは付けたくなくなるから必然的に評価は甘くなるんだ。
「C---」

>>395
oxygenの発音が違う。まずは英語のべn(ry

>>399
展開が読めすぎるよ。
文学作品の2割ぐらいは大なり小なりこんなテーマを扱ってそうだ。
「永劫の絶望」は頑張ってちょっと背伸びした表現なんだろうが
所詮薄っぺらい。
言葉の装飾をいくら頑張っても、その装飾とやらをひっぺがえしたら
何も残らないタイプだろうよ。(例:>>346)
「D-」

427:426
08/12/15 04:09:02 Fh2e06HJ
俺の解釈に誤りがあれば再評価してもらうことを勧めます。

428:名前はいらない
08/12/15 04:14:56 k1fmfbIp
ここまで俺の自演の訳だが

429:名前はいらない
08/12/15 07:29:33 TnOgvNta
ゲヨエテは俺のことかとゲーテ言い

430:名前はいらない
08/12/15 09:30:01 DmcsRUPW
>>426
392です。評価ありがとうございました。
説明するのも野暮ですが、質問に答えると、詩に書かれてる状況こそが実は夢です。
詩の中では、かつてあった夢が叶わないことに気づいて、その悲しさを描いている
という設定ですが、実際の僕はこれだと思う夢が今でも見つからない子供なんです。
だから、夢に憧れる少年時代自体に憧れていたし、今も憧れているというのが真意です。

431:名前はいらない
08/12/15 10:49:37 F00+MLzO
「大きな樹と小虫」

昔々あるところに…いやそんな昔でもないけれど
一本の樹があった
その樹は思慮深く、青葉が純真だった
ある時一匹のハチドリが迷い込んできた

このハチドリは落ちこぼれで少し頭がおかしかった
それでも樹は真面目に行く末を心配し
掴み難いとかふわふわ身勝手と述べつつも
ハチドリが欲しい言葉をたくさんくれた

言葉に確かに込められた愛情にバファリンが必要
なくらい甘く眩暈を起こしていた
けれどもさすがのハチドリでもこの樹には
他の美しい花や小鳥の方が幸せにできる事
くらい知っていた

最近ハチドリの返答が遅れると
だんだん拗ねはじめてくるようなので
困る
ハチドリ最近クソ忙しいんだ



432:ヤタロク
08/12/15 12:03:59 /dJ8ddXB
「くさりゆく」

鎖が生えた あなたの裏
揺れてうっとうしい 秋の下
ジグソーパズルのわたし
あなたの裏 ほら

じゃららん じゃららん じゃららん
じゃららん じゃららん じゃららん
じゃららん じゃららん じゃららん
くさり くさり くさり ゆく つなぐ


青空がある 落ち葉はない
雀の陰が見えた 風が吹く
モンブランが食べたい
あなたの裏 ほら

じゃららん じゃららん じゃららん
じゃららん じゃららん じゃららん
じゃららん じゃららん じゃららん
わたし あなた くさり ゆく つなぐ


目の見えないのなら 聴いてください
あなたがすきでした 愛してました
耳がないのなら 触ってよ
あなたがすきでした 愛してました


433:名前はいらない
08/12/15 12:07:58 UVGxqBxf
君にもらったこのノート
とっても大事にしてたのに

知らない人がやってきて
めちゃくちゃに汚していった

消しゴムでも消えない
修正液でも消えない

もう君はいないのに

434:426 ◆o5fD3FHk4w
08/12/15 13:32:35 +X6h3gLM
>>430
IDも文体も違いますが426です。
「夢」を表現しようと努める人はこのスレだけでも後を絶たない。
彼らは「恋に恋をしている」ならぬ「夢に夢を見ている」のでしょう。
日本の若者の多くがそんな夢遊病者になっている。実際に動き出せていないのです。

君は高校生か大学生位の年齢だろうから、
世にいる専門学校生に多く接してみるといいでしょう。
彼らが若者で最も夢に向かっている人たちなのかもしれない。
しかし逆説的ですが、
あまりにストイックだから彼らは「夢」という表現自体あまり使わない。
夢という抽象的でふわふわしたものと具体的な目標との間に違和感が感ぜられるからです。

あなたにも目指すものが見つかるといいですね。

おっと、レスはもういらないんだぜっ!


435:名前はいらない
08/12/15 20:44:36 4G6n7CQ4
『瓦礫』

レミーは死んだ
何処で死んだ

遅い午後の食卓で死んだ
広すぎたテーブルクロスに包まれて死んだ

レミーは死んだ
何故に死んだ

闇を奪って死んだ
聞こえない音を探して死んだ

レミーは死んだ
お前たちは何処へ行っていた

レミーは死んだ
お前たちは何を知っていた

レミーは死んだ
レミーは戻らない

不思議な顔をした人形を持つ手はもう動かない
河の畔で独り佇む姿も 教室の隅でカーテンに包まる笑顔も

レミーは死んだ
私たちは何を見ていた

レミーは死んだ
私たちは何を聴いていた

レミーは何処へ
喋れない舌のレミーは 恥ずかしがり屋の赤毛の青年は何処へ

レミーは消えた
我々から星の飛沫を奪って

レミーは去った
我々に太陽の下の瓦礫だけ残して

レミーは死んだ
何処で死んだ

無人の駅舎で母を、父を、友人を待ちながら

レミーは死んだ
何故に死んだ

誰も彼を本当に必要としなかったから

436:mini149
08/12/15 22:11:06 KsP2tuTd
>>406 327の評価ありがとうございます。

経済についての詩です。。
比喩をし過ぎてしまったかもしれません。

精進いたします。

437:名前はいらない
08/12/15 22:37:14 HPDRrSM/
「お前の言っていることなんて誰も聞いていない」

不確かな肉のひと
レジャーを楽しんでいた
酸素が急激に消費されていく
すこやかなバルタン星人
能面づらの女
馬に乗れない騎馬民族と
同等のワカメ
雨が降っていた

糞が降っていた
陰気な森の奥で
愛し合う禁治産者
カラスで空が埋め尽くされて
日光浴ができない日々を
ビタミンの欠乏で
歯がガタガタな日々を
交番の前に放り出して
僕はテレビに釘付け

438:意義もいらない
08/12/15 23:03:44 uITVX1YW
>>437
タイトルの「お前」とは作者のことでしょうか。
意味を探すのが億劫になりました。
E。

>>435
紅茶を勢い込んで飲んだときのような渋みがあります。
呵責を強く感じるには感じますが、
写実的でないだけに、語り部の責任を考えたくなるものです。
D+。

>>433
クラリネットならよかったのに。
D-。

>>432
見る詩にしては、どこに目をつけていいのやらわかりません。
右往左往、ふらふらさ迷わされるような文です。
D。

>>431
わざとテンポを外すような文章。
くどくて口に苦い薬の、辟易するような感情が思い起こされます。
D-。

>>424
他人を疎みながら描く空想は、
それ自体が他者への疎ましさの表れかもしれませんね。
D+。

439:名前はいらない
08/12/15 23:18:22 G2KJ/iuX
光合成

もやもやもやもや
気持ち悪い
救いの音は聞こえない
 
渇いた脳みそに
水をさして下さい
誰でもいいから
 
こんな世界から
消えてしまいたい
少なくとも今日だけは
 
劣った神経に
肥料を下さい
誰でもいいから
 
あの人達は大嫌い
自分自身も大嫌い
昔は好きだったのに
 
腐った身体から
芽が出たよ
次は大きな花よ咲け
綺麗じゃなくてもいい
生きる力を見せてくれ
 
太陽は眩しいな
ばいばい

440:名前はいらない
08/12/16 00:20:38 gRP062/+
小さな手と大きな手


僕の手と 君の手の大きさは
絶対的な違いが在って
僕は君 君は僕で
少し時間の差があるだけでどちらも自分で

だけど、君がそんなに手も脚も身丈も
小さかったなんて 僕は知らなかった
その手は その体は
いつか君の大好きな人に包容されるだろう
君はまだその話を知らない

だけど、君がそんなに手も脚も身丈も
小さかったなんて 僕は知らなかった
その手は その体は
いつか何処か知らない奴に侵されるだろう
抵抗も 出来ずに 無惨に 子犬のように

441:名前はいらない
08/12/16 00:23:34 Km1BAXBW
「動物園」

檻ごしの瞳の圧倒的な力を知らない娘は
不遇な出会いを恨めず
ただ無邪気にはしゃぐしかない
不憫な娘に、私は
一体何を伝えられるか

空間が違えただけで
私たちは安全に包まれる
遠く離れた灼熱の大地を思う
果てしない平原を思う
そこに住むモノたちの幸福を思う
ここに繋がれるモノたちの不幸を思う

娘が檻に近づいていく
動物がそれを見て、こちらに近寄ってきた
この奇跡に等しい邂逅を
誰も語れない

動物たちに檻を壊させてはならない
檻を壊すのは娘
檻を壊すのは娘

442:名前はいらない
08/12/16 00:44:15 bsrWqNCG




すきといったら
きっと
きえてしまう
悲しみの魔法
冬の底で
あたしの幻想まで
夕闇に包まれていく

ねえ風は死んでしまったの?
ねえ花は折れてしまったの?

あなたがすきなのに
負傷した悲しみが
まるで灰になった手紙のようね


443:ヤタロク
08/12/16 00:54:19 GC5wIPmd
「お洒落島のカナリアリズム」

小さいお洒落な島に
やって来たリズム隊
町のみんなは喜んで
思い思い踊ったよ

もちろんたくさんの子供たちも
大人に続いて踊ったさ
町中に響くメロディ
カナリアリズム ちらちら きらきら


小さいお洒落な島は
リズム隊で盛り上がる
町のみんなは一晩中
踊り踊り踊ったよ

だからたくさんの子供たちが
消えたことにも気づかない
町中に響くメロディ
カナリアリズム ちらちら きらきら
カナリアリズム ちらちら きらきら


町外れの洞窟に
小さなシンディの赤い靴
転がっていたのだけれど
大人はやはり踊ってる

それでもたくさんの子供たちは
今でもどこかで踊ってる
町中に響くメロディ
カナリアリズム ちらちら きらきら
あなたの町にも ちらちら きらきら


444:名前はいらない
08/12/16 00:55:46 OmO2sh7x
例えばそれは誰かが吐き出した不要物で
変わり者が作り上げたプログラムだったのかも知れない

それは意志を持ち自身で行い
形は無く完成もない
すべてが虚栄で存在を示し
正解はなく説得があるだけ
音もなく浸透し人を支配する

誰が作りあげた理想 夢 そうあらなければならない
頭に枷 枷 枷

445:名前はいらない
08/12/16 04:01:30 s3Aw43zX
もう、結構


非業の死を遂げたみなさまが住まう場所には
金輪際近づきません

毒草を山菜と間違えて食べてから
人間だったことは忘れました

昨日まで読んでいた新聞の内容が理解できない
コーヒーの淹れかたが分からない

玄関に返り血を浴びた甲冑の山
廊下に生えた紫色の花、花、花

あなたたちの望みどおりに致します

黒猫と鳩とアーティストの混合物が僕を罵倒する

嘘はついてないよ

446:名前はいらない
08/12/16 04:50:31 hVj7Zd6d
「京都のアパートで、宇宙を感じた」


こぼれ落ちる 白熱球の光
流れ込んでは 消える温かさ

音と光と熱と汗と臭いと地獄と天国のその瞬間に
京都のアパートは、宇宙だった

447:名前はいらない
08/12/16 13:42:51 ENfrKf9t
時々さ 岩を感じることがあるよね
僕はそれが自然だと知っているから
待ち合わせ場所に行くために左を選んだのだ
たがえた 通り道で立ち止まることがあるよね
それは大体が鋭角の西日なものだから
日傘を持たない僕は 左腕を零さないようにおさえたのだ

二人が同じ手をあげては すれ違うほかになかったよね

感じた岩がとても とてつもなく大きいと気付いたよね
僕はそれを自然に知れなかったから
待ち合わせ場所に行くために左を選んだのだ
そういうときに限って
僕は不安を不安のままで BPMを変えなかった

二人が向き合っているままでは その目の前は障害でしかないんだよ

東に延びた影の中に誰もいなければ
岩を登ればよかったのだろう
西に沈む光の中に誰もいなければ
岩なんて削ってしまっても良かっただろう
僕は結局今になってなお
大事な物事に対する動き方を知らなかったよね

二人がすれ違ったら あとは容赦なく離れるだけだったんだね

448:円星 ◆NzRitgToB2
08/12/16 15:30:07 vgBogYHd
>>374
評価ありがとうございます。
うれしいです。
かなり恥ずかしかったんですが、良いお言葉がもらえたので安心しました。
☆は失敗でしたか…アリャリャ…
カッコ内は不要でしたか。

音楽的にとらえていただき、うれしく思います。
C評価ありがとうございました。
僕の韻文を認めてもらえたことが、すごくありがたいです。

449:名前はいらない
08/12/16 15:38:07 e6R9oMXw
もし磨りガラスじゃなかったら
 小鳥の姿が見えるのか

もし磨りガラスじゃなかったら
 木々の陰りが見えるのか

もし磨りガラスじゃなかったら
 射し込む光は見えるのか

もし磨りガラスじゃなかったら
 流れる風は見えるのか

もし磨りガラスじゃなかったら
 世界はがらりと変わるのか

もし磨りガラスじゃなかったら
 僕は世界を見ていたか

450:名前はいらない
08/12/16 15:44:17 SvrJrVbg
「まほろば」

彼方にみえるシャボン色 

波にたゆとう小舟の影

今も水夫は強く櫂を握り漕ぎ出す

みえるまほろば遥かにみえる

水面を白いカオスの泡が暴れだす

揺り籠揺れる水夫の耳を喧しくする

451:ゲリガエル
08/12/16 16:46:40 vW2nfwCa
「ライム」

夏の日、僕はライムの苗木を2本持って帰った
彼女はコロナビールが好きだったし
ソムタムにもライムは欠かせないから

苗木を見て、バカだと彼女は言った
サボテンも枯らしてしまうのに育てられるわけがない
それなのに一度に2本も買うなんて、バカだと言った

土曜日に大きな鉢を2つ買ってきた
土を入れて、狭いバルコニーに並べた
カラになった焼酎のガラス瓶に水を汲み

毎日熱心に水をやって
枝がまだ細いからと蕾を丁寧に摘み取り
白い花がライムの香りだと言ったのは彼女だった

友達を呼んだ時には鉢を部屋へ入れ
コロナビールを飲みながら
来年はたくさんライムが出来ると自慢したのは彼女だった

欲しがっていたデジタルカメラを買ってきて
腰をかがめて不器用にピントを合わせ
彼女が最初に撮った写真は、少しねじれた長細い葉っぱだった

沢山の旅行と沢山の写真を夢見ながら
彼女は結局、ライムの葉っぱを1枚撮ったきり
折角のカメラは旅行に行くことはなかった

狭いバルコニーに、また夏がめぐり
少し太くなった枝に2つ、深い緑の小さな実がついて
まぶしい光の中、影を落としている


452:かさ
08/12/16 17:07:07 YHWX/ha3
「残」
偽善に毒され悪足掻きをして
生きることを否定するのに必死になる
顔だけが立派で中身が無くて
無理やりに嗄れた声で叫んでいても
其処からは何も心には響かない

何処まで必死に歩いてみても
無意味に時間を壊すだけだろ
心も何も籠ってない意識と目で人を見ても
何も見えていないのと同じことだよ

意思を持とうと足掻きながら
弱さをひけらかして同情を買うつもりなのが見えてるんだよ

手首を切って赤い血を机に垂らして
生きていると実感するのに
心の痛みには生きることを感じないのか?

心の痛みを叫んでみても、受け入れられないのはいつものこと
綺麗事だけ言ってる奴らはいつも黒い感覚を否定している

揺るがない心はないが
信じ方を持てば辛くはないかもしれない
揺るぎない意思を持てば、少しくらいは楽に生きれるかもしれない

それができれば苦労はないけど、やろうとしないから辛いんだろ?
生き方を探せるはずだ
少しでも耳を傾ければ

その嗄れた声でもっともらしい唄をやめろよ
虫酸が走る
その明るい声で偽善を歌うな、吐き気がする

そのドス黒い感覚を見せてくれよ
ありのままの人間を見せてくれよ
生生しくて、綺麗で汚くて
醜いその姿で歩くなら
誰の心にも響くはずだよ

453:名前はいらない
08/12/16 19:07:56 Uh7H4niC
瞬間


今私は私の椅子に座っている

昨日の今も私は私の椅子に座っていた

私は今私の椅子に座って爪をいじくっている

昨日の今も私は私の椅子に座って爪をいじくっていた

おとといの今は?

先週の今は?

先月の今は?

昨年の今は?

私は私の椅子に座って爪をいじくっていたのか?

明日の今は?

私は私の椅子に座っていつまで爪をいじくっているのか?

いつから?

いつまで?

454:意義もいらない
08/12/16 21:27:59 nEdUnRUC
>>453
「私」「今」「過去」「爪」、よくも悪くもそれだけの詩ですね。
日本的な時間論においては、今というのは過去に存在しないはずなのに
「昨日の今」「おとといの今」「先週の今」など、
現在の瞬間を問うているにもかかわらず矛盾が存在するのが心地よいです。D-。

>>452
これからはご本人の言葉で詩を綴り下さい。E-。

>>451
予定調和の文章が鼻にかかりますが、嫌いではありません。
彼女がどうあろうと「僕」はバルコニーへ出るものだと思いたいものです。
C-。

>>450
「まほろば」の描写がないせいで、おぼろげです。
リズムもできれば徹底していただきたかった。D。

>>449
容易に評価しかねる文章です。
苦悩や疑問、希望が見え隠れするのはわかるのですが、
そのもっと奥の根底の部分に度し難い靄があるようで
むしろ未完の詩といわれたほうが納得できるくらいです。D or E。

455:名前はいらない
08/12/16 23:02:52 QAIXBGja
私は耐えられない

この美しく綺麗な空の下で生きていることが

私と真逆の色をしていた空は とても綺麗な色をしていた


私は空さえも憎む
私の存在を否定されているような気がするから

きっと 私がこの世界全てを憎むようになるまでは
    そう遠くはないだろう






456:名前はいらない
08/12/16 23:33:12 uhkKqXi2
恋い慕うこと幾星霜
しんと身(からだ)に沁みるは秋霜

暮色に染まった都会の夕景
寂寞たる夜の帳につつまれていく

そして薄くよごれた空の下 冷たい風がふきわたり
桐一葉のごとく私の想いは宙を舞う

457:名前はいらない
08/12/17 01:14:36 OPJxYVbK
「前頭葉」

唐突にそれは始まった
私の脳に深く刻まれていく
ある日
少年Aは笑う事しかできなくなった

それからの日々は
実に味気なく
それでいてAは楽しそう

「ねぇ、君は幸せかい?」
「なにを焦っていたんだ僕は」


美しく燃える炎は今なお続いていく
13番目の細胞は言った

「あんまり、多すぎても仕方がない」
「僕らきっと今に死んでしまうよ」

「戦争しましょう戦争しましょう」


右脳はすぐさま撃たれて死んだ
彼を殺したのは 左脳でした
「ごめんね、でも君の事忘れない」

赤褐色の吹き溜まり 額の横は青面皰
前頭葉からの赤色の便り


それからは年が変わって
少年Aはある朝、恋をした
醜い女の乳房は輝き
狂いそうなほど 愛していた

しかしAの体内では
変わらない戦いが渦巻き続け
やがて精子たちはクーデターを起こした

「僕だって一つになりたい」
「あたしは生きてるわ、死ぬために生まれてきたんじゃないわ」

いかれた少女は水を被って
「悲しい辛い死にたいわ」 叫ぶ叫ぶ
「ねぇどうして君は幸せになれたの?」



僕のいったいどこに
幸せがあるというんだ!!

唐突にそれは始まった
少年Aはその日を境に
笑う事しかできなくなった

458:名前はいらない
08/12/17 02:19:03 Z9pmwXzu
「たんぽぽ」

黄色いたてがみ 空見上げ
風に揺れてる 小さなライオン
日の色映し 誇らしげ

いつのまに 頭かくして 自信なげ 

梵天模様の白変化

風に吹かれて 飛ばされて
煙のように 散って行く
埃のように 飛んで行く
 
黄色いたてがみ 取りに行く
黄色いたてがみ 取りに行く


459:名前はいらない
08/12/17 08:40:22 DVenevJ+
「ハチ公」

愛に変わってから言うなよ
「もう諦めるって約束はどうしたんだい」って
愛に変わってから言わなくたって

今ならハチ公の気持ちがわかる
奴はきっと雑踏や騒音に紛れたかったんだ
鳩かってくらい胸を張る
そういうことを犬はしない

たくさんの事柄が僕の木に実を結んで
僕が駄々をこねて地団駄するたびに
ひとつずつ落ちて
咲く

待ってるよ
「もう諦めるって決めたじゃないか」って
愛に変わったから通用しないよ

足元に咲く実が
雑踏や騒音につぶされていくのを知っていた

460:名前はいらない
08/12/17 08:57:23 iPnpth87
あなたなら気づいてくださいますか

私の思いが砕けてしまいそう
駄目なの私 ゴメンねあなた
いつものように素直に話せない
あの日のような笑顔が作れない
すべてをあずけた人でした あなた
死ぬほど本気で愛したから わたし

綺麗な花が散る時はいつも
ほのかに恋の香りがするの
私の思いが伝わり知らず
私の憎しみ伝わり知らず

ああ あの頃の
ああ あなたなら
私 私 私 あなたについて行けたでしょう

ああ 冬の華
ああ 枯れ果てて
私 私 私 死んでもあなたと伝わり知らずの涙恋~~~♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誰か↑の○○に名前を入れてください(本気

そうそう簡単に作曲してください
来年の紅白でジェロ君に歌わせて

印税ガッポリガッポリ頂いて

素敵な夢をみようじゃないか
馬鹿なオヤジのひとりごと←ここだけに突っ込むな

「演歌 って簡単やなぁ~~~」 てか

URLリンク(mixi.jp)

461:かさ
08/12/17 08:57:58 Boca/JBC
「ライブ」


沈黙
ただそれだけがこの空間を支配してる

これから始まる最愛の宴の前に静かに
静寂が一時流れたら
やがて始まることを知らせる小さな音楽

目の前にある柵によりかかり、体を預ける心地良い感覚

ペットボトルの水
一口づつ口に運ぶ
カウントダウンのように

やがてステージに明りが灯る
小さな音楽は
SEの爆音に変わり
そして、一人一人とステージに現れる
嗚呼、始まる
今宵のライブが、今

轟音のブレイク
体を震わせる音が肌を叩く
血がたぎる瞬間
体を熱くさせる
始まった、今夜のライブ
世界のどこかで、今ここで。

ドラムは鼓動
ギターは感覚
ベースは胸を震わせ
歌う者は、聞く者の心に歌を響かせる

轟音の中思う
終わらなければいいのにと
終わることは分かっていても、鼓膜を叩く音に精一杯の愛を持つ

世界中のロックバンドが、今日も音の渦を作りだす
轟音の中
心地良く響く音に涙で答える

ライブ
音の渦、響く体、熱くなる胸の奥
止めど無く響く
生きる実感を湧かせる
轟音の宴

462:意義もいらない
08/12/17 22:41:08 uuJjQzI+
>>461
表現に乏しいので、臨場感より緊張感をおぼえます。
このくらいの文章なら、ライブに参加したことのない人でも書けるでしょう。
刹那的で視点がぼやけているせいで、おぼつかない印象が目立ちます。

表現において味覚などは、比喩に頼らざるをえません。
この詩は、そういった聴覚的な音に対する表現を放棄したように感じます。D。

>>459
咲いてから落ちるのでなく、落ちてから咲くものが木にはあるのでしょうか。
>愛に変わったから通用しないよ
どうせエゴを貫くなら、悲嘆を貫くぐらいが気持ちいいのですが。D-。

>>458
なぜライオンと比喩したんでしょうね。
昨今の音楽界でパクりパクられと囃し立てられるのを
まるで再現するかのようです。
たとえその意がなくとも、有名にすぎる比喩はコピーと捉えられます。D。

>>457
器質的でその実、説明のない文章で、
読み手は上滑りしてしまいそう。私は滑ってしまいました。
誰か読み取ってくれる人を待つか、読みやすくするか、
別の形態に移行するかしてはいかがでしょう。E。

>>456
コンパクトで読みやすいですね。
ですが完成というにはその言葉が勝っていて、習作という印象を拭えません。
ぜひとも完成まで漕ぎ着けて、読ませる詩を拝見したいものです。
C。

463:名前はいらない
08/12/17 23:26:08 zsqjQ5eQ
「眠り猫」

その寝息は幸福を語っているようで
現実の音をごまかしている
君が眠っている間に
美しかった被毛は繕いを忘れられ
明日に負けないための爪は鋭利さを失った
健やかな寝息は君の身体の若さを示しているというのに
今日も起きようとせず
ひたすら夜を待っている

優しく撫でる手もいずれは去って
同じ模様の野良猫も悠々と独りで
歩いてみせるに違いない
眠ることを自由と思い
生きていることを忘れ
死に行く人の顔も見ず
鳴く事をためらい
毛を逆立てる度胸も糞も無いならば
いっそ人をやめてしまえ
本当の眠り猫になっちまえ

464:名前はいらない
08/12/18 00:03:07 23APSbf2
未評価 (>401)

>310 >373 >381 >387 >388
>389 >390 >391 >394 >395

>402 >403 >404 >418 >439
>440 >441 >442 >443 >444

>445 >446 >447 >455 >460
>463

465:名前はいらない
08/12/18 00:10:44 23APSbf2
>>310 未来に踏みこもうとせんとするときに、恐怖やら、期待やら、
何かあるはずです。ちょっぴり怖いけど胸がはずむのさ、てな感じです。
この作品は表現が客観的過ぎて、感情がたりない。寒さに震えている、のところとか。
 D


466:評価外駄
08/12/18 00:27:14 qFd9EE+/
にちゃんと痛いよ(get`)?酸
はやいけど 詩板好きでいっな、みなさんに
Happy Merry Christmas♪
(今度、未評価表まとめますんでスルー堪忍^^ゞー


467:名前はいらない
08/12/18 01:01:48 vU2aD6xs
「積み木のお家」


少女は積み木のお家をつくっていた
大砲が響けば一つ積み
雷が落ちれば一つ積み
洪水がおきそうになればまた一つ積まれた
いつの間にか積み木のお家に囲まれ 動くことができなくなった少女は そこで生活をはじめた
「誰か助けて」
ブルドーザーの音に目と耳を閉じる少女はつぶやいた

468:名前はいらない
08/12/18 01:02:43 2XGW9FVB
よる


なあ、さびしいな
さびしさが
しみるな

なあ、あれだな
よるになると
真っ暗になるのは
あれのせいだな

きっと
独りぼっちで
さびしいせいだな



ひる

透明な海で 何度も 何度も おぼれてしまうので
ぼくの 十字架は 際限なく 増殖する
ひるも ゆうぐれも あけがたも
世界は みえない毒で みちあふれてる


見える氷の秋のひかり。
カナリアの朝の蒸気。
難解な青春のあけがたをことごとく打ち砕くものの気層。
つきあたる女の子。
世界に充ちる毒。


よる

笑い方が よくわからないんだが
いったい おれは いつから 行方不明なんだっけ



469:名前はいらない
08/12/18 02:46:36 fraOA2IE
「泉」

銀色の月の下 踊りあかして一生を棒に振る

延々と続く馬鹿の行進
広告の赤さに 草野球の泥試合に
怒る気力が奪われる

執拗に酒を勧めて
執拗にクラシックを聞かせて
俺を殺すのだな そうだろ
「人生は 素晴らしくないよ」

垢が浮かんでいる泉
凶器を投げこんだ泉
呪いを蓄積した泉
一人でバーベキューをしながら
俺は泉の水を飲む

470:名前はいらない
08/12/18 07:30:42 5WN1QwC/
>>467
伝えたいことがよくわかりません
もしリズムや情景の描写にこだわるならE:まずは日本語の勉強を。
>>468
ラノベ風な文が鼻につきます E:まずは日本語の勉強を。
>>469
もう少し文をしぼってやればいい詩が書けるんじゃないかと。
あとは語彙力の問題
悪くはない。C-あるいはD+

471:名前はいらない
08/12/18 10:38:09 5wqJBK9O
朝の目蓋が全部開かない
その裏にびっしり
張りついた 夜

472:名前はいらない
08/12/18 11:26:46 rDl49o/u
人のセンスを5段階+アルファで評価すればいいと思う

473:名前はいらない
08/12/18 20:43:59 qo7TD3dm
「机に残った10人の独り言」

ブルースリーは死なない

黒板が歪んでいることに気づいた、今日も退屈

この席は眩しい

お前らダレだよ?

憂鬱という字が書けるからって、リンゴの漢字を知っているわけではない

シドヴィシャスも死なない

コーヒーを初めてのんだから、ここに記す

死にたい

This is a Ben , Daiben .

この席に座ってた人へ、胸くそ悪いので、生きていてください

474:名前はいらない
08/12/18 20:46:23 XAr61qZB
「クリアブルー」

知れば知るほどに
知らないことが増えていく
そんな幻想に生きていられた幸せ

知れば知るほどに
知りたい気持ちが失せていく
そんな現実に生き続けなくてはならぬ苦しみ

ああ、この無意味な世界に
氾濫した真実の群れ達に
知り得べき一かけらの意味さえもあろうものか

それに気付くことも
そうと指摘することにさえ
何一つ、意味などないのだから

つまるところ人達は
ただ快楽にうつつを抜かし
いつまでも日々を生きる

老いさらばえて朽ちるまで
このどこまでも青く透明な星の上で



475:名前はいらない
08/12/18 20:55:55 AA8vo+sP
こいつは告訴したほうがいいな

476:名前はいらない
08/12/18 20:59:28 AA8vo+sP
>>473 そんなことしてると誰も信じられなくなるよ
返すものは返そう

477:名前はいらない
08/12/18 22:33:43 app3aOqo
こうも未評価が多いとうんざりするな。。

>>373
綺麗な言葉をただ集めてパッチワークにしたような感じ。
あと、×躍り ○踊り 他にも少々怪しいところがあるので E

>>381
これは謎詩なのか。それともナンセンス詩?
どちらにしても失敗している。D

>>387
タイトルぐらい付けようぜ。D

>>388
なんというか現代的表現。
改行しないで一行詩にするのがいいと思う。D

>>389
過去の自分をドッペルゲンガーに例えるのはどうかと思う。意味的に。D

>>390
スイカの種とさくらんぼが眼に、っていう
イメージ自体は面白いけど、うまく表現出来ていない。
あと顔射のところで急に陳腐になった。D

>>391
三連目がよくわからない。特に「液体に挟まれる」ところがわからない。
見たところ、意味不明なことが価値がある類の詩でもないようだし。D

>>394
むう。一行目にとても力がある。
だが「樹には根っこ」から「納得させられてきた」までは良くない。
それ以外はとても良いと思う。このままではC。ぜひ推敲を!

>>395
>>373の人と同類だな。メッセージがある振りして実はないのか、
メッセージはあるけど表現しきれてないのか。D


478:名前はいらない
08/12/18 23:06:43 ysb4+vfO
>>468

上手いと思った。
日常的な取り留めのなさが、的確なコトバになっているから良いと思う。

479:名前はいらない
08/12/18 23:16:29 0ZpefkX2
密かな紅葉の園庭
あなたのための雅楽の音色を
夜通し響かせましょう
沈黙の彩りに

悪戯ですね 帳に姿を隠したあなた
ふと迷う背中にふれた 天女の羽衣?

何もいわないで
宵闇の中
淡い袖の香 追いかけて
手探りのまま あなたを抱きしめてしまう
薫物合わせの香りのようにあなたの溜息の中に
混ざり合う夢をみてる 叶わない夢と知りつつ

480:名前はいらない
08/12/18 23:28:26 app3aOqo
>>402
ふむ。文法が錯綜しているのが成功してる。それが不思議と雰囲気が出ている。
色名はたくさん登場するのに褪せたイメージが浮かぶ。終わりあたりはやや失速するものの
おおよそ息切れせずに最後まで持っていけている。良いもの読んだぜ!C+!

>>403
沈みかけてるくせにあんまり悲惨じゃないね。それと、二人しかいないのに
方舟を使うのは大仰すぎる。方舟が何のための船かご存知か?D

>>404
言葉が足りない。もっとミジメな言葉を。D

>>418
( ゚д゚)ナニコレ
ユーモアのかけらもねーな。
しょせんブンヤ。

>>439
そのタイトルは内容に合わないのではないか。
「少なくとも今日だけは」この一行で急激に中坊っぽくなった。D

>>440
君はEだ。
×包容
○抱擁

>>441
ほほう。「この奇跡に等しい邂逅を」ってのがちょっとクサイけど
なかなか良いと思う。ただし少々、言葉の選択に留意して欲しい。D+

>>442
なんだか惜しい詩。語り口は良いと思うし、
綺麗な言葉でカッコ付けないで
きちんと書いたら化けそう。D

>>443
なんでカナリア。D

>>444
それっぽいことを言いたい気持ちはわかる。
だが詩にする努力をしよう。D

481:名前はいらない
08/12/18 23:38:32 Fyhf8esW
未評価 (>464)

>445 >446 >447 >455 >460
>463 >471 >473 >474 >479


482:名前はいらない
08/12/18 23:43:28 app3aOqo
>>445
んー
最後の一行が微妙だなあ…
それまではマアマア良かったのに。D

>>446
あなたは二連目で楽をしようとしているのではないか?
漫然と言葉を書き連ねて「宇宙だった」で〆ようとするのは虫が良すぎる。D

>>447
この口調は
好きじゃないです。D

>>455
冗語表現だなあ…。Eかな。

>>463
モチーフは面白いが
全体的に整理したほうが良いと思う。D

483:388
08/12/18 23:46:39 Fyhf8esW
>>477 ありがとうございます。読点があるので、一行でも良さそうですね。
現代的表現とは何でしょうか、あまりいい意味じゃなさそう。
意味不明ぎりぎりで書いていますので、外しましたでしょうか。

484:名前はいらない
08/12/18 23:52:35 app3aOqo
>>483
いや、良い意味ですよ。
ファミレスのウェイトレスが話しそうですよね。
それが今風だなと思って。
曖昧な言葉で評価してすみません。

485:名前はいらない
08/12/19 00:08:51 v5xJKzjN
>>471
タイトルは?
けっこう上手いこと言ってると思うけど
タイトルなきゃダメです。魅力半減です。D

>>473
このタイトルといい、内容といい、
もしかしてロックバンド、髭(HiGE)を意識している?
「憂鬱という字が書けるからって、リンゴの漢字を知っているわけではない」
この一文は好き。10人がそれぞれ好き勝手なことを喋っている情景も好き。D+

>>474
三連目、四連目で無理に格調高くしようとしてない?
そして四連目で代名詞を使いすぎなのではないか。
その他のところは良い。D

>>479
タイトルは…?
園庭って。普通に庭園でいいと思うけど。
どうせなら文語で書いたらどうか?D


486:ヤタロク
08/12/19 00:23:48 56eZcRgz
「雷鳴が彼」

雨に濡れて黒ずんだ砂場から
生えた一本の樹

唇を震えさせながら立ちすくんで
いる一本の樹

突如として落ちた雷
ただ樹には当たらない
殺してくれとでも言うように
天まで腕を伸ばす


雷鳴が彼の名を呼んだ
彼は樹になったふりをした
曇天の匂いを噛み締めてて
この世に別れを告げた男

雨に濡れて黒ずんだ砂場から
生えた一本の樹

唇を震えさせながら立ちすくんで
いる一本の樹


昔の出来事を忘れるために
妻がいたことなど 人がいたことなど
全て亡くなったことを忘れるために
彼は一本の樹になる
彼は一本の樹になる


487:mini149
08/12/19 00:40:03 mjIosp3P
「窓辺で待ってて」

だいたいのことは
夢であることが多い

窓辺で君が通りかかるのを待っている間に

うとうとうと

後ろから君に起こされる夢をみる

ぼんやりとする目をこすって

ヒラヒラと君が通ったあと見つけたよ

また ひとつ ほら ひとつ

ヒラヒラと
窓辺で舞ってみてね

ようやく、君に会えそうだ

今年もよろしくね

窓辺で待ってるから

488:ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs
08/12/19 00:48:44 HN3lRpjD
>>470
>>468を書きました。評価いただきありがとうございました。精進します。

>>478
ありがとうございます。他の方の意見もお聞きしたかったのでありがたかったです。


489:467
08/12/19 00:53:33 rcYeXZBQ
>>470 評価ありがとうございます

伝えたいこと(私の場合はただ書きたいことなのかもしれません)がわかりにくいということなので ちょっと他の人の意見も聞きたいです

よろしければ再評価をお願いします


490:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 01:12:50 mYoPAYrj
ちょっと気になった詩を再評価してみる。

>>390
瞼にあるのが爆弾ですね、わかります。
君は才能はありそうだから、シュールレアリズムの道を進んでみては?
「C-」

>>391
雨はもしかして生きづらい世の中の比喩か?
皆が傘をさし、同じ方へ向う。
まさに、日本式の「みんなと同じことをやらなければ」という
無意識の刷り込みを感じる。
でもあくまでもこれは僕の解釈に過ぎない。
間違ってたらすまん。
ちなみに、詩の雰囲気としてはいかにもDっぽい。
よくありそうな表現だ。強いて言えば優等生という表現がぴったりきそうである。
「D+」

>>486
雷鳴が荒れた感情と悲惨な運命、一本の樹が干からびたような孤独さを
見事に捕えている。
僕は文学は専攻していないが、そんな僕でも、この詩が
文学としては秀逸な部類に入るだろうことはわかる。
僕なんぞは恋愛の詩を見るたびにうんざりしてEを付けたくなるが、
この詩に至っては例外で、その圧倒的な悲痛さを評価したい。
「B」

>>487
教科書に掲載されてそうだ。だがそれが直ちに評価につながるわけではない。
むしろありがちな擬人パターンにありがちな表現法、さらにあまり深みのないこと。
玄人的な詩が評価されることの多いこのスレではどうしてもそれが
減点の対象になってしまうんだ。
君はいい人そうだし、僕はこういう詩も好きなのだが、評価に私情は挟まないことにするよ。
ごめんね。「D-」

491:473
08/12/19 01:22:42 yBO7xvn6
>>485
評価ありがとう
意識してないけど髭は大好きだ

492:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 01:28:28 mYoPAYrj
>>489
俺は国語の偏差値が60ぐらいしかないので読解力には自信がないが
頼まれちゃ仕方がない。

>>467
少女と積み木が喜劇名詞で平和を表すのならば
大砲雷洪水ブルドーザーは悲劇名詞として攻撃性を表している。
この対比は恐らく君は気づいていないであろうが言葉のセンスとしては
立派な才能の一つと言える。
少女はどんどん積み木で身を守るが、結局がんじがらめになり恐怖からは
身を守ることができなかった。その臨場感もいい。
まあ、僕は評価は甘い方だから浮かれちゃだめよ。
「C」

493:mini149
08/12/19 01:31:44 mjIosp3P
>>490
487の評価ありがとうございます。

即座に対応頂き、感謝いたします。

私は決して良い人間ではありません。
むしろ、玄人という言葉を遣う貴方の純粋さを羨ましく思います。

またご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

494:意義もいらない
08/12/19 01:35:27 AwAsGKtQ
>>467
まず脳裏を過ったのが「賽の河原」であり、その次は「夢の島」でした。
少女の一言が解せないことには、すべて無価値も同様でしょう。
積み木を瓦解した家屋など、大砲を戦争などと捉えれば
少女の悲嘆はうつしよの無常を嘆いているともとれますが、
文中に確証がないので読み違いかと判断します。
洪水は「おきそう」になっただけというのが引っかかりますが、
すべてが深読みになりそうであまり気が進みません。
「ブルドーザー」が文を現代に引き戻し、詩の世界から引き離しますが、
その言葉で理解できるものごとがないだけに無益に見えます。D。

495:441
08/12/19 01:47:16 qC1yQfNp
>>480
評価ありがとうございました。
次はCをとれるよう頑張りたいと思います。

496:383
08/12/19 02:02:58 LIsl0eH+
>>484 レスありがとうございます。確かに、ウェイトレスさんに
言ってもらいたいですね。


497:名前はいらない
08/12/19 02:03:46 LIsl0eH+
皆さまお疲れ様デス

未評価 (>481)

>460

498:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 02:34:31 mYoPAYrj
>>493
君のように美しさを表現するのに変に技巧を使わない様な人は
かなり伸びしろがあると思う。
もしかしたら今に化けるだろう。
シュールな美しさが君の詩の中に、それはまるで春の暁のように
眠っているから、それを大切にしてほしい。
>>487の詩も決して悪くはなく、むしろ人によってはかなり評価してくれるでしょう。
上記の美点を評価するなら「C-」ぐらいかな。光るものはおぼろげながら感じる。
早寝早起きを心がけて、これからも頑張ってくださいね。
おっと、レスはもういらないよ!

>>460
忘れていたよ、ごめん。
作詞の世界ではよくありそうな作風だ。
作詞としてはそつがないとも言えるが、あんまり評価できるポイントはなさそうだ。
こういうタイプは評価に迷いがなくて楽だ。
「D」

499:467
08/12/19 02:42:58 rcYeXZBQ
>>492 >>494
評価ありがとうございました。しかも丁寧な感想が貰えて嬉しいです。

おかげで いろんなことを学べました
今度はもっとしっかり書けるようにしてきます。

ありがとうございました

500:名前はいらない
08/12/19 03:56:15 XZ98OiZc

ゲーム

不忠と不義の神殿で
神と冷静に殴り合う
絶滅危惧種に指定され
不眠不休で殴り合う
死臭で真っ青なゲームから
一人たりとも参加者は逃げられず
ペテン師を祀る神殿で
笑わされ続け よだれが溢れ
汚物そのもののわたくしは
ありえない謝罪を強制させる
誠意とともに
滅びます

501:名前はいらない
08/12/19 06:43:44 cdCc0enU
↑お前みたいなのは本当に氏ぬといいよ

502:ヤタロク
08/12/19 07:00:27 56eZcRgz
>>490
486です。ありがとうございました。


503:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 12:09:23 mYoPAYrj
>>500
評価しづらい詩だなあ。
全体としては君の詩からはバンドマンのような反逆思想が
卑しく歪んだ形で伝わってくる。
「神と冷静に殴り合う」「不眠不休」「死臭」という言葉からして
既に常軌を逸した情景が思い浮かぶもの。
で、最後に、これは意図的かどうかは知らないが、尻つぼみになってしまった。
誠意を持っちゃうんかいwww
一転して自虐モードである。
思いっきり理性をもって評価すればこんなもん。
こういうぶっ飛んだ作品は、才能が感じられればC-、感じられなければE+
を与えることにしているのだが、君の作品は底の薄さばかりが露呈されている。
もし解釈に誤りがあれば再評価を勧める。「E+」

504:ヤタロク
08/12/19 12:47:56 56eZcRgz
「クリカエシディガー」

繰り返し 繰り返し 繰り返し
振替し 振替し 鞍替えし
繰り返し 繰り返し 繰り返し…

サルでもわかる 生き方を
ボクでもわかる 生き方を
探し続けて暗い森
なんど回ったことだろう

足下に転がった
使い古しの励ましを 笑って
少し拾って ため息ついて
また生きてみる

クリカエシ口に出し 「大丈夫」掘り起こし
クリカエシ手にとって 駄目だと手を離す
今日の戯れ言は「なぜベストを尽くさない?」


サルが過ごした生き方を
ボクが背を向けた生き方を
突きつけられて部屋の底
酸素の溜まりに突っ伏して

携帯に送られた
誰かなりの励ましを 笑って
少し妬んで ため息ついて
また生きてみる


クリカエシ口に出し 「大丈夫」掘り起こし
クリカエシ手にとって 駄目だと手を離す
クリカエシ口に出し 「生きている」掘り起こし
クリカエシ手にとって 価値まで探してる
今日の戯れ言は「生きるとは闘うこと」

繰り返し 繰り返し 繰り返し
振替し 振替し 鞍替えし
繰り返し 繰り返し 繰り返し…
生きる…
またボクは念のため、生きる



505:名前はいらない
08/12/19 12:59:44 TVNcbSy2
雲よ 低くたちこめるがいい
身を包んで 霧深く押し潰せばいい
疵となって 心に刻めばいい
痣となって 一生残ればいい
自身の心 何処に行ったのか
粉々で 元の形すら判らない
音も光も無い 静寂の闇で 
海の底深く 密かに潜めばいい
誰も捜さないで 何も言わないで

どこで掬い集めたの
わたしのココロノカケラ
ぁぁ...ぁぁ...

あなたのココロノカケラと
混ざりあって 溶け出す日
ひとりじゃない
本当の意味を知った

506:名前はいらない
08/12/19 13:20:20 6CyImUCU
>>500 「ゲーム」

面白いと思いました。タイトルの「ゲーム」とはなんなのでしょう?
「神」を相手に「殴り合う」というのですから一種のボクシングを思
い浮かべたとしても、そう遠くは外してはいない気がします。
「不忠と不義の神殿」がそのスタジアム。けれど熱狂はありません。
ただ「冷静」で労働か苦役のような殴りあいが行われているようです。
苦役のような、といったのはプレーヤーが「神殿」に立っている理由が
他者による「指定」によるものらしいからです。競技者の意志はあまり
問題にはされず、無視されているのかもしれません。
では「一人たりとも参加者は逃げられ」ない運命のような強制力が、
このゲームの第一の性質だ、と指摘することは出来るでしょうか。
プレーヤーは自身の意志ではなく、計らずも運命に選ばれただけなのに、
なぜか英雄的には描かれません。逆に「汚物そのもの」の位置まで引き
下げられています。彼はこれを不当なことだ主張しているでしょうか。
しかし、それは予め無駄なことなのですね。だって彼はすでに天上の
競技場にいるのですから、より高位な上級審へ訴えることも不可能
なのです。従って彼にひとりだけが抱く「誠意とともに滅びます」と
いうのは、実に合理的なことように私は感じました。
なんて孤独なプレーヤー。悲劇的ですね。
C:光るモノを感じる。


507:名前はいらない
08/12/19 13:23:46 6xKg3pC9
"Nevertheless"

唯一誓うまい

そう決めていたのに 敢えて誓った内容

「チチ、オトウト以外のカゾクヲ二人をノロイマス」

にもかかわらず にもかかわらず

今になってキリストがしきりに訂正を促す

508:アンドレみつお
08/12/19 13:42:44 YOrVBeqC
つまづいたっていいじゃないか。
にんげんさんみゃくだもの。

509:名前はいらない
08/12/19 14:06:05 6xKg3pC9
そうだね。親はできるだけのろいたくない。
にんげんさんみゃく。心が安らぐ言葉だ・・。

510:アンドレみつお
08/12/19 15:13:28 SCcUAW5S
>509
な、なんてやさしいひとだ。
あんた、天使だよ。

511:さみだれ ◆n.DUTbwJIc
08/12/19 15:19:32 v1BXQk4t
街と町を繋ぐ橋から美しい夕日が望める
雲が隠すことなく、赤は青を塗り潰す
髭面のお爺さんは眉間に皺を刻んだ
こんな真っすぐな光の絵画を眺めてなお

メランコリヤ
蔑むことなかれ
あなたとて同じだ
じきに追い付く闇と何ら変わりない

僕は死ぬと言った
嘘だとわかっていながら
北の渡り鳥が
たまたま帰ってきただけのこと
メランコリヤ
ああ!嘘だ。それは嘘だ
臆面もなくそんな空想が
僕の頭を過ぎることさえ
あなたのせいにしてしまいたいのだ

512:名前はいらない
08/12/19 15:47:21 hcKkHu/O
「死にたがる人への書簡」


「生きるには辛すぎる」と語るすべての人が流す涙の味を
私は理解する術を持たないが
しかし私はただ一つの言葉を、確信を持って言う
(あなたに死んでほしくない

あなたは絶望を心の内に溜めこんで
それを消化することが出来ない
(苦しみは共有を拒むので
私とあなたが溶け合うことは永久に叶わないが
しかし私は少しでもあなたを知りたいと願う
願いは言葉である
言葉を用いてでしかあなたに接することが出来ない

「生きるには辛すぎる」と騙るすべての人が発する言葉の意味を
私は理解したくもない
ただほとばしる感情を束ねて言う
(あなたによって不幸にも並べられた言葉達の、数奇な運命を悼め

言葉は生まれながらにして力を持つ
その力は時に人を殺し、時に人を生かす
ゆえにより真摯に、取り扱わなければならない
あなたの苦しみは確かに存在しよう
しかしそれが真実だとは限らない

513:名前はいらない
08/12/19 18:41:05 FBlsOg7J
「乱交する視線」

乱交する視線

乱交する視線

乱交する視線

熱を帯びた狂気が居所を失くし始めた頃

警鐘は甘い響きとなっていた

未熟の果実を噛み砕く様に、

そっとその手で殺して!

赤く染まる粘膜を突き破り

野獣達は死んだ!


---

評価お願いします…




514:みたらしひかる ◆NPntL0c/ps
08/12/19 22:09:31 DndPBgRv
「ユーグリットワールド」

キミはまんまる
僕はさんかく
街はフラクタル
世界はメビウス

2次元のグラフ用紙
スケッチ書きあさったら
僕とキミとの違いが
ちょっと怖くなった

数学の先生に
ただの点の集まりと
教えられて気がついた
違いなんてどうでもいいんだ

あれは星型
これはなんだろ

大統領、菱形で
大臣は楕円でも
大したことない違い
僕はとても点になりたいんだ

キミはまんまる
僕はさんかく
どっちでもない
点になりたい


515:みたらしひかる ◆NPntL0c/ps
08/12/19 22:53:20 DndPBgRv
>>514
タイトル訂正
「ユークリッドワールド」

516:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 23:08:19 mYoPAYrj
はじめに言うが、僕は一度評価した人の詩は評価しません。
また、細かい技巧や構成よりも詩全体の雰囲気や言葉の選別によりスポットライトを
当てるので、人と評価が大きく乖離する場合があります。
そういった場合は再評価してもらってください。
また、解釈が違っている場合も遠慮なくおっしゃってください。これも再評価の対象です。

>>505
一連目の出来が秀逸。評価人2日目の僕はついにその一連の意味を解釈できなかったが、
ざっと見て静寂な陰鬱さや感傷を感じられることが可能。それが
詩の雰囲気だとか世界観を醸し出している。一連目だけで見ればC+ぐらいか。
ところが2連・3連で全てがぶち壊しになっている。「ココロノカケラ」という
相当、下敷きのように薄っぺらい言葉を安易に使ってしまっている。
3連は、一番いいたいことなのだろうが、残念ながらよくある表現じゃないか。
心が混ざり合うというある種幻想めいた感覚は多くの人がかけがえのない経験と
捉えるが、君はそれをふさわしい言葉にできていない。「D」
ちなみに一連目の意図も教えていただければ幸いです。

>>506
僕の評価の甘さを深く内省する次第であります。さすがです。

>>507
言葉の選別にもっと力を入れた方がいい。臨場感もなにもあったもんじゃない。
「E」

カタカナを安易に使って雰囲気をぶち壊しにしている前衛詩人が後を絶たないな。
常人がカタカナを用いるととたんに詩が二次元化するというのに…

517:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/19 23:16:59 mYoPAYrj
「ココロノカケラ」という表現は案外あの文脈では妥当な表現に思えてきた。
細かさや無機質さを的確に表している気がしないでもない。
>>505の詩だが、悪いけど評価を上げることにするよ。「D+」
悪しからず。

>>

518:名前はいらない
08/12/20 00:04:12 IEbVB2vV
「暗い」

おもいきり頬を打った
弁解もせずただ黙ってたから
ほんとうに終わりだと思った
こんなに愛したのははじめてだった
椅子にまたがって背もたれを抱いた
アゴを乗せながら泣いた
泣いても泣いても泣いても泣いても
のどが渇いただけだった
死ぬほど死ぬほど死ぬほど死ぬほど泣いた
でも、生きていた

519:名前はいらない
08/12/20 00:16:50 QTie0m/J
深夜バイクにまたがり
頬を吹き抜ける風は
あの日の熱気を少し残しつつも
かすかに醒めた秋の気配を感じさせる

ああ
この夏が終わろうとしている
あの一瞬
ベクトルを同じくした
微笑む写真の中のみんなは
それぞれの進む道へと
戻ってゆく
それでいいんだよ

二度とは戻らない
この夏と
これから少しづつ
離れてゆくんだよ

瞼に残る光線
浜辺の歓声
火薬の匂い
かすかな胸の痛み

520:意義もいらない
08/12/20 00:19:06 APPsn2l2
>>513
乱交という言葉に焦点を絞ってみるものの、いかんせん文にそぐわない。
官能的な語を有用しているように見えて、そのくせ無機的で感情に乏しい。
いや、感情に乏しいというより、表現や言葉に乏しいとすべきか。
なにがしか熱きものは感じつつも、茫洋としていてわかりづらい。D。

>>512
「語り」と「騙り」の違いはどこでしょう。それは正に「表記」の違いでしょう。
単なる言葉遊びです。
言葉にて思いの丈を綴るのではなく、言葉を繰ってお手玉をするのには
テーマが真面目腐ってはいないでしょうか。
道化は人を笑わせたり驚かせたりするのにお手玉はしますが、説諭はしません。
そして言葉は、無言の労役に圧倒的に劣ります。言葉なんてものは発するは容易でしょうから。D-。

>>511
1節めが荒くて、角ばっているのです。
ポリゴンが大雑把なので、その世界はあまりに虚実に見えるのです。
「僕」が虚実のなかで空想する者でなければ、なにか存在したのかもしれません。D-。

>>504
朝には鶏卵ばかりを20個、昼には鶏肉ばかりを2kg、夜には鶏肉の卵とじを鍋2杯。
それだけ食べれば胃ももたれるというものです。痩せましょう。D。

521:名前はいらない
08/12/20 00:21:11 IEbVB2vV
「そうだ、死のう」

傘もって出かけたら高気圧
発射間際のバスに駆け込み乗車したら行き先違う
夕食のカレーのご飯を炊き忘れ
タンスの角に小指をぶつけ
急いで電話にでたらファクシミリ

522:意義もいらない
08/12/20 00:46:12 APPsn2l2
>>518
ただ泣くだけならば、理由も結果も知りたくはないのです。
理由も結果も言い訳に過ぎないからです。
残るのは泣いたという行為だけなのですから。D-。

>>519
>それぞれの進む道へと
>戻ってゆく
この語り部は、その夏を本当に寄り道としか考えていないようですね。

また最後の4節めを、銃撃と見るのは穿っているでしょうか。いずれにせよ。D。

>>521
シチュエーションコメディやソリッドシチュエーションホラーを
模倣したみたいなウェイトの軽い感傷文ですね。
マッチ棒のような枠組みしかないので、中身はどうでもいいのでしょう。
「『そうだ、死のう』という詩を読んだ」
「週末になった」
「外は寒そうだ」
さて、こうなると文章などなんだっていいとは思いませんか。D。

523:ヤタロク
08/12/20 01:08:17 wyTh/eQk
「あくまでも」

うそをついちゃいけません
ふむふむ わかった きみはうそつき
てをあげてほどうをあるきましょう
はいはい あなたも あげてくだいね

ああーあ おとなはなんて うそつきだ
ああーあ おとなはなんで
すきなおやつをたべれるの!


なってやる なってやる
わたしはきょうから あくま
わるいおとなをたべちゃうぞ

なってやる なってやる
わたしはきょうから あくま
でも いちごけーき くれたなら
みのがしてあげるかも!

ああーあ ああーあ ああーあ
ああーあ いいーい つまんーなーい
そうだっ!

なってやる なってやる
わたしはきょうから あくま
でも でぃーえすを くれたなら
みのがしてあげなくもないよ

なってやる なってやる
わたしはきょうから あくま
でも いちごけーき くれたなら
みのがしてあげるかも!


みのがしてあげるかも!

524:名前はいらない
08/12/20 01:11:39 Ld3ExrfJ
覚えていますか
暗い水の中にいるような闇
その闇を銃弾のように突き抜けていく雨水
車の窓をたたく雨音と それから君が漏らす嗚咽が重なっていた
私は君を失おうとしている その時に怯えた
暗闇が私たちの間に深い闇を作ろうとするのを
雨音が私たちの炎を消し去ろうとするのを
私は怯え 君のぬくもりを 涙の柔らかい暖かさを求め ただただ抱き寄せた
けれども私は知っていたのです
震える肩に しがみつく君の指先に 君という香りに
私たちの灯火が燃え尽きているのだと
私は言葉の鞴と この身に残る燃え煤で 一時でも長く君の中にある その火を感じようとした
雨は去り 暗闇は去り そして君も去っていった
消え去ることのない灼熱の刻印を残し 私はいつまでももがくのだろう

525:名前はいらない
08/12/20 03:02:13 5iT0Zr0c
すみません、>>317評価お願いします

526:名前はいらない
08/12/20 04:23:52 RJOdT/2O
くもり。

蛍光灯のようなぼんやりと疲れた銀色の空

雲はなにかを、なにををも隠すようにそこにあって

そこには憂鬱とか懐かしさが隠されている



527:名前はいらない
08/12/20 08:24:33 qf5wNnl3
「凍り付いた世界」

毎日 虚しさに抱かれる
耳に入るのは無機質な雑音だけで
臆病な負け犬に語り掛けるものはいない

見えない道を必死で歩いて
一歩先が崖になって 無様に落ちて死んだとしても
気付く者は誰も居ない


凍りついた砂漠の夜に

一人裸足で立っている

誰か此処から助けて

自分勝手な怪物




今日 確かに存在する
無力で消えかけの霞みのような自分
忘れられた気持ちの悪い生き物がいる

見えない未知を必死で探して
疲れていく日々に生きることの罪悪感を抱えて
泣き声に出来ないでいる


凍りついた世界が続く

星もない夜を孤独に

誰か私を助けて

仕方のない怪物



悔しさも 怒りも 苦しさも忘れて
それでも時々この痛みを思い出す
誰かに気付いて欲しい
誰にも言わない 誰にも言えない
我が儘な独り言



凍り付く永遠の中で

ずっとひとりぼっちのまま

誰か此処から救って

哀れで 醜い 怪物



528:意義もいらない
08/12/20 10:31:55 APPsn2l2
>>317
ただの自己紹介でしょうか。
映画の最初の10分と最後の5分だけを足して15で割ったような印象です。
経過のない物語には興味を覚えません。
詩中の感情も特筆すべきことはないように思います。D-。

>>526
胡麻ですね。これだけで満足できる人などいるように思いません。D。

>>527
自虐に徹していますね。好きな人は好きなんじゃないでしょうか。
私は、些少でもユーモアがあればなおいいと思いますが。D。

>>523
書き慣れているのは目に見えますが、
ひらがなに振り回されているように感じます。
子供の意固地とした純然さは出ているでしょう。D。

>>524
情景が浮かびます。
冷めた世界と思考のなか、求めるものを間違えている人間のさまが浮かびます。
惜しむらくは、表現が定点に留まっていないことでしょうか。
雨を銃弾に、二人の間の感情を灯火に比喩していますが、
この長さならどちらかに統一したほうが収まりがいい気がします。
動詞や漢字や常套句に、キーボードでタイピングしながら
瞬時に妥協する作者の姿を感じました。C。
(作者ならではの表現やバイアスを固めれば、
AやBのものもつくられるのではないでしょうか)


529:名前はいらない
08/12/20 10:33:56 QTie0m/J
『きみいとほし』

あくせくあくせく
けふもくたくた
なにやつてるのかな
へこへこにこにこ
けふもへろへろ
なにゆえなのかな
われはまんまえの
こととむきあうてるよ
ないちえかきあつめてるよ
やうやうけふも
いちにちのおわり

おかえり
きみいとほし

530:名前はいらない
08/12/20 11:01:23 5iT0Zr0c
>>528評価ありがとうございます。
だらだらした印象ってことでしょうか。
さすがにD-はショックですが、もっと精進していこうと思います!
ありがとうございました

531:ヤタロク
08/12/20 11:53:48 wyTh/eQk
「元旦」

蛍光灯が囁く小さな小さな言葉
あいにく僕は純朴で理解出来ないのだけど
講義に群がる羽虫を羨ましいと感じる
そんなありふれた感情を少し恥じる


窓を開けて空気を入れ換えてみよう
冬の鋭い風が暖気を殺す
少し弛んでた僕の肌が固まって
明日は頑張ると少しだけ口に出す


炬燵に埋まった喜びを掘り出して
鋭気を養うふりを止めよう
僕の非力さを他人に押し付け
挙げ句の果て文化人気取り
蜜柑を口に押し込んだなら 十分だ
散歩に出掛けよう

凧上げをしにいこう


532:名前はいらない
08/12/20 12:19:34 nTsRufmP
まじいらんことしぃだなコイツラ

533:意義もいらない
08/12/20 13:10:15 APPsn2l2
>>530
ありきたりなのです。
勇者になりたがった少年が旅に出る、というのはRPGなどにはよくある設定ですが、
その少年が旅立つ冒頭と、ラスボスを倒す結末しかないとお考えください。
どういう経緯があったのかわからないと、感情移入もなにもありません。
設定がありきたりであればこそ、経過に特異性がないと食指が動かないということです。

>>529
擬古文に囚われていますね。
歴史的仮名づかいにのみ執着して、文体にはこだわりが感じられません。
どうぞ「おかえり」ください。E-。

>>531
地面から少し浮ついたような気概が見受けられます。
俯瞰する視点ではありますが、鬱陶しさが纏わりついてもいるようです。
思考している自分を諫め、他者に任せる自分を改め、
なおかつ己のすべてを無条件に許容するような気概が見受けられます。
C。

534:名前はいらない
08/12/20 13:23:19 GVvRSPUK
>>529

これはよいとミサカは、ためらいがちに言います。
なぜ平仮名ばかりで書くのか、期待されている効果については不明
ともミサカは告白します。
しかし単語の連結仕様は素朴なものです、
素直といいかえて、これを褒め言葉として贈りたい
とミサカは愚考しました。

 おかえり
 きみとほし

の文字列はひとつの映像を結びます。
これは素直な感じでよい。
カワイイと改めてミサカは断言します。えへ、へへへへ。
つC

535:名前はいらない
08/12/20 13:34:19 zr4apLn7
「溺死」


力任せ

君の最奥を抉り取る

折れる程

指絡ませたままで

(白濁する眩暈)

飛沫の慟哭

聞こえる時

死は甘さを増す

(白濁する鈍痛)

喜悦に肺を

喰い殺されて

体を欲に

貫かれる君!

(白濁する意識)

どうしようもなく

溺れて

白い手

握ったまま…

(君と無理心中)

--了

評価お願い致します

536:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/20 16:03:14 TZKH0j7Y
>>514
遅くなりました。
「ユークリッドワールド」
○と△は一見相いれないように見える。しかしそれらは点の集まりという面で
一緒なのだ。
そうした展開が終始なされている。
敷衍すると、個性個性とはいうものの結局人間は根本のところで一緒なのだ、
ということだろう。
「画一化しないで。もっと個性を尊重して!」というのたまう詩にはこれまで
何度も直面してきたが彼らは個性がなぜ大切なのかを正確に答えた試しがなかった。
その点、この詩は個性のような一見目に見えるものの奥にある本質を
鋭く捉えようとしている。目の付けどころがいいということだろう。
点になりたいということはありのままの自分でいたいということだろうか。

3行目と4行目では世界をやや複雑な図形として捉えている。
何気ないフレーズだが、実は詩で描かれている世界と人間の間の境界線を
暗にぼかす働きがなされているのだ。(世界も人間も同じ図形なので。)
それにより詩のいい意味での軽快さにつながっているし、
図形を図形たらしめている線から読み手の意識を反らす重要な伏線となっている。
言葉の狩人とまではいかないが、佳作といって差し支えないだろう。
「C+」

537:ワインの余韻 ◆o5fD3FHk4w
08/12/20 16:15:47 TZKH0j7Y
>>535
村上龍の「限りなく透明に近いブルー」に通づるものがあるね。
全体の印象でいえば、感覚や意識、更には詩の輪郭とでもいうものが
一切ぼかされている。
極限までに削ぎ落とされた言葉の群がそれを可能にしてくれているのだろう。
こういう猥褻なストーリー性は僕の道徳心が受け付けないからEをつける気
満々なのだが、どうしても君の暗鬱な世界観に引きづり込まれてしまう。
「C--」

538:名前はいらない
08/12/20 16:43:29 oJZIjEtz
全然通じてないと思う

539:名前はいらない
08/12/20 16:44:41 FwUBCV3O
晴れた日の裏側を見に
あいつは出かけた
リュックに少しのパズルを詰めて
帰りを待ちながら
僕らはピースを組み合わせる
足りないはずが
ピースが余って
僕らは悩んだ
あいつはあいつで
出かけた先で
移る天気に悩んでた
しっくりこない夕方に
僕らはコーヒーを
しっくりこない夕立に
あいつはコーヒーを
飲めばわかる
顔を上げて
砂糖をこぼすから
パズルは片付けよう


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