08/12/06 03:02:10 dY3ACMHv
ゆるゆると金の粉を撒き散らし
闇夜に溺れる月の横顔
くるくると眠りながら踊るのは
泣いてばかりの消えそな星の子
見えなくなった瞳をあげよか
ここにおいでと言いたげに
ほぉらほぉらと手を揺らし
時々だれかの足音を聞く
みちみちと小さくなった皮を脱ぎ
赤い谷泳ぐ蛇の兄弟
からからと音をたてて駆けるのは
死んだはずのせむしの子馬
冷たくなった瞳にふれよか
みんないたよと言いたげに
るぅらるぅらと歌うたい
静かにあなたが消えてゆく
ずちずちと影が広がる黒い森
はだしで歩くわ弔いに