08/08/28 23:59:06 JNE2kE0M
夜を見出して私は量子になる
それは望遠鏡を使わないと見えないくらい遥か遠くにあって
大宇宙の辺縁まで延びる一本の糸になる
言葉が頭のてっぺんから噴き出して
違う詞を語りだす
積み木を積み上げて
カーペットにばら撒いて
一個ずつの幸せ
ちゃんと見出せるように大きくなっていく
ここにいる私がちゃんとおさまっていて
まるで船から深海へ転がり落ちた真珠の一粒みたい
来た道をちゃんと戻っていけば
それはいつでもとても広く澄み通っているのだと
詞がちりちりと語りかけてくる