08/06/09 23:55:22 Tf2//1uG
喉が渇いたんだ
もうずっと歩いてる
ヘンゼルとグレーテルよろしく
来た道に血を垂らしながら
井戸の絶望と城の口、輪っかになって火
くるぶしに停めた、車は過激派が粉々に
アイロニカルに笑う、なんとかかんとか
時の首に手をかけて、口の端で水を掬う
カーテンレールが見、夜の裾にくるまる
環境の半分の足捨、中身の陣真実を学び
腐りかけの林檎、犬のそばにころがして
君の存在は猛毒
無味無臭無色無明の水に擬態して
僕の喉へするりと滑り込もうとする
そうはいかない
そうはいかない
道道道道、、、分かれ道
あちら、、と、、こちら
歩き、、迷い、、疲れて
男、、埋まり、、ながら
女、喋っては、、、行く
、、次の、、、角までは
もと来た道を戻るのは嫌い
負けた気がするから
だから僕は
ブズーキの音がしたからって
振り向くべきではなかったんだ
君
蛇腹ののどがバンドネオンのように
ぶ・う・い・と鳴る
負けなんだ
君は僕を内部から組み替えた
姦計に嵌められた、僕は
池が湧いたような、、出るような
オアシス、、平常時の、、
綱渡りの、、、綱は、、、倉庫に
仕舞っておいたはずの、綱から
、、、、、、、、、、、、悲鳴
うがつ、、、、水のように、、
耳へ、、、、、、、聾、聾、、
、、、、、、、、、、と、、、
う、た、のよ、う、なひめ、い
、、こんなとこ、、、ろに、、
、、、、、川はな、、かった、
、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、
ああ、、、どこへ、、、、、、