08/03/23 17:28:40 DfgHPjXm
あるところに いっぴきの おすいぬが いました
あるところに ひとりの めすにんげんが いました
ひとりと いっぴきは しゅじゅうかんけいに ありました
ひとりと いっぴきが こうえんで さんぽを していると
ふいに まほうつかいが こえを かけました
「おじょうさん おじょうさん
にんげんも どうぶつさ いぬと かわりはしないさ
だから たづなを ひくのは もうおやめ
くびを しめるのは もうおやめ」
あやしげな まほうつかいに こえを かけられた めすにんげんは
なるべく へんな ひとには かかわりたくないと
まほうつかいの ことばを むしして また あるきはじめました
それに まほうつかいは いかりました
「どういうことだ おじょうさん
わたしを むしするなんて じゅうねん いや ひゃくねん はやい」
そういうと まほうつかいは
てにもった まるで しょうがくせいの めすにんげんが このむような
みじかい すてっきを めすにんげんに むけて ひとふりしました
あるところに ひとりの おすいぬが いました
あるところに いっぴきの めすにんげんが いました
ひとりと いっぴきには しゅじゅうかんけいが ありました
おすいぬの かたちを していますが
あたまの なかみは めすにんげんの ものでした
めすにんげんの かたちを していますが
あたまの なかみは おすいぬの ものでした
つまり なかみが いれかわってしまったのでした