08/03/22 01:15:48 yJSsZthc
いつからか夜は必ず泣ける色に
開き直り泣こうか
どうしようもなくおまえ恋しいから
おまえ魔法使い
安住の地探して
多分辿り着けたと思う
膝に座り溶けるように甘えて
こんな所あったの
わたしにもあったの
毎日歌みたいなお話
魔法はとてもとても使えないけれど
とてもとても背の高い男の人が笑う
わたし見て柔らかに頷く
多分辿り着けた
わたしの居場所
でも魔法使い
わたし心細い
おまえお腹すかせて
震えてないかとか
くだらない夢かぞえて
途方にくれてないかとか
さっさと魔法使えばいいのに
いじっぱり魔法使いふくれっつら
『なにひとつままならないさ』
つぶやき泣き寝入るけれど
おまえすごいんだよ
寝言の呪文
開く夜の窓
揺れるカーテン
やみのにおい
おまえのねいき
かみが夜風にゆれている
わたしなぜか泣けたから
やさしく泣けたから