08/04/23 17:31:50 YRem7V+H
URLリンク(ytrytryrty.boldlygoingnowhere.org)
これ最高!!
458:名前はいらない
08/04/23 17:56:08 TNfe7Gt9
「グァテマラ和尚」
そのころグァテマラでは
生春巻のやうなファッションが伝染り
右囘轉のわたくしはだうしても尓の左捲きが眞似出来なひのであるが
逆さに捲けば佳ひと氣付ひてそらもう吃驚逆立阿闍梨っ
いはゆる丸捩子の雛形である。
459:名前はいらない
08/04/23 20:08:11 30aRQ6XP
ume
460:名前はいらない
08/04/23 20:08:42 30aRQ6XP
メルヘン蕎麦
461:名前はいらない
08/04/24 00:37:13 BueYJPfo
「メルヘン蕎麦 」
少年と蕎麦は冷たいアントワープの街を行くあてもなく彷徨っていました。
住むところも希望も失った少年は家路をいそぐ人々の中で、
麺をふり乱して歩く彼のたった一人の友だちのからだを撫ぜました。
そして、悲しい目で青い夜空を仰ぎ見たのです。
「雪だよ。ソバラッシュ」
ついに聖堂までやってきた少年と蕎麦は入り口のところに腰をかけ動けなくなってしまいました。
小さく震える少年に寄り添ったソバラッシュは、少年の肩から、ただ疲れ切った麺のように垂れていました。
「お前もモップのように汚れて冷たくなっちゃたね。ごめんよ」
冷えた蕎麦に顔を埋めた少年は小さくそう言って微笑みました。
「ソバラッシュ、僕なんだか眠くなって来たよ」
*
どこかで喇叭が鳴り響いています。
少年の耳にはそれが、お母さんの声のようにきこえました。
白い素麺のような優しい光りが冷たくなった少年と蕎麦を暖かく照らしていました。
462:名前はいらない
08/04/24 00:57:36 OV0kfEPu
老人の月
463:名前はいらない
08/04/24 05:12:43 WeDNrVCQ
「老人の月」
竹林に座し
夜風と戯れる
この囁きの中に
一つ足りない琴の調べをそっと浮かべようか
心は既に老いている
世を離れた孤独な私を
そっと見守る月の明かりよ
お前と呑む盃だ
朱の水面に浮かぶ
白洸の玉よ
遠いお前と
私はこうして口付けを交わす
464:名前はいらない
08/04/24 11:42:03 Y9xXTSkc
巫女の白い指の間で僕は
465:名前はいらない
08/04/24 22:00:11 +jRdVog2
巫女の白い指の間で僕は
長い間眠っていた気がする
起き上がると一人の女がいた
彼女は俯いて言う
「どこかへ。」
そして僕は死んだ
長い間眠っていた気がする
起き上がるとさっきの女がいた
僕はかすれた声で問う
「どこへ?」
そして僕は死んだ
長い間眠っていた気がする
もう起き上がれない
彼女は細く白い指で僕の首を…
466:名前はいらない
08/04/25 00:25:11 Ca+fUfr/
夜の徹子の部屋
467:名前はいらない
08/04/25 00:27:36 9IyLYwgJ
だからお前友達じゃないって…………
468:名前はいらない
08/04/25 17:59:31 ZBZHoKkY
「夜の徹子の部屋」
げき-りん【逆鱗】(名)〔文〕「‐に触れる〔=夜の徹子の部
屋に大挙してうごめけるものがけふもわたくしの旋毛を
霍亂へ導くああ、尓はぬらりひようにたつたひとつのこさ
れたる黶の白毫沁みたるかなしみの男衆はだか雪まつ
りのこと〕」
469:名前はいらない
08/04/25 18:38:53 Ca+fUfr/
ここレベル高い悪寒
470:名前はいらない
08/04/25 20:22:33 VPxa+sbq
『愛であって、ラブではない』
471:名前はいらない
08/04/25 23:48:33 Ca+fUfr/
「愛であって、ラブではない」
夏休み、閑散とした校舎、僕は夏帆の横顔だけをみていた。
遠くから漣のように聞こえる蝉、高い空に聳える山のような雲。
二人の黒い髪は夏の光に真っ白い鏡のような潤みを浮かべていた。
若い僕らのトパーズのように輝く汗。
輝く夏の太陽の下で僕らには十代のあの永遠の肉体があった。
その日、夏帆と僕は朝練後のボール拾いをしていた。
生暖かい風が僕らの頬を撫ぜて、突然降りだした雨が僕と彼女を体育倉庫へ走らせた。
沼地のようにぬかるんだ赤いグランドを水溜りを蹴りながら僕らは走った。
夏帆の濡れた白いTシャツに僕は目の遣り場がなくただ下を向いていた。
夏帆は笑いながらシャツをタオルのように絞っていた。
ふと顔をあげると、夏帆の日焼けしていない白いお腹が目に入って僕はまた急に俯いた。
夏帆の小麦色の顔には濡れた髪の毛がかかっていて、
その奥から僕をじっと見つめる透明な瞳には夏の緑色のりりしい光が潤んでいた。
僕はその時、何故そんな目で夏帆が僕を見つめるのか戸惑っていた。
それから、僕らは体育倉庫のシャッターにもたれて僕らは雨の止むのを暫く待ってた。
「奥村君って愛すべきひとだけど、ラブの対象じゃないんだよね」
その前の週の土曜の花火大会の晩、無邪気にいった彼女の言葉がずっと気になっていた。
なのに何故そんな目で僕を見つめるのか。
あの時、何故それを確かめなかったのか今でもよく分からない。
あの雨は、神様が僕にくれた夏帆との最後の時間だった。
あの夏の日の彼女の眼差しの意味を僕は今でも考えている。
(34歳 素人童貞)
472:名前はいらない
08/04/25 23:55:47 xePa5XbT
「これって恋かな」
473:名前はいらない
08/04/26 01:25:38 9qFPnlx9
これって恋かな
心臓に突き刺さったのは
銀の弾丸
そうだよ僕は狼男
不死身なの
銀の弾丸の持ち主は
真っ赤な目
真っ赤な髪の少女
ああ…なんて…
どうしたんだろう
やけに心臓が騒ぐ
どうしようもなく
脈が速いよ
頭が割れそうで
体が熱いんだ
これって恋かな
(知らなかったんだ
狼男の息の根とめる唯一が
銀の弾丸だったなんて)
474:名前はいらない
08/04/26 01:49:50 Mk+3a5Oy
黄昏の丸の内
475:名前はいらない
08/04/26 13:21:44 EXmk2+T3
「黄昏の丸の内」
たそがれ時には
伝書鳩が
良く似合う
そう いつも呟いていた僕の叔父は
昨日 丸の内線に飛び込んで死んだ
震える手でホームに花を添えようとして僕は
あと少しのところで
叔父みたいに飛び込むところだった
身を乗り出した僕を間一髪のところで抱きとめたのは
死んだはずの
叔父だったとかなかったとか
めんどくさくて完
476:名前はいらない
08/04/26 14:02:44 N1ISHHkH
やぶにらみの羊飼いの詩
477:名前はいらない
08/04/26 15:32:42 PdSP0+B1
「やぶにらみの羊飼いの詩(上)」
薮睨みの男が
汚い羊の群れを引き連れて
先週から僕の部屋に泊まっていた
いろいろあって出て行ったが
冷蔵庫の中には混濁した灰色の乳とラムが収められていた
男が出て行った夜、冷蔵庫のオレンジ色の光りの中で
僕は泣きながらそれらを食した
その背後の暗がりで掃除をする女が泣いていた。
僕は明かりをつけるのが怖かった。
女の顔が怖かった。
ベットのシーツや畳に乾いた緑色の糞のまだらや
毛やカーテンの羊たちが噛んだ跡
すべてがきっと夢の残り香のように輝いて見えるのが怖かった。
薄暗い部屋で泣きじゃくり掃除をする女を傍らに、僕はオレンジ色の光のなかでしゃがみこんでいた。
全ての感覚は下等であり、ラムの脂と血と僕の唾液の味だった。
その時、ふと僕はあの薮睨みの男と羊が水戸街道を北上しているかもしれないと思った。
懇願する妻を殴りつけ、僕は原チャで彼らの後を追った。
夜、千葉は細く霧のような雨が降っていた。
二十分後、六号線沿いの吉野家の駐車場で休む彼らに僕は追いついた。
黒い羊たちは毛を重く湿らせて体を寄せ合っていた。
そして、互いに虫のような声でかすかにメェメェと泣きあっているのだ。
その中心に聖女のように眠る男があった。
男に瞼に一滴の水が落ちて、それが僕の全ての闇を映していた。
然し、それも次の雨雫の一滴に弾けて瞼の皺に滲んだ。
僕は全て抱きしめ微笑むしかなかった。
*まんどくさいので(下)はない
478:名前はいらない
08/04/26 15:46:32 PdSP0+B1
樹海を彷徨うピンクジャージ
479:名前はいらない
08/04/26 16:01:15 TlJQjQCg
___ ___
r⌒η::::;;;:::'/ ⌒三\⌒)
/\ \::/ ( ○)三(○)\
/::::::::: :.\ \ :::::⌒(__人__)::\ ヽ,
/:::::::::: ::::. |\ .\ |r┬-| | .i
ノ:::::::::::::;;:::::..\\ .\ `ー'´ / .ノ
/:::::::: ::::::: ;:::::::::... ̄\ ヽ /::|
__ /:::::::::::::::: ::::: ::::::: r⌒ヽ::::\ ・ . ・i :::::ノ
ヽ;;:::::::::::::::::::::::: ::::::::: :::::: | \ ) .| ::/
ノ::::: :::::::::::: ::::::::::: ::::::::: | .i \. __ i /
/::::;;:; ::::::::: ;::::::::::::: :::::::::: | .i ヽ. .| | _i
⌒ヽ,::;;;;:::::::; :::::::::::: ::::::::: | .ノ\ .ノ | .¦
 ̄ヽ,; ::::::::: ::::::::::..| ./..::::: ヽ、__ (::::)..::) ノ
\::::::::: ::;:::::: | /..::;;:::::: / /
⌒⌒\: / /..:::::;:::: / /
(_/..:::::::::: / / ナルシストマンセー!
 ̄ ̄./ /
/ ./
/./
/ /
|_/
//
、ハ/|,,、
480:名前はいらない
08/04/26 20:36:52 N1ISHHkH
一瞬の孤独
481:名前はいらない
08/04/26 20:57:19 pq04HNcC
一瞬の孤独
たとえば
私のとなりで街を散策するあなたが
ショップの店員さん
肩がぶつかりあったひと
公園を駆ける子供
つまりは私以外のほかのひとに
ゆるやかに笑いかけたとき
482:名前はいらない
08/04/26 21:02:36 pq04HNcC
パラサイトシングル
483:名前はいらない
08/04/27 23:44:35 PnY8VQnX
パラサイトシングル
兄が遠くに行った。
姉は、一年に一回帰ってくるだけ。
お父さん、お父さん、
どうして寂しい顔するの?
私は何処にも行かないよ?
お父さん、私は捨てないから。
私を愛してくれたお父さん、だから今度は私の番。
お父さん、離れない。
大好きだよ。
484:名前はいらない
08/04/28 00:55:35 VJxdY0kj
偶成 NARUTO シスターズ!!
485:名前はいらない
08/04/29 11:07:29 D6OzuZLe
妹が流行りの忍者漫画を読んでいる
わたしには貸さない、貸しはしない
この気持ちをはきだすにはどうしたらいい
……ああそうか詩にすればいい
しかし、いかんせん、感受性の乏しいわたしには
ふと浮かんだ言葉を捕まえて形にするのは難しい
偶成 NARUTO シスターズ
486:名前はいらない
08/04/29 11:08:28 D6OzuZLe
"愛してる"が伝わらない!
487:名前はいらない
08/04/29 11:41:14 7hfiBnK6
衆目の中で解放できない想いもあるよ
488:名前はいらない
08/04/29 11:42:40 7hfiBnK6
>>487
ごめんなさい誤爆です
489:名前はいらない
08/04/29 14:53:51 Dagr0a/9
ありきたりな言葉ね
君はそう言って笑った
分かってる
分かってるよ
でもこの言葉以外見つからない
だからそんな風に笑わないで
冗談なんかじゃないから
何度も言える勇気もないのに
そんな風に笑わないで
愛してるが伝わらない
(即席スマソ。100%妄想でどぞ)
490:名前はいらない
08/04/29 15:04:19 xIOC7NUt
執念深い女
491:名前はいらない
08/04/29 15:40:43 qvS1uGFt
「;:丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:}
ト、;:;:;:丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:;: --―;:''"´;:_」
{::ト、:;:;:;:;:;:` '' ー――;:;: '' "´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_ ,.ィ彡!
l::l 丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,. -r==ニ二三三 }
',:i r- 、、` ' ―― '' "´ ,ィ彡三三三三三/、
|| ヾ三) ,ィ三ミヲ `丶三三三三三ん',
lj ゙' ― '′ ヾ三三三ミ/ )}
| , --:.:、:.. .:.:.:.:..:.:... 三三三ツ ) /
| fr‐t-、ヽ. .:.:. '",二ニ、、 三三シ,rく /
l 丶‐三' ノ :ヾイ、弋::ノ`:.:. 三シ r'‐' /
', ゙'ー-‐' イ: : 丶三-‐'":.:.:.. 三! ,' /
', /.: ミツ/ー'′
', ,ィ/ : .:'^ヽ、.. jソ,ト、 ',.:/.:.,{、: .: ,ノ 丶:::.. -、 ,ハ l、
ヽ .i:, ヽ、__, イ _`゙ヾ ノ / ,l l:ヽ
,.ゝ、ト=、ェェェェ=テアヽ } ,/ l l:.:(丶、
_r/ /:.`i ヽヾェェシ/ ゙' / ,' ,':.:.:`ヾヽ
_,,. -‐ '' " ´l. { {:.:.:.:', `.':==:'." / / /:.:.:.:.:.:.} ト―-- ,,_
一 '' "´ ',ヽ丶:.:.:ヽ、 ⌒ ,r'" / /:.:.:.:.:.:.:ノ,ノ | ``丶、
ヽ丶丶、:.:.ゝ、 ___,. イ / /:.:..:.:.:.,ィシ′ |
`丶、 ``"二ユ、_,.,____/__,/;: -‐ '" /
492:名前はいらない
08/04/29 15:45:39 D6OzuZLe
先生が『執念深い女』と黒板に書いた
「これは間違いです」と執念深いに赤で×をうつ
生徒もそれに習った
「女は『女』と言う漢字だけでそのしぶとさを表すのですよ」
こうして頭ごなしの印象は消えても
それでも執念深い女は独りぼっちになった
493:名前はいらない
08/04/29 15:46:46 D6OzuZLe
すいませんかぶりました…
494:名前はいらない
08/04/29 17:26:38 GUT3CD7x
失恋
495:名前はいらない
08/04/30 00:23:33 7DW/ZXrw
「失恋」
君が捕食昆虫のように僕を見る
その鋭い視線が既に苦しい。
口癖や皮膚の水気まで同じ僕らの
気味が悪い嬉しさを誰か知る。
遭遇一週間、
もう僕らはもう互いに失笑気味。
この異様な引力。
僕らは不吉な黒い雨を浴びている。
潤んでそのまま奈落に落ちる。
花弁のように愛し合う頃。
計算すればそれは夏だが
冬に一緒に住んでたら
その時、僕らは畜生にならねばならない。
君の白夜の菩薩のようなその穏やかな
戦闘的視線が予兆めいて怖い。
君の水魚のように生き生きとしだした生活が不気味。
君のその絡み取るような内腕のきめ細やかさに僕は戦慄いている。
ああ、これは葬鐘か砲撃か
お前の圧倒的威容に
僕は主体をおめおめと失い虚脱傍観する塞翁が馬。
打ち寄せる砂浜の色をただ思念する。
496:名前はいらない
08/04/30 00:26:11 j1kbeZRK
あした
497:名前はいらない
08/04/30 01:46:17 htDtBfNg
あした
あなた
かなた
さようなら
明日には何処へ
私の美しいあなた
498:名前はいらない
08/04/30 01:58:56 eT9c2g1D
『エディロ』
499:名前はいらない
08/05/01 00:16:40 UEULNVZB
『エディロ』
電柱から伸びる影にさえ怯える君は仕返しにおしっこをかける
「つまらないものですが どうぞ」
勢いよく放たれた矢は
放物線を描き
虹さえも垣間見せる
素敵な贈物
ただ突っ立っているボクに
手紙を添えて
それはとてもつまらなくない
ただ ひたすら立ち尽くす
ぶっきらぼう
エディロは
ぽろりと漏電するのさ
500:名前はいらない
08/05/01 00:17:48 UEULNVZB
「お爺さんと鋼鉄の処女」
501:名前はいらない
08/05/01 02:53:16 wHGdY6az
「お爺さんと鋼鉄の処女」
ああ今し方這入つた處なのである所の朕の
ああ刺棘が痛ひのであるがたれも閉ぢて呉れぬ故
よつこらよつこら蓋をひん把み七轉八倒してをると
ぐわらごんと横倒し半開きめいでんくわんのんは
ぐわらぐわらと大車輪の勢ひ以つて竝居る自由自我ろぼ薙ぎ倒し
一氣呵成にすぺいん坂をころげおちばつきんがむ宮殿のやうな
出口に突入すも
籤賣り因業罰当てる爺わしやでうすとぬかしをつたもんだから
ぬぬぬぬ恚り心頭
ぶん投げて硫黄らどん噴泉えるされむ地獄へ
落つことしてやつたのぢやよ
めでたやめでたや。
502:名前はいらない
08/05/01 03:29:22 cQKpOXst
チベット高気圧
503:名前はいらない
08/05/01 03:34:50 hH00r1J9
偽装船団
504:名前はいらない
08/05/01 04:10:01 hH00r1J9
「チベット高気圧」
暗黒列島付近は左手の勢力範囲としてはむしろ周辺部に当り、
この乳輪をつねる左手のために定常的に乾燥気候が持続する事は少ないが、
前戯時に圏界面近くに発達するもわんとしたチベット高気圧が、
時に下腹部付近にまでざわざわと伸びてくることがあり、
その場合は乳首くりくりの更に上層部に耳たぶぺろぺろが重なる形になるので、
列島の小さな海綿体の背が更に高くなり、しかも安定する。
そのため女体の下腹部を中心に厚く剥き出た状態が長続きし、
寝具に深刻な洪水をもたらす事がある。
505:名前はいらない
08/05/01 21:00:26 aYVBIzUa
「偽装船団」
バイーン!
偽装船団が
降っては跳ね返り
降っては跳ね返りしているよ
ボヨヨーン!
杉田かおるが
乳を振り乱しては走り去り
乳を振り乱しては走り去りしているよ
福田総理!
とりあえず
偉い人らしいよ
506:名前はいらない
08/05/01 21:55:58 BKa2y4sI
「ゲロッパ パパ」
507:名前はいらない
08/05/02 07:03:53 EiDUXO/r
「ゲロッパ パパ」
おかえりなさい 申し訳ありません
いただきます 申し訳ありません
おやすみなさい 申し訳ありません
いってきます 申し訳ありません
どうしてパパは謝るの?
どうしてママに謝るの?
ママ以外のメスに肉棒をねじ込んでるの?
おかえりなさい いやそのちょっとその
いただきます いやそのちょっとその
おやすみなさい いやそのちょっとその
いってきます いやそのちょっとその
どうしてパパは下手(したて)なの?
どうしてママに下手(したて)なの?
チェーセン欲しさの策略なの?
おしえて パパ
ゲロッパ パパ
508:名前はいらない
08/05/02 10:03:16 Zjiif5ic
「クッキーと井戸水とリーゼント」
509:名前はいらない
08/05/02 15:22:27 D8N+XQ3U
「クッキーと井戸水とリーゼント」
横浜の郊外で井戸を見たから言うんじゃない
ましてや、うちの兄は所謂オタクで
リーゼントとはほど遠い髪型
井戸には妖精がいる
苔の積もった、煉瓦の淵に
尻を薄みどりに染めているものが
彼女の姿は見えない
ただ寂しい者だけが、存在をとらえることができるのだろう
ところで 僕は寂しくなかった
汚れて擦り切れた煉瓦の淵に
毎日
毎日、クッキーを乗せておいた
クッキーは翌日、なくなっていた
妖精が!
その現象だけで僕は満足だった
彼女の顔も想像しないほど
しばらくたって僕の近所が騒がしくなった
井戸の底に、男の水死体が浮いていた
僕は隣のおばさんと一緒になって、彼の髪型を笑っていた
リーゼント
リーゼント!
リーゼントでも寂しくなるんだね
510:名前はいらない
08/05/02 16:19:16 d7N9cxg1
『恋の破傷風』
511:名前はいらない
08/05/03 21:35:54 Z7A91mLE
『恋の破傷風』
今夜もまた痛み出す
言葉とゆう名の風きり鎌に
切り裂かれた心の傷が
ロンリーナイツ
疑う心は傷口に侵食し
今夜はとうてい眠れない
心は破傷風
痛みの分だけ君を想う
明日は笑ってあえるよね
君の笑顔はオロナインH軟膏
512:名前はいらない
08/05/04 00:55:59 N4GXBg2t
「天秤」
513:名前はいらない
08/05/04 01:08:21 Xj/9vNjK
マジで言ってんのかブルブル
514:名前はいらない
08/05/04 01:20:20 Xj/9vNjK
ホントに一発やらしてもらってもいいんですか
車掌さん
515:名前はいらない
08/05/04 01:58:32 55n/QeP2
「天秤」
永久ゴッコニ陽ガ昂リ
神を僭称す人
性
ハレて
信号機ゼブラゾヲンコンビニエンスストアてふを獻り
ズビズバ
ナツ盂蘭盆邉リの文脈捩れニ屹立す
ボクチヤンタチのサビシサ丗より重き
クノーシア量子天秤計ノ
ライトノベルズ直喩館上
セカイ系ロボトミー穿孔術外科ノ弐階待合室に即吟さる
カラツポ都市頭蓋ノ点景抄
イカ臭。
、
516:名前はいらない
08/05/04 02:05:00 N4GXBg2t
「餅は餅屋」
517:名前はいらない
08/05/04 03:07:56 IYHzKCV2
『餅は餅屋』
いやや うち そんなんいやや
いやや いうても もうそこや
売り切れ玩具 一人の兵隊
夜になれば 墓場から
ブリキの玩具 一人で遊べ
夜になれれば すえたにおい
異物混入コンパニオン
あたし明後日の子
娘じゃなくて個
ってこての
ソースで
ぱくりでしょ
サービスカウンターのひとがこわいのは何も売ってないから
518:名前はいらない
08/05/04 03:08:51 IYHzKCV2
『チャンピオン湿る』
519:名前はいらない
08/05/05 18:10:16 WpU0Vxb/
『チャンピオン湿る』
嘘だ!
俺は行ける まだ行ける
前へ前へ どこまでも
俺は行ける もっともっと遠くに
遠く遠く遠くどこまでも、遠く
もっと前へ行けるはずだった
もっと遠くに行けるはずだった
俺はもう行けない
ちくしょう!
520:名前はいらない
08/05/05 22:37:33 h+50dNwp
姑獲鳥の夏
521:名前はいらない
08/05/07 02:02:48 7qVwgZ7p
姑獲鳥の夏
おじちゃん 姑獲鳥 200グラム
ちょうだい
あいよ
夏っちゃんのためなら
大出血サービスで 300万円にしとくよ
まあ おじちゃんったら上手いんだから
そっと体から引き剥がされる初夏の陽射し
ああ なんてすごいの すごいわ おじちゃん
流れ込んでくる真夏の呼び水
こんなの はじめて はじめてよ おじちゃん
桁違いよ こんなのでたらめ
この熱さ
こんなの
夏は 夏は‥
レンズに集められた太陽の一筋となって
はじめまして はじめました
冷やかし中華
カランコロンカラン
何かが入ってくる音
胡瓜と卵の横
日に焼けて黄ばむ障子を開けると
姑獲鳥が
ブブブブブうなされている
振動
こんなの はじめて
握り締めた
おつりは確か‥
522:名前はいらない
08/05/07 02:03:59 7qVwgZ7p
「二人のシークレット しーこっこ」
523:名前はいらない
08/05/07 02:39:16 jIQ9HPzZ
「二人のシークレット しーこっこ」
ふたりの秘密は しーこっこ
ふたりの始まり しーこっこ
意味なんて
わけなんて
必要ないから ふたりには
ありもしないよ ふたりには
誰にも言わない しーこっこ
誰にも言えない しーこっこ
在るのは 君と
在るのは 僕と
しーこっこ
524:名前はいらない
08/05/07 02:42:42 jIQ9HPzZ
「白髪と、水玉」
525:名前はいらない
08/05/07 07:04:53 ut79xNS4
「白髪と、水玉」
おじいちゃん、今日は暑いね
手をつないで、炎天下
ひらひらのワンピース、空の色
せみの声、じわじわ
ちいさなわたし、花のついたサンダル
きんきんに冷たいラムネ、噴き出て、笑う
また、手をつないで、炎天下、歩きだす
手をつないで、ああ
遠い場所、あの夏の日はかえらない
おとなになったわたし
水玉、ワンピース、となりには
もう、ひとりで夏を歩かなきゃ
526:名前はいらない
08/05/07 07:08:51 ut79xNS4
「時計溶けい」
527:名前はいらない
08/05/12 18:12:19 2w4Jrh42
「時計溶けい」
時は刻む
残酷なくらい、刻まれた全てが
過去と言う虚無になる
思い出も、感情も、記憶も、
形を残さず、溶かされていく
手に残ったものは
「今」と言う不確定な現実
それでも尚、時計は刻む
「今」すらもまた、一秒後には溶かしながら
528:名前はいらない
08/05/13 04:22:06 3TUrVH3m
ぽんぽんこつ
529:ぺぽんぬ
08/05/15 00:49:19 b0DwhMn0
「ぽんぽんこつ」
ロックならぽんぽん叩け
拳骨山の元ビジュアル系バンド
銅多抜きチェンバレンは千畳敷の名所で絶叫
ぽんぽんこつ この痛みに正露丸なんて効かない
ぽんぽんこつ この痛みにパンシロンなんて効かない
知らぬが狸 誰も 聞いてないぜ
ぽんぽんこつ 片腹が痛いぜ
痛いぜ ノーフューチャー
腹八分目 マザーが言ってたぜ
腹九分目 ファーザーに殴られたぜ
飯十合目 ぽんぽんが金玉みたいだぜ
ライクアローリングストーン
ロックの神が
山から転げ落ちていく
ぽんっと音をたて 香ばしい匂いがなつかしい
画面には、ぽんぽんこつな顔面
口からは、ぽんぽん音に併せて孵化するぽんぽんこつが
身投げ
わたしは、とうもろこしがさけるように殻を割り
あなたは、殻をわるようにとうもろこしが裂ける音を聞く
身だけ
ぽんぽんぽん
聞こえてるなら あいずして
こつこつこつ
わかってるから あいずする
未だけ
劇場ではポップコーンが量産されるように
ぽんぽんこつな映画を
ぽんぽんこつが眺め
身だけ
一緒にぽんぽんぽんぽん
覚えてる?
ポップコーンが
しょっぱくて美味しかったこと
きっとぽんぽんこつ
ちょっと
はなしきいてる
530:ぺぽんぬ
08/05/15 00:50:00 b0DwhMn0
「牧歌的な彼氏」
531:名前はいらない
08/05/15 01:16:40 sO2yLS0B
「牧歌的な彼氏」
「あーそうか海も飽きたし今年は山だね!久々にキャンプしよう」
手も握らない
キスも求めない
身体だってどうでもいい
くらげになりたいとか
波にゆられたいとか言って
劇画調のワカメを筆ペンで手紙の端に書いてよこした
つまんない?
こんな男はつまんない?
つまらないよ
本当につまらないね
絨毯のすき間に挟まる髪の毛
織り目が痛くなるまで
沈みこむ、布団の上に
つまんないね
本当にね
532:名前はいらない
08/05/15 03:02:26 3VQiJFaj
「残尿感」
533:名前はいらない
08/05/15 08:07:00 BFl4MUSP
残尿感
キミが笑ったその顔に
ボクはいつでも救われる
キミが泣いたその日には
ボクは世界を呪うんだ
いつからかハイウェイ高架下
キミの帰りを待っていた
行き過ぎる灰色人波に キミのイエロー探してた
それはもう 目も覚めるような向日葵色の キミの自慢の金髪を
キミはパンクを気取っていたけど
夜のハイウェイ高架下 捨てられた子猫たち
キミはひっそり抱きしめてたね
紅い太陽は今でも昇るけど ただ残念なこの想い
朝のハイウェイ高架上 キミはここから旅立った
ボクは言葉を伝えることすらできなくて
キミを想って叫んだけれど
ただ残る残尿感
独りハイウェイ高架下 流れ途切れぬ人の波
キミを想って叫んだけれど
ただ重苦しい残尿感
534:名前はいらない
08/05/15 09:55:34 BFl4MUSP
「待てコラ」
535:1
08/05/15 10:30:15 0Wvr4GW0
「待てこら」
おいちょっと待て、そんなに急いでどこに行く。
止まれて、いいからちょっと止まれ。
536:1
08/05/15 10:32:32 0Wvr4GW0
男に生まれたくやしさ
537:名前はいらない
08/05/15 22:19:44 rFkKZRUi
感度良いんだよな
感度良いんだよね
羨ましいな
羨ましいね
なんてったって3倍
人によっちゃ30倍
いいよな
感度
か・ん・ど
一度でいいから
味わってみたいぜ
538:名前はいらない
08/05/15 22:51:09 4bBNsafX
『恋の不買運動』
539:ぺぽんぬ
08/05/16 01:06:16 FAkIa9Qu
『恋の不買運動』
祝日、郊外型の大型ショッピングモールによせてかえす人波
波打ち際では、メッセージレスなボトルが漂っていて
生活と斬っても切り離せないMonoの波
揺れる
恋人達は溺れながら 桃色珊瑚に乗り上げて
核家族は漂いながら 桃色産後に酔いしれて
既成の水着を買いあさる
水の中の子供はが
うれしさの余り おしっこをもらした
ような
ステレオタイプ
端数980
そんなのいらないから
わたしたち
手作りの水着に着替え
セピア色のアーケードを
二人で潜るの
ずっと よせてかえさない
波のように
540:ぺぽんぬ
08/05/16 01:07:40 FAkIa9Qu
「ぶちゅチュッチュ中」
541:名前はいらない
08/05/18 15:59:26 ep7rWfIi
「ぶちゅチュッチュ中」
「ちゅ が多すぎるぜ!」
カツ丼をほおばっている最中に彼は
そう叫んだ 5オクターブの美声で
ちゅが多すぎる?
彼はいったい何を言っているのだろう?
いぶかしがる私を尻目に
彼はフロリダ仕込みのアフロヘアーを振り乱しながら
食堂から (若干 空中遊泳ぎみに) 出て いっ・・・
1992年 私はこうして息絶えたのだった
542:名前はいらない
08/05/18 17:36:30 vDpl5s/G
『恋の油』
543:名前はいらない
08/05/18 20:09:15 9cB4q3A7
「恋の油」
恋の油で焼いたのさ
強火の火力で焼いたのさ
煙が出るのに無理して焼いて
途中で弱火にしてみたけれど
なんだかまだまだ納得いかず
結局強火で焼いたのさ
そしたら最後に真っ黒な
嫉妬という名の塊さ
544:名前はいらない
08/05/18 20:37:00 vDpl5s/G
『セーカフの純み』
545:名前はいらない
08/05/19 03:29:22 EqbMbkpc
「セーカフの純み」
セーが日がな非常階段の手摺を磨くしごとから戻ると
カフ太はよりいっそう裏庭にもぐりこみもぐらの擬態に没頭しているので
仕方なく
純一におまるを被せてあやつるあそびを想像しながら
一人ほくそえみ
鍋をかき混ぜていると
あっという間に日が暮れて
青髭村に夜の帳がおりるのでした。
もう
セー君ったら。
ああっ、
546:名前はいらない
08/05/19 08:03:59 arcL8JJE
「うつ病とコロッケ」
547:名前はいらない
08/05/19 08:07:53 eaisCEak
ん?
548:名前はいらない
08/05/19 19:14:00 l3qp1JeO
『うつ病とコロッケ』
ガチャ
母さーん
あら、おかえり
今夜のオカズなにー?
ん~今日は信ちゃんの好きな鬱病よ
マジで?やったー
ほらほら、早く手洗ってきなさい
うん、分かったー
母さーん
なぁーにー?
母さーん
どうしたのー信ちゃん?
コロッケどこー
コロッケないの?
うん
じゃあ水だけでしっかり洗いなさい
うん
さ、鬱病できたわよ。お皿運んでちょうだい
・・・・・・
どうしたの信ちゃん?
・・・・・・
まぁ!また摘み食いしたのね!
・・・・ウルセェ
まったくしょうのない子ねぇ信ちゃんは
・・・マジダリィ
549:名前はいらない
08/05/19 19:16:53 l3qp1JeO
「浅ましい時間」
550:名前はいらない
08/05/19 22:17:26 l+RnCV4Y
『追う刑事、逃げるP5』
551:名前はいらない
08/05/20 14:26:08 1NbwydLE
「浅ましい時間」
いまの電話だれ?
友達だよ
女の髪を撫で
笑いかける
軽くキスをして
耳元で囁いた
「ダイスキダヨ」
社交辞令のような性交
また電話が鳴っている
男は構わずに腰を振り続けた
ベッドの軋みと女の喘ぎ声が狭い部屋に響いている
男はその間を縫って聞こえる
秒針の音だけを聞いていた
552:名前はいらない
08/05/20 14:34:08 KLSPeO8m
干乾びた胎児
553:名前はいらない
08/05/20 15:05:53 Co2Ex/Jq
最後に、これまでに愛した女たちと、これから愛する女たちの、幸福と健勝を祈って、このブログの締め括りとたい URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)
554:名前はいらない
08/05/20 15:44:44 1NbwydLE
「干渇びた胎児」
母の胎内で
子はスクスクと育ちます
けどそれには条件が
あるのです
なぁに簡単な事です
ただ一つ
愛情を込めること
子の成長は
父と母の愛情に
比例しているんです
えっ
愛情を込めなければどうなるかって?
そりゃ干渇びちゃいますよ夏のミミズと一緒です…
あなたは
くれぐれも気を付けて下さいよ!!
555:名前はいらない
08/05/20 15:56:21 xZElikod
「分かり切った事をほざく輩」
556:名前はいらない
08/05/20 16:16:18 1NbwydLE
「分かりきった事をほざく輩」
見つけたぞ
なにを
永遠を
それは死だ
557:名前はいらない
08/05/20 16:27:34 xZElikod
「牡丹」
558:zreee
08/05/20 17:34:56 pZgUKQEZ
557:名前はいらない :2008/05/20(火) 16:27:34 ID:xZElikod
「牡丹」
559:名前はいらない
08/05/21 05:17:10 pZ2ghviQ
「牡丹」
花は好きではない。
なんでかな?
牡丹ていうとあれだ、花札の六月だよね。
猪鹿蝶の「蝶」。
そういえば、花と蝶の関係は言わずもがな、繁殖と食事だよね。
持ちつ持たれつ。
だったら花は何故着飾るのだろう?
動物だったら求愛とか相手に好かれるため、
自分の解釈だけど、花は運び役を引き付けるために華やかに着飾ってる。
うーんやはり好きではないな。
560:名前はいらない
08/05/21 07:37:55 gSxn69JK
「飢餓道豊胸術」
561:名前はいらない
08/05/21 13:03:24 RTiREw4/
「飢餓道豊胸術」
「犬畜生以下の行為だぜ、豊胸なんて!」
そういって彼女は、メリケン粉の詰まったポリ容器を、派出所のガラスめがけて14個同時に叩き付けた
そんな彼女を
慰めてあげたいと思った僕は
偉い というよりも
むしろショッカーだ
第2話 だけに出てたバージョンのショッカーだ
562:名前はいらない
08/05/21 13:03:48 RTiREw4/
「底冷えララポート」
563:名前はいらない
08/05/22 00:42:10 vwuS3u7C
「底冷えララポート」
ほんとうにそうだね
悲しいのは星のせい
雑然としてるのは間違いないけど
でもほかの人の涙は見たくない
臨界点に達したら
ここももう終わり
意表を衝く獣たちが
ほら傷を舐めあう
だってそれ何だか知らないし
そもそも凍りついてるし
倦怠期でしょどうせ
病み上がりにはきついよ
ヒトコブラクダ来ない?
呼べよとにかく今すぐここに
ラララララポート
ラララララポート
苦しいかい?
仕方ないよ
だって
そんなものどこにもないし
どこにもいない
ラララララポート
ラララララポート
564:名前はいらない
08/05/22 00:43:11 vwuS3u7C
「しみじみしじみ」
565:感応する石
08/05/22 00:59:14 yBfCzW6T
しみじみしじみ
ほっこりしじみの味噌汁だよ
しみじみしじみ
ちいさな貝がら おわんに開く
しみじみあったか しじみみつけた
566:名前はいらない
08/05/22 01:00:27 twsuh8RJ
『しみじみしじみ』
みじめなしじま
ゆうげのじかん
しちじをすぎて
はちじになった
そろそろすなが
ぬけただろ
567:名前はいらない
08/05/22 01:01:11 twsuh8RJ
かぶったすまん
568:感応する石
08/05/22 01:02:45 yBfCzW6T
『満月の海』
569:感応する石
08/05/22 01:04:04 yBfCzW6T
いえいえ、こちらこそ^^;
570:名前はいらない
08/05/22 01:42:41 vwuS3u7C
「満月の夜」
ゆらり
こんな夜は小人たちが宴をもうけて
日が昇るまで歌いあかす
どろん
消えた浜辺を照らす抑揚のない猫の目
韜晦の梢はその先を水につけ
ぽとり
白い鴉がしきりに鳴き声をあげる
見る間に色を変えて緑
ごろん
徐々に近づく赤はせっかち
太陽も真っ青な無慈悲の黄色
とろり
雲の陰に映って全て濁りだす
まもなくお目見え波紋の出口
ぼそん
ざわめき隠さぬ酔いどれ小人
裸足で駆け出す薄やみ浜辺
西へ西へ西へ西へ
571:名前はいらない
08/05/22 01:57:23 vwuS3u7C
566の三十分後が565ってことで。
572:名前はいらない
08/05/22 01:58:06 vwuS3u7C
「震度12」
573:名前はいらない
08/05/26 00:55:11 I3jLLXTa
>>572
「震度12」
僕は揺れた
震度にして12くらい
土台が崩れたってレベルじゃないね
それはつまり今までにない震度で
機転になるであろう事件で
たてなおるには時間がかかりそう
けど余震はまだきていないな
574:名前はいらない
08/05/26 00:56:50 I3jLLXTa
「代名詞リンゴ」
575:名前はいらない
08/05/26 20:06:43 OgX0qHQz
「代名詞リンゴ」
あなたのリンゴって
とてもでっかいのね
真っ赤に膨れて
はやくかぶりつきたいわ
目の前のリンゴを見て
血の騒がない女がいるって言うの?
君のリンゴだって
真っ赤でとてもきれいだよ
ほらもうこんなにみずみずしく
とてもうまそうに熟している
目の前のリンゴを見て
血の騒がない男もいないよ
576:名前はいらない
08/05/26 20:08:15 OgX0qHQz
お次「保安官の不安感」
577:きっきぽん
08/06/03 23:52:55 4VhoBCCK
「保安官の不安感」
器官の末端に伝達
我輩 犬のおまわりさんであります
時々 杭に鎖が絡まって身動きがとれず
床に臥せてはひねもす
大型 小型の間の中間でひねもす
この先の平和のため
世のため 人のため
一身上の都合で去勢であります。。
丸腰。
以来
どのように
市民を守ればいいのか
ひねもす
脳みそからの命令を
「待て」
「待てよ、待てよ。」
ずきゅうーーーん
578:きっきぽん
08/06/03 23:57:40 4VhoBCCK
「おみくじなめくじ」
579:名はまだない
08/06/04 02:57:05 P5Fu8iAI
『おみくじなめくじ』
紫陽花に雨ぽつり
紫陽花見物の
かたつむりにも雨ぽつり
野ざらしのおみくじ箱にも雨ぽつり
箱にはってるナメクジにも雨ぽつり
おみくじのとおり
雨がふり大喜び
でもナメクジのおみくじ凶だから
すぐ上がるかもね
そんな事なと気にもせずに
今日も野ざらしのおみくじ箱にナメクジが
ナメクジおみくじはいかがですかぁ?
580:名はまだない
08/06/04 03:02:45 P5Fu8iAI
『太陽と月』
581:名前はいらない
08/06/04 09:43:38 G1stT9N/
太陽と月
夜のバスが止まる 湖のほとり
11月の水のよどみ
君は少しだけど お酒なんか飲んで
ドレスを着たままで泳ぐ
はしゃいでいいよ
だって君は
疲れ果てた太陽
そして君はこの世から消えた
月の裏のクレーターに消えた
心配は無用さ
郵便配達の宇宙飛行士が
君の手紙
届けてくれるよ
582:きっきぽん
08/06/04 22:05:39 XmTMDe+P
「TellTell和尚」
583:名はまだない
08/06/05 01:33:24 ZoHcToSv
『TellTell和尚』
今日も和尚は忙しい
朝から晩まで忙しい
寺の電話が鳴り響き
和尚でたらTellTellで
困った事や悩み事
TellTell和尚に相談ね
和尚の答えは的確で
和尚のあだ名はみの○んた
今日も明日も明後日も
TellTell和尚にお任せだ
584:名前はいらない
08/06/05 01:36:04 yPiy5ZTW
『パパベース』
585:名はまだない
08/06/05 01:43:32 ZoHcToSv
『虫歯の歯科医』
586:名はまだない
08/06/05 01:57:37 ZoHcToSv
>>584
あっ俺かぶせちゃってましたm(__)m
お題は『パパベース』でお願いします!!
587:名前はいらない
08/06/05 02:23:30 2mT0o0Ta
『パパベース』
虫酸が走るのさ
ヤツが傍に来ると
加齢臭が鼻について
吐き気さえしてくる
だから...
今夜はシチューしよう
ぐつぐつと煮込んだ
くどい程煮詰めた
赤茶色のシチューにしよう
僕は晩飯を作らないママンのかわりに
キッチンに立った
シチューなのにカレーの匂いが消えないけど
まあいい
憎しみごと煮込んでしまえば
どうにかなるさ
ママンはとろけそうな目玉を頬張りながら
言ったのさ
なんか不思議な味のシチューね
僕は答えた
うん、パパベースだからね
なあに?パパベースって
うん、それは秘密だよ
僕は少し笑ってみせた
588:名前はいらない
08/06/05 18:15:50 K/tsq5Z7
揺り籠
589:sage
08/06/05 20:35:22 RFD0XxXY
『揺り籠』
ゆれるゆれるゆれる
僕の大好物
はかばかしいばかりに
とろけそうな君
ゆれるゆれるゆれる
ひきちぎられた
欲望のすぐ真下
ひび割れた湯船の中
ゆれるゆれるゆれる
ベランダ脇に捨て置かれ
哀しみよいずこ
愛情など微塵もなく
ゆれるゆれるゆれる
口にほおばった
関節と関節の隙間
まとわりつく緩衝液
ゆれるゆれるゆれる
最高のお天気
まさに反骨日和
声高らかに響く挽歌
590:名前はいらない
08/06/05 20:37:02 RFD0XxXY
『恥さらし』
591:めっきぽん
08/06/09 21:14:38 a1kE+biH
『恥さらし』
わーい わーい
こんな擬音漏らしたことなんて
今まで無かったのに
じょろろろ
じょろう
擬音のよいよい響き 宵やさぁー
酔いやさぁー 祇園の宵酔い
じょろろろ
上等
もう 酔いやさぁー 好いやさぁー
じょろろろ
詠み夜
この先 漏らすかむれなくもらす
よ
わーい わーい
よいやさぁー
よいやさぁー
むれるもらす
592:めっきぽん
08/06/09 21:15:50 a1kE+biH
「天道虫の初フライト」
593:名前はいらない
08/06/10 01:21:48 eGdwITQY
天道虫の初フライト
灰色の街に閉じ込められていると
青い空がただ素敵に思えるんです
眺めているだけで
黒い涙が疼いてしまうんです
緩やかに南南西へと流れる暖かい風に誘われて
あの広い広い空へと初フライト
青の中を飛ぶ赤が見えていますか?
黄昏時になったら僕もこの空に
この空に溶けてゆけるかな
空に溶けてゆけたらいいのにな
594:名前はいらない
08/06/10 02:16:38 eGdwITQY
ないものねだり
595:名前はいらない
08/06/10 12:07:23 /vx0R/ek
あいつは俺のこれが欲しい
俺はあいつのあれが欲しい
お互いもってないものを
お互いに求めてさまよい歩く
時間が欲しい
金が欲しい
自然が欲しい
文明が欲しい
俺はあいつのあれが欲しい
あいつは俺のこれが欲しい
取り替えっこは出来ないけれど
それでもやっぱりお互い欲しい
596:名前はいらない
08/06/10 12:08:41 /vx0R/ek
生命倫理
597:名前はいらない
08/06/10 15:02:53 4cpFy/93
生命倫理、それは命を質量を導き出す方程式
生命倫理、それは記号を使わない方程式
生命倫理、それは足し算を使わない方程式
生命倫理、それは引き算を使わない方程式
生命倫理、命一つと命一つの等価交換
神様が失くしてしまった天秤は、僕らのこころの中にある
598:名前はいらない
08/06/10 15:06:50 4cpFy/93
金曜日
599:sage
08/06/10 17:31:07 2+KlyEcg
君の電話を待っていたけれど
君は電話をもっていなくて
僕の電話は戸惑っていたよ
会いたいけれど
会えないから
声が聞きたいけど
聞こえないから
金曜日だから
600:名前はいらない
08/06/10 17:41:33 wff0M/HV
「流れ」
601:名前はいらない
08/06/10 19:53:10 /iWcpsdM
『流れ』
辿り着いた流転の果て
流したのか 流れたのか
いずれにしても かりそめの今にいる
未必の故意の成れの果てという今に
ひとり
呟いた空白も風に流され
ささやいた求愛も雲に笑われ
仰いだ天空に時の流れが見え気がしたんだ
流体力学の未来
夜来風雨の恋
そして
こころは流れる
柔らかい場所を求めて
引力は願望の加速度なんだよ
多分ね
602:名前はいらない
08/06/10 20:21:47 YU+FTww6
『テレフォン電話』
603:にゃ
08/06/10 23:08:03 2H/bbo3D
それは不吉にも似た地球の羞恥心
お母さんのオナニーは僕がテレフォン電話をかけたからなんだね
604:名前はいらない
08/06/10 23:11:18 wff0M/HV
人間の本質
605:にゃ
08/06/10 23:23:23 2H/bbo3D
大好きな子のおしりの穴をけなしたい
またはけなされたい
606:名前はいらない
08/06/10 23:30:35 BX09X2Lg
塗仏の宴
607:にゃ
08/06/10 23:37:00 2H/bbo3D
ちんちんがさかさまに落ちていくヨー
ミィチャン!
608:名前はいらない
08/06/11 19:56:27 VVvEaSQ/
吐き気
609:ぽん
08/06/11 20:28:56 1dS9LLML
吐き気
毎日 毎日 僕らは血反吐を吐くまで
特訓に 次ぐ 特訓
全ては
まだ見ぬ背中をさするため
春は背中から生命の息吹を育むように
夏は生の不安を性の喜びにかえるように
秋は背骨に性欲を色付かせ
冬は もはや
語るに価しないと
僕の
背中が物語っているだろう
さあ
背中を
背中を
撫でさせてくれ
吐き気がしているのだろう
610:ぽん
08/06/11 20:30:09 1dS9LLML
「マチュピチュ」
611:にょ
08/06/11 20:38:06 UF+IsQxw
魔がさした
ほんの一時のマンこのおならが僕に向かって悲鳴をあげた
[マチュピチュ!]
612:ぽん
08/06/11 20:45:35 1dS9LLML
「罰コンプレックス」
613:にょ
08/06/11 22:57:17 UF+IsQxw
罰コン
それは一度や二度ではない
つまりMであり分離不安からくる怒りである
つまりそれは 成功を願うと同時に失敗を願う
殺すぞカス野郎
614:真九郎 ◆SIN4100n5U
08/06/11 23:08:25 0GJdGV6j
「馬鹿な事」
615:名前はいらない
08/06/12 00:01:50 mjtgcp96
「馬鹿な事」
地上18メートルの高みから
僕は放り投げる
ロシア文字の中に存在する
ごつごつした器物を
しわくちゃの羽布団の中で
ひとしきりマントラを唱え終わると
礼服に着替え
その地へ向かう
遥かなる母のもとへと
己の半月を向ける
捻じ曲がった四角形の隅から
淡い色のスペルマが
放出され続ける中
瓦解したフロッタージュと
蒸散したグラッタージュを
両手に握り締めている
そうして見守る
それが途中で引っかかったりしないかを
燃え上がる木々の枝葉や
盲人の腰掛のような瘤体といった
もろもろのものに
妨げられた違和感の在り処を
そこここに感じとる
天地の内でもっとも尊い存在の上へ
降りかかるのを息を呑んで待つ
そして彼は眠る石のように
動かなくなった
616:ぽん
08/06/12 00:10:43 uTdm6zfC
「馬鹿な事」
199 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/06(金) 02:43:20 ID:v28Zt+NI
お題くれ
200 :名前はいらない:2008/06/06(金) 09:26:08 ID:orWYFzRt
では「魂魄」というものについて
202 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/06(金) 21:46:29 ID:v28Zt+NI
おまいらむずかしーヨ!レベル考えろレベル。
210 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/06(金) 22:38:26 ID:v28Zt+NI
とりあえず思いついたら書くヨ
248 :名前はいらない:2008/06/08(日) 21:32:38 ID:+9h4jAWF
ゴチャゴチャ言わずに自分が欲しがった御題とやらを消化しろ
249 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 21:36:55 ID:d2sJpfxC
書けたら書くと言ったはずだよ
259 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 22:10:45 ID:d2sJpfxC
まるで君は辞書に向かって何も知らないんだ?と言ってるようで滑稽だ。
283 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 23:33:58 ID:d2sJpfxC
君も白黒つけたがるんだね。 だからこんなものを書くわけにはいかないと
書いてあるのが見えないのかな?
292 :名前はいらない:2008/06/08(日) 23:52:40 ID:+9h4jAWF
だいたいだったら最初から御題をくれなんて言うな
293 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 23:53:35 ID:d2sJpfxC
君は人とコミュニケーションをとった方がいい。 社会生活に障害が出るだろう。
294 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 23:55:47 ID:d2sJpfxC
お前レス読めねえの?
295 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/08(日) 23:56:47 ID:d2sJpfxC
お前は人に求めすぎなんだよ。 いい加減解れよガキ。
299 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/09(月) 00:03:54 ID:4mA2dAwT
お前は聞き訳のないガキだろう。レベルの低いのはお前だ
305 :真九郎 ◆SIN4100n5U :2008/06/09(月) 00:12:47 ID:4mA2dAwT
ガキじゃなきゃ相当なはぐれ者でしょう。 なるほどな、って君救いようがないね。
ふーん。勝ちとか敗けとかあるんだ?
“かなりレベルの差がありました。”とあるけど低俗に見えたけどなあ。
筋金入りの2ちゃんねらなんだね。 僕は詩人じゃないよ。
617:ぽん
08/06/12 00:12:50 uTdm6zfC
>>614 お前にお題を出す資格などない。
618:名前はいらない
08/06/12 00:14:55 T/kCRo6l
『痴話き踊るに』
619:真九郎 ◆SIN4100n5U
08/06/12 00:18:34 tYGnlxjn
>>617
分かったから荒らしはやめようね。
620:真九郎 ◆SIN4100n5U
08/06/12 00:19:10 tYGnlxjn
失礼しました。
続きドゾー↓
621:名前はいらない
08/06/12 00:40:07 T/kCRo6l
『失礼しました。
続きドゾー↓』
社長室では何やらセックス
途端流れるミニマルノイズ
ノックから教育・・・
窓に鼻の脂をこすりつけ
永遠を待つわ
足し算引き算願い下げの
ご破算・・・
歪みをそのまま伸ばしておいて
欠けた出っ歯を売りにだす
これもひとえに・・・
622:名前はいらない
08/06/12 00:45:12 T/kCRo6l
『ハーディとガーディ(しっぽ屋と木鎚屋)』
623:名前はいらない
08/06/12 20:52:10 qhWUhoiG
ハーディはいつもガーディと一緒
喧嘩もするけど彼らは一体
ハーディの背中にはガーディ
ガーディの背中にはハーディ
ガーディの仕事は十字架を埋めること
誰かが死ぬとガーディが新しい十字架を
埋める
ハーディはしっぽ屋
陰気な仕事を続けるガーディのために
いつもしっぽをつないでいてあげるのが
ハーディの仕事
ハーディとガーディはずっと前から一緒
寂しがり屋のガーディが一人にならないようにするのが
ハーディの仕事
624:名前はいらない
08/06/12 21:25:03 N6Q1x+/t
首輪付きと古い王様
625:名前はいらない
08/06/12 21:55:55 7XT4XBCa
「首輪付きと古い王様」
首輪の回りの石たちはどれだけお前を幸せにしているのか
昔の私ならその首輪、気にならなかったかもしれない
否、その首輪こそが、お前をさらに美しく、香しく、仕立て上げたに違いない
古い王様、首輪付きの麗しい瞳を遠くに眺める
されど昔のこと
遠い海にさらわれていく砂の上の文字
儚く
次に描く時には幾分かその様を変えている
今はお前の香しさが、その首輪からのものだと、付きつけられているようだ
撫でて良いものかと躊躇わせる
古い王様の前で首輪付きは笑顔によく似た歯を見せた
626:名前はいらない
08/06/12 22:00:37 7XT4XBCa
「酒」
627:名前はいらない
08/06/12 22:17:19 qhWUhoiG
卵の酒
梅の酒
スモモの酒
林檎の酒
米の酒
ブランデー
ウォッカ
ウィスキー
ワイン
テキーラ
僕はお酒には酔わないよ。
君に酔うんだ。
628:名前はいらない
08/06/12 22:19:36 qhWUhoiG
チャンスがあったら逃すな
629:名前はいらない
08/06/12 22:26:07 +GBYh4mC
愚図のタイトルで
アヌスキスの死だと?
いかれたスレだ
630:真九郎 ◆SIN4100n5U
08/06/12 22:44:16 tYGnlxjn
笑うこと
631:名前はいらない
08/06/12 23:51:48 4XkWpzq0
笑うこと
笑えば幸せになるのかな
笑う時
どうすれば笑えるのかな
笑おうとすると顔が引きつって
もっと笑えない現実を作り出す
それでも心の中では笑っていたいんだ
ニヤニヤニヤニヤ。
ニコニコニコニコ。
ヘラヘラヘラヘラ。
ゲラゲラゲラゲラ。
何も考えず
笑えるような感情がほしい。
笑うってどういうこと?
632:名前はいらない
08/06/12 23:53:16 4XkWpzq0
『藍色の風』
633:名前はいらない
08/06/13 00:30:52 4Aw92VT6
『藍色の風』
匂いが漂ってくる
他人事のような
よそよそしい匂い
一回四粒服用と
注意書きがしてある
裏の表の裏に
ルフランのように
畳み掛けてくる
もっと感動的に
もっと幻想的に
もっと印象的に
もっと神秘的に
掩韻ジゴロの
ビチューメンは
うわっつら張りの
青鞜女に
とくと心酔しきっている
その甘ったるい香り
享楽に溺れた風合い
嫌いじゃないと言わんばかりに
開けっ広げにしている
634:名前はいらない
08/06/13 00:34:29 NLxZuq9P
「藍色の風」
この手で抱きしめた彼女の体
燃え尽きた僕の心と一緒に
文字通り燃え尽きた彼女を
真っ青な空に吹く風が運んでくれる
手のひらの中の風は白いのに
こんなにも空は透き通っているのに
僕の心は大雨で
色しか合わない真っ青な空には
さらに濃い藍色の風が吹く
635:名前はいらない
08/06/13 00:35:07 NLxZuq9P
うわごめん(´・ω・`)
636:名前はいらない
08/06/13 00:46:00 4Aw92VT6
『剃毛観念』
637:名前はいらない
08/06/13 00:59:33 4Aw92VT6
『剃毛観念』
638:名前はいらない
08/06/13 01:00:18 4Aw92VT6
『剃毛観念』
639:名前はいらない
08/06/13 22:19:09 JVbf7KLU
吹きとべ!!
640:名前はいらない
08/06/13 22:19:34 JVbf7KLU
「化雨」
641:名前はいらない
08/06/15 11:15:01 0GIpFPC4
「化雨」
今日もまた私は自分を偽る
人を騙し自分をも騙して生きている
私は心天を曇らせ、卑怯に汚く騙し続ける生き方を自らが選んだ
いつか過ちに満ちた道を振り返った時、私の心は曇りという心天から更に雨へと化し過去の罪を浄化したがるのだろうか
そんな化雨の日を私も望む日が来るんだろうか
無理やりすぎたスマン
642:名前はいらない
08/06/15 11:30:26 v+vsBpme
敵意の大地に種を蒔く
643:名前はいらない
08/06/15 21:27:33 gwiFihYF
「敵意の大地に種を蒔く」
さんざん迷って
ポケットの中の種を蒔いた
灼熱の太陽の下で
あるいはどんよりとした雲の下で
大地はドン、とかまえている
ようやくここで一日を終える
明日も悩む事だろう
この地にいる限り
盛り上がった土の中の種は
今は静かに、静かに
そこでじっとしている
644:真九郎 ◆SIN4100n5U
08/06/15 21:34:05 VPOdw8VB
アホなくらいのハッピーエンド
645:名前はいらない
08/06/15 21:37:29 HJsxGVpB
『アホなくらいのハッピーエンド』
救われない報われない
可能性の話ばかりで口は朽ち
ぶり大根ほどの幸せすらびんづめだ
ギネスに挑戦して死ね、割れ
646:名前はいらない
08/06/15 21:38:49 HJsxGVpB
『蟹あばれ』
647:名前はいらない
08/06/15 21:54:04 V7UK77KZ
2Dじゃない
2Dじゃないんだ俺たちは
とビルの岸辺
隘路を右に左に反復してみても
誰も聞いちゃいねえ
誰も見ちゃいねえので俺ひとり蟹あばれ
ドドンゴドンと強めのコンガ
裏窓から覗けせめておばちゃんでも
ガガンガガンとガン見でティンバル
蟹がかにばるカーニバル
怒りはそのうち夜の熱気にしらけていった
泡を吹いて倒れている者は誰もいない
しょせん俺たちは左から右へ
横を向いて歩くだけの蟹なのか
648:名前はいらない
08/06/15 21:55:58 V7UK77KZ
アイスクリームの捨てかた
649:名前はいらない
08/06/16 23:44:04 IuhFvJqx
ばいばい、と言われて
公園のゴミ箱の中に
頭から落ちていく僕に
夕暮れはいつもより早く訪れた
ってか、このスレ感想とかもらえないからなぁ
650:名前はいらない
08/06/17 00:30:14 6pOxw3hc
サイコガール
651:名前はいらない
08/06/17 02:10:21 IqwPX1BI
♀サイコガール♀
角の店で買った 銀のナタで
バッサリと夢 断ち切って
ホンダのシビックに乗ったら
さあ、行くわよ
行き先は・・・
天国?
地獄?
もちろん天国!
汚ねぇウジ蟲どもがいっぱいいる愛すべき…
歩行者天国
さあ、逝くわよ
652:名前はいらない
08/06/17 02:13:56 IqwPX1BI
集めた碧い貝殻
653:名前はいらない
08/06/17 02:27:20 Qh/hVCNW
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。驚く結果をご覧いただけます。このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事がかなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。
①まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
②1番と2番の横に好きな3~7の数字をそれぞれお書き下さい。
③3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味のある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
④4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。まだ、先を見てはいけませんよ!!
⑤8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
⑥最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。 10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
654:名前はいらない
08/06/17 02:38:25 KJZgdaLl
集めた碧い貝殻
初夏の太陽が眩しい渚で
掻き集めていた碧い貝殻
夜が深まると魔法は解けるのさ
だから僕の部屋に碧空を作ろう
神様に気付かれない様に
集めた碧い貝殻を飾ろう
そうすればきっといつまでも
魔法にかかっていられる筈さ
素敵な夢を見られる筈さ
655:名前はいらない
08/06/17 02:39:27 KJZgdaLl
ずれた
656:名前はいらない
08/06/17 02:43:20 KJZgdaLl
「噴水公園」
657:名前はいらない
08/06/17 21:44:09 rSmsfUBs
噴いた
飛び散った
また噴いた
あの噴水、実は温泉で温度は100度近いのよ
658:名前はいらない
08/06/18 00:01:05 bHfBOjR2
魚眼レンズ
659:名前はいらない
08/06/18 03:21:30 9WcJLU8Z
魚眼レンズ
星はネオンに飲み込まれ明るい夜空
ここはまるで高層ビルの満員電車
街はあまりにも寂しすぎるので
僕の目ではとても映せないのです
だからこうして魚眼レンズで
ぼんやりと眺める不思議な世界
やがてそれこそ真実だと
信じ込みそうな僕を鼻で笑っておくれ
660:名前はいらない
08/06/18 03:31:41 9WcJLU8Z
渦の行方
661:名前はいらない
08/06/18 04:58:02 8dmecNX7
~渦の行方~
ヴェルベットの梁が夜空を飾る
七色の天の川に沈んでゆく朝陽
熱は包容
銀河の楔
互いの名を呼び合えば クルクルと震えだす
僕は空でしかない
君は海の底のふしだらな貝
絡み合う二人の友情は 愛情は 真情は
ミルクの光に溶けて 触って 腐って 踊り 渦を巻いて・・・
あなたは空
私はあなたのふしだらな貝でいい
662:名前はいらない
08/06/18 04:59:40 8dmecNX7
二階から理解
663:名前はいらない
08/06/18 06:41:22 bHfBOjR2
町のみんなは夕日がキレイだって言った
けれど自分はキレイかなんてよくわからない
沈む太陽 照らされ眩しかった日々
いつかそんな景色さえ忘れてしまうのかな
大人になれずにはしゃぎ回って
子供のままでいたいんだって
僕はずっと言ってきたけれど
伸びてく身長は明らかに
僕の見える世界を変えていくんだ
大人になれないまま離れ離れ
この町ともさよなら
その日はとてもおわかれ日和で
雨雲なんてなかった
大人になれないまま離れ離れ
この町ともさよなら
その日はとても晴天の空で
部屋の2階から見て理解した
沈む夕日はどの景色よりもキレイでした
664:名前はいらない
08/06/18 06:47:12 bHfBOjR2
スマイル0円
665:名前はいらない
08/06/18 14:44:56 IqstwtBa
客が全員帰ったのを見計らって
マックに突撃した
「金を出せ」
店内に居るのは見たところ店長と女の店員の二人だけ。
ストッキングを被った顔と銃を見て店長は悟ったのか店の奥に隠れた
「お前、さっさとしろ、殺されたいのか?」
女の店員の顔に銃を向けると震えながら札束を集め始めた
何気なく女の後ろの方を見ると
スマイル ゼロの表示が目に入る
「・・もっとだ、早くしろ、ぶっ殺すぞ!!!!!」
「こんなにくれるのかい?ありがとよ、ハハハ」
俺は金を袋に仕舞うと直ぐに店を出た。
車を発進させる途中、女の店員の顔を見ると呆然としていた。
店長の方は糞でも漏らしてるだろう
塵みたいな奴
俺は夜の高速を車で飛ばしてる途中、ずっとニヤニヤしていた
注意深く運転していたけども、
ずっとニヤつきが治まらなかった
夜はますます深まった
高速道路から海の近くの町に出た
俺はこの町を知らない
この町も俺のことを知らないだろう
海の近くに車を停めた
朝まで眠りについた
666:名前はいらない
08/06/18 17:18:18 2Qo4Hu1i
作戦
667:名前はいらない
08/06/18 21:57:36 9UcAIJFm
『作戦』
とうとう今日が本番だ
この日のために我々は
準備を着々と進めてきたわけだが
機はいよいよ熟した
もはや後戻りはできず
我々は決死の覚悟で
戦線に飛び込むのみである
目標は敵本拠地侵攻および中枢撃破
ここにおいて我々のこれまでの努力は報われ
この長く不毛な戦いは終わりを迎えることとなる
そしてこの戦いに散った仲間たちの無念を晴らすことにもなろう
昨夜はみなもよく眠れなかったことと思う
今日の勝利を夢み
気が昂ぶったことだろう
しかし明日はぐっすりと眠れる
そう
今日は我々の記念日である
月明かりに凱歌をあげよう
ようやく日は沈んだ
さあ作戦開始
(鬨の声)
圧力レベルをあげよ
限界ラインまで
タラップをおろせ
ドッキング成功
白刃部隊準備
イレクトレベル上昇
オシレ-ションを早めろ
コックを開け
イジャキュレイトまで5秒前
4.3.2.1
それ突入だ
みなあとに続け
武運を祈る
......
緊急事態発生
謎の透明膜に阻まれ
全体侵入不可能
構成物質は不明
いかなる武器も通さず
退却もできません
繰り返します
作戦は失敗
作戦は失敗
668:しん
08/06/18 22:38:18 6FiFaIwn
温泉宿
669:名前はいらない
08/06/18 23:18:33 9UcAIJFm
『温泉宿』
どうして
夫は
あんなところで
亡くなったのでしょうか
確かに夫は
その前日の夕方ごろ
出かけました
ゴルフバックを積み
車で家を出ました
その時ちょうど
日は暮れかかっていました
食卓の上に伸びた赤い光を
はっきりと覚えていますもの
しかし私は
ゴルフに行くと
聞いていたのです
明日は早くから
ラウンドするのだと
はりきっていました
ではどうして
夫は
あんなところで
亡くなったのでしょうか
あれは本当に
私の夫なのでしょうか
同姓同名の誰か
別の誰かではないのでしょうか
私は信じられません
夫と一緒に見つかった男のことを
670:名前はいらない
08/06/19 00:20:15 a+iuRDLE
そぉい
671:662
08/06/19 03:07:18 ObdB3ciE
>>663
ウホッ、予想外のなかなか切なくいい詩になりましたな。
ごっつぁんです
672:名前はいらない
08/06/19 12:34:50 vmk3t5zB
『そぉい』
みなさんの意見をまとめますと
あまり食欲のない人々には
「大豆」ということに決まりで
間違いありませんね
ごめんごめん遅れて
ほら見てぼくのこの服装
傷と痣だらけ
いろいろと誘惑が多くてね
でも何だか心配でたまらないんだ
あの袈裟を着た人々のことが
今もけんかに巻き込まれてるんじゃないかって
つまりはそういうこと
673:名前はいらない
08/06/19 19:18:35 FWnf0egP
>>671
ずらすな
674:名前はいらない
08/06/19 20:28:20 IRrEd4d/
もとどおり
675:名前はいらない
08/06/19 20:34:17 lkRY2XEu
『もとどおり』
オフッ! イグ!イグッ!イグゥ!アッー!アッー!
676:名前はいらない
08/06/19 20:52:01 cWLkIFBD
「 たんぼの教室 」
677:名前はいらない
08/06/20 19:15:44 rfchTst2
『たんぼの教室』
ヤバイ
夏ヤバイ
ちょーヤバイ
なにがヤバイってまず暑い。いや熱い。つか体感的には厚い
ウガンダ40人とかに常時圧迫されてる感じ。汗とかカウパーとかもーダラダラ
気温が毎年上がってる。激ヤバイ。
熱は夏いとか今だに言ってる場合じゃねえぞ
あと、虫。
視覚的には蟲
蟲が大量発生する
例の黒い三十連星がやってくる
たまに飛んだりするジェットストリームアタックとかありえない裏声が出る。意外に美声でやばすぎ
あと鬼蜘蛛。テラデカイ。ギザヤバイ。
疾きこと風の如しとか風林火山を地でいってる
日頃つっぱってる姉ちゃんもあれ見ると童に還る
夏ヤバイ
けど夏の田舎はもっとヤバイ
燦燦と降り注ぐ陽光に もったりした緑と土の匂い
ザリガニ メダカ カブトムシ 色んな声の蝉に 色んな彩の花々
泥だらけの手足に タンボの中の冒険者
「これなん?」
「しらねー。すばしっこいのーこいつ」
「にいちゃんとってよ。」
「こんなんほしいの?なーんかなぁ、コウジ!こっちきててつだってや」
「ちょいまって、いまつちんなかすげーでかいのいた」
「ほんま!?いまいく!」
「も~にいちゃん、はよこれとってよー、にげてくよー」
「うわっ、これなんかな。でかっ、マイもこっちきてみてみい」
「も~」
夏ヤバイ
678:名前はいらない
08/06/20 19:31:39 rfchTst2
チンギスハーン ~千年儚華~
679:名前はいらない
08/06/20 19:33:30 UR6kZHD5
ななみのなかみ
680:名前はいらない
08/06/20 22:45:57 H7D4BWGJ
ごめんまざった
「チンギスハーンななみ」のなかみ~千年儚華~
ラム肉の文明鍋を突く手つき、それはアフリカ
七味唐辛子に種山椒、
マルノウチの王将「中国!」と叫ぶに
かえらざりしわかもののハリセン
しばきしばかれ流涕焦がるテラスゴスシス辛の、
烏の夢の碑に沮喪のごとし。
群雲のひつじ唐草
アフロとや
いはばいふべし
羌人哀歌
681:名前はいらない
08/06/20 23:00:55 UbmzdH7j
『謗儒』
682:名前はいらない
08/06/21 05:21:08 tXvkq48o
修正します。
お題は『謗儒』でお願いします。
683:名前はいらない
08/06/21 13:22:31 opR5BcTw
『謗儒』
「儒教の教えに背くとは、貴様は、もう、7回死ね!」
そう僕を責め立てる碌山先生をボーっと眺めながら
ふとそのときに思い浮かんだ言葉は
「謗儒」だった
僕が幼少の頃
祖母が
7秒おきに口ずさんでいた言葉だ
684:名前はいらない
08/06/21 14:32:32 R8aCF3bz
>>683 それはボウズとかでは?
「悲しい歌はもう歌わないで」
685:名前はいらない
08/06/21 18:18:26 gQCnu7Av
「悲しい歌はもう歌わないで」
逃げ場を失った視線の先が
ある人を捉えたとしても
見つめていてはいけない
何かを求めて彷徨う事は
誰かに縋り付く事は
心地良いものだったが
広さと狭さが交錯するこの地球で
僕の世界は僕の中にある
どんな人にもきっと
もし君がどん底にいたとしても
悲しい歌はもう歌わないで
686:名前はいらない
08/06/21 19:02:46 TrAU2Bvt
甘い毒
687:名前はいらない
08/06/21 22:31:06 J99FsvFE
「甘い毒」
赤い傘
買ってすぐだったのに
目の前であの娘のものになった
結構気に入ってたので
それ私のって言えばよかったんだけど
強風に一生懸命こらえてる花に
その傘はとても良く似合って
傘もイヤそうにはしなかったので
あげることにした
やっぱもったいなかったかなと少し思ったけど
可愛いあの娘に使ってもらいなさいと
私は傘を思った
雨の多い頃
教室の温度も高くなった
あの匂いがした
私は体温計になりたくなった
甘い毒に酔わされていたせいだろう
688:名前はいらない
08/06/21 23:08:17 141uA2k4
ボディチェンジ
689:名前はいらない
08/06/22 04:46:49 EPyXk67i
ボ→
ディ↓
チェン←
ジ♂
故意コイコイコイコイコイコイコイコイコイコイ乞イ
無恥ムチムチムチムチムチムチムチムチムチムチ鞭
耐タイタイタイタイタイタイタイタイタイタイタ痛イ
泣クナクナクナクナクナクナクナクナクナクナク哭ク
這ハイハイハイハイハイハイハイハイハイハイHigh
飼カイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイ快
罪ザイザイザイザイザイザイザイザイザイザイザイ剤
穢アイアイアイアイアイアイアイアイアイアイアイ愛
僕ボクボクボクボクボクボクボクボクボクボクボク僕
690:名前はいらない
08/06/22 04:52:20 EPyXk67i
青い免罪苻
691:名前はいらない
08/06/22 05:04:21 yB/yxpwW
青い免罪符
間違ってるとわかっているのに
こうするしかなかった
私は愚か者なのだ
どれ程この想いを誤魔化そうとしても
所詮無駄な抵抗なのだ
許されぬ罪からは逃れる事など到底出来ないが
自らを庇う為だけに身勝手な理由を並べる
無力に等しい免罪符
そして長すぎる夜が明ける時を待つ
やがて青空を見上げられる事を願いながら
692:名前はいらない
08/06/22 05:09:41 yB/yxpwW
小舟に揺られて
693:名前はいらない
08/06/22 05:52:57 EPyXk67i
【小舟に揺られて】
蓮の小舟 浮かべてみれば
賽の河原に霧がたつ
赤い顔した仏のような
恐い顔した赤子のような
西にゆくなら私も一緒に
東に去るならこの仔を連れて
揺れる小舟に荷が重い
河の流れは渦を巻き
一人零れて
二人は捨てて
三人喰らって
四人は独り
北へゆくならその腕もらおう
南へ逃げるはその足腐る
助け助けて
助けて助けて
私助けて助けて助けて
此処はぢごくじゃれんごくぢゃ
助け助けて
タスケテクダサイ
礼にこの仔を差し上げますから
赤い顔した仏のような
恐い顔した赤子のような
694:名前はいらない
08/06/22 05:59:43 EPyXk67i
鉄屑のダイヤモンド
695:山川微笑
08/06/22 20:04:34 az0JIPxf
今落ちて行った
花火の燃えカスは
君の夜明けまで
導いていく誘導灯
空から落ちてきた
段ボールの黒いかけらは
僕がひろって歩くから
君は君のダイアモンド
追いかけて
締め付けられる胸が
張り裂けても
鉄屑のダイアモンド
君は孤独の星
君は独り行く蛍火
もう一度ここから
立ち上がって
歩きはじめる
696:山川微笑
08/06/22 20:05:49 az0JIPxf
パッション
697:名前はいらない
08/06/22 21:06:04 hR7DaXs+
『パッション』
火照ってるの、あたし
売れすぎた春は
買い戻しがきかないの
シーツの端をかんで
ん゛ーなんて泣いてみても
熟れすぎた果物に
買い手はつかないの
698:名前はいらない
08/06/22 21:07:15 hR7DaXs+
『ナードのラード』
699:名前はいらない
08/06/22 21:59:18 50torSWm
おやおやまた知識自慢かい?
自己主張が激しい若人よ
つつみ隠さず調べたとおりに
ただ発言すればいいんだね
おいおいまた知識人気取り?
自己不満が激しい玄人よ
水と油は2律背反
交わることなんて決して無いのに
いつか忘れられるのかな
ラードの苦味
味わったこと無い感触が
口の中にたくさん、取り出してくれよ
いつか忘れ去られるのかな
ハートの痛み
味わったこと無い感覚が
脳の中にたくさん、墓まで忘れてくれよ
700:名前はいらない
08/06/22 22:00:10 50torSWm
700
701:名前はいらない
08/06/23 01:51:08 aG6Y4pxt
700
700日後の僕はどうなってるのかな
汗水流して生きてるかな
それともいないのかな
700年後の僕はどうなってるのかな
お星様にでもなってるかな
それとも元気かな
どうすればいいの
明日も僕は独りきり
もう逃げちゃおうか
あの階段を転げ落ちたいな
700秒に1回は僕を思い出して欲しいな
700人の同情より1つの真心に溺れたい
ナイフが赤くなる前に
どうか救いの手を
702:名前はいらない
08/06/23 01:53:43 aG6Y4pxt
きっと知らない方がいい
703:名前はいらない
08/06/23 02:53:45 X+WhC6ls
醜いものは醜いです
うつくしいものはうつくしいです
感覚は社会通念から生まれでたものです
あなただけの見方をして醜いものをうつくしく捉えることを望むならば
アイデンティティの代償として あなたの平和を頂きます
だから 自分自身など持つべきではありません
周りに溶け込みなさい
違うものになろうと 夢を抱くことなど
きっと知らない方がいい
704:名前はいらない
08/06/23 03:06:34 UhqZENZu
『エコ死』
705:名前はいらない
08/06/23 04:29:39 vIPeo70I
プルン
ツルン
プルン
キュルン!
チュルン…
プクプクプクプク
パクパクパクパク
ピクピクビクビク
「電報です」
クルン
プルン
ツルン
ガーガーガーガーガーガーガーガーガーガー
「電報です」
フラン
ハラン
‥ヒラン
グツグツグツグツグツグツグツグツグツグツグツグツグツグツグツ
『チチ キトク スグ カエレ』
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ
『ハハ キトク スグ カエレ』
ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ
『シボウ シボウ シボウ シボウ』
ダグゥゥン
706:名前はいらない
08/06/23 04:32:04 vIPeo70I
チープな木曜日
707:名前はいらない
08/06/23 12:58:52 DQ1Fna0S
だからあたしは言ったの
お母さんが出掛ける日は
晩ご飯があたしの好きなものばかりって
ばかな女だと思うわ
毎週のことだけど
708:名前はいらない
08/06/23 13:39:10 mtDN1rLJ
明日何かが降ってきた
709:名前はいらない
08/06/23 20:05:58 vIPeo70I
遠い泪が落ちてきて
昨日の砂漠の嵐に巻き込まれた日
僕は斜めに行き過ぎる 飛行機雲を眺めてた
輝る雷雲 たなびく黒蛇 真っ白な太陽に水色の月
母さんが呼んでる
恐い顔で呼んでる
丘の向うの父さんが消えて 黒ヘビが三匹遊んでた
母さんが呼んでる
なんでそんなに恐い顔するの?
朝の祈りを忘れた事ゴメンナサイ
けど神サマだって朝寝坊くらいはするさ
なのになんでそんな
哀しい泪零すの
母さん…
丘の上から父さんが降りてきて
河の向うに行こうと言った
『祈りはすんだかい坊や?』
「…まだ」
『では共に祈ろう。永遠の国に辿り着くために』
「母さんは?」
『母さんも祈っている。お前の安らかな明日のために祈っている』
「怒ってないの?」
『怒ってない。これから先、誰も何も坊やを叱らないよ』
「どこへ行くの?」
『…さあ、祈ろう』
「なんか‥眩しい」
アッラーフ アクバル
アッラーフ アクバル
神は偉大なり
710:名前はいらない
08/06/23 20:14:34 yXvNRe+Z
女郎蜘蛛の理
711:名前はいらない
08/06/23 20:14:53 VNf5gIY6
メトロノームシンドローム
712:名前はいらない
08/06/23 20:15:21 VNf5gIY6
かぶったので710でお願い
713:名前はいらない
08/06/23 21:29:53 Kj9WOJuj
『女郎蜘蛛の理』
雨のためさ雨の 俺が乾かぬのは
お前の目の中に 露映えるうるい
枯れ残りの雄花 ひとりでに溺れる
瞳の若みどり インク壜の艶気
ほどき今すぐその ずぶ濡れの手足を
縛る黄の腰帯 囚われるにまかせ
溶かしえぬ糸玉 絡まり咽喉下を
たえず擽りつつ いじらしく漂う
風の冷たい夜 水に満ちる空気
息も絶え絶え呑み つと喘ぎ悶える
かたむく空の下 ぶらり垂れた振子
別れ告げぬ雲の 嘆き憂うけむり
誑かす女奴は ひと開きのち消ゆ
714:名前はいらない
08/06/24 13:21:50 X9owq/dq
丁度良い気温の日
715:soft ◆soft/e/9Do
08/06/24 18:38:56 889tKSoi
「丁度良い気温の日」
ナイフ持ってでかけましょう
拳銃あれば、尚良いです
カーニバル カーニバル
地獄から這い上がってきたクズが足を掴むので
思い切り踏みつけました、何度も踏みつけました
クズの手はグニャグニャになりました
グニャグニャ
君が憎いと言ったから、今日は殺人記念日
N0、No、パクってないよ
十五分間時計を見ていて、ね、お願い
チクタクチクタクチクタクチクタク
はい、また日本人が一人自殺しましたね
酒が飲める、飲めるぞお、酒が飲めるぞ
今日は殺人記念日で酒が飲めるぞ
人殺しに丁度良い気温なんてありゃしません
春夏秋冬、用意は万端、わたくしめ、凶暴につき
ヘヘヘ
カーニバル カーニバル
ナイフ持ちました?
拳銃持ちました?
ああーあ、コーヒー冷めちゃった
室温25度
私死す
716:soft ◆soft/e/9Do
08/06/24 18:39:35 889tKSoi
白ワイン
717:名前はいらない
08/06/25 00:24:19 vMHIqYQ/
黒ワイン
発酵する
心臓の横で
ちょうど
胸がイタむ度に
ヤツを思い出す度に
黒ワイン
醸成する
十年の歳月を掛けて
ゆっくりと ゆるやかに
片時もオマエを忘れない…
ゆっくりと 身悶えながら
弱かった少年の体も
気づけば黒い鋼のように
ゆっくりと 歯軋りしながら
暗い目の奥だけは変わらず
ゆっくりと カナシミをニクシミへ
ニクシミから ゆっくりと……純白の凶器へ
午後三時の商店街
見知らぬ女に
見知らぬ子供
中央で手を繋ぐ見知った笑顔
見つけた
ミツケタ
718:名前はいらない
08/06/25 00:32:45 vMHIqYQ/
正常な僕たちは
719:名前はいらない
08/06/25 03:54:44 zgkyzMe9
正常な僕たちは
正常な僕たちは
整列して右ならえ
正常な僕たちは
足音を合わせ行進
輝く星たちは
何も言わないで
異常な光景を
哀れだと眺めてる
正常な僕たちは
銃口は人に向けない
正常な僕たちは
銃口を自分に向けて
正常な僕たちは
720:名前はいらない
08/06/25 04:17:48 zgkyzMe9
発狂寸前
721:$
08/06/25 04:31:23 jYdxy3ZN
右に発狂寸前の♀の力士がいる
左には至って普通の♂の力士がいる
♀の力士が現実だとすれば♂の力士が希望である
こう言う二人は意外と相性が良い
苦しみを共に分かち合うだろう
722:名前はいらない
08/06/25 09:54:58 l0KoMXHz
ちくわ
723:名前はいらない
08/06/26 03:27:52 BNGJQR6O
ちくわ
ちいさい頃から
くいしん坊の
わたしはさそり座
ちょっぴり太って
くびれはないから
わかさだけが武器
うらやましいほど
まるい穴の開いた
いつも食べているちくわ
ちょうしにのって
くいすぎちゃっても
わるい気はしない
すてきな食べ物
きれいに食べたいな
だからとりあえずちくわ
724:名前はいらない
08/06/26 03:34:52 BNGJQR6O
眼球
725:1
08/06/26 03:51:02 eem+PjCu
―眼球に‥
映るものはすべて‥
刹那に消え行く‥
儚い‥ポプリのの香りのように‥
それは‥思い出に
―変わり行く
―そんなふうに‥
726:名前はいらない
08/06/26 04:40:25 6nDDefLG
泥棒
727:名前はいらない
08/06/26 11:46:41 BNGJQR6O
泥棒
欲しいものは何もない
望めばキリがないのは知っているから
いらないものが多すぎる
必要なもの以外は捨てた方がいい
本当は誰だって全部欲しいけど
手に入れるとその価値を失ってしまう
手に入れるとその重みに耐えられない
何も奪えないくせに
いつも何かを狙ってる泥棒さん
728:名前はいらない
08/06/26 11:51:04 BNGJQR6O
その日までさようなら
729:名前はいらない
08/06/26 12:45:15 sigM6vcy
いつの間にか君を見ていることが
日課になりつつある日々で
遠くから見つめても僕のこと
君の記憶に住めないのなら
さよなら 君は何処へ行くの?
同じ空間にいても見失うんだ、探し出すから
さよなら なんていえずに過ぎる
同じ空間にいても迷子なんだ、探し出してよ
遠くから見つめても、君の事
引き止めることできないから
さよなら 君の影を追って
同じ地面に立っても聞こえないんだ、君の声すら
さよなら なんて言える訳無い
同じ空気を吸っても君はいないんだ、また逢えたらな
君の残した社交辞令を
今でも信じて待っているんだ
また逢えたらな、そう思って
記憶の中の君に、その日までさようなら
730:名前はいらない
08/06/26 12:45:43 sigM6vcy
女子中学生
731:名前はいらない
08/06/27 03:58:12 pCPD+4uT
女子中学生
その若さ故、青い果実のような存在感
僕は、青い未熟な果実に怖い程惹かれてしまうんだ
自分がどれほど危険かなんて考えなくていいと、誰かが囁いた
女子中学生そんな言葉は僕には聞こえない
僕の口の中に放り込んでしまえ
732:名前はいらない
08/06/27 05:29:44 hiozIb1t
なんとなく泣きたい気分の時は
733:名前はいらない
08/06/27 11:41:29 mY1uLWWJ
【なんとなく泣きたい気分の時は】
なんとなく淋しい気分の時は ポエムを書くの
時間を遡って
夢を紡いで
言葉に乗せて
なんとなく消えたい気分の時は 詩集を読むの
青色のカバーの
古い紙の匂いのする
あの恋の詩を
なんとなく笑いたい気分の時は 外に出るの
紫陽花の小道を曲がって
柊の影に腰掛けて
詩を呟くの
千年の光も
一夜の闇に負けるもの
どんなに貴い志しでも
一時の風に折れるもの
泣きたい時は泣ければいいけど
誰もが夢 くい縛り
思い思いに影を踏む
泣きたい時は泣ければいいのに
なにも失いたくないから
みんな俯き離れてゆく
いつでも泣けると目を瞑り 気づけば涙も あの詩さえも
抽き出しの奥に忘れてしまうの
泣きたい時に泣けない街に
今日も静かに詠うように 梅雨の雫が落ちてくる
734:できればラップ調で
08/06/27 11:51:18 mY1uLWWJ
卍 平成超維新 卍
735:名前はいらない
08/06/28 11:40:46 3Pw0NLLI
【卍】平成超維新【卍】
おもしろき こともなき世に おもしろく
とりあえずは蓋をして 溢れたアクムが 歪に跋滬の今日
掲げる錦旗もない人々 浮かび上がることもない日々
巷にはびこる自刃の嵐 解釈拒む孤独の証
路上で流行る辻斬り神風 阿鼻叫喚の一人芝居
止めようとしたって 止まるもんじゃねぇだろう?
時代の歯車はいつだって 新選な生け贄求めてる
ここは平成日本 鬱の気だしたら粛正されるだけのこと
誰もが平静日本 気づいた時には黒船来航
僕らは今 流れてて 浪に呑まれるだけの毎日で
望んだ未来も 掴んだ夢すら 野に朽ち果てし大和魂
さぁ漕ぎだせよ 折れた刀を拾ってここから
洗濯しようぜ 平成日本
切り崩せよ どんな壁でも制約でも
だがまず斬るべきモノは・・・この俺なのか
立ち上がれよ変革日本 どんな万里の海瀟すらも
ドラゴンホースの背中に乗って 空を飛び超え輝く未来へ・・・
すみなすものは 嗚呼、心なりけり
736:名前はいらない
08/06/28 11:49:48 LguYRFzh
『恋の養殖』
737:名前はいらない
08/06/28 11:52:59 3Pw0NLLI
高田純二のユーウツ
738:名前はいらない
08/06/28 11:55:54 3Pw0NLLI
純二さっそくボツでユーウツ
739:名前はいらない
08/06/28 17:15:13 iVYKr18G
止まらない性欲がはじけとんだ
これは誰かに伝えなきゃ
ああ、放送自己主張
結構禁止ワード多くて萎えるのに
なんで表現は吐き気がしないの?
送られたネタボツで
純二さっそくボツでユーウツ
そんな純二を見て俺は気持ち悪い渦中
740:名前はいらない
08/06/28 17:15:55 iVYKr18G
どう見ても○○です。本当にありがとうございました。
741:名前はいらない
08/06/29 22:06:54 7yLWet0A
「どう見ても○○です。本当にありがとうございました。」
鏡を眺めてハイポーズ
素敵なはずの僕
狂った世界をスカイウォーク
妄想だけを愛す
間が悪いのは生まれつき
先生方のお墨付き
強がるのにも疲れた
時間が過ぎるのを寝て待ちたい
夢の世界に行ったら
鏡を眺めよう
そこにいるのは
「どう見ても○○です。本当にありがとうございました。」
当てはまる言葉が見つからない
742:名前はいらない
08/06/29 22:09:17 7yLWet0A
そうやっていくのかな
743:名前はいらない
08/06/30 20:18:06 3e75gaQo
『そうやっていくのかな』
待ってよ 空は夕焼けに溶けて
紅い蒼空に 蝶が一匹ヒラヒラ
奪ってよ コーラの空缶が転がって
白いロゴに 蛾が一匹フラフラ
もうすぐ真夏が産まれる傍で 梅雨を引きずる街があり
もう路の半ば過ぎても 何も見いだせない男の溜息
待ってよ 行くあての無い長い休日に一人
奪ってよ いっそその角から通り魔でも現れてくれたら
勇気をひけらかす場もなくて なけなしのシナプスを博打に繋げる昼下がり
運動場では小学生たちが 必死に汗かきバトンを繋げてた
待ってよ 空は夕焼けから寂れた三日月の舞台へ
奪ってよ 話相手も誰もいない静かな嵐の正夢を
夜が半ばを過ぎた頃 浮き輪を持って海に行こう
沖へ 沖へ 流れるままに 好奇心に繋がれて
気づけば波は逆巻いて 陸地は霞めど 沖へ 沖へ
意地を張って 哀しくて それでも遠い何かを求めてて
とうに繋がり見失い 一人虚空に浮かんでる
そうやってどこまでいくのかな・・・
もう三十路の半ば過ぎてても どこにも辿り着けない男の物語
744:名前はいらない
08/06/30 20:26:28 3e75gaQo
2038 上海の街灯
745:名前はいらない
08/06/30 21:42:02 0SDDiXIX
夜霧の港にかすかに響く
甘い胡弓の優しい音色
水面に映るは橙色の
風情幽かな街頭の灯り
貴方は何時も此処で待っていた
安い黄金蝙蝠を吸って
煙たいから止めてと言ったのに
一寸口端を持ち上げるだけで
何も言わずに次の葉を咥えた
あれから幾星霜過ぎ去った事か
辺りの風情はすっかり変わり
居並ぶビルヂングは銀色に光る
ネオンの灯りは私には辛い
ああ でもこの街灯だけは
私と一緒に取り残されて
何時何時までも貴方の事を
思い出させてくれるのでしょう
746:名前はいらない
08/06/30 23:08:45 Yw3fO/qO
葵
747:名前はいらない
08/07/01 10:34:12 usDM50rG
葵・・・わたくしめに葵について詠えと?
・・いぇ、そういう訳ではなくてですね
葵・・あおい・・アオイ・・・蒼井そらの紅いチク・・
あぁこれは失礼をば
最近夢想癖がでてきまして、荘周の詩などをふと思い浮か・・
声に出してましたか
ぇぇ、まぁ・・・正直申し上げますと、そぅなんです
わたくし【葵】という植物について一切関知してないわけでございまして
えぇ、えぇ、お恥ずかしながらこの歳まで・・・
そのー・・タンポポや向日葵については容易に想像できるのでございますが・・・葵とキタコレ・・・
ググレカス!?その名は口にしないでいただきたい!
いえ、彼とは思想上の相違がございまして
その何というか彼のですね、安易極まりないカンニング的発想が・・いやこの話はよしましょう
つまり葵は・・・あぁはいはい、徳川の・・家康公の・・・あーあれですか!
いえ、分かりません。ノってみただけです
ええ
それは
なるほど
わかりますわかります
アーハン
ふむ
ごもっとも
だがしかし
柳生十兵衛が最強でしょう
748:名前はいらない
08/07/01 10:42:52 usDM50rG
バルタン星人の考えるコト
749:名前はいらない
08/07/01 22:00:55 TCPNZPzw
バルタン星人の考える事
バルタン星人の両手は
何故こんな形か?
そんな事は考えない
ウルトラマンをやっつけるには
そんな事も考えない
悪者としての役目?それももちろん考えていない
ただウルトラマンと3分しか戦えない、それだけを考えている
750:名前はいらない
08/07/01 23:04:19 TmrFamEJ
『モンゴロイド・アンドロイド』
751:名前はいらない
08/07/01 23:29:15 iQQDCJF7
「モンゴロイド・アンドロイド」
モンゴロイロレーダー(ケソメセ)
アンデメロエーダー(クサメソセ)
ウケナゴルレムーボー(ウサメソ)
ナベルオカヂエーゴー(エセンラセ)
ウーパ(ケンツェロム)
ウーセパ(イテラモン)
ウンステ エレアサン スターデ
スターデモスウメラコスタンテオン
スターデ スターデモスウメラコスタンテオン
752:名前はいらない
08/07/01 23:46:55 uT+XXTRK
『セルロイド・バスガイド』 sey!!
753:名前はいらない
08/07/02 03:07:40 zxqxEnoi
「セルロイド・バスガイド 」
丸い顔がコロコロ笑った
頼んでもいないのに歌い出して
寺になんか着かなきゃいいのに
ずっと流れる景色と
貴女の声の中にいたいと
そう願ったりした
754:名前はいらない
08/07/02 16:59:19 LCVVmkvE
電子の花束
755:にゃ
08/07/02 23:39:09 B3EMhJbR
それはあまりにも不規則に散った薔薇のようなイエスタデイ
神様か僕の仏さま怨むなら僕のエゴイズムを逆さまにしてから宙ぶらりんに肉厚よしこ
756:名前はいらない
08/07/03 02:25:05 CjEI3cua
空色と紫色
757:soft ◆soft/e/9Do
08/07/03 15:02:07 3GMhei7B
「空色と紫色」
シャブをケツの穴に突っ込んだ米兵が
天国を実感しながらジャングルを突き進み
ふと横からベトコンの放った銃弾が喉を突き破り
噴き出す血よ、それは空色を無視して
世界を赤黒くするのさ
金属の驟雨は横方向に
樹よ、葉よ、嘆くでない
あれは赤い噴水だ
米兵はバタバタと倒れる
空は無表情に青いね、それでいいのだ
青と赤で紫
昔、ブサイクな美術の先生に教えてもらいました
話は変わって、というか色々と無視して言いたいこと言っちゃうけど良い?
平和な国の平和な公会堂で平和しか体験していない人間に向かって平和を訴えるな
このクソアマども
今度見つけたらぶっ殺してやる
覚えとけよ
758:soft ◆soft/e/9Do
08/07/03 15:03:18 3GMhei7B
胃腸薬
759:名前はいらない
08/07/03 21:37:59 nAFxfoiq
悩める日々に頭が痛くなった、薬を買うべき?
頭痛薬はすぐ見つかった、けれど見つけたらどうでもよくなった
汚い空気吸いすぎて腹が痛い、胃腸薬は嫌
苦いニガイ思いをしてツライ痛いヤマイ治すのはニガテ
胃の粘膜が食べたものを取り巻いてベタベタにする
胃の液が出て昨日食べた不満を溶かす、…溶かせない、
他人の意見を食べ過ぎて、胃もたれになってしまったんだ
馬鹿なあいつの戯言なんか、もう聞きたくないんだよ
胃腸薬を一気に飲み干す。誰のため?あいつのため?
胃腸薬が一気に溶け出す。苦い思い 苦しくなくなる
少しは楽になったみたい、あいつと向き合ってみると
腹痛があいつに伝染ったみたいだ。ざまあみろ。
胃腸薬を欲しいという声を無視した。
ところで、「腹痛が痛い」なんていってるあいつにつける薬はありませんか?
760:名前はいらない
08/07/03 21:39:50 nAFxfoiq
イズムとリズム
761:名前はいらない
08/07/03 22:18:50 yoOnXZlc
☆★イズムとリズム★☆
Hey、You~~ゥ
手にしたものを放してごらん
飲み込んだワクワク吐き出してごらん
分かるさ 誰だって今 苦痛に喘いでる
この夢のような摩天楼 夢のない地下鉄流れる顔 顔 顔たち
誰だってホラ 自分探して夜の舗道眺めてるから
錆びた鼓動に影丸め、呟く『こんなはずじゃなかった・・・』と
Hey、You~~ゥ
もう分かってるはずさ 君はいつだって君自身そのものの楽器
だからどんな綺麗なラベルにも騙されないで
飲み込んだ疲れる主義吐き出してごらん
君が胸にわだかまる溜息 明日のリズムに乗せて吐き出せば
Hey、You~~ゥ
世界が七色に響きだすんだ
762:名前はいらない
08/07/03 22:23:43 yoOnXZlc
ここは罰当たり街道
763:名前はいらない
08/07/05 18:47:01 RYmay/cn
ナースの下着が透けて見えそうで見えんとかふざけちょる
街角でいるっしょ
パッツンパッツンの肌色のパンツ穿いてるバカ女
遠目に見たら下半身ハダカじゃねーか馬鹿野郎有りがてぇぜ神様って女
目をやけに細めて歩幅が変な妙な男見かけたら、その先には神がいる
パッツンパッツンのパッツンパッツンの夢色パンツ穿いた路上の大地母神
けど振り返ったら樹木希林みたいな顔とかふざけちょる
764:名前はいらない
08/07/05 19:35:10 qs07VJdr
ぬっぺらぼう
765:名前はいらない
08/07/05 20:23:14 RYmay/cn
つるっつるの鶴
カリッカリの雁
いやはや
いやはや
門限は九時と二分
その二分に
その二分に
スガシカオの詞が入り込む余地はない
クロマニョン人
猿顔
朝顔
したり顔
もー焦っちゃって焦っちゃってワケワカメの顔
ワカメイソノの顔
スガシカオ
樹木希林
はもういいか いやはや
いやはや
僕にペースト状のカオをくだしゃい
766:名前はいらない
08/07/05 20:48:20 RYmay/cn
赤と灰の狭間
767:名前はいらない
08/07/06 19:25:53 qvihM0hY
君がいないって事が露見したなら
世界中はもっと騒がしくなるだろ
赤く光る炎は情熱の日
灰になるまで駆けるのは少し嫌かな
歩くたびまとわりつく気持ち悪い胞子を
振り払っても振り払ってもついて来るんだ
ええと、どうりで光が見えてこないわけだ
一歩踏み出せば落ちそうな絶壁さえ
出発点だって言い聞かせて
振り返れば長い長い道のりさえ
滑走路だって自分へ催眠をするんだ
赤い炎燃やしすぎて灰になるの
ハイになる前のその狭間で駆け抜ける
日々をも燃やして
768:名前はいらない
08/07/06 19:27:04 qvihM0hY
詐欺少女
769:名前はいらない
08/07/07 10:47:34 wogQHDyQ
みんな少女の服を縫う
君は拾って、着る
怪物も真似をする
みんな笑顔で着る
僕らは馬鹿みたいに死ぬ
770:名前はいらない
08/07/07 14:47:20 2vrimUfw
二十歳の頃
771:名前はいらない
08/07/07 16:12:22 gpaO+f+U
二十歳の頃
昼下がりの町外れ
野良猫が欠伸している
当てもなく外へ出かけよう
素敵な事が待っている
僕たちは有り余る時間を
上手に消化できずにもがいている
それなのにゆっくりと夏は
包み込むように過ぎてゆく
さようなら
さようなら
772:名前はいらない
08/07/07 17:19:23 4uhL/vvc
冷房とキヨーレオピン
773:名前はいらない
08/07/07 19:12:14 w1NtlMAT
『冷房とキヨーレオピン』
奇妙なことに彼女は
キヨーレオピンネオ
レオピンファイブ
レオピンロイヤル
レオピンファイブネオ
進化する滋養強壮
肉体疲労時の栄養補給
二酸化炭素削減と快楽追求のわかりやすい偽善
冷え性よりもその不感症と僕らの倦怠感を
熟成ニンニク抽出液よ
ビタミンB誘導体よ
地球の未来よりも
この萎れた愛情に
優しいプラシーボの口づけを
774:名前はいらない
08/07/07 19:26:36 gpaO+f+U
トカゲの尻尾
775:名前はいらない
08/07/08 21:56:57 NxW93ap8
君の一部だと思っていたのに
永遠の誓いを交わしたのに
気付いたら私は一人
地面に転がっていた
君に手を振り払われ
私は捨てられていた
トカゲの尻尾
ポトリと落ちるように
私は少し痙攣して
そしてもう
動かなくなった
776:名前はいらない
08/07/08 23:03:23 QoQjT3O1
アロハシャツ校長
777:名前はいらない
08/07/09 02:54:53 iQhsWx5J
『アロハシャツ校長』
アロハシャツ校長
晴れの日は好調
長い声 長い音
少しだけ太陽が 昇る影の鉄棒
アロハシャツ校長
立ちくらむ早朝
778:名前はいらない
08/07/09 03:44:14 Djdq+5hy
バリケード
779:名前はいらない
08/07/09 14:18:50 /QN69ZiZ
「バリケード」
それを見るのが怖いから
今は眠っていたいのだ
夢の中のパレードは
何でも思い通りさ
意味なんて問わないから
今は眠っていたいのだ
だから風と共に去らないで
せめてこの時は奪わないで
王様でいたいから
バリケードを壊せない
今はそれでもいいかな
パレードを眺めていたい
今はただそうしていたい
780:名前はいらない
08/07/09 15:19:51 EDNxpCqw
サーカスにようこそ
781:名前はいらない
08/07/09 21:20:48 I/L22YJf
ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)はロンドンのウェストミンスター区ウエスト・エンドにある広場の名称である
(「サーカス」は「通りの合流点における円形の空き地」の意味)。
商店の立ち並ぶ大通りであるピカデリーとリージェント・ストリートの接続地点として1819年に建設され、
現在ではシャフツベリー・アベニュー、ヘイマーケット、コヴェントリー・ストリートおよびグラスハウス・ストリートもこの地点で合流している。
ウエスト・エンド地区の中心に位置し、主な小売店や劇場を始めとするエンターテインメント施設が密集している。
このため、観光客や買い物客、そしてバスやタクシー、自動車が集まり、広場近辺は常に混雑している。
ボリショイの木下がこれは詩だと言った
782:名前はいらない
08/07/09 21:47:22 eV5Q5jPs
>>773
笑ったww結局プラシーボかよ
ってか冷房どこいったw二酸化炭素がどうとかの部分か?
次「カーブ」でお願いします
783:名前はいらない
08/07/10 02:49:42 WCVeVd0b
『カーブ』
直線よりもカーブしていたほうが綺麗に見えることあるでしょ?曲がっていた方がスリルもあるしね。
私の人生もカーブしててもいいけど、きちんと曲がれるカーブがいいな。途中で曲がりきれなくなるのは本当に嫌だから。
784:名前はいらない
08/07/10 03:57:03 Xeo0Eyw2
壊れかけのスネオ
785:名前はいらない
08/07/10 12:00:21 952nQ8ui
「壊れかけのスネオ」
守る事ばかり考えてきた人間は
守られてばかりいたような人間は
大人になってしまう直前に
行き場を失い墜落してゆく
あの頃の優越感で飾ったプラモデルのヘリコプターのように
壊れかけのスネオ
786:名前はいらない
08/07/10 12:53:15 HjETB571
世界の果て
787:名前はいらない
08/07/10 23:57:07 De8Zvwk7
『世界の果て』
犬が吠えるから何かと見てみれば
世界の果ての骨だった
蛍光灯に透かされた真実が
皿の上で埃をかぶってまっている
いぎたない仕草で我々を不快にする
あの裁判長はもう随分と火を見ていないらしい
だからどうしたと
叫ぶのか?
向かいの席の
頼むから
米粒は飛ばさないで欲しい
届くのか?
不快のついでに
静粛にって
言ってみてくれないか
788:名前はいらない
08/07/10 23:57:48 De8Zvwk7
『恋のエグゼクティブプロデューサー』
789:名前はいらない
08/07/10 23:58:04 bVYHX7/N
世界の果てにはなにがあるの?
世界に果てなんてないずっとどこかと繋がっている
逃げても逃げても世界中をぐるぐるぐるぐる。
目が廻りそうな現実の果てに
自分が求めてる夢があった
誰もいない孤独の果てに世界の果てが見えた
見えた。そこで記憶がなくなった、命が果てた
790:名前はいらない
08/07/10 23:58:39 bVYHX7/N
あ、かぶってしまったので>>788を。
791:名前はいらない
08/07/11 02:11:44 9X0yfPfw
<恋のエグゼクティブプロデューサー>
モナ
キタコレ
ラブホ
ハイッタコレ
不倫
ニカイメ
番組降板
ダブルプレー
モナとニオカ
ニオカとモナ
やっちまったな~っ!!!
男女は黙って、五反田でキス
男女は黙って、五反田でホテル
恋にサキヨミはいらないんですぅ
792:名前はいらない
08/07/11 02:53:02 9X0yfPfw
ビッグバン
793:名前はいらない
08/07/11 15:56:16 gQzlpg2d
宇宙は狂ってしまったんだろうな
だから爆発したんだ
僕らは狂ってしまったんだろうね
だから発狂したんだ
たまにはある事
悪い事じゃない
避けられない事
だからこうなったんだ
みんな違って
みんな一緒
794:名前はいらない
08/07/11 15:57:15 gQzlpg2d
ぽつねん。
795:名前はいらない
08/07/11 15:57:50 yM2PT7Sx
苺と薔薇
796:名前はいらない
08/07/11 19:45:49 YiXlQLxV
苺や苺
何でそんなに赤いのか
甘酸っぱい実は私の為に
薔薇や薔薇
何でそんなに赤いのか
綺麗な物には棘が在る
苺も薔薇もどちらも愛し
何故に一つに決められようか
797:名前はいらない
08/07/11 19:46:33 YiXlQLxV
トウヤコサミット・ブルース
798:名前はいらない
08/07/12 21:03:59 fuO4b66J
『トウヤコサミット・ブルース』
世界の要人集まります
北海道に集まります
G8がやってきます
中興国もやってきます
世界の耳目が集まります
男、福田の出番です
小泉阿部と鼻息荒き首相の後で やってきたのは御隠居福田
猿だなんだとののしられ 任期早々人気無し
のらりくらりと受け答え のらりくらりと先延ばし
誰の顔色窺ってるのか 泳ぐ目線に歯切れの悪さ
挑む未来にビジョンはあるのか それが問われる洞爺湖サミット
男、福田の出番です
集まる首相はみな白人 円卓囲んで猿が一匹
遥か明治の維新から 変わらぬいつもの構図です
写真を撮ればそこだけ凹むは御愛嬌
のらりくらりの得意の微笑も 気味が悪いと蔑まれ
みんなと一緒に歩いてみたけど 気づけば微妙に距離とられ
先進首脳がジョージだなんだと呼び合う傍で 一人笑顔の福田です
それはさておき温暖化 主要課題の一つです
我ら日本の先進技術も お役に立てると言ったはみたけど
南の小島が消えゆく中で 終わってみれば成果なく
トケテゆくのは北極南極 後に解けない課題が残りました、と
言ってはみたいが
無能な記者に
言ってはみたいが
無知な大衆に
言うに言われぬその立場
のらりくらりといつもの笑顔の記者答弁
心の中でフフンと笑う康夫でした
799:名前はいらない
08/07/12 21:27:31 fuO4b66J
リセット
800:名前はいらない
08/07/13 00:45:54 3C0djfho
不思議な目薬
801:名前はいらない
08/07/13 11:09:09 0YsbqKmQ
『不思議な目薬』
よく見えない
どこいったの
君がくれた目薬は
君をぼやけさせる
この目薬は
一度使うと
目が渇きます
心も渇きます
よく見えない
どこいったの
802:名前はいらない
08/07/13 17:59:49 3C0djfho
消えた虹色鉛筆
803:名前はいらない
08/07/13 18:54:09 5NpusGEN
『消えた虹色鉛筆』
幼い日 駆け抜けた道
転んで見上げた 青い空に
机の墨 埃かぶった色鉛筆で
溢れそうな夢 描いてた
ねぇ 大人になったけれど
あの頃の夢は 今も生きているの?
今 やっと気づけたんだ
願いは決して 消えてはいないと
大人になっても 色褪せないように
祈る空に 架けたい七色の橋
804:803
08/07/13 18:55:25 5NpusGEN
4行目、隅です。墨て…。
805:名前はいらない
08/07/13 21:34:55 WLBB126h
・・・ずれたので修正します。
806:名前はいらない
08/07/13 23:02:39 0YsbqKmQ
ありんこパンチ
807:名前はいらない
08/07/14 04:14:32 inaGFSlC
嫌な程暑い日が続く
私の足元を1匹の蟻が歩いていた
蟻の歩みは小さい
私の一歩の距離に到達するまでに3本の煙草が灰となる
歩みが小さいわりに遠回りも好きなようだ
蟻の歩みは早い
私が一歩を踏み出すその間に7歩程は進むらしい
歩みが早いわりに急いではいないようだ
不器用ながらも一生懸命生きたいと思う私
少し似ている気がした
一番前に行くため世界に流されて行くくらいなら
どんなにのろまでも世界を流れて行きたい
こんな様子を見て罵倒する輩もいるだろう
こんな様子を見て哀れむ輩もいるだろう
そんな方々には御中元にありんこパンチを贈らせて頂きます
その時はどうぞよろしく
808:名前はいらない
08/07/14 06:02:58 j1wX2Phn
歯痛のルンバ
809:名前はいらない
08/07/14 07:05:13 wwnXvw2n
説明書どうり虫歯に正露丸を詰めてみた
今日1日誰にも会えないな。すべてが自分だけの特別な空間。
810:名前はいらない
08/07/14 08:35:41 j1wX2Phn
なあなあ
811:名前はいらない
08/07/14 13:20:21 inaGFSlC
ぼんやりしながら雲の流れを眺めていた
うっかりしてたらバスに乗れずにまた待った
なあなあと生き延びてここまで来れた
ぬるいビールが飲みたくなった
特別な理由がある訳ではない事は知っている
812:名前はいらない
08/07/14 13:21:06 inaGFSlC
猫に鯖缶
813:名前はいらない
08/07/14 18:00:00 O72AULl0
「猫に鯖缶」
僕は剰余物的な人間だ 自分でもイヤになるくらいに
体に余分なぜい肉がついていたりするわけじゃない
僕の体は健康だ 僕のペニスは太くて長い 僕の髪は艶っぽい
僕の人生には何も必然的なものがない
2歳から卓球をやっているけれど 一体 卓球が世の中にどれだけの意味で存在するのだろう
そんなこともわからない そんなふうだから卓球も弱い
卓球業界の剰余物的な構造は知っていても卓球の意味がわからない
コンビニの前に座りカップラーメンを食べる同級生 ダンボール・ハウスで眠るホームレス
彼らには余分なものはなにもない 鯖缶を食べる猫のように
「猫に鯖缶。」
そう呟いてみたけれど 僕にとって鯖缶を食べる猫はやっぱりただのワンシーンだった