スピッツ草野マサムネの詩at POEM
スピッツ草野マサムネの詩 - 暇つぶし2ch700:名前はいらない
07/11/01 19:34:54 JA3ZZ0XC
>>697
その俺の勝手な憶測なんだけど、この曲でマサムネは主人公が大切な人を失って
生と死の狭間に立たされている様なことを歌ってるんじゃないかと思った。
これはノルウェイの森の主人公、ワタナベが直子を失って彷徨っている
場面に通ずるものがある。

まず一番のAメロの「新しい季節」,「何故か切ない日々」という言葉。
時間が過ぎ季節が変わってもワタナベは憂鬱な気分から抜け出せないでいた。
そして「思い出のレコード」,「大げさなエピソード」、この言葉。
直子とのパーティでレコードを聞いていたしプレゼントとしてあげたりもした。
これは数少ない直子との良い思い出であり、多少美化されている部分もあるだろう。
また、「疲れた肩」,「ぶら下げて」,「しかめ面」
これらの言葉はワタナベの暗鬱な心情を表しているのだろう。

そしてBメロ、「同じセリフ同じとき思わず口にする」
これは二人の強い関わりを表している。実際作中に同じセリフを言う場面が出てきた
わけではないけれど。
そしてそれを「ありふれたこの魔法」と、「ありふれた」,「魔法」という
対極した言葉で表している。これもまあ、恋愛というありふれた自然な行為
でありながらもそこに存在する他人への愛情という不思議なものを
マサムネの言葉で表したものだろう。

そしてサビの「誰も触れない二人だけの国 君の手を離さぬように」というフレーズ。
これはワタナベの直子への強い独占欲。ワタナベから見て、酷い,荒んでいるといった外の世界に
一線を置いている。そういったワタナベの自我意識が表されている。
「大きな力で空に浮かべたら ルララ宇宙の風に乗る」
これは抗いようのない「何か」に持ち上げられるような、そして自らも抵抗はせず
その「何か」に従い、「人間」が「空」へと浮かべられる。そして「宇宙」という
未知の「物」から吹く「風」に流される。
居場所がなく、一人どこかへ投げ出され、一体自分はどこへ行くのか?そもそも自分は何なのか?
そういったワタナベの葛藤がこの印象的なフレーズに収められている。
ただこの解釈では浮かべるという自発的なものではなく浮かべられるという受身のものになってしまう。
なのでここはまだ、完璧な解釈はできていない。


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