07/08/19 12:25:57 pfzMggS6
締め切りですね
308:名前はいらない
07/08/20 01:14:54 d3SXNEUm
※審査期間8/19~8/22いっぱい※
>>296 獏
>>297 事実を受け入れる
>>299 傍ら寝の夜に、髪薫る子に
>>300 もう
>>301 グッバイ
>>302-303 何も無き夜の夏
6作品
309:日雇いくん ◆HIyaTOiQcI
07/08/21 01:19:43 RfyMPz7z
>>296 ばくさんのかばんしか思いつかないなあ。
>>297 ご愁傷さまでした。
>>299 よくわかんないけど耐えているんですね。
>>300 さみしいんですかねえ。
>>301 そんなのやだ。グッバイすら言いたくならないと思うよさみしい事だけど。
>>302-303 あのあたりにまだ銭湯ってあるんだへーって思っただけだった。
個人的にポイントのしようがないです。
310:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/08/21 01:48:35 sPQ2k+Vj
ダメだ。眠すぎて何も感がえられない。
とりあえずぱっと読んでえがった
>>296>>301に1点で
311:日雇いくん ◆HIyaTOiQcI
07/08/21 02:24:06 RfyMPz7z
>>310
眠すぎて考えられないのに努力してみるのがいかった気がする今夜。
じゃあまあいいや。私も努力してポイントしてみよう。
ということで盛り上げる意味で、今回は読みやすかった >>301 に
1点差し上げます。
312:みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ
07/08/21 07:29:24 fiCENYt+ BE:552451878-2BP(391)
>>301に一ポイント
313:名前はいらない
07/08/22 13:00:17 YcuPU6XE
26 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/07/11(水) 22:28:26 ID:kKapfK9L
みたらしタンの前コテ何だっけ
改名成功した例だね
27 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/07/12(木) 03:33:05 ID:rpZjS+Im
成功の基準がよくわからない
28 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/07/12(木) 16:02:01 ID:vQbd0Tv0
>>26
新月てるあき ◆aglqL.ViKQ
29 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/07/12(木) 22:39:02 ID:nPeBCxlB
成功してねぇよwww
うざさ倍増
御手洗という汚らしい名前になっただけでねぇかw
30 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/07/12(木) 22:49:51 ID:kYkoJ0Sc
てるあきって女装趣味の?
114 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/08/21(火) 02:19:30 ID:frrrmZGh
お前ら審査しろ 梁山泊
115 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/08/21(火) 13:13:22 ID:fnECu2Q6
おもらしのは絶対に前の二人に便乗しただけの
糞採点だな
あいつは害でしかない
早く死ねばいいのに
116 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2007/08/21(火) 13:56:36 ID:4WEKdGNE
>>115
病気になるとか事故にでもあわない限り、若いし長生きしそうなんですけど、あの粗相コテ。
314: ◆UnderDv67M
07/08/22 19:48:19 z1W+DIoq
日雇いくん ◆HIyaTOiQcI
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
みたらしひかる ◆aglqL.ViKQ
なんだ、三人揃ってるじゃん。。 皆さんおつかれっしたー <`∀´>
>>313
てるあきって高校生かなにかでしょう? いい年したおっさんがなにガキにここまで執着してんだよw
315:名前はいらない
07/08/22 20:03:52 VdDaDkQm
坊やだからさ
316:名前はいらない
07/08/22 20:46:09 O0SYmSyk
あんだーさんってほんとうはいいひとなんですね
317:名前はいらない
07/08/22 22:52:05 LFSMqt76
アンダーとおもらしの
古参コテ同士の馴れ合いがうざい
318: ◆UnderDv67M
07/08/23 00:14:20 ggjd4edV
出来損ないの名無しを叩いたら即コテ同士での馴れ合い扱いなのかよ
行動力も能力もなにもないおじさん達は最悪板で仲間同士で馴れ合っていろwwww
319:グッバイ
07/08/23 02:31:15 Cu+n9lLc
審査してくださった方々、まとめとかの方々、ありがとうございました。
「グッバイ」 書きました。
他には、、、気の利いたことが言えなくてすみません。
次のお題 「たわわ」
投稿期間 8月23日~8月31日いっぱい
審査期間 9月1日~9月4日いっぱい
で。
参加者のみなさんもお疲れさまでした
では
320:睡蓮
07/08/23 12:05:49 TPMt9MmC
ひとつ持っていきなさい、ほら
ものおじすることはない
やわらかい乳房などいくらでもあるのだよ、わたしには
欲しがりたいだけ
欲しがりなさい
おまえたちの欲が限りのないものだとしても
たかがしれているのだから、寿命あるものたちよ
貪り続けられるのなら、貪ったらいい
わたしを
打ち負かせるとでも
思っている
心配顔の幼虫たち
蜜なら溢れている
わたしの内奥の秘密から
その泉を
見よ
清らかな
清らかな
そして
眠りにつくことだろう
わたしは
眠りを誘う
甘い根っこを
おまえのからだのすみずみにまで
白い軟骨のある関節にそっと挿しいれてゆく
おまえはすっかり安心して
わたしに
還る日が
来る
321:おれまつり
07/08/24 17:12:57 FoZhGPpf
パーツはプラスティックで組み立てる見越しで繋ぎ止めたのはセメンダインで
パチパ パパ チン パチン ポチン
俺を構成する可塑性物質が爆ぜ 足元からセメンタイト流れ シボレーに乗って
闇夜に散りばめられた虹彩のパーキングで もっとタイトにスクウィーズ プリーズと
他意と対と鯛で紅白の船盛り
「願いを込めて流せ」
ロビーからアナウンスが聞こえる 着陸後爆裂し黒煙がいい塩梅のアクセントで
「プランテーション プリーズ」で
願いを込めて星の高速道に垂れ流した
息と香り
俺は昔 亡くそうとしたし なく沿うことができたお前
沿線上の蜃気楼の中で無くした刹那
飛び立たんとしたものは形而上の助手席で
熱帯の柑橘類が立ち込める迷路
退屈の渋滞
だから
睨めっこしようぜ
鏡に実る果実は面白みもない顔で 天国から競りあがってきた片面尼僧で もう片面はモノラルで雑音で修羅
俺に聞こえたのは
「籠めたものを流せ」で
パチパ パパ チン パチン ポチンと
スイッチを捻ると
夜が夏にあっぷっぷ
面白くて爆ぜる我が家
322:たわわ
07/08/27 01:17:57 c4lD60AQ
きみはゆっくりとしなり
震える
細かな棘が無数に繁る
草いきれの中で
靴下からじんわりと染みる
緑、緑、緑
きみはゆっくりとしなり
震える
傲慢さを孕む金色の
柔らかな波を受けて
そこここから押し付けられる
無防備な酸素に
折れるほど両手を差し伸べて
きみはゆっくりとしなり
震える
酷く底冷えのする夜に
温んだ水に浸されて
薄闇にほうと鳴く
あの呼び声を覚えているだろうか
足裏にうずく
腐葉土の感触を
椎の実の甘さ
ひんやりした樹皮
稲穂の匂い
瀬から上がって、石へ耳を押し当てた
あの温もりと安堵を
忘れずにいてくれているだろうか
きみはゆっくりとしなり
震える
熟して零れる様々に
目もくれまいと仰向いて
きみはゆっくりとしなり
折れるほど両手を差し伸べて
震えて
篩う
323:一匁
07/08/30 00:05:33 OEBXl6Xn
しつこく続く熱帯夜
汗疹をぼりぼり掻きこわす
蚊がわんさか飛んできて
ブルンブルンと垂れ下がる
あのこのうなじに蚊の玉すだれ
わたしの腋下に蚊の玉すだれ
324:それは
07/08/30 22:09:40 kiqtLmpk
ゆっさユッサと
揺れるボインさ
325:deity
07/08/31 23:16:33 IiI+92nY
42℃の村に冗談のように亀の甲羅が流れ着く
それを見た村長は吉兆を村人に告げる
村人は自らの家に火を放ち山を目指す
ぐるると狼が村人を取り囲む
盲目の長老とその孫が村に残る
42℃の村に泉は湧かず、川は流れない
井戸は土の音を立てる
長老は息子の名前を呼ぶ
孫は固い地面の芋を掘る
長老がまだ若い頃、猪が山に尽きることは無く
村長はまだ言葉さえ知らなかった
長老は既に死んだ息子の名前を呼ぶ
孫はひび割れた大地を探る
いなくなった村人を思う
井戸を掘ろうと思う
大地奥深く流れる大河を夢想する
鍾乳洞の柱に柔らかな暗闇がへばりついている
見えない畑が家畜の消えた柵の間を埋める
言葉を知らない孫は山を見上げる
虫と鳥ばかりが鳴き止まずいて
谷間の集落を壊れた水車ががたがたと風に吹かれている
呪いを吸い上げるばかりの水車は
秋に向かうほど狂おしく鳴き
葦とすすきばかりの泥地に狂騒を実らせる
326:名前はいらない
07/09/01 00:12:21 pNMh5Brw
>>320 睡蓮
>>321 おれまつり
>>322 たわわ
>>323 一匁
>>324 それは
>>325 deity
♪たわわ、たわわ、たわわ~
お題は「たわわ」
審査員さま、よろしくお願い致します。m(__)m
327:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6
07/09/01 15:30:19 AoE3lVPK
>>321 おれまつり
「プランテーション プリーズ」。
あかんわあ、ツボつかれた。もう、背骨とかぐんにゃりさせていたいですね、できるだけ、長い間。
ところで、都市ですね、これ。人工的な唯物論の言葉で書かれてます。ネット上のヘミングウェイとでも。
心情の部分ではハードボイルド小説のような感傷があります。
たわわ→余剰。この変換には傷ついた敵意めいたものを感じます。これが感傷を生み出しているようです。
過剰な信号をわめきちらす勝手な個物たちの合間にあって、感受性のある人間は自我をより意識させられる。
自意識は人間だけが罹る病気です。
鋭敏な人間は身のうちに意識の自然を自覚的に整えなければ自滅の欲求に耐えられない。
聖域ではあらゆるものが法則にしたがって流れていく。
流れに逆らい、言葉で押し上げる、すなわち、嘘をつくという作業は余分なエネルギーを外部から奪ってきてなされる。
嘘は強盗です。
正直になれという意図のある態度の変更は嘘をつけといってるのと同じ軸上ですから、そういう上書きをするのではなく、解放せよ、と。そこで「籠めたものを流せ」、と。
最終連の手抜き感がリラックス効果をもたらします。ここは嘘ですが。
>>322 たわわ
実るほどこうべを垂れる稲穂かな。
構築物である儒教道徳の外見を剥ぎ、原型としての観察に戻ってみれば、そこに姿を現すのは自然への畏怖。
すべてが仕組まれている。人間に優しすぎる環境とはなんらかの企みのような気がする。
やさしい四季の甘い乳を吸いながら私たちは祈る。この母がどうか機械仕掛けではありませんように。
自然への不信という自己の存在に対する背徳におびえながら、人間は拝跪する。
いつかシュレッダーにかけられるのではないかと思いつつ。
328:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6
07/09/01 15:30:59 AoE3lVPK
>>323 一匁
! 「蚊の玉すだれ」って。
強烈な悪夢をこう、すらっと書ける。
うらやましくはないけど、この感覚はすごいです。
>>324 それは
悟りを開いていらっしゃる。こういう人たちばかりだったら戦争もないでしょう。
ホントか? って気もするんですけどね。懐疑的なのは私の修行がたりないせいでしょう。
問題なのはテストの答案用紙に正解を書き込むように書かれた真実は、懐疑的な私を気持ちよくさせてくれない。そういうことです。
あくまで問題点があるのは読者である私であって、けして作者にあるのではない。さらに深刻な事態になってしまいました。
>>325 deity
最初は冗談めかして語ろうとした終末の幻視の重さに途中で耐え切れなくなった。
言葉を持たない無垢な豊かさはそれ自体が黙示録である。
再生がきっと来るのだろうと信じてはいるが、それ以上に確信しているのは、そのためにあらゆる文明は滅ぶのだということ。
予言は常に目の前を行進する。
今回はすべてに発見があったので、私は全部気に入りました。
1点 >321 >322 >323 >324 >325
329:虫 ◆Yh5.nC8OlA
07/09/02 16:09:24 bFe7qVxm
>>325 deity 2点
欠落を描いて実りをイメージさせる手法が効果的。いろいろと中途半端
なんですが、それがかえって想像力を刺激します。映画のよう。
一見内容と無関係な「鍾乳洞の柱に柔らかな暗闇がへばりついている」が
架空の湿度を生むようです。
>>322 たわわ 1点
第4連の呼びかけが、まだ詩としてこなれていない印象を受けましたが、
この連がこの詩の魅力でもあります。詩の同人誌に掲載されていそうな
行儀のよい作品。
330:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/09/03 03:00:32 ohBMG5Em
>>320「睡蓮」
時を超えるたらちね
Good!
無数に浮かぶ睡蓮のようにおっぱいが無限の泉からどんどん湧き出してくる、
まさに「たわわ」。我々はたわわなるおっぱいにかような無限の豊穣を
夢みていることを、改めて実感させてくれる。
Boo
「わたしを打ち負かせるとでも~」からリズムがぶつ切りになってしまい、
それまでの共感性が失せ「読ませたい」という作者の気持ちが前に出てしまった。
>>321「おれまつり」
詩の作りかたが似ている気がする
Good!
自動筆記的に作り出されていく言葉群の「たわわ」さと歯切れのよい語感、機械っぽさ
とのギャップがおもしろい。
「パーツはプラスティックで組み立てる見越しで繋ぎ止めたのはセメンダインで」
いきなり初対面の奴にこんなこと言われたら、濡れる。
Boo
後半の展開があやふやになってしまい結局「?」に終わった気がする。
モスラの糸で繋がれた音と意味との関係性を使いこなさないと、結局俗にいう「シュール」
で終わる。「亡くそうとしたし なく沿うことができたお前」←これはやり過ぎか
でも言葉のスパークでたわわさを生み出そうとする狙いは、この中だと一番好き。
331:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/09/03 03:03:04 ohBMG5Em
>>322「たわわ」
乙女たおやめアニミズム。
Good!
こういうのを「みずみずしい皮膚感覚」って言うのか嗚呼。
「きみはゆっくりと~」のリフレインが冗漫になりがちな全体の雰囲気に
逆にピリッと酸味をきかせてる。こんな使い方ってあるんだなー
「きみ」っていう単語は結局押しつけがましくなっちゃうので
自分はあまり好きくないんだけど、安心して身を委ねる事ができた。
Boo
ほんとうのほんとうに「敢えて」になるけど、ありがち、まとまり過ぎか。
核となる第4連の畳みかけもすっごく上手いんだけど、逆に何か物足りない。
あと、この詩を読んでて谷川俊太郎の「交合」って詩を思い出したんだけど、
これは要するに羊歯植物と作者がSEXをするという詩で、
こっちは交合して果てた後一気に冷めて他者への嫌悪を感ずるという
ある種男性的で現実的なアニミズムなのに対し、この作品は女性的なアニミズム、
それも妄想の中でも一つになろうとする若干少女趣味的なアニミズムな気がして、
興を殺がれたのは確か。までも、そんなのどーでもいいや。
いろいろと勉強になりました。また読みたいです!
>>323「一匁」
レッドカーペットな衝撃詩。
Good!
ぎゃああああああああああ
Boo
もっともっと狂気色が欲しかった。突き抜けた変態性が。
膨らますとしたら「あのこ」「わたし」らへんかな?人称のチョイスで色々と。
「ブルンブルン」もイメージはいいけどその前の「ぼりぼり」「わんさか」があるせいで
ちょっとうるさくなっちゃった。別にこのオノマトペも普通っちゃ普通だしね。
332:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/09/03 03:04:37 ohBMG5Em
>>324「それは」
今回一番の「たわわ」
Good!
「ゆっさユッサと」 「ユッサ」にものすごい重力の反動を感じさせ、
「揺れるボインさ」 「ボインさ」で言いきることによって一気に宇宙にダイブさせる。
Boo
無い。凄い言葉だと思う。「たわわ」ってテーマとスレありきだけど。
sageてたら謎の糞詩だった。
>>325 「deity」
女神の不在はノスタルジーたるユートピア。
Good!
GoodじゃなくてGod。行間滅茶苦茶うまし。そして凄いスタミナ。お疲れ様です。
村人の非在によって喚起される生活の豊穣のイメージ、
またそのような人間の営みと関係なく色づく自然のたわわさ、
そして最後にそうした人間と自然とのギャップに
未来を予感する孫が寂寞たる荒涼を感じるという抒情の流れまで、ほぼ完璧。むまい。
作者の細やかな神経と構成力に称賛の嵐也。
Boo
唯一形容詞が登場する「鍾乳洞の柱に柔らかな暗闇がへばりついている」、ここが若干浮き
気味か。それまでの流れからしても、ここはそんなに喚起力がいるところでは無いと思う
し…多分。淡々と寓話的に進められてきた詩だけに、ここで艶っぽさを出した目的が不明。
333:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/09/03 03:10:45 ohBMG5Em
>>322>>324に1点。
>>325に2点で。
みんなゾムルラック教へ入ろう!
334:名前はいらない
07/09/05 00:02:35 oWcoPyYz
審査〆切~。みなさん乙。
325 deity 1+2+2=5
322 たわわ 1+1+1=3
ちゃんぷ・準ちゃんぷ、おめでとう!
さあお題をどうぞ!
335:大木人
07/09/05 23:17:09 FsiN/B7T
deity書きました。
どうもありがとうございました。
次のお題は「きのこ」でお願いします。
投稿期間:9/5~9/12いっぱい
審査期間:9/13~9/16いっぱい
どしどしよろしくー
336:イクサキモ
07/09/08 00:31:11 igi3/4hH
軍手を外してシイタケに触る
空気と同じ質量、同じ温もり
山の天井を抜けて細かい雨が落ちてくる
ゴム長靴を履いてきたのは正解だったと思う
ビニール袋の口を縛ってバッグに入れる
本当はムカゴだけのつもりだったのだけど
落ち葉のまだ新しい山道に戻る
私が小さかった頃、犬を連れてこの道を何度も登った
道は古いお社に繋がっていて
そこまで登って引き返してくるのが私たちのいつもの散歩道だった
犬は6年前に死んだ
お社はもっと昔から部落の人々に忘れられている
犬のお墓のあった辺りには年中セイタカアワダチソウが繁茂し
草刈をするたびにその場所がわからなくなる
霧雨の振幅が揺り篭のように山を包む
私は自分の長靴が立てる湿った雨音を聞きながら想像する
世界のどこかには私だけの森があって
そこでは鈴のように愛らしいシイタケたちが
たくさんの胞子を飛ばして
たくさんの菌糸を廻らせているのだと
想像する
胞子は霧にまぎれて
轆轤を回す仙人の口に含まれ
私の森を芽吹かせる
ムカゴのような私の悪鬼が言葉となってぽろぽろ零れる
竈の火にくべられて
雨戸を叩くロケットエンジンの噴射となって
暗渠を流れる孤独な笹舟になって
鳥たちの羽毛にまぎれた砂金の粒になって
茶碗蒸しになって
いつか太陽系の彼方を目指す私たちの子供に
この短い山道の
この小さなシイタケが繋がっていくのだと
想像する
337:きのこちゃん
07/09/08 13:40:50 qd9L8Paf
ただ吸い込んでいれば1UPできるみたいな風に吸い込まれた在る夜 つまり TO YOU
三日月みたいな風情のリミットを外すことによって 満ちる円満が黄金から銅に日に日にひっ迫する慕情
そこには兎なんていないし 誰も君のために餅なんてついてくれない ただ壇ノ浦
月の海は死海みたいな濃度 漂えばお袋
そう有袋類が追い求めていたものは袋小路の加護で
盛られていたのは愛 君をシケモクの中 垣間見るだけで 2UP
つまり UP TO YOU 人類が到達したあらゆるイシュー
恥丘から離れることわずか三千里
母なんか訪ねてこなかったし ラッシュしたのはパトじゃない
眠くないし飢えもないし寒くないし 教会の前でもない
ただじめじめしたところが追い求めた因果の重力による公転
回し回わされた原っぱの片隅
君が手をのばす先には 干からびた骸 見ず知らずの枯葉
それでも まだ濡れているとしたら
君にはまだ 抽出の余地
かつて そこは
日も届かぬ そう枝と枝が重なり合って不毛な大地の上
昼夜問わず小鳥たちがジャズり続ける小枝の下
再興を期するため仮設された便所のポリシー
合成樹脂のような柔軟性と光沢を併せ持つフォルムで
まだ見ぬものにイデアと言う名のビジョンを投影させていたころ
誰が 君が養殖に手を染めると思っていただろうか
干からびた犬の鼻で嗅ぎ取った病んだ異臭は
今となってはストリートで200円で買えるビッグイシュー
さくらんが奏でる浮世の理と逢いそうように社会の窓からキノコの里へ
不規則正しく自転を繰り返すことで離れ行く
君のエナメル層はC’程度の漠然とした大地となり
見渡す限りのクレーター
その世界の中心で鳴り響くチャイムと共に直送されて来た きのこちゃん
身にまとっていた毒々しい原色を脱ぎ捨てると清楚と大胆がホワイトアウト
もくもくがきのこ雲となり
始終這って爆心地を埋めること18菌
手を変え品を変え手品 万年床に愛を育み
煙となった今でも
肺の中に影を落とし続けている
338:きのこ
07/09/10 23:03:46 5GfHUhIT
触れるかさが
その為だけにあるのだと言えば
せめて、信じてくれるだろうか?
取り繕った外見を
掠めるように見ているあなたは
僕の中にあるくたくたしたものは
僕以外の誰かにとって
どういったものであるのだろうか?
残念ながら僕自身には
全く、知る術が無いんだ
腹の底に見え隠れする
欺瞞の塊は
恐ろしく表層から遠い場所にあるようで
僕はいつも躊躇してしまう
滲んで、零れていやしないかって
害することなど無ければいいと
祈りの内に手折られた僕の腸を
あなたは躊躇わずに飲み込んだ
妄信的なその強さに
僕はもう、微笑むことすらも恐れなかった
深く眠り
目覚め
眠り
目覚め
眠り
目覚め
眠り
裂けた体を縮ませながら
ぼんやりと緑の雫を眺める
酷く心地良い風が過ぎうとうとし始めると
もうどうにも、腐り落ちてしまいたい気持ちが込み上げる
僕は
その為だけにいるのだと言えば
せめて、信じてくれただろうか
339:名前はいらない
07/09/13 13:23:47 tgm7G/Zk
>>336 イクサキモ
>>337 きのこちゃん
>>338 きのこ
以上 3作品
審査員のみなさん、よろしくお願い致します。
340:鞭 ◆ILLsmD2C1w
07/09/14 20:36:08 WO3VX76E
>>336
イクサキモ。なんでしょう。幾先も?わからない。
するする入ってきて心地よかったです。
香り豊かな逸品。3点
>>337
息詰まりました。ぼくのキャパシティを軽く超えてます。
過剰さはきのこの胞子を思わせます。見たことないけど。
熱量に1点
>>338
あんなにじめじめして、誰も寄りつかないようなところに生えるのにも関わらず
あんなに芳醇なかおりがするのでしょうか。
食べてもらうことができたら、やっぱり味わい深いのでしょう。1点
341:虫 ◆Yh5.nC8OlA
07/09/15 21:57:16 QA32ZZah
>>336 イクサキモ
確かに収穫したばかりのシイタケは軽くて温い。第1連でそれが
頭に浮かびます。
古い社の境内にはさらに忘れ去られた祠があるのではないかと
想像するのは、作者の語り口に記憶が刺激されたからでしょう。
「ムカゴのような私の悪鬼」で同じ景色に重なっていた別の視点が
示され、次の連に続く…ここは走りすぎたような感がありますが、
ミクロからマクロへの転換、それを貫くシイタケの存在が因縁めいて
感じられました。
きのこのお題に真っ向勝負でこの作品を書く力量に、3点。
>>337 きのこちゃん
体言止めは意識的なものでしょうか。やや中途半端な印象です。
ラップの歌詞のようですが、もう少しバカっぽくても良かったかも。
イデアという言葉の使われ方の軽さに良くも悪くも驚きました。
ここまで遊んでいてきのこを忘れないのは立派。
>>338 きのこ
個人の視点を強調するように「僕」が多用されますが、
「祈りの内に手折られた僕の腸」など、非常に感覚が内的で
他者である私にはよくわかりませんでした。
耽美的。理解できる方にとってはとても魅力的でしょう。
342:名前はいらない
07/09/16 21:36:49 y1nsco0v
審査乞う
暑いよーどうにかしてよー頭が痛いよーかゆいよー
343:名前はいらない
07/09/17 23:05:42 lx2jranI
age
344:青メガネ ◆ZtF6f3ypqw
07/09/21 06:32:56 jOwsxe2E
審査期間過ぎてるけど一応置いておきます 一応、ね
>>336 (1点)
共感を呼び覚ましながら淡々とイメージをつむいでいくのが、とてもうまい。
それだけに後半の展開の雑さが残念。
>>337
言葉選びの節操が無さが、笑えるところまで突き抜けてれば良かった。
>>338
第一連で規定した「あなた」の使い方が不味く、のろけ話レベルに終わってしまった感。
345:名前はいらない
07/09/22 11:49:51 BxQF4QAy
やっと審査が三人揃いましたね
今日いっぱいで〆ってことでどうでしょう?
346:名前はいらない
07/09/22 16:52:04 ZGFzoR7t
それではとりあえず途中経過。
>>336 イクサキモ 3+3+1=7点
>>337 きのこちゃん
>>338 きのこ
347:名前はいらない
07/09/22 17:11:36 ZGFzoR7t
間違えた…スマソorz
>>336 イクサキモ 3+3+1=7点
>>337 きのこちゃん 1点
>>338 きのこ 1点
348:名前はいらない
07/09/23 00:26:11 XJQ7aWgc
みなさん乙カレ~。
「イクサキモ」作者さん、チャンプおめ~!
349:大木人
07/09/23 08:29:43 JTMIb2H/
皆さんお疲れ様でした。
イクサキモ書きました。
つまらないお題で過疎に拍車をかけてしまったようで申し訳ありません…。
次のお題は広い間口「空」でいかがでしょうか。
本日の空模様雲りのち雨でございます。
〆切りは9月30日いっぱい、審査期間10月3日いっぱいで。
350:天使の羽根
07/09/24 00:02:26 c44PvoWo
大空には今日も天使の羽根
かろやかに舞うのだ
わたしたちの歌声で
わたしたちの溜息で
くるりとくるりと宙にただよい
けっして地上に落ちることはない
夕日の赤よりも赤い
傷つきよごれた天使の羽根たちが
くるりくるりと光のなかで
くるりくるりと青のはざまを
ただ在るということの重さに
逆らいながら
351:帰って来い、ウルトラマン
07/09/24 03:20:39 U7K/l9Hs
ウルトラマンが帰っていって
目に見える怪獣はみんないなくなって
僕らは途方に暮れた
アスファルトの割れ目から這い出る蟻んこに
火の点いた煙草の先端を近づけると
狂ったダンスを踊りだす
踊るダンスは狂っている
まるで僕らのようだ
何処にも食い物なんてありゃしない
僕らは空を見上げる
ファシストの笑い声は空まで制していて
時折の赤い花火は拒んでいる
ウルトラマンの再来を拒んでいる
352:彩
07/09/26 20:51:38 PXwLxFPg
遠くの雲が棚引いて
虹のように流れ逝く
隙間から覗く紅い陽は
刹那く顔を歪ませて
ぬるい風の暇乞い
ビルの谷間が巻き取って
聞こえる蟲の愬え
蒼窮を押し上げ
藍を一滴、滲ませる
353:野球
07/09/28 05:00:19 5kZw5XaU
智弁和歌山サヨナラの打席
一死満塁帝京ピッチャー後がない
ミットにうまく決らない
すかーん
白球は青空へ
「うわー」
沸き返る球場
本塁打
354:すいっひょうん
07/09/29 19:37:40 gIIX61eH
ごうごうごうごう
すごいいきおいくもながれて
トンびばかりがひゅぅひゅぅないている
そういえば
だれもしらないというこてゃ
ぼくらのねこがはお
やものてにあらわれてはにごないて
えさをくてれよとないているのな
ごめんよ
ごめんょ
ぼくのねこ
とおりのじぞうそんもないてるよ
ぶらくのだしがまででないよ
はなうりのじかんだよ
すごいいきおい
ごうごう
ごうごう
とんび
ひゅぃぅぅ
とんでるながされてる
すごいいきおい
355:空模様曇りのちアメ
07/09/30 02:16:28 j926/vxG
東京の空を鋼鉄の烏が蹂躙した その昔を想う陰鬱な気持ち
(ああ咽が空々だ)
寒々しい畳の隅の埃 がらんどうの部屋には曇り硝子がひとつ
まとわりついていた 夏の名残が一息に失せて不安に思う
部屋の外の森閑とした空気が 染入る日差しの陰りを誘う
(ひたひたと陰が部屋に満ちていく)
まだ外には1歩も出ていない
体を起こすと もうすぐ正午だった
耳をそばだてると 丸いものが弾ける音がし始めた
356:夏の終わりに
07/09/30 21:54:05 5eNSW0ns
巨大な鳥の夕焼け空で
大きく開けた嘴の中に
夕日がおちた
巨大な鳥は
薔薇色の雲にちぎれていって
後ろむきの
月が
踊る
357:^O^
07/09/30 22:05:41 VQCyUd0E
リオ デ エモーション ですか?
358:うそぶく
07/09/30 22:32:14 4FWUpb3Y
祖父が死んだとき
ひとは年をとったら死ぬのだと思いました
祖母が死んだとき
ついに死んだかと思いました
犬が死んだとき
忙しさにかまけながら日々喪失感を強くしました
叔母が死んだとき
みとらなかった叔父に腹を立てました
ご飯を食べて働いて
みんな生きてみんな死ぬ
死は残った人のもの
千の風になってという歌はきらいです
あんな朗々と吹きわたるのではなく
愛することからも
執念深い憎しみからも解放され
からっぽになり
事務所に迷い込んだスズメバチを
うちわで叩き落としました
ハチはぶるぶる震えて静かになりました
あんなふうに あれと寄り添って
わたしは静かに死んでいたい
359: ◆7LKbKuYyY.
07/09/30 23:42:20 160EoPIx
できれば審査します。
360: ◆7LKbKuYyY.
07/10/01 00:55:49 iipi9FPB
>>350
「けっして地上に落ちることはな」くても最後には
落ちてしまうという予感があります。はかなき
ガッツです。【1点】
>>353
「すかーん」の語感はスカスカにすかっとしたもので
この1行はこの詩を代表します。前後に空白行を
設けたのもよかったですね。最終連の棒読み感に
情感はいっさい無くそこには冷徹感さえ漂っています。
『詩』そのものが異化されたかのような味がある詩です。
全く詩的でない言葉がとても丁寧に書かれており
好感が持てます。【2点】
>>354
声が転写されたような感覚が漢字無しの表記にあります。
中盤で壊れた文章が非常な切迫感を出しながら終盤の
正常化による弛緩のための緊張を生んでいます。
涙のエネルギーが他に転化したのを無感動で眺めている
感じがどこか楽しげですが号泣した後の気持ちよさのよう
なものに性的なものが若干重なっているようです。【2点】
>>357
何じゃコリャ系ですね。めちゃくちゃ最後の空白行が気になるし
若干やらしい感じがしないでもないです。一般に何語かもわか
らないようなのを一般読者に尋ねているようです。【1点】
361:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/02 21:11:01 FFnOZZq3
久しぶりに審査に参加します。
お前宣言してないだろ、なんて言わないでね。
コテ名じゃなくてトリップを見てちょ。
>>350
正直作為とかどうでもいい。全く興味が持てない。
どこを読ませたいの?何を伝えたいの?何も見えない。
取ってつけたようなラストにげんなり。
【総評】とち狂っても点を上げる可能性が無い作品。
>>351
ウルトラマンをずいぶん画一的に捉えたね。
ドラえもんのポケットや夢オチと何ら変わらない。新しい発想を求める姿勢が無い。
それと1~3連が冷静に読むとばらばらなんだよね。繋がっているようで繋がっていないんだ。
言いたい事をしっかり腸に詰め込んで書いていないからこういう軸のぶれまくった作品になるんだ。
【総評】ウルトラマンについて真剣に考えてあげてください。彼も色々と辛いし大変なんです。
>>352
気の利いた言葉をそれらしく配置しただけの作品。
詩はデコレーションとは違うんだよ。
君はこの作品のどこにいるの?
【総評】力量は感じるけどこの作品はただの一枚絵。
>>353
こんな作品をコンペに投稿してくるお前って一体何なの。
梁山泊の衰退ぶりの象徴として当て付けで書いたのならちょっとは面白いがな。
プライドの無い奴に真剣な言葉を探すのもあほらしいからどうでもいいや。
【総評】俺はお前に興味が無い。
>>354
真面目に書いたのかふざけて書いたのかただアホなのか判断に一瞬困ったが、結論付けよう。
お前アホやねん。
どうせアホやるんならもうちとふざけたらええねん。
ほでもちけつふておどりばいさあたんぱぴりねへぇらふぉにょほほほひはは。
やってらんねぇ。
【総評】実験作のつもりかも知れんが俺はこれを工夫とは言わない。
362:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/02 21:11:59 FFnOZZq3
>355
まともだというだけでちょっと感動。
本当に酷い作品ばかり読まされてきたんでね。
まとも以上の褒め言葉は残念ながら与えてやれないが。
最後の3行が果てしなくぬる過ぎて腰砕けもいい所だ。
締め切りまでまだったっぷり時間はあったろうになんでこんな終わり方した?
最初から指摘していこう。
過去の戦争の記憶(あるいは書物等で培養された記憶)と現代に迫り来る戦火の気配、まぁモチーフはいい。
表現が言葉以上のものをもたらしていない。感情が伝わらない。
もっと感情を細部に染みこませろよ。生半可な絵空事で済ますなよ。これは覚悟のいる題材だぞ。
んで、再度指摘するけどラストの3行、おみゃーなめとんのか?
ぎりぎりまで研ぎ澄ましてこの程度っちゅうならオラ何も言わんけぇ。
けんどおみゃー前半はそこそこ書け取ったのに何でこないぐだぐだになるんよ?
ああ、先祖の怒りが乗り移ったのか、それとも評を書くのに飽きてきたのか、何か言葉遣いが昭和初期の農村民になっちまっただ。
ま、評の長さを見ても分かる通り、今回の中では一番気にはなった作品ではある。
【総評】息が苦しい時ほどより深く潜れ。
>>356
だから何?
だから何だよ?
だから何なんだよ?
本気でこれ以外の感想が浮かばねーよ。
【総評】想像しろ。想像しろ。吐き気をもよおすまで想像しろ。
>>358
一連目の4つの死の語り口にセンスの無さが爆発している。
どうやったらこんなひでぇ言葉を書き並べられるんだ?
二連目も同等にひどいな。
「千の風になって」を否定するのはいいけどせめて同じ深度で否定しろよ。
お前はこの引用で自分の思慮の浅薄さをひけらかしただけだぞ、おちょくってんのか?
三連目。もう駄目だ。俺が悪かった。許してくれ。
本気で謝りたくなるほど耐え難いな。
何の詩情も垣間見れず、狂人の日記を読んでいるみたいだ。
(ああ、狂人の定義は何ぞやとか俺に問うなよ。ここではただの単語としての「狂人」の引用なんだ。)
363:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/02 21:12:48 FFnOZZq3
おいおい、今回これで終わりかよ。こん中からチャンプが出るのかよ。
梁山泊の凋落ぶりに本気で涙が出るね。
仕方が無いから差別化の意味でまだマシな2作に点数を与える。
>>352 1点
>>355 2点
じゃ、次回はもう少しマシな作品が読める事を祈っているよ。ちゃお。
364:葉土 ◆Rain/1Ex.w
07/10/03 12:14:12 6NAh9Zax
えらくお久しぶりです、ああ、ナナシーさんもオヒサシブリですね。こんにちは。
で、評なんですが、マイナス点をつけるわけにはいかないので、今回は加点なしということでお願いします。
ちなみに次点は>>354 :すいっひょうん 題名がいい。ひらがなの使い方も素敵です、
ただ、「地蔵尊」あたりで音がぬるくなってたように思います。
365:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/03 18:58:07 kLXVQtSH
審査員募集アゲ。
今日審査期限みたいだから皆さんよろしく頼みます。
>>364
葉士さんお久しぶりです、審査ありがとう。
加点無しも立派な選択だと思います。
>>354の評価について私と着眼点が違い、勉強になります。
366:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/04 00:37:35 y708ly63
審査結果
>>350 1点
>>352 1点
>>353 2点
>>354 2点
>>355 2点
>>357 1点
この場合はルールでは審査を2日間延長という事になるのかな。
じゃあ、5日(金)まで審査期間とします。
審査員宣言をしている方よろしく頼みます。
367:葉土 ◆Rain/1Ex.w
07/10/04 20:53:48 sWXYpz8C
決戦投票ですかあ、じゃあ投票しなくちゃいけませんね、、、
>>353 野球
すごくありがちな題材で、それでも生かすってと相当に”空の青さに
吸い込まれるような”気分に読者をひきこまないとまずいという、
実はかなりな難関なしろもの。勇気をたたえますが、ファールですな。
>>354 すいっひょうん
さて、前の投票で次点にしたわけですが、音への感覚が出てたんで評価しました。
ひらがなって表音文字だけに、読み手も音に敏感になりますね。
てことで1点
>>355 空模様曇りのちアメ
鋼鉄、蹂躙、陰鬱、寒々しい、埃、曇り、名残、失せる、森閑、陰り 陰
たたみこむようにというか、これでもかというぐらいに薄暗い単語が並び、
”鋼鉄の鳥が蹂躙”と冒頭で示すように戦争の想像からスタートします。
陰は、個人的な心理と重なり、最後に雨の音と銃弾とを重ね合わせるように終わりました。
実体はないがどこか暗いものに、為す術もなく押しつぶされていく人間を書き出したと読んでみました。
で、なんで次点にすらしなかったかってと、他の結論がみたかったというか、
”なにげに暗い予感”そのまんまに放り出して終わる詩はあまりにも多いんで食傷してしまったというか、、
そんな理由でした。(いや別に、むりやり肯定的な結論を出せっていってるわけじゃないです。)
強いて言えば、詩を作るときのテンションが静的なものと動的なものとあるとすると、
非常に抑えたところでテンションをキープしてるような感じで、(わかりにくい表現でごめん)
硬質な魅力のわりに、それならそれで必要だと思う深さが足りない?
で、すいっひょうん と どこがって話になると、あちらは一編が成立してると感じたからかな。違うタイプの詩だけどね。
辛口失礼。。
368:気狂いピエロ ◆zMYfgmhp9w
07/10/06 00:42:45 YqeQrFmI
>>367
ルールを参照した限りでは、2日間審査期間延長という事でしたので、まだ決選投票ではありません。
でも加点ありがとうございます。
という訳で、>>354が3点獲得しチャンプとなりました。
おめでとうございます。
という訳で>>354の方はお題をお願いしますね。
次も審査員します。多分その次とさらにその次ぐらいまで、つか当分このスレに居座るよ。
多少なりとも何かが変わる兆しを感じるまではね。
俺もストレス解消に毒撒き散らしてる訳じゃねーからさ。
369:大木人
07/10/07 13:24:59 4CaheaF/
皆さんお疲れ様でした。
すいっひょうんを書きました。
詩というより酔っ払いの戯言でした。
なんだか申し訳ありません。
次のお題は「虫」ってことでよろしくお願いします。
締切は10/15日いっぱいで。
リーンリーン
370:夢
07/10/07 18:27:48 rO0nCdNL
わたしは虫になって
ガサゴソと這い回る
あなたは鳥になって
わたしを食べに来る
しかし
わたしがあなたを憎むことはない
そんなことは まさかないだろう
あなたの嘴がわたしをなめる刹那
わたしはあなたを抱きしめちゃう
途方もなく短い手足が
そのときには やっと
届くんじゃないかしら
371:家族について
07/10/08 09:40:50 IBAYAsDB
僕の家族はスズメ蛾の幼虫が好きで
毎年、食卓で飼育しています
スズメ蛾っていうとエビガラスズメが有名だけど
いろんなのがあります
黒くてオレンジの点があるのとか
エビガラスズメでも孤独相と群生相があって
茶色だったりみどりだったり
食卓の真ん中にコップをおいて
そこに葉っぱを活けてとまらせておくと、
むしゃむしゃ食べて大きくなります
ちゃんと世話をしてやれば、そのまま飾っておいても
蛹になるまで逃げません
蛾や蝶の仲間では、揚羽蝶が人気者だけど
揚羽には毒のある種があんがい多いって知ってますか?
僕の家族は全員がそれを知っています
アメリカシロヒトリにも、毒なんか無いって知ってますか?
僕の家族は知っています
それを知らない君より、知っている僕の家族を
僕は愛しています
なぜならそれは、彼らが僕の教えたことを、真剣に聞いて
覚えた証(あかし)だからです
できるだけ真実を共有したいです。家族と。
秘密は
君としか共有できなくても。
372:ジャイアン
07/10/08 10:33:07 4lCNFbLg
俺のものは俺のもの
お前のものも俺のもの
373:名前はいらない
07/10/08 16:49:57 IBAYAsDB
>>371
他スレにて、うっかり「家族について」名義で書き込んでしまいましたので、
取り下げます。
連続書き込みだったのでバレバレでした。
すみません。
374:壁
07/10/08 21:11:44 x1B9VArq
部屋の白い壁に虫の卵が無数に生みつけられている。
卵は、こげ茶と灰色の縞模様のふわふわの米粒状で、9つづつ規則正しく円形を作っている。
一面に散り、つぶれたような虫のしたたった跡もある。厭わしさに背筋が震える。
ひとつ触ってみると、やわらかくて、異臭が漂う。
いったいなにが孵化するのかしらないが、これだけの数の卵からなにものかが生まれ出たところを想像すると吐き気がした。
少女が一人現れ、口を引き結んで石を壁に投げつけ始めた。孵化する前につぶしてしまいたいのだ。
もう一人少女が現れ、笑いながらつぶしはじめた。楽しんでいるのがわかる。
さらに一人現れ、泣きながらワラっている少女を殴ってとめる。
また一人の少女が現れ、潰れた卵を分解しはじめた。何が孵化するのか知りたいらしい。
壁に雑巾がけを始める少女。
「今から産れるのは天使の蝶だから、殺してはいけない」とみなにアジテーションする少女。
部屋にはうじゃうじゃと少女たちの群れが出現する。それぞれに泣きわめき、笑いながら虫にまとわりつき、
いつしか彼女達の背中に羽がはえ、飛んでいってしまった。
白い壁が残った。
375:カブトムシ
07/10/08 22:46:48 4Vm47vUX
黒い鋼の甲冑を
てらてらさせて寄せ来たる蜜を吸わんと群れ落ちる
その風景を遠くから
羨ましげに眺めたる
一匹の弱き昆虫よ
私もカブトにありまほし
角を持てれば争わん
君はブナにはあらねども
林の中に甘き香ぞする
376:375
07/10/08 22:50:50 4Vm47vUX
>>375は蜜の前に改行を忘れています。
訂正。
377:鉄分
07/10/09 14:16:05 9AI3GhSz
スーパーの野菜売り場できゅうりを一本ずつ折っていると
緑のエプロンをつけた店員さんがとんできていきなり正解を言う
そんなことするのやめてくれませんか、買う買わないの話以前にみっともないから
しかし、かまわない、きゅうりは
なかなか真ん中では折れてくれない
真ん中で折るのは難しい、左右の
どちらかの手で持った方の端に近いところでパキリ、と
新鮮なしぶきをあげて中身の白い腹を見せて折れる
緑色のイオンが一瞬だけ空中をまっさらにしてくれる
破壊の帝王です
ぼくは言った、店員さんが腰に手を当てて黙ってぼくを見ている
ぼくはすこし慌てて付け加える
きゅうりにとっては、という意味です
大根はぼくには無理だ、ぼくはすでにぼくの限界を認め、その非力を恥じているのだった
しかし、じつを言えばそれはより大きな恥をかかないためだったし、しかも
スーパーの野菜売り場の店員さんにはいくらぼくが恥をかこうと同情する義務などありはしないのだ
もしも自発的な共感の結果同情しえたとしても
スーパーの野菜売り場のエプロンをつけた店員さんには
ぼくの非力を許すまでの権利は与えられていないはずだった、なぜなら
パートタイムだからだ
エプロンをつけていたって目の前の店員さんは正社員ではないのだ
客がレジで金を払うまでは
野菜が食料でもあり生ゴミでもあるこの野菜売り場の不確かな聖域で
店員さんは流れを見つめているが流れを止めることはできない
はずだったが
腰に手を当ててエプロンをつけた人物はぼくにみっともないからやめろと言った
胸のネームプレートには名前が書いてある
ぼくはその名前を覚えておこう
恋したからだ
378: ◆UnderDv67M
07/10/09 19:35:29 /4893kH1
>>374
ばかばかしい。これは絶対なんか勘違いした人間が複数点を入れる。まさに欝
あおむしくんの詩がねーじゃん!
379:名前はいらない
07/10/09 21:06:21 Xf1gbYP4
>あおむしくんの詩がねーじゃん!
書けばいいじゃん
380: ◆UnderDv67M
07/10/10 19:13:39 AxEO1ycL
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< コテを隠してもバレるから梁山泊特別編だよ
\_/ \_______________
/ │ \
\ │ / ハジマルヨ!!
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< あおむしくんのぼうけん
\_/ \_________
/ │ \
_
/ヾ;. `ヽ
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_・ヽ___/_ヽ//.......//............)
〃〃〃^^u^u^u^u^^^∪
*50個の卵の内、一匹しか蝶になれない まさにサバイバルだぞ!
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< はじまってるよ~!
\_/ \_________
/ │ \ zzz
_ ZZ
/ヾ;. `ヽ
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_‐ヽ___/_ヽ//.......//............)
〃〃〃^^u^u^u^u^^^∪
*食ったら眠ってばかりいるぞ!脱皮の成功率に関わるから起しちゃダメだぞ!
381: ◆UnderDv67M
07/10/10 19:16:36 AxEO1ycL
_
i´`ヽ、,.-‐-..、./ i
ヽ. ヽ〓〓゙i、. |
ヽ_\ `i〓〓i、. |
`'''\ ,l〓iii〓!.j
,-‐l::;;::::::::::;;l‐、__
-‐' ,-゙、;;;;;;;;;;;;l-、 ブーン
ヽ (,,ノ;ヽ,,) `ー < ⊂二二( ^ω^)二⊃
〉 `;;ー'
_
/ヾ;. `ヽ
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_・ヽ___/_ヽ//.......//............)
〃〃〃^^u^u^u^u^^^∪
*おっとアブが襲ってきたぞ!! 大ピンチだ!!
_
i´`ヽ、,.-‐-..、./ i
ヽ. ヽ〓〓゙i、. |
ヽ_\ `i〓〓i、. |
`'''\ ,l〓iii〓!.j
,-‐l::;;::::::::::;;l‐、__
-‐' ,-゙、;;;;;;;;;;;;l-、 クセェwwwww
ヽ (,,ノ;ヽ,,) `ー _
〉 `;;ー' /ヾ;. `ヽ
ウニョーン Yゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_・ヽ___/_ヽ// .. // .. )
〃〃〃~~u^u^u^u^^'∪
*危機に迫ると臭い匂いのする角を出すぞ! でも驚かすだけだぞ!!
382:名前はいらない
07/10/10 19:26:13 wPRBKcjT
>>370
マジに素晴らしい。
というかワロタ
こんな詩は結構イイ。
でも、「しかし、」は余計な気がする。
383:名前はいらない
07/10/10 19:28:34 wPRBKcjT
>>370 は93点です。
384: ◆UnderDv67M
07/10/10 19:30:47 AxEO1ycL
カノジョー ドコー
エェー モゥ10ガツゥ??
(⌒\ ∧ ∧/⌒)
ゝ (・∀・) ノ ヤベェww
(( ヽ- ( ) - ミ ))
(_ソ ( ) ヽ_ノ 彡
彡 ビュウウウ…
_
/ヾ;. `ヽ
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_・ヽ___/_ヽ//.......//............)
〃〃〃^^u^u^u^u^^^∪
*寒くなっても安心だ!あおむしくんは蛹のまま冬を越す事もできるぞ!!
_
/ヾ;. `ヽ
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ
(_・ヽ___/_ヽ// .. // .. )
〃〃〃~~u^u^u^u^^'∪ モソモソ スゲー
(◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◎) コロコロ,, (・∀・ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
* あおむしくんは究極のベジタリアンだからいつも健康的だぞ!!
385: ◆UnderDv67M
07/10/10 19:34:19 AxEO1ycL
/~〉
ブーン / '~/
V / ', " ;'、
=;_ _ ,, : ' , '" ' /
V;l~l,;〉`;,';~-、'' ,,-.' ;;、~:;、~"/+ 、
_ |K/l'/l;,,;},-、`ト;/::{:';:;、;;'、 ;;'_ ,='-ー`
/ヾ;. `ヽ `' ヾ、;;_,ヾ;、'~___.、 ~"
ゝ ● ノノ⌒//⌒//⌒ヽ `ヾ;.~^{;{、
(_・ヽ___/_ヽ// .. // .. ) ~ ヾ,.、
〃〃〃~~u^u^u^u^^'∪ \、_
,、 ,、 ~^'-~ニ
*たんぱく質 ビタミン 植物繊維等 γ⌒/^^/^-_
栄養豊富だから色んな敵が狙っているぞ!! ,ゝ`/~ /~ /~ /⌒ / ̄\
_〈(_)| |~ |~ |~ |~ /^ \_
(丿 /~ /~ /~ /~ /~ /~ /~ /^\
()/()/~ /~ |~ |~ |~ .|~ |~ |~ /⌒\
へ^〈,|,,、,,|,,、,~|、、、|~,,,,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ 〈~ |~ | /⌒|
飽きた。
ε ⌒ヘ⌒ヽフ
( ( ・ω・) ブー
しー し─J
386:モンシロチョウ、空を突き抜ける
07/10/11 22:54:01 g+xRvG/a
モンシロチョウが上昇していく
ビルの高さを越え、東京タワーも越え
高く高く飛んでいく
高く高く飛んでいく
公園のベンチに日中座りっぱなしの
背広を着たおじさんがアリの巣を見つけた
アリに煙草の先を近づけてみる
触れたわけでもないのにアリは狂ったダンスを始めた
もう一度、今度は煙草をくっつけてみる
アリは溶けてしまって小さく丸くなった
おじさんは缶コーヒーの残りを
巣穴に注ぎ込んで中央線に死ににいった
田んぼの中でオタマジャクシから成ったばかりのカエル達が
夜に道へと飛び出した
車が何台か通って朝になると
道はグチョグチョだった
グチョグチョ
僕も
グチョグチョ
君も
グチョグチョ
人間関係が
グチョグチョ
社会不安の渦が
グチョグチョ
世界が
グチョグチョ
おじさんも
グチョグチョ
頭を急行列車にぶっ潰されて
右目は潰れたし左目はホームの方へ飛んでった
高校生たちがおじさんの左目を転がして遊んでいる
おじさんの死体に野次馬が集って
「まあ」「いやねぇ」「きったねぇ」……
汚い?誰が?
モンシロチョウが上昇していく
僕は彼を見送りたくて
ずっと見上げていたんだが
彼が太陽と重なると眩しくて
ついに見えなくなってしまった
彼は行きたい所に行けただろうか
387:蟻夢吹鳴
07/10/11 23:03:05 1Wu61Tlh
ここにいればいいじゃないかという君に惹かれる
そんなつもりもないのに
正しいことだと思ってしまう
水に投げ込まれる感覚に
泣き出しそうになる
粗雑な安心
落ち葉に乗って池に出るような
茫洋とした未来に
たくさんの言葉で事細かく今日を残したい
カナブンが硝子に当たる音を聞きながら
外の闇に想いを馳せる
そこは危険な場所で
ここは優しい牢獄なのだとしたら
落ち葉が水面で踊るたびに
私は何度も今日を後悔しながら
それでもやはりここしかなかったのだと
やはり何度も強く思うのだろう
388:退廃
07/10/12 01:40:38 V6CeERip
「虫ですか・・・」
「ええ、虫です」
「そいつはどこに」
「ほら、そこに」
と言って彼女は僕の耳に
リコーダーの掻き棒状のものを挿し入れた
「あの、何ともないのですが」
「重症ですね」
389:赤い靴
07/10/12 02:39:55 6On784aq
ひとつ、虫に赤い靴をはかせよう。
トタン屋根のアパートの2階で
ぼんやり呼吸を繰り返すあなたに。
蝶々なんて贅沢はいわない
醜いゲジゲジ、ヤスデの足。
一生を蛹のまま終わってしまう虫の足に、
赤い靴を、はかせよう。
あした故郷へかえるのだ。
空は晴れ、土は湿って、
あなたの肺を満たす世界が
きっとまだ
あるんだってことを、
じぶんでじぶんを邪魔しちゃいけない。
ピカピカの赤い靴。
あした故郷にかえっても
「ただいま」と言える元気を。
堅い殻などいつだって、ほんとは
もろいにきまってる。
殴られたって踏んずけられたって
ピカピカの赤い靴。
そいつをはいて、
故郷にかえろう。
390:虫(1/2)
07/10/13 13:28:48 zWwlijZo
君はどこにでもいる
太陽の丘にも暗く湿った森にも風のそよぐ草原にも
絶望のように深い井戸の底にも空気の濁った高層のジャングルにも硝煙と血の匂いが支配する大地にも
とにかく君はどこにでもいて
どんな意味も持ちえずに
辛抱強い静止衛星のようにただじっと見ている
そこにある現実を
その乾いたレンズと色の無い感情で
君は何も語らない
君は簡単に死ぬ
陽光に焼かれ雨に溺れ風に掃われ鳥に食われ
君の生に意味が無いように君の死にも意味が無い
大半は無慈悲に突然に命を奪われる
残りの安らかな死も残念ながら意味は与えられない
とにかく簡単に死ぬ
生まれた命は即座に死へと固いカウントダウンを始める
君は羽を持つ
だけどそれは翼ではない
空を目指す事はできず
それどころか己の体重すら満足に支えられず
よたよたと無目的に浅く浮遊する
君は自由の象徴からひどく遠い
これほど惨めに飛ぶものも珍しい
君は生きている
粗悪なプラスチック程度の甲殻や
濁った粘液を包み込む厚ぼったく愚鈍な体皮
手足も触覚もまるで落書きの棒人間のそれで
実に大量生産品として理にかなった品質だ
そのフォルムが誰かを魅了する望みは持たない方がいい
多分君は君を作った神様からすら愛されていない
391:虫(2/2)
07/10/13 13:29:19 zWwlijZo
君は君が生きている事を
それを知っているのか
君は魂を持っているのか
そのちっぽけな体にちゃんと閉じ篭めているのか
美学も無く信念も無く夢も希望も無く
ただ本能に従い活動し生殖し朽ち果てる
その生涯に君の魂は介在しているのか
夜の暗闇が作り出すひやりとした静寂に
虫の声だけが響く
そこにどんな叫びも汲み取れない
ただ呼吸みたいにそれは
純粋なる生のしるしとして鳴り響く
急に自我の輪郭が薄れ出し
喉の渇きを覚えた
なんだかひどく叫びたくなった
392:ビニールシートの穴 1/2
07/10/13 21:09:08 8NtMjoy0
私が、25年・・・ほど前になるでしょうか。
その時に体験したお話をさせていただこうと思います。
水色のビニールシートの上で、
お母さんが作ってきたお弁当を食べていた、
運動会の休憩時間のことです。
シートにあいた穴のすきまからひょっこりと、
緑色の小さな虫が顔をだしました。
そして僕に言うのです。
「もうみえないの?」
僕はその、小さな虫に言いました。
「全然みえるよ。青いものなら何だって見れる。
ギリギリ緑もみれるから、キミの事だって、よおく見えるよ」
少しだまってから虫はこういいました。
「そうなんだ。キミはまだみえるんだね。
ぼくはもう、青いものなら何にも見えないんだ。
ギリギリ緑はみれるから、自分の手足は見えるけどね」
その日は気持ちの良い晴れた青空の広がる日で、
だけれども虫には、くもった灰色の空に見える、とのことでした。
僕は彼にこういいました。
「だけど、曇り空はいい天気だよって、思えばいいじゃないか。
天気なんて移ろいで行くものなんだし、それより、ほら、
お母さんが作った卵焼きはすごく美味しいから、たべてごらんよ」
虫は卵焼きをむしゃむしゃと食べながら、最後にこうつぶやきました。
「そうやって、見方を変えればいいって、何度か言われたよ
だけど、そう簡単に変えられるものでもない。
ぼくだって昔は青空がみえていたんだから、
そんな簡単に書き換えられないよ。
むしゃむしゃ、ああ、これは美味しい卵焼きだね」
393:ビニールシートの穴 2/2
07/10/13 21:09:45 8NtMjoy0
僕は言いました。
「じゃあね。元気でね。
穴の中は暗くて、冷たくて気持ちがいいだろうけど、
卵焼きは多分置いてないだろう?
10月は運動会の季節だから、
卵焼きを探しにでもでてくるといいよ。
卵焼きのためにもう一度、空を見に来るといいよ。
その時は曇り空だろうけど、
卵焼きを食べれるんだから、曇り空も悪いものじゃないよね」
彼は無言で穴の中に引っ込み、
それから僕は彼に会う事はありませんでした。
今、僕には青いものは全て見えなくなってしまいました。
運動会の朝の花火の音を聞くと、
あのことを懐かしく思います。
彼には酷いことを言ってしまったんだなと、つくづく思うのです。
僕も今はギリギリ手足は見えるだけ。
僕126本の腕と足だけが、見えるだけです。
今は10月ですか?
そろそろビニールシートの穴から、顔を出してみようかと思っています。
394:ビニールシートの穴 修正
07/10/13 21:11:05 8NtMjoy0
>>僕126本の腕と足だけが、見えるだけです。
は、
僕の126本の腕と足だけが、見えるだけです。
の誤りです。申し訳ありません。
395:名前はいらない
07/10/13 23:36:25 nLUni1Fj
URLリンク(imepita.jp)
396:人を好きになりました
07/10/14 17:02:38 IRUkCzTR
オフィスワークは平和ボケしていて
あたしは左右に椅子を揺らしながら
灰色だらけの四方をフワフワと漂うような気持ち
暇に飽きて古い伝票を整理していると
赤茶色した1ミリ程の小さな虫がペチャンコに潰れて
エンマークの二番目の線にしがみつくように張り付いていた
「なんか切なかった」
あなたへの夜遅くの電話があたしの生きる頼りなのに
赤茶色い虫の汚らしい色味や赤茶色いひよった足や
仕様の無いはかなさについてひととおり熱心に語ると
1番言いたくない言葉で締め括ってしまって
「あんた可愛いな」
一言で済まされて
そういう話ではないのですが
もちろん悪い気はしないのです
人を好きになりました
あたしが赤茶色い虫なら
いっとう赤茶色い足もいで
あなたに全部あげたい
あたしは多分どこも痛くない
あなたはあたしを摘んで捨てるだろうか
あたしをプチリと潰すだろうか
それでもあたしは多分どこも苦しくない
後頭部は枕に吸い込まれ
足はだるく重くマットレスに沈んで行き
内臓達は揃って熱を出していて
あたしは両手でぐるぐるお腹を掻き交ぜながら
ひいぃひいぃと泣いていました
人を好きになりました
悲しい話ではちっとも無いのですが
397:冬のイモ虫
07/10/14 19:29:27 nn3JkPsO
眠れぬ夜に枕を抱いて
私は時おり思うのです
木枯らしが吹く頃
蛹たちは何を夢見るのかと
春の風?
花の香り?
燐粉をまとう可憐な姿?
薄皮一枚隔てた内で
彼らの血肉は溶かされて
彼らの過去も溶かされて
かつて求めた諸々を
かつて恐れた諸々を
一夜の夢に溶かされて
彼らは別の彼らに変わる
それが彼らの望みだと
ダレか彼らに聞いたのか?
私が私でなくなる時
私はそれを望むだろうか?
眠れぬ夜に枕を抱いて
私は時おり思うのです
かつて求めた諸々を
かつて恐れた諸々を
一夜の夢に溶かされて
それは私は望むのか?
眠れぬ夜に枕を抱いて
私は時おり思うのです
398:冬のイモ虫
07/10/14 19:31:32 nn3JkPsO
訂正:最後3行目・それは私を望むのか?→それを私は望むのか? 失礼しました。
399:秋
07/10/14 19:35:56 KJ9x1htF
鈴虫の小さな記憶かなしく
400:空蝉
07/10/14 21:48:00 qesYV0lJ
とりあえず歩いている目的もなく
それはオレが虫だから
考えるだけの脳みそが無いからだ
と思うかもしれない
でもオレのIQは300だったりする
虫の癖にって言うなよ
世界は広い
んで冒頭に戻るわけだが
目的もなく歩くのは世の中に絶望したからだ
絶望の原因は言うまでもなく人間
あいつらは・・・
オレは地球を救えた
人間が破壊し続けている地球をだ
地球温暖化を防ぐ手段も考えてあった
地球のあらゆる事変に対応する策を持っていた
IQ300の能力は伊達じゃない
もちろん伝える手段はちゃんとある
なにせオレは人間の言語を理解している
そして今の世の中はネット社会
そう
オレが匿名で問題提起をして
オレが匿名で答えるのだ
誰もオレが虫だなんて思わない
ネットの中でならオレは人間になれる
完璧な計画だった・・・
128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日: 2007/10/14(日) 21:38:00
自演乙
とりあえず逝ってくる
目的はない
401:名前はいらない
07/10/14 22:54:43 9sp3Ww6/
>>386
秀逸ですね。
グロ的な表現もグロいと感じません。
なんというか・・・時おり風が抜けるというか・・・
なんとなしに不思議な透明感を感じました。
>>387
これもいい。
>>388
よいですねぇ・・・
>>389
これも素晴らしいですねぇ・・・
>>392-393
これも秀逸
所謂、変身というものなのでしょうが・・・
>>396
これも素晴らしい。
多分、同じ人がUPされてると思うのですが、
ショートの詩小説を出されたら売れると思います。 マジに。
自然な感じでするりと入ってきますね。
402:蟻
07/10/15 23:53:55 +RNXsCU0
蟻が一列縦隊。林道にせり上がった茂みから茂みへ。うねうねと。
陽は疎らに落ちている。覆いかぶさる木々。蒸し暑い。風が届かな
い。囲まれた空間の外でさわさわと梢が鳴る。じっとりと汗ばむ。
蟻は飽くことなく流れる。ゆっくりと。息が詰まりそうだ。喉が萎
縮する。奥に小川がある。まだ遠い。蟻は足の先。背中のザックが
妙に重い。喘ぎがドタ靴に溜まっていく。蟻は忙しなく動き悠然と
進んでいる。あの仕事は終わっていない。帰れば待っている。次は
あの仕事だ。何かを引っ張っているのか。運んでいるのか。ただ移
動しているのか。止まれ。一匹くらい。頬を伝って顎から汗が一粒。
風は完全に止んだ。弛緩した世界に切り離された。かすれた色のフ
ローリング。あれは職場か。林を抜けてガレ場を登り小女郎峠に行
き着くと風が吹く。目の前を蟻がシャラシャラと通り過ぎていく。
やけに駘蕩している。斑点のような木漏れ日が錯乱する。黒い流れ
は尽きることなく枯れた色をした笹薮に飲み込まれていく。止まれ。
誰でもいい。机を見上げる。イスに腰掛けた上司がいつものヒステ
リー。大顎がギシギシと鳴っている。にらめつけてくる複眼のひと
つにはまり込む。むせ返る匂い。わずかに見つけた隙間に体を押し
込む。前を行く黒光りするケツが間延びした陽光を照り返す。コキ
コキと腰を振り連なる。奔流は波打つ。6本の脚は思いのほか器用
に動く。これまで通り。変わらず緩やかに流れる。風を感じた。空
を何かが被さった。見上げる先にドタで蟻を踏みしだき小川に降り
立つと遡上してきた小さな風に汗をなぶられた。
403:肉食性尺取虫外伝珍説弓張月
07/10/15 23:55:55 0sowQVzh
うまい かゆい あかるい こわい
名前負けのバルコニーと鉢植えのニワナズナ
オルトランの残り香と冷えピタ貼った偏頭痛
手摺りの寸法を測る短い影と 図られた冗長な時間
対流する夜半だ 醸す鼻を刺す臭いで
仮に 死んだ音無川の水面で縷々綿々と折り重なる青粉の
ような霞雲の隙間産業へ ニッチを察知して参入する私の局部には上等品の苔が蒸す
くぱぁ割り ぬちゃあ剥く 小さく腫れた目の上の ヌラヌラの知恵熱に突き刺さる
針の穴から 見える弓張月を展翅して磔る 紙箱の
ような部屋に
終には深層曝気されれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ
金縛りの状態で動けないんだけどんな事は大した問題じゃなくて
いつの間にか 体の周りぐるりをかぶく尺取虫が罫書く
痒い点線に切り取られると死ぬ
って古い言い伝えがあって
信じてない
けど
動けない
ニワナズナの葉を尺取虫
バルコニーの手摺りを尺取虫
私の身体の輪郭を尺取虫
憧れのアノ人を見知らぬコノ人を尺取虫
老いも若きも男も女も尺取虫
生まれ育った母国を世界の国境を尺取虫
核関連施設をロックフェラー財閥を尺取虫
太陽系天体を大質量ブラックホールを尺取虫
切り取られた点線の頭と尾を落とし腹を裂き内臓抜いて血合いを洗い三枚に開き中骨を取って干す
その透き通るような距離を
底から眺めている弓張月が曝気されて心を入れ替え 更に朴訥な口調で洗いざらい白状した
金縛り解けたと思ったらもう居なくなってやがるしアイツ
残りのオルトランどうすっかな 私が飲むか いや冗談きついし
取られた尺は食われて糞になる
繋げて並べて新しい尺度になる
測られた距離は既に死んでいる
死んだ尺の上辺を渡って尺蛾は飛んで
沈んだ青粉の
ような霞雲の底へ
まずい ゆかい くらい たのしい
404:名前はいらない
07/10/16 00:42:14 2lOF7nO1
はい、投稿締め切りです。
審査員の皆さん、よろしくお願いします。
405:名前はいらない
07/10/16 00:43:38 pQV+CsOb
おそらく締め切り
406:名前はいらない
07/10/16 01:41:12 8GHonMZ5
>>402 >>403
素晴らしい。
実に秀逸。
特に尺取虫の連続する部分 いいですねぇ・・・・
407:名前はいらない
07/10/16 11:21:31 j6rVS+56
審査期間 10/15 00:00~10/17 23:59
>370 夢
>371 家族について(>373により採点対象外 参考作)
>372 ジャイアン
>374 壁
>375-376 カブトムシ
>377 鉄分
>380-381 >384-385 あおむしくんのぼうけん (採点対象外 参考作)
>386 モンシロチョウ、空を突き抜ける
>387 蟻夢吹鳴
>388 退廃
>389 赤い靴
>390-391 虫
>392-394 ビニールシートの穴
>396 人を好きになりました
>397-398 冬のイモ虫
>399 秋
>400 空蝉
>402 蟻
>403 肉食性尺取虫外伝珍説弓張月
全19作品(内、採点対象外にて自由批評参考作品2つ)
408:名前はいらない
07/10/16 11:26:49 j6rVS+56
審査期間訂正
10/16 00:00~10/18 23:59
409: ◆7LKbKuYyY.
07/10/16 22:03:47 tq5+PrHF
>>370
究極のMという感じですが朗らかなのはいいです。
負けが勝ち的な逆転性が虫の「短い手足」をモチーフ
として鮮やかに強調されています。【1点】
>>372
早口言葉じみていますがこれは作者というよりジャイアンの
レトリックなのでしょう。ゲリラ的ですが虫が良すぎるという
ことでお題のこなし方にうまさのある作品です。【1点】
>>374
解消するためにストレス(卵、彼女達)が書かれているようです。
手品のような消し方が気持ちいい。 【1点】
>>375
助動詞「まほし」は活用語の未然形を受けるらしく「ありまほし」
という文法はやばく映ります。悶々とした感じに古文調で折り合い
をつけたような印象を受けます。【1点】
>>377
器物損壊にあたる行為をはたらきながらストーカー的逆ギレを
するとみせかけ恋に落ちる。屈折がえがかれていると思います。【1点】
>>386
最初と最後の上空の図が地上の悲惨さを相対化するというか
悪夢のようにしているようです。またこれは昇天であり弔いでも
あるでしょう。創造主である「太陽」に対し半ば呆れ果てたような
穏やかな批判のまなざしを向けます。【2点】
>>389
男っぽくも女っぽくもある主人公です。「故郷にかえろう」が
リセットして一からやり直そうと同義になっているようです。【1点】
>>402
テクニカルでユーモアがある。息遣いが聞こえてくるような
スタイルであり現時感覚がある。ただハッピーエンドでなくとも
「蟻」には生きて欲しかった。【1点】
410: ◆UnderDv67M
07/10/17 01:48:04 FsaNbGBR
( ・∀・) 先生! 1つ質問があります いいですか?
( ´∀`) ぁー ハイハイ どうぞ
( ・∀・) ~~詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 19th edition ~~ って書いてありますよね?
( ´∀`) ぁー 書いてありますね ハッキリと
( ・∀・) 「詩で遊ぼう!」って書いてある割にはポエムが全くありませんね 優勝させていいの?
( ´∀`) ぁー それはこのスレにおいて禁断のタブーなので言わないようにね
( ・∀・) なんで?
( ´∀`) 小さな人間ほど「俺SUGEEEEEEEEE」して満足したいでしょ?
(・∀・) 有難う御座いました!
( ´∀` ) どぅもどぅも
411: ◆UnderDv67M
07/10/17 02:12:03 FsaNbGBR
ポエ板からの決別を宣言し
尚且つ復帰宣言を行っていないコテ一覧
2007/10/15(月) 22:23:19
しん ◆SIN4100n5U -- 馴れ合い中毒により雑談復帰 指名手配中
2006/08/09(水) 22:04:51
◆notePDkbPQ -- データ無し データ求む
2006/10/20(金) 20:37:52
スークー ◆KUSO6ymY8A -- データ無し 情報求む
2006/12/06(水) 23:44:59
ギムレット ◆ViGhQTE.YA -- ヲチスレにて駐在を確認済。 名無しに隠れている可能性高し
2007/01/13(土) 01:42:18
し ◆FCXRNaWgHs -- 2chの中に居場所が無くて出戻り 指名手配中
手配中のコテは速やかに謝罪宣言を行ってください
412:名前はいらない
07/10/17 20:26:03 kfZeVKPe
ヲチスレで「今回の梁山はコテばれしそうなのばっかだな」という書き込みがあったので調べてみた
スレリンク(nanmin板:85番)
結果>>377がゼッケン ◆ZkkenDgUE6
>>399が北 ◆FUCKcjokcg
だったので一応報告
413:ナナシー ◆zMYfgmhp9w
07/10/18 00:12:12 ZZxRyxIA
もう無茶苦茶だな、梁山泊。
勝手にやってろと思う。
本当は全作品に評文を用意してたけど、俺はこんな状態のスレに俺の言葉を投げ込みたくない。
審査に参加すると約束したから点数だけは置いていく。
評を見たい人は個別に言ってください。
配点
>>370 1
>>396 1
今回は多分実力者のコテも何人か参加していると思うけど、みんな本気出してないなと思った。
なんていうか実力の片鱗しか見えない作品ばかり。
次回の審査は参加未定。
こんな状態じゃね。
414:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/18 01:33:06 JI6UkxLm
審査員させていただきます☆
以前やったことありますので、ルール上はOKだったと思います。
>>370 リアリティを感じません。虫だって食べられたら嫌だろうにと思う。
>>374 2点 なんだかわかんないけど可愛いです。
>>375 3点 角はペニスと解釈し、レズの恋人に捧ぐラブソングとして読みました。
明るく爽やかで楽しい感じが良いです。
>>377 虫とは関係ないと思いました。
>>386 これは2連で終わったほうが良いかも、と思いました。おそらく作者は
死について考えざるを得ず、また正面からは考えることに今は耐えられな
い理由があるのでは、と思いながら読んだのですが、やはり本当にいいた
いことを書いてしまわないと詩にならないと僕は思います。
415: ◆UnderDv67M
07/10/18 01:40:03 lhkGjOuW
>>377に点数やってる人間ってなんなの? 「虫が良いから点数」とかなんでもありじゃん 馬鹿じゃねーの
ねぇ、ゼッケン ◆ZkkenDgUE6さん?
416:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/18 01:42:25 JI6UkxLm
>>387 「君」がわかりませんでした。蟻の生活が優しい牢獄とは僕には思え
なくて。この蟻さんの気持ちとか存在の風景とかがどうも思い浮か
ばないです。
>>388 なんかもう少し思い切った何かが欲しいです。これだとどこへも連れて行かれない。
まだ初稿のイメージスケッチでこれから作成という印象でした。
>>397 「蛹のまま」死ぬのは、先天性の障害を持った子どもでしょうか?
赤い靴を履かせる気持ちをモチーフにするのは良いのですが、作者は
そこに何を込めたのでしょうか?
もし、その子どもへのエールを込めたのなら、失敗していると僕は思います。
その子どもが「殴られても」ではなく、殴られるようなら全力であなたが
(筋肉で)救わなければならないのではないでしょうか?
それを傍観する作者が赤い靴を履かせる、ということによって
決定的に作品お力がそがれていると思いました。
417:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/18 01:56:31 JI6UkxLm
>>作品お力× 作品の力○
>>415 解釈は人それぞれ。感性は多様で感想に正解なし。
>>390 「簡単に死ぬ」ということの意味が分かりませんでした。
死に簡単と複雑があるでしょうか?
>>396 個人的な趣味かもしれませんが、虫は痛みを感じない、というよう
なことを平気で口に出来る感性は私には好きになれないのです。
確かにいたくないかもしれませんが、我々の想像力は「痛くなさ
そうだ」と感じているでしょうか。
というか、ストレートに書きますが、私は虫だって死ぬのは嫌だろう
と思いますし、体をきづ付けられたら悲しかろうと思います。
私の側が詩に「ついていけない」と言うことかもしれなくて申しわけ
ないかもしれないんですが。
>>397 昆虫の「変態」について一定の理解を持っておいる人の作品だと思
いました。眼差しも温かく、飼育の経験を感じさせます。
しかし、せっかくのリアルな感触が出ていません。描写がないせい
かもしれないですし、リズムや流れが悪いのかもしれないです。
リフレインも効果を上げていないと感じました。
418:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/18 02:00:47 JI6UkxLm
その他の作品も拝読しましたが、感想は省略させていただきます。
僕としては375が一押しでした。
もちろんこの解釈は強引かも、とは思っていますが、全体に楽しげで
この雰囲気は悪くない感じだと思います。
419: ◆UnderDv67M
07/10/18 02:10:31 lhkGjOuW
>370 夢 「私は虫なのよ(^ー^)えへっ♪」とか都合が良すぎ、「食べる」より捕獲っつーか。。
「それでアッチは鳥なのよ(^_^)そーでしょそーでしょ」とか正気の沙汰じゃない、キチガイ
>372 ジャイアン これは◆7LKbKuYyYがトチ狂っているだけ、色々と。
>374 壁 日本人の伝統自慰 音読する事、子に読み聞かす事を前提にしている欧米と文化が違う 醜い。
>375-376 カブトムシ 場景がまったく垣間見れない 適当過ぎる。
>377 鉄分 どうせなら虫食いで勝負しろよ。スレ違い。◆7LKbKuYyYが知的に不細工なだけ
>380-381 >384-385 あおむしくんのぼうけん (採点対象外 参考作) 思い付きで行動して放置とかやる気無さ杉
>386 モンシロチョウ、空を突き抜ける 東京タワー近辺の都会の喧騒から農村の田舎に瞬間移動できる能力者の詩
昼間からいる公園のホームレスを不眠で明日の朝までストーキングする辺り上級のスタンド使い。蝶が遥か上空を飛ぶとか夢があります
>387 蟻夢吹鳴 自分の存在だけでは作品を作れないD級レベルのアマチュア詩人 日本人に多いタイプ
>388 退廃 実に素晴らしい作品だ! 君の人生において一番の傑作だね
>389 赤い靴 どこまでもテーマ無視して突っ走る梁山泊スレの参加者が事細かく描かれている作品、評価されるべき
>390-391 虫 鳥よりも虫に食われるほうが明らかに多い件に付いて。意味がないと述べる説得性が皆無、惨めさも色々と感じられない。
作者の作戦通りに読み手を案内させられる詩。最終蓮に魅力を感じない この作品に点数があっても別に異論はない
>392-394 ビニールシートの穴 気の済むまでお花畑の中で会話をお続け下さい。少しはテーマを尊重しましょう
420:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/18 02:11:46 JI6UkxLm
ゴメンなさい。
誤記修正。
>>397 1点 です。
記入し落としました。
421: ◆UnderDv67M
07/10/18 02:16:52 lhkGjOuW
>396 人を好きになりました 今すぐ>>387の作者と連絡を取り合うべきです、生涯を分かち合える友人になれる事でしょう。
>397-398 冬のイモ虫 思ったからなんだって話ですよね、彼らは死ぬまで彼らです。虫でなくても可憐な姿は夢見るべきです
>399 秋 俳句にもなっていませんね どーしょもないミスです 救いがありません 三十路を超えると思考回路が停止します
>400 空蝉 馬鹿にする必要は無く、素敵な発想と世界が作者により描かれていると思います。ただ俺はテーマを尊重するのです
>402 蟻 読み手に受け渡す目的が感じられません。「携帯厨だから俺を特別扱いをしろ!」とはそのまま喜劇です
>403 肉食性尺取虫外伝珍説弓張月 三十路を超えてしまうと仲間からの複数の援護点が頼りです。待ちましょう
>370 夢 1点
>374 壁 1点
>386 モンシロチョウ、空を突き抜ける 2点
>390-391 虫 2点
>397-398 冬のイモ虫 2点
>400 空蝉 1点
読み直してみても3点をやれるだけの作品は今回ありませんでした。
色々と貶しておいて点をやっている気がするのは気のせいです
「レズの恋人に捧ぐラブソング」と感じた>>414しか3点を得られる権利はないでしょう
422:名前はいらない
07/10/18 09:54:26 R/AL1XeG
ひとつだけを選ぶ場合は、
>>370 夢 ですね。
女性の性(サガ)の可愛さといじらしさを、とても上手く表現していると思います。
敢えてぴょこんと飛びださせている 「しかし、」 の部分も、いじらしくてとてもいい。
特選に値します。
3点
423:名前はいらない
07/10/18 10:10:30 AF4riD5X
コテつけて宣言しないと審査権利ないぞ
424:名前はいらない
07/10/18 10:38:08 AF4riD5X
407 名前: 名前はいらない 投稿日: 2007/10/16(火) 11:21:31 ID:j6rVS+56
審査期間 10/15 00:00~10/17 23:59
>370 夢
>371 家族について(>373により採点対象外 参考作)
>372 ジャイアン
>374 壁
>375-376 カブトムシ
>377 鉄分
>380-381 >384-385 あおむしくんのぼうけん (採点対象外 参考作)
>386 モンシロチョウ、空を突き抜ける
>387 蟻夢吹鳴
>388 退廃
>389 赤い靴
>390-391 虫
>392-394 ビニールシートの穴
>396 人を好きになりました
>397-398 冬のイモ虫
>399 秋
>400 空蝉
>402 蟻
>403 肉食性尺取虫外伝珍説弓張月
全19作品(内、採点対象外にて自由批評参考作品2つ)
408 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2007/10/16(火) 11:26:49 ID:j6rVS+56
審査期間訂正
10/16 00:00~10/18 23:59
425:葉土 ◆Rain/1Ex.w
07/10/18 10:51:02 Dr4dVazz
感想スレで教えてくださったななしさんサンクスです。。
>>399 秋 2点。
>>403 肉食性尺取虫外伝珍説弓張月 1点
以上です(感想はあっちに)
426:名前はいらない
07/10/18 21:18:44 oikN8Uqf
今日で審査終了age
427:名前はいらない
07/10/19 00:23:17 yM6ERMop
ボルカ他数名のアンカーミスに集計やる気が失せた
428:名前はいらない
07/10/19 09:10:49 ceqr8LOv
合計
4点 >>374壁、 >>375-376カブトムシ >>386モンシロチョウ、空を突き抜ける
3点 >>397冬のいも虫 >>370夢
2点 >390虫 >399秋
1点 >372, >377, >389, >396, >400, >402, >403
集計確認をお願いします。 (もしあってたら3人同点のため、決戦投票?)
429:名前はいらない
07/10/19 09:27:28 RI/FMjMJ
>370 1 1 1=3
>372 1
>374 1 2 1=4
>375 1 3=4
>377 1
>386 2 2=4
>389 1
>390-391 2
>396 1
>397 1 2=3
>399 2
>400 1
>402 1
>403 1
>>428
あってるとおもわれ
上位3作品の3日間の決選投票ですな
430:名前はいらない
07/10/19 15:21:59 RI/FMjMJ
決選投票 以下3作品
4点 >>374壁、 >>375-376カブトムシ >>386モンシロチョウ、空を突き抜ける
テンプレより
> ・決選投票規定
> 延長期間を過ぎ、且つ最高得点者が3名以上の場合にのみ行われる。
> 最高得点者のみを対象とし、延長期間終了時より2日間の日程で再審査を行う。
> この場合、以前に投票を終えた審査員の再投票も許可される。
> (点数配分等は本投票に準ずる)
期間 10/19から、10/20いっぱい
431: ◆UnderDv67M
07/10/19 19:58:11 O9hfa8Zq
毎回飽き足らずに特定のコテに援護点を送り続けている(>403)審査員の事なんだが
議論スレでの更年期で頭がやられたリーフババァと
葉土 ◆Rain/1Ex.wの白痴コテはなんとかならないの?
ハイハイならないのね。ミクシィでもなんでも他で馴れ合えよ
なんで公平に勝負できないのかねココの人間は
特に「葉土 ◆Rain/1Ex.w」とかなに?親から虐待受けて育ったの?
432: ◆UnderDv67M
07/10/19 19:59:39 O9hfa8Zq
>>429-430
名無しは名無しでなに勝手に寝言言ってるの?
「ルールを厳守している参加者は下線棒ただ一人だけだからルールを変えても問題ない」は理由にならないよ?
3.審査、集計に関すること
締切から約3日経った時点で、集計を開始する。
(審査期間は変更の場合もあり。審査員は最低3人は必要となる。)
集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。
集計後、2人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。
3人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。
又、延長期間を過ぎても3人以上の同点者がある場合、決戦投票を行う。
決選ちゃうて協議の時間だよ 都合の良い特殊ルールばかり振り回さないでくれます?
「ルールを厳守している参加者は下線棒ただ一人だけだからルールを変えても問題ない」とかマジ勘弁
433:名前はいらない
07/10/19 21:19:34 Qjqx3CbJ
議論してんの見たことないけど
とりあえず二日間放置してみるか
434: ◆UnderDv67M
07/10/19 21:42:25 O9hfa8Zq
別に皮肉のつもりで書いたのだけれど、、、
この板の中で本当にルールを守ってやっているのが
俺様ただ一人だけだったって事に泣いた
なに?この低クオリティ
435:名前はいらない
07/10/19 21:57:15 ceqr8LOv
2日間ですね、了解です。
436:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/19 23:36:49 fV2XbZxZ
>>374に入った一番高い点は僕の入れた2点。
僕としては、これより375のほうが好きなんで、374よりは>>375を再推薦しま
す。
だけど、それはアンダーの言うとおり、僕が375これをレズビアンのラブソングと
して読んだからです。
レズでなければ、インポテンツの男性の詩なのかもしれない。
あるいは生まれつきセックスに興味がない人なのか、、
その路線でなら、どう読んでもなかなか良い感じの詩です。
そうじゃなくてふつーにうじうじした男性の詩として読むなら、
<角がない弱い生き物である自分>って、どうなんでしょうか?
僕としては、ちんぽねーのかよ、と言う感想になってしまうのですが、
それがこの作者のタチなのか、アンダーの言うとおり、推敲が甘くて
訳わかんない比喩になっちゃったのか、そりゃあ、五分の可能性だな、
と思います。
でも、ぼくはこれはレズの詩だと思うね。
そういう観点で読めば、明るいあきらめが爽やかで、良い詩だと思います。
>>389 に入れたのはアンダーと>>409か。
二人ともスペクタル性というか、この詩の視覚的な描写に惹かれたんじゃな
いかと拝察するけど、僕としてはこの作品で使われている描写テクって、あり
ふれたかんじなんじゃないかと思います
437:リーフレイン
07/10/20 11:52:04 3eoWkG7I
>>374壁 >>375-376カブトムシ >>386モンシロチョウ、空を突き抜ける
でっというと、あたしはモンシロチョウをとりますねえ。
カブトムシに関しては、レズ説ほどのものは感じなくて、ごく単純な憧れ
の感情のような気がするんですよ。モンシロチョウで描き出されたのは
あっけらかんとした死で、もちろん作者は今、生きてるんで、その感情は想像された
ものなわけだけれども、死を選択しちゃうときの心の中でなんかが動く感じがわかる
ような気がしました。それが真実かどうかってのは、創作にとってはどうでもよくて、
乾いたようなすこーーんとした死の気配を感じられるってのは価値があるなあと。
まあ、もう一つ付け加えれば、あたしはいつも作品の完成度が気になるほうなんで、
文語調が微妙にきしょくわるいのはかなりの減点対象だったりして。。
438:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/20 21:43:44 tgW0oauW
>>リーフさん
僕らが覚えている言い回しは、普通は「あらまほし(あったらいいのに・
そうではない)」ですよね。
しかし、グーグルで「ありまほし」を検索すると1600件がヒットし、
かつその一つは源氏物語からの引用のようです。引用ミスかもしれない
けどね。
僕は古文は苦手なので分かりませんが、いずれにしても擬古文はフィーリング
でやるものだと、自分では思っています。
文法間違いと言えば、与謝野晶子の擬古文には間違いが多いことが指摘される
ようですけど、でも、晶子の場合、それでもいいじゃん、というファンも少なく
ないかと。
僕は自分でやる場合はフィーリング優先で、あえて文法を無視することさえ
あります。
ってわけで、僕はそこはマエナスしません。
マエナスするとしたら解釈だな。
リーフさんのように解釈するなら僕はこのカブトムシには点を入れないですね。
モンシロチョウのほうは、僕の意味で完成度が余り高くない、と感じました。
途中から失速しています。
カブトムシは、ソレナリに一作品として雰囲気や流れが最後まで決まっている
ように思いました。
それと、リーフさんには、それは作品の評価とかじゃない、と言われちゃうか
もって思うけど、僕はこの人の人生に対する態度のほうが、好きです。
前向きな詩を書くのは、そうでないのを書くより難しいと思いますよ。
仮にこの人が性的に「カブトムシではない」人であるなら、普通は羨みとか
ねたみとかを作品にしてしまうはずです。
そうなっていないのを軽いあこがれと解釈するか、苦しんだ後の境地と見るか
その辺で見方が分かれているのかもしれないな、と思います。
439:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/20 21:52:08 tgW0oauW
で、このルールの意味は、審査した誰かが、自分の意見を撤回して
48時間の間に3点を2点にしたりするなら、それで決めるってこと
ですよね?
そういう人がいなかったら、明日の深夜12時を回ったときから24時間で
再投票ってことで良いのかな?
440:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/20 22:07:14 tgW0oauW
あ、ごめんなさい。
あと二時間したら再審査開始ってことかな?
441:名前はいらない
07/10/20 22:18:49 upSm42ZW
上位三作のどれをチャンプにするか話し合いでもってして
という意味
どちらにせよ
日付が変われば決戦投票だあよ
442:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6
07/10/21 02:20:48 pXq9UjyT
>>374 壁
「厭わしさに背筋が震える」「想像すると吐き気がした」
一連目では視線以上の身体性を持って登場する作中の話者が
二連目では状況説明に終始しているのがあまりに便宜的な存在で
読者である私の視線も壁と話者の間で定まらない。
>>375 カブトムシ
ないものねだりの心情を可笑しく描写してかわいらしいですが、
そこで止められており、作者は安全圏から動こうとしない。
かわいいけどこちらから歩み寄らないといけない作品になっており、
面倒なときは通り過ぎる。
>>386モンシロチョウ、空を突き抜ける
「社会」とまで言ったときに「彼は行きたい所に行けただろうか」で終わるのは
大きなお世話となって、じゃあ、あなたはいまどこにいるんだ? という話です。
作者の観念を「おじさん」に押し付けているだけであり、そしてそんなおじさんは存在しない。
途中までなら存在しかけたけれど。
この3作品の中からなら、釣り逃した大魚の大きさで「モンシロチョウ」に1点。
443:ナナシー ◆zMYfgmhp9w
07/10/21 11:42:47 8E7YjhqQ
決選投票ね。
>>374
ただ表現のために書かれた作品。
虫の卵はただ登場させただけ。お題をパーツ程度に捉えているのは正直不快。
本気のグロテスクさも未知への畏怖も感じない。
少女一人一人のキャラクターを単語で表現する安直さ。
ラストはただ思いつきで流しただけ。
表面が華美なだけで気持ちが入っていない。
>>375
シンプルな構成だが好感が持てない。
新しい発想が見受けられない。
古めかしい言葉遣いに寄りかかった小賢しさしか感じない。
既成概念に骨組みを任せた作品。
>>386
伝えたい気持ちはしっかりしている。
象徴としてのモンシロチョウに重ねられた祈りにも似た願い。
現実の紋白蝶はこの作品に登場しない。
それでいいんだ。
カエルのくだりがグチョグチョという擬音のために無理に挿入された感じ。
この辺読み手任せの投げっぱなしみたいな手抜きを感じる。
三連目がどうしても納得行かず加点に至らなかったが、モンシロチョウの描写は平凡でいて味わい深い。
詩を感じる作品。
選べというならこの作品しかない。
この三作を比較して加点するなら
>>374 1点 >>375 0点 >>386 3点
>>374は、気に食わないがレベル自体が低い訳ではない。
444:葉土 ◆Rain/1Ex.w
07/10/21 12:10:50 8DUdN9QJ
>>438
ボルカさん、完成度っていうとね、この3つはどれも低いように思ってます。(最初の評でも書いてありますが)
ただまあ、魅力を何に感じるかってのは人それぞれなんで、多数決に反対するつもりはないです。
文語調に関してはそうですね、厳しすぎたかな。作者さんすいません。
でもやっぱりモンシロチョウに1点。(決選投票分)
445:名前はいらない
07/10/21 13:03:36 qO7u52jK
>444 評価が低いとか新参者のお前に言われてもどうしようもないんだよ
馬鹿
446:名前はいらない
07/10/21 13:05:36 JpIwb/Nh
はいはい釣りはひかえめにね
447: ◆7LKbKuYyY.
07/10/21 16:10:34 1pJO9o7l
>>374 壁
ナイスな定点観測的ショートフィルム以上でも以下でもない
おしゃれな感じ。損はしない。散文的。1点
>>375 カブトムシ
1連で昆虫王を生き生きと描き2連の空間的距離感が自分
の状況を強調。3連で感極まり4連で男を誘うフェロモン(「甘
き香」)を放つ「君」に熱視線という連の流れが良い。1点
>>386 モンシロチョウ、空を突き抜ける
チョウのむなしい程の軽さと地面にへばりつく死体の重さと
の垂直的対比。弛緩を生みほっと一息つかせる中終盤での
工夫のないオノマトペの反復によるドライブ感とやけくそ感。
ラストの象徴的「太陽」の眩しさ。2点
448:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/21 22:02:29 gCcMSWnE
>>374 壁 1点
まとまりよくイメージを読者に手渡している。
そこはかとなく漂う邪気のなさが、不思議なかわいらしさを出していて、
そこが魅力だと思います。
少女たちを語り手の心の中の様々なパーツの比喩、と読みました。
そうすると虫を嫌いきれていません(虫を援護する少女を偽善ととらえ
つつも否定し切れていません)が、それは焦点のボケでなく、後段の
<虫=少女の羽化した天使>、へのつながりを考えると、ここは変態中
(思春期)の一種の自己嫌悪だったのだから、否定しきらないこの表現
で深い。
否定し切っちゃうと成長がない。
「まあ、大人には気持ち悪い面もあるけど、とりあえず大人になれよ」、
みたいな詩だと思います。
しかし、少女としての切なさとか、がらんとなった壁への思いとかを
書いては居らず、悪くはないけど、ここからが詩をうたうところなん
じゃないの、という感想でした。
>>375 カブトムシ 2点
明るさがあります。
>葉土さん
ご議論ありがとう。
449:名前はいらない
07/10/22 17:06:52 du5djxwl
レベル高かったのは5番目のスレくらいまでだな
450:名前はいらない
07/10/22 18:11:10 0xEfMTa6
こんな低レベルなスレに登場した>>449の圧倒的な高レベルに思わずage
451: ◆UnderDv67M
07/10/22 20:32:25 IB/LcQcc
>>436
視覚的な描写の何も、俺は>389には点をやってねーぞ。嘘は言っちゃダメよボルカ君(誰、
つーか協議になってねーじゃん! 何も期待しちゃいけない場所なのねココ!!!!
>>450
おちつけ、どっから見ても問題なくこいつ等は低レベルだ 安心しろ
452:ボルカ ◆TcCutL/5sw
07/10/22 22:48:47 xA+Hygfa
ほんとだ。
>>386の間違いですね。
453:名前はいらない
07/10/23 00:03:16 H7NmITVY
〆切
454:名前はいらない
07/10/23 01:45:28 H7NmITVY
>>374 3点
>>375 3点
>>386 7点
確認を
455:soft ◆soft/e/9Do
07/10/23 09:14:27 t7jzizY+
すまんが俺が確認したってことで
どうも
モンシロチョウ、空を突き抜ける 書きました
次のお題は 『ニホン』 で
投稿期間 10月23日~10月29日いっぱい
審査期間 10月30日~11月1日いっぱい
(期間等、間違いがあったら訂正お願いします)
456: ◆UnderDv67M
07/10/23 18:32:59 WjApE2H8
瞬間移動能力者であり上級スタンド使いのポエム(>386)が優勝したんだ
他は他で不細工ばかりだしテーマは無視だのでこのスレに相応しい作品だNE
期待するだけ無駄か
457:竹木箸
07/10/23 19:45:10 Q+w1PjP3
片端折れ思い出したる夫婦箸 漆麗し忘れ路の君
458:日本橋
07/10/23 21:23:00 j+zAvhXK
いややんばななん前からも
きつつとかんにん後ろから
露したたるその先の
菊と柘榴は何と咲く
たわわに揺れたる扇情を
その手にぎゅうと握り締め
心に秘した胸の裡
皐月晴れたるこの空に
明け放たれば天竺に
旅立つここは二本差し・・・・・・・・てか日本橋。
459:静かな最前線
07/10/24 00:42:55 Ev4cuCRT
ニホンのAV女優の
恥毛染み渡る
恋の曲がり角より
38口径の遠ざかる希望
ニホン人の男根
オナニーバンザイ
460:独白
07/10/24 21:14:03 8/ZnZo7K
いやあどうってことないんだけどまぁ… 疲れてんだ
戦争だのあれこれいろいろあって
そいつらがやっと終わったと思ったら
情報の大群が何か色々煩いだろ
僕は手を振るしかないんだよなー
自民党 ご苦労さん
民主党 頑張ってね なーんて
気遣ってくれるんなら
僕を寝かしといて欲しいんだ
そんなわけでデフレとか
まあもう少し辛抱してて
地震はもう充分満足だろ
461:攻め際
07/10/25 01:00:47 SgqEQIZh
日本という国や実はもう50年ほど前から無いのです
だから日本語というものはもはや死んだ言語
さあさ今からそれを使うのは禁止にしましょうや
使った人は死刑とこれ決めましょう
…ひそひそひそ
消えた隙に何やら入り込む声がありまして
そりゃどう考えても
早口でまあ五月蝿い
ああ…しまった!
462:ビールのおいしい焼肉屋さん
07/10/28 15:34:23 SjBdfOU7
昨日、近所の焼肉屋行ったんです。焼肉屋。
……あのコピペのテンションじゃもたねえから普通に話すけど
何人か誘ったがダメだったんで、一人で昨日
最寄の駅から15分の焼肉屋に行ったんさ
以前から目をつけていた店で、名前はノーモアっていうんだ
どうやら洒落た店のようだなって思ってた
外装は普通なんだけど、入ってみたら
なんていうか内装は変わってた
オリエンタルっちゅーかなんちゅーか
店内には知らない洋楽が流れてて
しきりにジエンドジエンドってさ
オレは洋楽の知識がほぼゼロだから何の曲だか見当もつかなくて
店のおばちゃんに訊ねてみると
「地獄の黙示録で使われた曲よ。知らない?」
知らねえから訊いたんだろが
しかし焼肉はどれもすげーうまかった、ビールに合ってた
あらかた肉を食べてしまって
皿の上の残った肉をバラして、しばらく眺めてたら
この肉で日本列島を作ってみようかなあって
思いついてすぐにそのイタズラっぽい遊びを実行した
ちゃんと食うつもりだったしさ
下にゆらゆらしてる赤い炎が見える鉄板に
沖縄・九州・四国・本州・北海道を配置した
沖縄は肉クズ(って言うのか?)みたいな物を使ったから
すぐに焼けた、というより焦げて炭化した
こんな物は食えねえってんで鉄板の隅の落とし穴に捨てた
使い捨ての木の割り箸に墨がついちまってよ、気にしないが
九州、四国、北海道には形大きさの合いそうな肉を使った
北海道は四角い肉を斜めにしただけだったけど感じが出てたなー
この思いつきは本州担当の肉のおかげだ、こいつがバツグンに良い
ちょうど四国がおさまりそうな具合に肉が引きちぎれていて
山口県の方や和歌山県のあたり、そして新潟県と千葉県のあたりで
北へ伸びていく風も表現できるんだよ、すごいだろ?
オレは九州、四国、北海道、そして本州を全部おいしく食った
ビールと肉の相性が良く、かつビール自体もおいしくて、もうジョッキで3杯目でさ
おばちゃんにこのビール、何て名前?って訊ねたら
「Budweiserって言うのよ」
え?何それ?
どこのメーカー?ASAHI?KIRIN?それともSAPPORO?
それはともかくおばちゃん、ちょっと大の方したいんだけど
トイレ何処よ?